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      2021/05/30

【プロが教える】ハーブを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!栽培簡単!見た目も楽しく仕上げよう

橋本朝子
著者:橋本朝子 (一級建築士)

フィンランド在住。法政大学建築学科卒業。建築設計事務所、ガーデニング設計施工会社を経て独立。現在はフィンランドで個人邸宅の庭をはじめ、学校、店舗、公園など幅広い外部空間の設計を手掛ける。設計のテーマは、「毎日の暮らしがより楽しくなるガーデン」。住まいは築50年の住宅。インテリア、ガーデンともにリノベーションを重ねて家族と住む。趣味はアップサイクル。

自宅の庭に菜園を作りたいけれど、野菜を育てるのは初めてで少しハードルが高く感じる。そんな場合、料理の薬味に使えたり香りが楽しめたりするハーブの栽培から始めてみませんか。葉や茎に芳香のあるハーブ類は小さな鉢でも育てられるものが多く、収穫までの間の栽培も比較的容易。

しかしハーブには姿形が似たものや花が目立たない品種も多く、無計画に植えると雑草が生えているだけの庭に見えてしまう可能性も。今回はハーブを取り入れたスタイリッシュで楽しい庭の作り方を解説します。実例もたくさんご紹介しますので、ぜひ自分ならではのハーブガーデンのヒントにしてくださいね。

ハーブを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法

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そもそもハーブとは?

薬味・薬用・香料として使えたり、生活に役立ったりする有用な植物をハーブと呼びます。ハーブと呼ばれる植物の多くは草類や小低木で、小さなスペースで栽培できるものもあります。ローズマリー、バジル、タイムなど良い香りがするハーブはお庭に植えれば身近に香りを楽しんだり、様々な形で生活に役立てることができます。

ハーブのガーデニングデザインのポイント

ハーブをガーデニングに取り入れておしゃれなお庭にしてみませんか!次のポイントをおさえると利用しやすく、よりスタイリッシュなハーブガーデンを実現することができますよ。

生活の場の近くに植えよう

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やわらかい緑が美しいだけでなく、香りを楽しんだり収穫して利用したりできるハーブ。身近なスペースに植えて日常の中でハーブに触れる機会を増やしましょう。

お料理に使うハーブを育てるときはキッチンやダイニングルームからそれほど遠くない、収穫しやすい場所に植えると便利。ラベンダーなど香りを楽しむハーブなら花壇や小道の縁に植えると、歩くたびに香りを楽しむことができます。

整然と植えよう

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ハーブのある生活を楽しむようになると、自然と様々な種類のハーブを集めたくなるもの。ハーブ類を植えておしゃれにする秘訣は、整った感じにみせる工夫をすること。地植えなら色形の全く違うものを隣通しに植えめりはりをつけたり、品種ごとに縁で仕切ったりすると整然と見せられます。

鉢植えなら同じ鉢をいくつも用意して、テラスやガーデンラックにきれいに並べると整然と見せやすいです。おしゃれなネームプレートを花壇や鉢につければ見栄えもよいうえハーブを簡単に見分けることができます。

花やカラーリーフ類でアクセントをつける

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ハーブはやわらかい緑の茂みをつくりますが花は比較的目立たないものが多いです。そこで、色合いの美しいエディブルフラワーや目立つ花をつけるハーブ、カラフルなリーフ類を積極的に取り入れて、花壇やプランターにアクセントをつけましょう。パンジーやビオラ、ナスタチウム、カレンデュラ、パープルセージなどがおすすめです。

地植えでも鉢植えでも!ハーブでおしゃれなガーデンを実現する方法

ハーブは鉢植えでも地植えでも楽しむことができます。初心者なら、それぞれの品種を別々に管理しやすい鉢植えがおすすめです。

ハーブ×地植えの場合

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地植えする場合は、日当たりのよい場所、真夏は半日陰になる場所が理想です。レンガなどの立ち上がりのある花壇を設ければ風通しや水はけをよりよくできるうえ、おしゃれに見せることができます。ペパーミントなど生育が旺盛で根をひろげてはびこる傾向のあるものは、地中に仕切りをつけましょう。

写真のように独立した花壇を規則的に並べ花壇と花壇の間を通路にすると、整った感じのハーブガーデンに。それぞれのハーブをどこに植えたかわかりやすく収穫もしやすくなります。

ハーブ×鉢植えの場合

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ハーブの栽培には鉢植えが向いています。窓の外のテラスなど収穫しやすい場所に置くことができ、それぞれの品種の根が地中で混ざってしまうこともありません。少しずつ鉢の高さを変えて変化をつけても良いですし、同じサイズの鉢をガーデンラックに並べても。

ハーブと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル

ハーブと寄植えして相性が良い植物

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ハーブと合わせて植えるのにおすすめの植物は、ハーブと同様の生育環境を好む植物。ハーブ同士、野菜などがおすすめです。パンジーやナスタチウムなど色合いの美しいエディブルフラワー、イチゴもハーブガーデンやハーブの寄せ植えのアクセントにぴったりです。

ハーブと寄植えして相性が悪い植物

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有毒な植物はハーブとの寄せ植えにはおすすめできません。例えばクリスマスローズ、チューリップやスイセンなどの球根類、キョウチクトウなどは魅力的な美しい花を咲かせますが有毒です。ハーブガーデンやキッチンガーデンの近くには植えないようにしましょう。

ハーブと相性が良い鉢

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ハーブを植える鉢は、ナチュラルな雰囲気のあるものがよく似合います。テラコッタポット、陶器の鉢、ウッドプランターなどがおすすめです。一方、ボウルや空き缶などキッチンにあるものを鉢カバーとして利用するのも良いアイディア。

ハーブは育てやすい?育て方と植える時期をおさえておこう

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初心者でも育てやすいハーブがほとんどです。ただ湿度の高い日本の夏が苦手なものが多いので、夏は特に風通しよくするのがポイント。ハーブ類は定期的に収穫し、枝葉を透かし剪定しましょう。土の上に枯葉が落ちているとカビのもと。土の上は常にきれいな状態に。

外での植え付け時期は真夏・真冬以外がベスト。バジルやパセリなど一年生のハーブなら、長い間楽しむには春先に植栽しましょう。弱アルカリ性にあらかじめ調整されたハーブ専用の培養土がおすすめです。地植えなら二年目以降は春に苦土石灰を土にまぜて、弱酸性に傾いた土を中和しましょう。

ハーブには実にたくさんの種類がありますので、植物ごとに育て方を調べましょう。「ハーブのホームページ」さんのハーブ図鑑には、それぞれのハーブの利用法や育て方が解説されていますので要チェックです。

「ハーブのホームページ」さんのハーブ図鑑

https://www.myherb.jp/main/library/library.html

プロがおすすめする初心者にもおすすめの定番ハーブ3選

栽培が簡単で利用価値が高いバジル

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一年草のバジルは、生育旺盛で最も栽培が簡単なハーブの一つ。春先に鉢植えにすれば秋まで次々と明るい緑の葉を広げます。摘芯しながら収穫し、わき芽を育てていくとボリュームのあるしげみに。切った枝を水さしすれば発根し、増やすこともできます。鉢植えにしてキッチンの近くに置きたいハーブです。

耐寒性が高く花が愛らしいチャイブ

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アサツキの仲間のチャイブはネギの香りのする細い葉が特徴。5~6月にポンポンのようなピンクの花を咲かせます。他のハーブ類とは姿形が違うので、花壇や寄せ植えに加えれば良いアクセントになります。耐寒性が高く冬は地上部がなくなりますが、春になるとまた新しい葉を伸ばします。

香りのじゅうたんが楽しめるクリーピングタイム

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歩くたびに香りが楽しめる緑のじゅうたんになるクリーピングタイム。芝生が育たない乾燥しがちな場所や飛び石の間のような隙間もしっかりカバーしてくれます。5~6月にいっせいにピンクの小花を咲かせ、ピンクのじゅんたんに変化します。

プロが教える!ハーブを取り入れたおしゃれなガーデン実例12選

ハーブを思い切り楽しめて、おしゃれに見せられる世界のハーブガーデンのアイディアをご覧ください!

ハーブ×お庭・花壇のガーデニング実例 6選

ガーデンラックを使えば収穫しやすい

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キッチンからほど近いテラスの一角をハーブコーナーにしてみませんか。限られたスペースでもガーデンラックやラダーラックを利用するとたくさん鉢を並べることができ、日当たりや通風もよりよくなります。

花壇に鉢ごと埋め込めば整然と見せられる

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ハーブを地植えにすると生育が良すぎてあちらこちらに苗が広がり、どこにどのハーブを植えたかわからなくなってしまうことも。ハーブの種類ごとに鉢に植え地面に埋め込めば、一目瞭然。しかも常に整った花壇にすることができます。

ティーポットで育てれば、ハーブティーにもぴったり

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ハーブの鉢としてキッチンにあるものを利用してみませんか。ハーブティー用に育てるペパーミントやレモンバームをティーポットに、サラダに利用するルッコラやバジルをコランダー(小さな無数の穴があいたボウル)に植えればお庭の楽しいディスプレイにもなります。

円形のハーブガーデンにすれば、どこからでも収穫できる

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直径1メートル程度の円形のハーブガーデンを設けて、キッチンガーデンのアクセントにしてみましょう。周囲を通路にすれば、どの縁からも収穫することができます。中央にはラベンダーやローズマリーのトピアリーを配置。ハーブの苗を色合いを変えて規則的に植栽すると見ごたえのあるハーブガーデンになりますよ。

空中ハーブガーデンなら場所をとらない

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壁付けのラックを利用すれば見栄えもよく収穫しやすいハーブコーナーに。これなら省スペースで多くの種類のハーブを栽培することもできますね!すべて同じサイズの鉢に揃えて整然と並べるとスタイリッシュです。

やさしい色と香りの小道にすれば癒しの庭に

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少し触れただけで香りがたつハーブ類を使って小道沿いにボーダー花壇を設ければ、歩くたびに香りが楽しめます。ふわりと小道にかかるラベンダー、ローズマリー、セージ類などがおすすめです。

ハーブ×室内栽培のガーデニング 3選

ウッドプランターにネームプレートを付けるとおしゃれ

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複数のテラコッタポットが入る、DIYのウッドプランター型の鉢カバーを利用して室内でもハーブを楽しみましょう。平日は外で育て、週末だけテーブルハーブガーデンに。ウッドプランターに取り換えのできるネームプレートをつけて、ハーブを置き場所を決めるのも楽しいですよ。

キッチンで種まき後、一週間で収穫

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少し欠けたお気に入りのコーヒーカップやボウルなら、ハーブの鉢として再利用してみましょう。バジルやルッコラ、ホウレンソウなどの種をまいて明るい窓辺に置けば、数日で芽がでます。間引いた芽はそのままベビーリーフとしていただきましょう。

空き瓶を利用して室内に立体ハーブガーデンを実現

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ジャムの空き瓶を利用して、キッチンハーブガーデンを手作りしてみましょう。スーパーの野菜売り場から買ってきたハーブをそのまま水にさして栽培しても良いし、土を入れて植えこんでも。ガラスなら土の乾燥状況が見えて便利です。乾燥気味に育てるのがポイント。

ハーブ×ベランダのガーデン実例 3選

ガーデンラックを利用すれば様々なハーブを育てられる

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ベランダでハーブを栽培するなら、ガーデンラックが便利です。小さな鉢に植えられたハーブをきれいに並べて見せればおしゃれです。写真のようにはしごの踏み板に穴をあけて鉢を入れられるようにDIYしても。

シリーズポットを積んでハーブの段々畑に

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大中小のボウル型のポットを垂直に積めばストロベリーポットのように小さな苗を数種類植えて楽しむことができます。キッチンで水さしで増やしたハーブの枝をベランダで育てるのにも便利。

ウィンドウボックスにハーブを植えれば簡単に収穫できる

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窓辺やバルコニーの手すりにウィンドウボックスが取り付けられるなら、ハーブガーデンに利用しない手はありません。かがまないで収穫できるのが何といっても楽。プランターの縁からイチゴを垂らすと見て楽しく、食べておいしく一石二鳥です。

まとめ

ハーブを暮らしの中に取り入れると、良い香りが楽しめたりお料理の幅が広がったり楽しいメリットがあります。生育旺盛な品種も多く、栽培は比較的容易なので気軽にチャレンジできます。

ハーブ栽培を始めると、自然と何種類ものハーブを使い分けたいと思うもの。ハーブ苗を購入する前にどんな形で取り入れるのか少し計画して、見やすく整ったハーブコーナーをつくりましょう。この記事を参考に、おしゃれで暮らしがより豊かになるハーブのあるお庭を実現してくださいね!

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