2020/12/10
【大理石のおしゃれローテーブル5選】高級感溢れる至高の逸品5選をご紹介
数年前から、大理石の家具や雑貨が流行し始め、最近では壁紙や建材なども展開されるようになりました。海外の見本市に登場してから、大理石アイテムは近年も各ブランドがトレンド素材として取り入れています。「上品でおしゃれ」と人気がありますが、高級感があるため日本のせまい住空間では圧迫感を感じることも。
大理石のローテーブルを取り入れたいけど、どう組み合わせたらよいかお悩みの方も多いですよね。1歩間違えると大理石テーブルだけ空間から浮いてしまったり、派手さや冷たい印象になったりすることもあります。まずはお部屋のイメージの方向性を決めましょう。それに合わせて色や形、素材感を他のアイテムとバランスを調節することで日本の住空間にもなじませることができます。
それではコーディネートのポイントやおすすめの商品を紹介いたします。
格式高い大理石のローテーブルを巧みにコーディネートするコツ
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大理石天板の形や色柄は他のアイテムとのバランスで選ぶ
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大理石テーブルを選ぶとき、最初に迷うのは天板の形や色・柄ではないでしょうか?まずは選び方の目安をご紹介します。
天板の形の選び方
正方形:広いスペースが取れる場合におすすめなのが、大きめの正方形です。落ち着いた大人のイメージに。
長方形:1番人気があって使いやすいのは長方形。ストレートの3人掛けソファだけでなく、カウチソファやL字型ソファにも合わせやすいです。
円形と楕円型:ソフトで優しい印象にしたいときは曲線の天板がよいですね。ソファとテーブルの間隔がゆったり空くため、せまいスペースであっても立ち座りしやすいゆとりがあります。広いスペースの場合は、高さの違うテーブルを2・3個並べるとリズム感が出てこなれた印象になります。
大理石の色柄の選び方
天然の大理石は、色や柄も種類が多く個体差があります。色は空間の中でメインにしたい色と合わせると自然になじみます。白や黒の大理石テーブルを合わせた例が1番多いです。クッションなどのアクセントカラーに合わせてカラーの大理石を合わせるのも個性的。
大理石テーブルを空間の中で際立たせたいときは、大胆に柄が入っているものを選びましょう。優しくなじませたいときは、柄の表情が控えめなものを。柄のあるクッションやラグを合わせてもよいですが、テーブル付近のソファで柄の張地を使うとうるさく見えてしまいます。ソファ張地は無地を選ぶと、大理石の表情が映えますよ。
テーブルとソファの脚は同色の同じ素材かイメージを統一する
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大理石テーブルとソファなど他の家具と組み合わせるときは、同色の同じ素材で統一すると調和しやすいです。丸脚か角脚も揃えた方が良いでしょう。
ただし、上級コーディネートとして違う色・素材の脚を合わせる技もあります。こちらは、円形の大理石天板でゴールド脚のテーブルと、高さ違いで濃い茶色の木脚の円形テーブルが一対になっています。ソファは濃い茶色の木脚のため、大理石テーブルと比べると色も素材も違いますが、丸みを帯びた優しいイメージはお揃いです。対になっている低い方のテーブル本体がソファの脚と同色同素材のため、違和感なくなじんでいます。
このように、違う色や素材の家具と合わせるときは、フォルムやテイストなどのイメージを統一すると上手く調和します。
コーディネートをクールにするか温かみを出すかで素材感を調節する
空間全体のイメージをクールな印象でまとめるか?温かみのある感じにするか?クールさと温かみをMIXするか?により、選ぶアイテムの色・形・素材が変わってきます。まずはどの雰囲気にしたいかを決めましょう。
色:暖色系=温かみ 寒色系=クール
形:曲線=温かみ 直線=クール
素材:布・木=温かみ 革・石・金属=クール
仕上げ:マット=温かみ 光沢感・磨き・鏡面=クール
クールなコーディネート
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黒のアイアン脚で黒の革張りと、オールブラックがクールで男前なソファ。でも金属脚はマットな光沢感のため、冷たくなり過ぎず落ち着いた印象です。モノトーンの空間とこのソファに合わせる大理石テーブルは、広いスペースと男っぽさを活かして、大きめの長方形天板に。テーブルの脚は、他のアイテムと揃えて黒いマット仕上げのアイアン脚にすることで、大理石を空間になじませています。
温かみのあるコーディネート
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革はクールな印象の素材ですが、使い込んだ味わいのあるレザーソファは温かみのあるイメージがしますね。民族柄のファブリックニット調のラグ、籐のアイテムでボヘミアンスタイルの空間です。テーブルの脚は、ソファの脚とお揃いで木脚にすることにより、大理石テーブルを違和感なく調和させています。
大理石の柄は控えめなので、温かみのあるマットな素材感にも合わせやすいです。大理石自体はクールな素材ですが、脚とコーディネートにより、温かみのあるイメージに仕上げています。
クールさと温かみのMIXコーディネート
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大理石テープルはモノトーンやラグジュアリー空間に合わせるイメージが強いですが、こんな遊び心のあるコーディネートにも合います。
花のカラフルなアートと鮮やかなブルーの壁、木脚でグリーンの布張りソファは温かみのあるイメージです。普通ならソファの脚に合わせて、テーブルは木脚にするところをクールなアルミニウム脚の大理石テーブルを選んでいます。異素材を合わせることで奥行きのある印象になりますね。
個性の強いコーディネートなので、大理石はくっきり柄が強く入ったものを選んでも空間から浮かずに調和します。
【大理石の名作ローテーブル】至高の5選をコーディネートと併せて紹介
名作のローテーブルを、コーディネート例と一緒にご案内します。
チューリップチェアの曲線美をテーブルに「サーリネンコレクション オーバルコーヒーテーブル マーブル」Knoll
https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-category/low-table/low-tables.html
チューリップチェアをデザインしたエーロ・サーリネンのデザインです。美しい曲線のフォルムと機能性も兼ね備えた名作家具。1950年代からいまも変わらず世界でロングセラーとして愛されています。たおやかな1本脚で、椅子とかさばりがちな脚もすっきり。重量のある大理石を支えるたくましさもあります。現代の空間にもなじむシンプルなデザインで、上質なローテーブルです。
基本情報
価格:385,000円~(税込)
サイズ:幅107cm×奥行70cm×高さ38cm
天板:大理石6色7種類展開
脚部:アルミニウム ホワイト/ブラック
クラシカルな空間にもモダンなアイテムを合わせるのが現代風
https://flymee.jp/product/102036/?rid=1030
モールディングに暖炉のあるクラシックテイストの空間。昔は布張りのクラシックソファかチェスターフィールドソファにウィルトン織のラグなど、全てのアイテムをクラシック・アンティークなもので揃えるのが主流でした。でも現代の住宅で重厚なイメージにまとめると圧迫感が出てしまいます。
そのためこの実例では抜け感を出すために、華奢な金属脚のシンプルソファを合わせているのがポイント。クラシカルな暖炉とモダンなソファという異なるテイストを合わせるにはコツがあります。まず1つは、曲線のフォルムで揃えていること。2つめは、家具とラグをベージュ・ホワイト・ライトグレーでまとめていること。
ただ、これだけだと女性的なイメージに偏ってしまいます。バランスを取るために、男性的な直線のアイテムとダークカラーをプラスすると空間が引き締まります。ここでは白い壁にモノトーンの版画を合わせ、床と同じダークブラウンのポスターフレームを合わせています。
どのアイテムも大理石テーブルの高級感を損なわないよう、デザイン性のある上質なもの合わせるのがマストです。
ポール・ケアホルムのミニマムデザイン「PK63A」フリッツ・ハンセン
https://www.republicstore-keizo.com/products/table/pk63.html
北欧デザイナーの巨匠ポール・ケアホルムの作品です。ミニマリズムを表現した、彼の代表的なソファ「PK31」に組み合わせることを想定してデザインされました。スリムでスタイリッシュなシートに繊細なスチール脚。2人掛けや3人掛けソファに合わせやすいよう、長方形で設計されているのがポイント。
大理石でもクールな印象にしたくない場合におすすめです。
基本情報
価格:466,000円(税抜)
サイズ:幅120cm×奥行60cm×高さ31cm
天板:大理石1色1種類展開(ロール仕上げ)、スレート、御影石
脚部:ステンレススチール(サテン仕上げ)
クールさと温かみを融合した奥行のあるコーディネート
https://tabroom.jp/table/living-table/itm0013050/
シンプルなデザインのテーブルだからと普通のシンプルなアイテムと合わせると、存在感のある大理石の天板が浮いてしまいます。そんなときは素材のグレード感を揃えることで、自然となじみますよ。この実例ではソファの革張りとシャンデリアを合わせ、大理石のラグジュアリー感とバランスを取っています。
デザイナーズ家具を引き立てるためには、モノトーンで色数を抑えると大人っぽくまとまります。でもレザー・大理石・スチールと、クールな素材を合わせると冷たい印象になりがち。
ここでは不揃いな石と塗り壁、ニットのブランケット、リーフ柄のラグと、手仕事感のあるものを合わせていますね。クールさと温かみを融合した奥行のあるコーディネートになっています。
光沢のある仕上げがゴージャス「BRERA」arflex
https://www.arflex.co.jp/products/brera_table/
磨き仕上げの大理石天板を支えるのは、鏡面磨き仕上げのステンレス脚。天板も脚も光沢感があるため、より贅沢なイメージのローテーブルです。テーブルだけ2本脚は上部で繋がっており、下部も中央の部材で支えられています。抜け感がありながら大理石の重みを面で支えているので、安定感のある構造をしているのが特徴。華やかで主役級の存在感があるので、シンプルな空間のアクセントとしておすすめです。
基本情報
価格:654,000円(税抜)
サイズ:幅160cm×奥行70cm×高さ33.5cm(他に幅120cmあり)
天板:大理石4色5種類展開
脚部:ステンレス鏡面磨き仕上げ
光沢感のある大理石テーブルを中間色の優しいファブリックで引き立てる
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全体的に鏡面磨き仕上げの大理石テーブルは、日本の住空間の中ではかなり存在感の大きいアイテム。同じく主張の強い色やデザインと合わせると、圧迫感が大きくなってしまいます。鏡面仕上げのクールさに合わせて、光沢感のある革張りソファや青み寄りのモノトーンでまとめると冷たい印象になり過ぎることも。
モノトーンで色調を抑えるなら、温かみのあるベージュ寄りを選びましょう。壁紙とフローリングのベースカラーはグレー寄りのオフホワイト。アソートカラーのソファは座面を明るいグレー、フレームを中間のグレーを使い、中間色のファブリックで優しい雰囲気に。カーテンはソファのフレームと同じ、中間のグレーを使っています。
アクセントカラーは、壁面に飾ったアートやチェアの脚などに白と黒を少量入れることでメリハリを。中間色のファブリックで優しい雰囲気に鏡面の大理石テーブルが映え、上品なラグジュアリー空間になるでしょう。
卍のような脚がオブジェのよう「LONDRA6 LIVING TABLE」porada
https://www.porada.it/en-us/products/side-coffee-tables/londra
ポラダは、インテリアショップ「アクタス」も日本総代理店になっているイタリアのブランドです。木の優美な曲線を描く家具で有名ですが、珍しい直線デザインのアイテムになります。数ある大理石テーブルの中でも特徴的なのは、卍型のような平たい金属脚。他にはないオブジェのようなフォルムは、和のようなオリエンタルのイメージがありますね。人とは違うデザインを求めている方におすすめ。
意匠的な美しさがありますが、機能性にも優れています。華奢な脚で大理石の重みを支えるため、4本の脚を四方に繋げて強度を上げています。天板の大理石は防汚処理されているため、日常のお手入れもしやすいです。
基本情報
価格:518,400円(税込)
サイズ:幅160cm×奥行80cm×高さ35cm
天板:大理石3色3種類展開
脚部:スチール
東洋と西洋が溶けあう木と大理石の異素材MIXコーディネート
https://tabroom.jp/table/living-table/itm0002437/
ローテーブルの脚とソファの脚は同色同素材で合わせることが多いですが、こちらは色も素材も違うものを合わせています。全く異なるアイテムを上手く合わせるコツは、イメージを統一することです。
ブラックマルキーナの黒い大理石天板に卍型の脚、長方形のフォルムは和モダンやオリエンタルな雰囲気。ソファも、ウォールナット材の四角い木製アームに直線的なデザインでオリエンタルなイメージに合うものを選んでいます。異素材の対比で、大理石の模様が際立ちますね。
オリエンタルでまとめるにはハードルが高いですが、西洋のシンプルな空間にエッセンスとして添えるなら、日本の住空間でも合わせやすいです。壁のアートも含め、家具以外は全て西洋風のシンプルなアイテムを合わせています。
モノトーンでまとめがちな大理石インテリアですが、ソファの木アームとアクセントクロスで明るいベージュを差し色に使い、温かみのあるイメージに。
コンパクトな丸天板と3本脚で多様なスタイルになじむ「マーブルコーヒーテーブル」Ferm Living
https://musetokyo.com/shopdetail/000000005800/
ファームリビングは、デンマークのインテリア雑貨ブランドです。昔ながらの北欧デザインにミッドセンチュリーの要素を加えた現代風のデザインが特徴。機能的でシンプルなので、近年人気が高まっています。
このテーブルは大理石の高級感を活かしながらも、コンパクトな円形天板とマットな金属の3本脚でカジュアル寄りです。そのため、幅広いインテリアに合わせやすいのがおすすめポイント。北欧インテリアをはじめ、色や柄を加えたコーディネートに合わせても派手にならないのが嬉しいですね。
基本情報
価格:184,800円(税込)
サイズ:Φ70cm×高さ35cm
天板:大理石1色1種類展開
脚部:パウダーコーティングスチール
北欧ミッドセンチュリーの多色使い
https://www.pinterest.jp/pin/743797694705186747/
木フレームの布張りソファに、ジオメトリック(幾何学)がモチーフのアイテムを合わせた北欧ミッドセンチュリーのコーディネート。多色使いでもうるさくないのは、全てディープトーンやダークトーンで統一しているからです。
補色に近い反対色同士を組み合わせるときは、無彩色のセパレートカラーを使うと上手くなじみますよ。ここでは白・明るいグレー・黒を少量使って多色使いの対比を和らげています。
遊び心のあるコーディネートなのに大理石テーブルが合う理由として、3本脚を繋ぐ貫が三角で幾何学の形になっているから。金属脚が華奢でマットな仕上がりのため、カジュアルな印象になっているというのもあります。
クッション・照明器具・テーブル脚・テーブル上の花瓶と幾何学デザインで統一することで、バラバラの色や柄を調和させています。2つの高さが違う丸テーブルを置くことで、リズム感のあるコーディネートに。
まとめ
大理石テーブルは高級感のあるイメージですが、天板の仕上げや脚の素材・形・色を工夫することで、幅広いインテリアテイストに合わせることができます。
大理石テーブルを際立たせるには他をシンプルにまとめるのが鉄則です。でもあえてインパクトの強い空間やアイテムと個性をぶつけ、大理石をなじませてしまうのも面白いコーディネートになります。固定観念にとらわれずに、家具やラグ、内装とのコーディネートを工夫しましょう。