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      2019/07/20

【黒い椅子を選ぶならこの5選】常におすすめしたい永遠の定番アイテム!

シックで大人な印象をもたせることのできる黒い椅子。部屋に置きたいけれど、他のインテリアとの組み合わせ方がわからないという方もいるのではないでしょうか。

素材を組み合わせたり、視界の通るデザインを選んで部屋をすっきりと見せたりと、黒い椅子の楽しみ方はたくさんあります。

黒い椅子を選ぶときの注意点は?

黒い椅子といっても、その素材やサイズ感、背もたれの形状によって、椅子の印象は大きく変わります。自分が求めている椅子に出会うためには、次の3つのポイントを意識してみてください。

座り心地や印象を左右する「椅子の素材」

椅子の素材は、座り心地や椅子の印象に大きな影響を与えます。どんなシーンで使いたい椅子なのか、他のインテリアとの組み合わせはどうなのかを考えながら、選ぶことが重要です。

レザーの椅子は高級感を醸し出すのにはぴったりのアイテムです。特に黒は、大人の男性らしさを強調してくれるでしょう。

反対に木製の椅子は、一般的に暖かでぬくもりのある印象があります。しかし、木製でも黒など、深みのある色合いのものであれば、威厳のある大人な印象を与えてくれます。

プラスチックや金属製の椅子は、近代的でモダンな印象を与えてくれます。また、素材の特性をいかした、ユニークなデザインの椅子も多いため、部屋のアクセントになるような椅子を求めている人にはおすすめです。

自分にぴったりのサイズ感を探そう

写真を見ているだけでは、なかなかつかみにくいのがサイズ感です。しかし、サイズ感を把握しておくことは、自分のイメージと実際の印象を近づけるためには欠かせません。

家で使っている机と組み合わせたら、どんな風に見えるのかなどは、実際の寸法をもとにイメージしてみることが重要です。椅子の寸法は「幅×奥行×高さ×座面高」で表記されることが多いので、参考にしてみてください。

適切な椅子の横幅の寸法は、椅子の使用シーンによって変わります。幅が広い椅子だと、ゆったりと座ることができます。リラックスして読書をするようなシーンにはぴったりですね。逆に、幅が狭いとコンパクトな印象を与えてくれます。寝室のベッド脇に置くなら、スペースをとらないコンパクトな椅子が適任です。

また、椅子を買うときに要注意なのが座面高です。座面高は、地面から座面までの高さのことをいいます。この座面高が高すぎると、座ったときに足がつかなくて不安定になってしまいます。特に海外製の椅子は、日本製のものよりも座面高が高く設定されていることが多いため、注意が必要です。

適切な座面高は人によって異なりますが、一般的に「0.25×身長」程度がよいとされています。

背もたれの高さで椅子の圧迫感が変わる

椅子のデザインに大きな影響を与えるのが、背もたれの高さや形状。特に、黒い椅子は存在感があるので、背もたれの形状によっては部屋に圧迫感を与えてしまう可能性もあるので要注意です。背もたれは高さによって「ローバック」、「ミドルバック」、「ハイバック」の3つのタイプに分けることができます。

ローバックは、背中の腰上あたりまでの高さのものをいいます。支えが小さいため、長時間の作業には向きませんが、視界を遮らず、部屋に圧迫感を与えないのがメリットです。

ミドルバックは肩くらいまでの高さの背もたれをいいます。ローバックに比べて、支えが大きいので3時間程度であれば座っていることができます。また、背もたれのデザインは視界が通るようなものであれば、部屋に圧迫感を与えることなく配置することができます。

ハイバックは、頭の部分まで支えがあるようなものをいいます。体を完全に支えてくれるので、長時間作業するときに座るようなデスクチェアとして有能です。

黒い椅子を買うならおすすめしたい珠玉の定番5選

名作の中でも特におすすめの黒い椅子をご紹介します。コーディネートも併せてご紹介しているので、理想の椅子探しの参考にしてみてください。

①ザ・チェア(PP501/503 THE CHAIR)【PP mobler

「ザ・チェア」は、デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーによって1957年にデザインされました。座り心地とデザインの追求された美しいデザインであることから、当初ウェグナー自身が「ラウンド・チェア」と呼んでいたにもかかわらず、「ザ・チェア」という呼び方が定着しています。

ザ・チェアというと、茶色いフレームで暖かく深みのある色合いのものをイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、真っ黒の姿にはまた違ったよさがあります。黒さはその形をくっきりと映し出すため、ザ・チェアの美しいフォルムをより際立たせることができるのです。

木の椅子ながら、黒くスタイリッシュな印象も与えてくれるので、大人のダイニングルームなどにはぴったりの一脚です。

価格:\601,560~\1,092,960(税込)
サイズ:幅630x奥行520x高さ760x座面高440mm
素材:アッシュ、チェリー、オーク、ウォルナット

コーデ写真例

木製のダイニングテーブルに、ザ・チェアを並べたコーディネートです。

ザ・チェアは木製なので木のテーブルとの相性がいいです。また、木のインテリアは通常、部屋の雰囲気をやさしくしてくれますが、黒を用いていることで、シックな雰囲気を演出。大人なダイニングには、ぴったりのコーディネートです。

②パントンチェア(Panton Chair)VITRA

パントンチェアは1960年、デンマークの建築家・デザイナーであるヴァーナー・パントンによってデザインされました。パントンとヴィトラ社の共同で開発されたこの椅子は、世界初のプラスチック一体成型チェアです。

プラスチックでできたなめらかな曲線を描くフォルムは、モダンな印象を与えます。特に黒いパントンチェアは、くっきりとシルエットが見えるので、曲線の美しさがより引き立っています。

また、ユニークなデザインではありますが、プラスチックのシンプルなデザインは、どんなインテリアとも相性がいいのも特徴のひとつです。

価格:\34,560(税込み)
サイズ:幅500x奥行610x高さ830x座面高410mm
素材:ポリプロピレン

コーデ写真例

黒いパントンチェアを木製のテーブルに並べたコーディネートです。プラスチックのパントンチェアは一見扱いにくそうですが、このように木製のインテリアとも組み合わせて使うことができます。

黒いパントンチェアに合わせて、テーブルの木も暗めの色合いにすることで、色のトーンが統一されていますね。

③スパニッシュチェア(2226 THE SPANISH CHAIR)【FREDERICIA

「スパニッシュチェア」は、デンマークの家具デザイナーであるボーエ・モーエンセンによって、1958年にデザインされました。スペイン貴族が使用していた一枚皮の木製椅子がモデルになっているため、この名前で親しまれています。

座面が低く、全体的にゆったりしたサイズ感のため、家でくつろぐには最適の椅子になっています。また幅の広いアームにはマグカップを置くこともできるため、サイドデスクがわりにもなります。デスクがない分、スペースを広々と使うこともできるでしょう。

一枚皮は使い込むほど味が出てきて、自分だけの椅子になっていく過程も楽しむことができそうです。また、皮が伸びてきた場合には、裏にあるベルトで締めなおすことができるようになっています。

価格:\516,000~\682,000(税込)
サイズ:幅825x奥行600x高さ670x座面高330mm
素材(本体):オーク
素材(張地):本革

コーデ写真例

ゴージャスな毛皮のラグとスパニッシュチェアを組み合わせたコーディネート。ラグの白く毛足の長い毛皮と、椅子の黒くなめらかな皮が対照的なのがポイントです。

暖炉の前でコーヒー片手に、ひとりで楽しむ読書タイムは、最高にお洒落なひとときになること間違いなしですね。

NO.14214)【THONET

「NO.14」は、ドイツ人デザイナーのミヒャエル・トーネットによって、1859年にデザインされました。発売から150年以上経過した今でも、多くのカフェや一般家庭で愛用される、トーネットの代表作です。

曲木で作られた背面は美しい曲線を描き、シンプルでエレガントなデザインになっています。また、この椅子は現在も同じデザインで生産されていますが、あえてアンティークを買うのも雰囲気があっていいかもしれません。

背面はふたつのアーチによって構成されているため、椅子によって視界が遮られることはありません。また、椅子自体もコンパクトなデザインになっているため、狭い部屋に置いても圧迫感を与えることはないでしょう。

価格:\117,000(税込)
サイズ:幅430x奥行520x高さ840x座面高460mm
素材:ブナ

コーデ写真例

全体的にモノトーンのインテリアで構成されたコーディネートです。NO.14の黒くてスラっとしたフレームは、エレガントな雰囲気を醸し出しています。

椅子に囲まれたテーブルも薄い天板で、部屋全体に統一感がありますね。

⑤エッグチェア(EGG)【FRITZ HANSEN

最後にご紹介するのは、デンマークの建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセンが1958年にデザインした「エッグチェア」です。エッグチェアは名前の通り、卵のように丸いフォルムが特徴的です。

このエッグチェアは、同じくヤコブセンが設計したホテルのための椅子としてデザインされました。丸いフォルムは、広いロビーでもプライベートな空間を作り出すための、工夫だったのです。

特徴的で包容力のあるそのデザインは、部屋のインテリアとしてなじみつつも、存在感を放ちます。椅子に身を任せて、ゆったりしたい日にはもってこいの椅子でしょう。

価格:\698,000~\1,764,000(税込)
サイズ:幅860x奥行790~950x高さ1070x座面高370mm
素材(張地):布、本革
素材(本体): グラスファイバー強化ポリウレタンフォーム

コーデ写真例

モノトーンの広々とした部屋の中で、エッグチェアが存在感を放つコーディネートです。黒のエッグチェアはモノトーンの部屋になじみつつも、そのユニークで大きなフォルムのおかげで、部屋のアクセントにもなっています。

最後に

黒い椅子は、シックで大人な雰囲気の部屋に似合うだけでなく、素材によってはやさしい雰囲気を演出することもあります。名作といわれる椅子は数多くありますが、自分が使いたいシーンに合わせて、素材やサイズ、デザインなどに注意し、自分にぴったりの椅子を探してみてください。

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