2021/04/08
【プロが教える】ラグで西海岸テイストのお部屋をおしゃれにする方法!お部屋別のコーディネート事例も
海に面した温暖な気候のアメリカ西海岸をイメージした解放感のあるインテリアが人気ですね。
家具を西海岸テイストでそろえたけれど、なんだかリラックス感が足りないとか殺風景に感じる場合はラグをプラスしてみはいかがでしょうか。
海が近いことからリラックスして素足で過ごすイメージの西海岸テイストには、足触りのよいラグが必須アイテムです。
この記事では、西海岸テイストをおしゃれにグレードアップするラグのポイントを解説したのちに、西海岸テイストにあうラグをコーディネート写真とともにご紹介します。
西海岸テイストといえば、ブルーをつかったカジュアルなインテリアを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回はおとなっぽいコーディネートもご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
西海岸スタイルにラグをおしゃれに取り入れるポイント
まずは「西海岸スタイル」についておさらいしましょう
https://www.pinterest.jp/pin/537195061800406079/
「西海岸スタイル」とは、アメリカ西海岸をイメージしたインテリアで、開放感とリラックス感のあるインテリアです。カリフォルニアスタイルと表現されることもあります。
西海岸スタイルをつくるインテリアは、潮風で色あせたようなカラーリング、海を感じる小物、ヴィンテージ家具、大きめの植物、インダストリアルやミッドセンチュリーテイストのアイアンをつかった家具や照明などがつかわれるのが特徴です。
西海岸スタイルというと、ブルーを入れないといけないような気がするかもしれませんが必ずしもそんなことはありません。(もちろん入れるのもありです!)
また開放感には抜け感が大切ですので、コーディネートはホワイト多めに余白を意識するのがひとつのポイントになります。
どんな素材のラグがいい?
https://www.pinterest.jp/pin/AaYZiMqhdI9uGMLfRFzXst2O-fK7H2_nC2S_KzsUacl-sQMTPvnnq4E/
海辺のコテージのような自然を意識した西海岸テイストですから、ラグの素材はナチュラルな素材がおすすめです。
具体的には麻やコットン、ウールやシルクを選ぶとよいでしょう。
また、素材だけでなく織りにも注目。毛足が長いラグはエレガントやゴージャス感が出ますので、毛足が短いラグか平織りのラグをコーディネートすると西海岸テイストのイメージにあいます。
ジュートやリネンのラグ、ベニワレン、キリムやペルシャなどが対象になります。
どんな色のラグがいい?
https://www.pinterest.jp/pin/498703358736099378/?nic=1
素材感や織りについては西海岸のイメージがはっきりしていますが、カラーについては決まりはありません。
お部屋のカラーとのバランスで選んでください。
あわせやすいカラーということでしたら、麻のベージュ、ホワイト、アイボリー、ブルーになります。
キリムやペルシャなどの民族柄もフィットします。
前述のように西海岸テイストには抜け感や余白が大切になりますので、ラグは明るめのカラーがおすすめです。
お部屋のクッションやカーテンなどのファブリックとのコーディネートを意識すると、まとまりやすくなります。
取り入れたい要素がいっぱい!お部屋別、西海岸ラグのコーディネートサンプル20選
リビングの西海岸ラグコーディネート10選
ソファがブルーならラグはホワイト系カラーをコーディネートすれば失敗なし!
https://www.pinterest.jp/pin/64739313380613635/
大きな面積になるソファのカバーにブルーを選んだら、ラグはホワイト系ですっきりさせるとお部屋に広がりが感じられます。
また、ソファコーナーをゾーニングする大きめのラグにすれば、気心の知れた人で語りあうような親密な空間になりますし、床の色が西海岸テイストにあわないような場合にも見える面積を少なくできておすすめです。
写真のコーディネート例は、ソファやアームチェアに置かれたクッションづかいがとてもオシャレですね!
また、ブランケットとラグのカラーがリンクしているのもポイントです。
ブルーのソファにブルー系ラグもフィット
https://www.pinterest.jp/pin/440930619749148710/
ブルーのソファにブルーのラグを敷くと、ホワイトのときよりもより海を感じる男性的なインテリアになります。
ラグ選びのポイントは、寒色のブルーは冬に寒そうに感じてしまうため、写真のようにレッドなどの暖色系が入ったラグにすることです。そうすることで1年を通じてつかいやすくなりますよ。冬はさらにあたたかそうな起毛タイプやファーのクッションをプラスするとよいでしょう。
ネイティブアメリカン柄のラグもおすすめ
https://www.pinterest.jp/pin/AYY8Y47sUHBgzWe5HQd25tsjik8acE1amRlt2J9JpqbqqOlvvhlGH_g/
アメリカの先住民族の伝統的な柄のファブリックやラグでそろえるコーディネートも、西海岸テイストらしいインテリアになります。
ネイティブアメリカン柄のラグにはブルーが入ったものも多く、テイストをそろえてコーディネートしやすい点もおすすめです。
ベニワレンラグでトレンドも意識する
https://www.pinterest.jp/pin/154459462203868183/
人気のベニワレンラグも西海岸テイストにぴったりです。カラーもホワイトメインになりますので、コーディネートするときに悩まずにすみます。トレンドも感じられて、足触りもふわっと気持ちがよいのもうれしいですね。
▼ベニワレンラグって何?という方はこちらもどうぞ
西海岸テイストをカウハイドラグでプリミティブにまとめる
https://www.pinterest.jp/pin/753297475146070019/
丸太をそのまま切り出したようなセンターテーブルやファーが配されたリビングには、カウハイドラグをコーディネートすると原始的な雰囲気の西海岸テイストに。
色数は少ないですがさまざまな素材感をミックスしてる点がコーディネートのポイントです。
窓辺のたくさんのサボテンもイメージにぴったりですね。
▼カウハイドラグって何?という方はこちらもどうぞ
キリムも西海岸テイストのイメージにぴったり
https://www.pinterest.jp/pin/435230751473164295/
将来模様替えで別のテイストにする可能性があるのなら、写真のようなコーディネートがおすすめです。
大型家具のソファやアームチェアは、ホワイトやベージュなどの転用できるカラーとデザインで選び、ファブリックで西海岸テイストを演出。キリムのラグはデザイン的に西海岸テイストにピッタリながら、ほかのテイストにもあわせやすいのでおすすめです。
また、写真のような2枚のラグをレイヤー敷きするのも「今」らしいのでトライしてみてはいかがでしょうか。
デザイン違いのキリム2枚敷きで床座も実現
https://www.pinterest.jp/pin/576038608575139455/
西海岸スタイルはラグの上に直接座るスタイルもあるコーディネートです。
写真のようにキリムなどを複数枚敷いて広いスペースを確保して、床座を取り入れてもいいですね。日本人にはなじみもあって取り入れやすいスタイルですし、空間を確保できて開放感も演出できます。
また、写真にクッションやプフをコーディネートすれば、さらにリラックスできる空間にすることができますよ。
麻のラグでナチュラル感をアップ
https://www.pinterest.jp/pin/449515606553473256/
よりナチュラルな雰囲気を演出したい場合には、ジュートなどの麻のラグがピッタリです。
写真のお部屋は、家具にラタンをつかい明るいカラーでそろえて軽やかなインテリアでまとめています。
よく見るとセンターテーブルは金属脚ですが、ラインが細くカラーが―ホワイトなのでなじんでいますね。
トーンをそろえたブルーやオレンジのクッションがよいアクセントになっています。優しい雰囲気でまとめたいときに参考にしたいコーディネートです。
オールドペルシャもイメージにフィットします
https://www.pinterest.jp/pin/629589222878238638/
西海岸テイストには使い込まれた色あせたカラーが似合うことから、オールドペルシャもイメージにぴったりです。
ざっくりした麻やコットンなどのラグに比べて、ペルシャは高級感のあるシックな空間をつくることができます。カジュアルになりすぎない西海岸テイストをお望みならぜひ検討してみてくださいね。
アイボリーのフリンジでブラックラグもフィット
https://www.pinterest.jp/pin/366902700870900977/
通常は西海岸テイストにあわないのでは?というブラックのラグも、フリンジがナチュラルなアイボリーならフィットするということを発見できるコーディネートです。
ブラックのラグが空間を引き締めてとてもシックに仕上がっています。ラグづかいも奥が深いと思わせてくれる1枚です。
ダイニングの西海岸ラグコーディネート5選
機能面でもイメージでも麻のラグがGOOD
https://www.pinterest.jp/pin/148759593929231001/
色数をしぼったナチュラルな西海岸テイストには、サラッとした足触りのジュートのラグがぴったり。
さらにダイニングチェアの脚が引っ掛かることのない目のつまったラグを選ぶといいですね。
写真のようなインテリアはこれで完成もしますが、カラーを入れるか迷っているときのベースづくりの参考になります。
フローリングや家具などの木質カラーを統一してほかはホワイトで仕上げておけば、あとからカラーを入れるのも簡単です。
たとえば、観葉植物などのグリーンの量を増やすだけでイメージを変化させることができますね。
ナチュラルなコーディネートにキリムで色を入れる
https://www.pinterest.jp/pin/32088216082376993/?nic=1
色数をおさえたナチュラルなコーディネートに、キリムで色をプラスする方法もおすすめです。
キリムは西海岸テイストにとてもあわせやすいデザインとカラーがそろいますので、お好きなものを選定してOK。
上級者コーディネートを目指すなら、同室のリビングのソファやクッション、カーテンなどのテキスタイル全体のカラーを一緒にプランニングしましょう。
シックな西海岸テイストのコーディネート
https://www.pinterest.jp/pin/507217976768121785/?nic=1
こちらは今まで見てきたスタイルとは少し異なるコーディネート例です。
家具はチェリー材でしょうか。ブラウンでシックにまとめているのですが、ホワイトの比率がとても多いのと立てかけられたサーフボードで西海岸テイストをつくっています。(もちろん海が見える景色も大切!写真でも代用できますよ)
こちらのように落ち着いたカラーでまとめても、ホワイトの比率を増やせば西海岸テイストをつくれるということがわかりますね。
ラグはホワイトでもあいますが軽いイメージになるのとダイニングセットのブラウンが唐突に見えてしまうので、家具と同色のラグを選ぶことでそれらを解決しています。
ブルーグレーにベニワレンがおしゃれ!
こちらも落ち着いたカラーのコーディネートです。明るいブルーではカジュアルになりすぎると感じる方におすすめのブルーグレーとピッタリのベニワレンの組み合わせ。
西海岸テイストを増やしたければ、グレーよりブルーの量を増やす、またはナチュラル素材を増やすというように調整するとよいでしょう。
ベニワレンは、どんな西海岸テイストにもあわせることができ、トレンド感もある使いやすいラグです。
ペルシャももちろんフィット
https://www.pinterest.jp/pin/425942077258286269/
ホワイトメインのシンプルなお部屋に、ペルシャの複雑な織り模様はおしゃれなアクセントになることから根強い人気です。
また、ミニマムなインテリアにもぬくもりを与えてくれる貴重な存在。シンプル過ぎて殺風景に感じるようなときにも検討してみてくださいね。
寝室の西海岸ラグコーディネート5選
寝室には優しい雰囲気をプラスするラグを
https://www.pinterest.jp/pin/416723771768344666/
寝室はおやすみ前のリラックススペースですから、見た目も足触りも優しいラグがおすすめです。
写真のような毛足は短めで目のつまったカットタイプのウールのラグが条件にあいますよ。
またホワイト系のラグを選べば、ベッドリネンにどんなカラーを選んでもコーディネートしやすいでしょう。
ブルーでそろえて男前コーディネート
https://www.pinterest.jp/pin/849210073469173645/?nic=1
ソファもベッドリネンもラグもすべてブルーでコーディネートすると、男前なインテリアにすることができます。写真のように壁もグレーにして空間を引き締めて格好良くまとめましょう。
ブルーだけでなく、イエローやオレンジを差し色にすれば単調になることを防ぐことができます。
1色グラデーションも落ち着ける寝室がつくれます
https://www.pinterest.jp/pin/296463587967030455/
写真のように1色でさまざまな濃さを組み合わせたグラデーションコーディネートもおすすめです。
西海岸テイストなら、ブルーやグリーン、イエローがよいでしょう。
色が多すぎると感じたら、写真のようにホワイトのラグを重ね敷きする方法がGOOD。
ほかにも、一番表面にくるベッドリネンをホワイトにする方法があります。
色の量を好みに調節して心地よい空間をつくりましょう。
1カラーのキリムがシック
https://www.pinterest.jp/pin/636203884834708783/
ブラウンなどのシックなカラー1色のキリムはおとなっぽい寝室が演出できます。
オリーブ色の壁面と細長いピローカバーとのコーディネートがまたステキですね。
試してみたいベッド・ラグの斜め配置
https://www.pinterest.jp/pin/421790321342534170/
お部屋に対して、ベッドも斜めに、ラグはさらに斜めに置かれたコーディネート!ある程度寝室の広さが必要になりますが、インテリア雑誌の1ページのようにスタイリッシュで真似してみたいコーディネートです。
同じブルーを無地やチェック、ボーダーで組み合わせる方法も参考にしたいですね。
まとめ
西海岸テイストにあうラグを多く確認するとパターンが見えてきたのではないでしょうか。
敷く場所にあまり左右されずに、ナチュラル素材のサラッとしたラグを探す、あとはカラーコーディネートを意識すればOKです♪ ホワイト系以外のカラーを選ぶなら、ファブリックのほか、サンプルのほとんどのお部屋に飾られている写真やアートのカラーにあわせてもまとまりますよ。
ぜひラグを敷いて西海岸テイストのお部屋を心地よく完成させてくださいね。
▼色別のラグ特集(定番カラー)
▼色別のラグ特集(ぜひチャレンジしたいカラー)
▼柄別のラグ特集
▼形状別のラグ特集
▼敷く場所別のラグ特集
▼インテリアテイスト別のラグ特集