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【プロが教える】高窓でおしゃれなインテリアを実現する方法!プライバシーと過ごしやすさを両立できる!

河野ゆみこ
著者:河野ゆみこ (二級建築士/インテリアコーディネーター)

nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。 住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じさせる住空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗など約1200件の設計やインテリアコーディネートに携わるほか、セミナー講師、コラム執筆も行っている。

大きな窓がある部屋は開放感があって居心地がいいものです。

しかし隣の家との距離が近い、目の前に大きな道路があるといった立地だと外からの視線や音などが気になりますよね。

そんな悩みを解消しながらしっかり採光を確保できるのが高窓です。

この記事では、高窓のメリットとデメリットやおしゃれなインテリアを実現するためのポイントを解説し、素敵な実例もたっぷり紹介します。

ぜひ参考にしてください。

 

来客が憧れる!高窓でおしゃれなインテリアを実現するポイント

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窓の種類の中であまり一般的ではない高窓。

聞き慣れないという人もいるのではないでしょうか。

まずは高窓の基本的な知識とメリットデメリットについて解説します。

 

高窓とは?

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高窓とは、室内の天井に近い位置に設置する窓のことです。

一般的な室内窓は、窓の下端が床から800~900㎜の位置に設置することが多いですが、高窓は身長よりも高い位置に設置します。

形状はスタイリッシュな雰囲気が出せる横長タイプや、横長タイプよりはカジュアルな印象ながらまとまった光量を室内に入れられる正方形タイプが多いです。

ガラス窓部分を開閉できるタイプとFIX(はめ殺しになっていて開閉できない)タイプとがあり、FIXタイプの方がよりシンプルでおしゃれなインテリアにコーディネートしやすいと言えるでしょう。

室内への光や風の入れ方、外からの視線カットの程度などを考えておくと、スムーズに大きさや位置を決められますよ。

 

高窓のメリットとデメリットを整理

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高窓のメリットとしてもっとも大きいのは、やわらかい光を室内に取り入れられることです。

天井に近い位置、つまり身長よりも上の位置から光が入ってくるため、室内の床に直射日光が当たることが少なく、反射を抑えられるためまぶしくありません。

周囲の壁に反射してふんわりとした感じの光が室内に広がるので、リビングや寝室に採用するとやさしい雰囲気のインテリアに仕上げることが可能です。

外からの視線を遮りながら室内の明るさを確保できるのもメリットのひとつ。

一般的な高さの窓は、隣家や道路が近いと室内にいても見られているような感じがして落ち着きませんが、高窓は身長よりも高い位置に設けるため、外の状況を気にする必要がありません。

疲れを癒す寝室や入浴前の脱衣を行う洗面室など、プライバシーは守りたいけれど明るさも欲しいといったスペースに設置すると効果的です。

さらに、高窓は天井に近い位置にあるため家具を置きやすくなるというメリットも。

明るさ優先で大きな窓を設けると、それだけ壁面が少なくなって家具のレイアウトが制限されますが、高窓は窓下にも広い壁面が残るので家具が置きやすく、棚などの壁面収納を使ったり絵や写真を飾るディスプレイスペースの確保もできて、インテリアのおしゃれ度の幅が広がります。

一方、高窓のデメリットは採光量が不足しがちなことです。

一般的な窓よりもサイズが小さいためどうしても採光量が少なく、「窓を付けたのに何となく暗い」といったことになりかねません。

部屋の面積を考慮して、サイズや位置を決める、一般的な窓と組み合わせるといった工夫をすることが大切です。

 

高窓をおしゃれに取り入れるポイント1.スマートに見える形にする

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高窓のある部屋をおしゃれに見せるために、高窓の形にこだわってみましょう。

横長タイプにするなら、横の辺を長く、縦の辺を短くするほどスタイリッシュに見えます。

勾配天井の部屋なら勾配に合わせて三角形の高窓にするのもおしゃれですね。

 

高窓をおしゃれに取り入れるポイント2.ウインドウトリートメントにこだわる

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ウインドウトリートメントとは、窓まわりの演出と、そのために使用するカーテンやブラインドなどのアイテムを意味します。

高窓のサイズにもよりますが、ひだを寄せてウエーブ状に仕上げるカーテンよりも、平面的にすっきり仕上がるバーチカルブラインド(縦型ブラインド)やロールスクリーンにすると、おしゃれ度が上がりますよ。

 

高窓をおしゃれに取り入れるポイント3.レイアウトで遊ぶ

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高窓は天井に近い位置にありますが、室内に入った時に視線を自然と上に引き上げるため視界には入りやすいです。

せっかく設置するならレイアウトにこだわってみましょう。

たとえば同じサイズの高窓を連続して設置すると、室内にリズミカルな印象が加わって開放感もアップ。

2つの壁面のコーナーにL字に高窓を設置すると、太陽の動きとともに室内への光の入り方が変化し、自然をより強く感じられる部屋になるでしょう。

 

後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介

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高窓は、プライバシーを確保しながら光や風を室内に取り込めるのが魅力のひとつ。

しかし、隣家との距離や高さのバランスによってはプライバシーを確保できない可能性がある点に注意しましょう。

たとえば高窓を1階のリビングに設置した場合、すぐ近くに建っている隣家の2階から見下ろすとちょうど視線が通ってリビング内が丸見えに…といったケースがあります。

こうした失敗をしないために設置位置は十分検討することが大切です。

どうしても設置位置が変更できない場合は、窓ガラスをすりガラスにすると視線のカットに有効ですよ。

 

おしゃれな高窓インテリア実例16選

リビング・ダイニングの高窓インテリア実例4選

実例1.横長の高窓を複数配置して開放感をプラス

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細く横長な高窓をリビングダイニングの壁面長さ全体に配置した実例。高さはなくても長さがあるので自然光がしっかり入り、開放感もアップしています。

 

実例2.高窓を上下に配置し壁面のアクセントに

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横長タイプの高窓を上下に2つ配置した実例。1つだけ設置するよりも光や風が入りやすいだけでなく、リビングの壁面のアクセントになりおしゃれな雰囲気が高まります。

 

実例3.リビングダイニング内の窓をすべて高窓にしてプライバシーを確保

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リビングダイニングの2面を使ってすべて高窓にした実例。自然光が上から降り注いでくる状態になるのでリビングダイニング全体がやわらかい雰囲気になり、ナチュラル系のインテリアとよくフィットしていますね。

 

実例4.地窓と組み合わせて室内全体をまんべんなく明るく

 

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高窓と地窓を組み合わせた実例。上下から光が差し込んでくるので室内がまんべんなく明るくなりました。プライバシーを確保しながらも開放感が高まってリラックスできそうですね。

 

キッチンの高窓インテリア実例3選

実例5.やわらかい光の中で料理する楽しさを味わう

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キッチンの正面の壁面に高窓を設置した実例。高窓から入るやわらかい光が手元にも広がり、リラックスしながら調理を楽しめそうです。

 

実例6.天井面に反射した光がスタイリッシュなインテリアを格上げ

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ほぼ天井に接する位置に高窓を設置した実例。窓から入る自然光が天井面に反射することで間接照明のような明るさが生まれ、落ち着いた色合いのインテリアをワンランク上質な雰囲気に見せています。

 

実例7.出窓仕様の高窓でカフェのようなさわやかさを演出

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壁の厚みを生かして出窓のように仕上げた高窓の実例。窓下のオープン棚の木材と色を揃え、ディスプレイの一部に。カフェのようなさわやかな雰囲気に仕上がっています。

 

寝室の高窓インテリア実例3選

実例8.扉で隠せる高窓でプライバシーをしっかり確保

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手前にスライド扉をつけた高窓の実例。日中は開けて光を取り込み、夜は閉めてリラックスモードに。隣の家が近くてもプライバシーをしっかり確保できますね。

 

実例9.白い壁面に反射する自然光でシンプルなインテリアの魅力が際立つ

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高さが短めの高窓を天井近くに設置した実例。ストレートに入ってくる自然光は天井面に沿って室内に広がり、白を基調としたインテリアのシンプルな魅力をさらに高めています。

 

実例10.2面に設置した高窓によって入ってくる光が立体的に

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コーナー部分を境として2面に高窓を設置した実例。それぞれの高窓から入ってくる光が重なり合って、室内に影ができにくくなり立体感を高めています。

 

洗面室・トイレの高窓インテリア実例3選

実例11.すべり出しタイプの大きな高窓でハイセンスな洗面室に

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無難にまとまりがちな洗面室にすべり出しタイプの高窓で変化を付けた実例。引き違いタイプよりも動きが出るため、しゃれた雰囲気が加わってスマートな印象に。

 

実例12.スクエアのフォルムが連続するスタイリッシュな空間に

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洗面カウンターの幅に合わせた高窓を設けた実例。洗面ボウルやミラーがスクエア型のため、高窓とフォルムがリンクしてまとまりのあるハイセンスな空間になっています。

 

実例13.大きめサイズの高窓でコンパクトなトイレスペースも開放的に

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正方形の高窓を大胆に配置したトイレの実例。コンパクトなスペースだけに窓も小さくという概念を打ち破り、大きめサイズの高窓を採用して広々とした印象になっています。

 

こんな場所にも!独自の高窓インテリア実例3選

実例14.和室に高窓を設けてしっとりとした茶室風に

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室内の床面が暗めになる高窓の性質を上手に活用した実例。室内の明るさは天井面や壁面上部への反射で補い、床面近くをあえて暗めにすることで茶室のようなしっとりとした雰囲気を演出しています。

 

実例15.暗くなりがちな玄関ホールに高窓を設けてのびやかな印象をプラス

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玄関ドアと同じ壁面の上部に高窓を設置した実例。視線が上に伸びていくため、玄関スペースの幅が狭くてもゆったりとした雰囲気になり、のびやかな印象を与えます。

 

実例16.ヌーク+高窓でのんびり過ごせるプライベートスペースに

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こじんまりとしたヌークに高窓を設けた実例。リビングの一角や階段下などにつくるコンパクトな空間=ヌークと高窓の組み合わせで、自然の風を感じながらゆっくり過ごせそうですね。

 

まとめ

多くのメリットを持つ高窓。

一般的な窓から高窓に変えるだけで、個性が光るおしゃれなインテリアを作り出すことができます。

特に外からの視線が気になる立地状況なら、プライバシーを重視しながら風や光を取り入れられる高窓は魅力的な選択肢と言えるでしょう。

ゆったりした気分で過ごせるおしゃれな暮らしを実現するために、高窓の選択をぜひ検討してみてくださいね。

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