【プロが教える】憧れのコンサバトリーを実現する方法!ご自宅に非日常空間を追加!
家にいる時間が長くなり、住宅の中にさまざまなスペースを作って居場所を増やすことがトレンドになっています。
そこで…コンサバトリーをご存知ですか?
広く知られているとまでは言えない言葉ですから、まずはコンサバトリーを解説します。
簡単にお伝えすると、コンサバトリーはリビングやダイニングとは違ったくつろぎの空間です。
この記事では、コンサバトリーをどのように住宅に取り入れると良いのかを、たっぷりの実例をご紹介しながお伝えします。ぜひこの記事を参考に、コンサバトリーもご検討ください。
プロが教える!おしゃれなコンサバトリーを実現するポイント
そもそもコンサバトリーとは?
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コンサバトリーは、住宅に接して作られた温室のような空間を指します。
フランスやイギリスで生まれ、最初は果物を保管したり、植物の温室として使われてきました。
現在は、住宅とガーデンを結ぶくつろぎの空間として作られることが多くなっています。
コンサバトリーはガラス張りの空間として作られ、ソファ、テーブル・チェアなどの家具が置かれます。
サンルームに比べると、広い空間で、よりインテリアにこだわって作られるのが特徴です。
素敵なコンサバトリーにするポイントは、住宅のインテリアスタイルにあったデザインで作ることがポイントになります。内部の家具のコーディネートも重要です。
全天候型のガーデンというイメージがぴったりのコンサバトリーは、使い勝手が良い空間です。
日本は雨が多いので、お庭にソファなどの家具を置きにくいですが、コンサバトリーなら天候を気にせずお気に入りの家具を置くことができます。
また、リモートで仕事をする場合にも気分転換になりますし、お休みの日に「朝食はコンサバトリーでいただきましょう!」なんて、家にいながら非日常の気分も味わえます。
改めてコンサバトリーのメリット / デメリットを整理します
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■ コンサバトリーのメリット
すでにお伝えしたように、コンサバトリーを設置することで、くつろぎのスペースをひとつ家の中に増やすことができます。
コンサバトリーは、自由に使える場所ですから、温室として植物を育てるのはもちろん、食事をするスペースとして、リラックススペースとして、趣味を楽しむ部屋として…など、さまざまに使うことができます。
インテリアにこだわって、お気に入りのスペースを作りましょう。
■ コンサバトリーのデメリット
コンサバトリーは、ガラス張りで作られるため居心地の良い室内環境が作れないと、くつろぎとは程遠い空間になってしまいます。
特に、夏は日差しが降り注ぎ暑くなってしまうことが多いため、ガラスを複層タイプにしたり、エアコンを入れたり、ブラインドやシェードを取り付けておく必要があります。
また、大きめの植物を配置しておけば、日影を作ることができておしゃれな印象にすることができます。
そのほか、コンサバトリーの外回りの植栽も効果があります。
冬は、日差しが暖かく昼間は快適な空間にしやすいのですが、夜は冷えますので画像のように暖炉があると素敵に暖かく過ごせます。
ほかに、結露対策も必要です。その点でもガラスはペアガラスなど複層タイプで、ガラスの枠も結露がしにくい素材を選ぶと良いでしょう。
おしゃれに取り入れるポイント① 目的を考えよう
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コンサバトリーは、単独でお庭に建てることもできるのですが、現実的に考えるとそこまで広いスペースは作れないことが多いので、コンサバトリーでしたいことをしっかりと考えることが大切になります。
お茶するスペースや、パーソナルチェアでくつろぐくらいでしたら、小さめのスペースでも作ることが可能です。
まずはコンサバトリーでしたいことを整理しましょう。
その上で、必要な家具は何かを考えればスムーズに決めることができます。
おしゃれに取り入れるポイント② インテリアスタイルを統一しよう
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住宅内と同様、インテリアスタイルの統一はとても大切です。
英国アンティーク、モダン、北欧、インダストリアルなど、スタイルを決めて家具や小物をコーディネートします。
植物の鉢や鉢カバーまで、手を抜くことなくしっかりと選択しましょう。
おしゃれに取り入れるポイント③ アウトドア家具を取り入れてリゾート演出も!
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コンサバトリーのインテリアスタイルの統一は大切ですが、住宅内と必ずしも同じにしなくてもOK。
非日常空間として、コンサバトリーだけ別のスタイルで空間を作るのもありです。
例えば、コンサバトリーはリゾート地のホテルのテラスのように演出しても素敵ですね。
直射日光を受けることもあり、家具が褪色しやすいので、アウトドア家具を選ぶのもおすすめです。
アウトドア家具を選択すると、リゾートのイメージにまとめやすくなるメリットもあります。
せっかくの空間ですから、遊び心を持って楽しんでコーディネートしましょう!
後悔したくない!気になる情報も事前に検討しておきましょう。
コンサバトリーを取り入れる価格相場はどれくらい?
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コンサバトリーの価格は、サイズやオプションによって大きく変わります。
輸入やオーダーで作ることができ、コンパクトなタイプで150万円くらいからになります。
大きなものやオプションをプラスすると400万円を超えるものも。
室内環境は大切ですので、ペアガラスやエアコン、暖炉、床暖房などを入れていくと価格は上がっていきますので、見積もり金額をよく確認してください。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
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コンサバトリーの失敗は、これまでも何度もお伝えしていますが、温度や湿度などの室内環境が快適でない場合です。
ガラスの多い空間になりますので、どうしてもガラス面から直接外気の影響を受けやすくなります。
必ず複層ガラスで、紫外線などをカットするタイプ(またはシートを貼る)、空調設備、換気扇を設置することをお忘れなく。
できるだけ快適に過ごせる空間を作ってくださいね。
世界のおしゃれなコンサバトリー実例15選!日本のお家にも取り入れ可能なセンス抜群な実例をご紹介
イギリスのコンサバトリーインテリア実例 5例
ホワイトでまとめたヴィクトリアンは明るく軽快
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窓枠のデザインは、コンサバトリーの印象を作る大きな要素です。
また、窓枠のカラーも大切。ホワイトかブラックかでも全くイメージが異なります。
重厚になりがちはヴィクトリアン様式も、ホワイトデまとめると軽やかな空間を作ることができます。
リビングダイニングのように作り込む
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ガーデン用のコンパクトなテーブルとチェアを置いても良いのですが、思い切って第二のリビングダイニングとしてしまう方法もあります。
家にいながら普段とは異なる空間でくつろげるのは、とても贅沢ですね。
基本に忠実に温室として利用
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植物をたくさん置いて温室として利用しつつ、ホッと一息つけるように家具を置いたコンサバトリーです。
植物が元気に育てば、空気が美味しいお部屋になりますし、ガラス面からの日差しも和らげてくれます。
シャンデリアでエレガントに
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コンサバトリーに豪華なシャンデリアを吊るすと、一気にエレガントな空間に。
宮殿のお庭に設けられようなイメージを作ることができます。
イギリスらしい壁紙をポイントに
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こちらは壁面に印象的な壁紙を使用したコンサバトリーです。
正面の絵画や白で統一された陶器もイギリスらしく、素敵な空間にコーディネートされています。
フランスのコンサバトリーインテリア実例 5例
フレンチスタイルのタイルを取り入れて
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エキゾチックな印象もあるこちらのコンサバトリーは、床のタイルと窓枠のカラーが特徴です。
フランス植民地時代のイメージとも言えますね。
センスの良いミックスインテリアが素敵です。
プロヴァンスなど南フランスのイメージで
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こちらもグリーンを多く配した温室イメージのコンサバトリーです。
床タイルのデザインとシャンデリア、細身のブラックアイアンの家具がうまくコーディネートされています。
パリのアパルトマンのペントハウスをイメージ
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こちらはパリのハイセンスアパルトマンのペントハウスのようなイメージで作られています。
ブラックを効果的に取り入れながら、素朴な仕上げのナチュラルな家具もプラスして。
クッションなどのファブリックをコーディネートすると、くつろぎ感が増します。
アンティークでエレガントに
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こちらはとことんアンティークにこだわったコンサバトリーです。
カジュアルなものをコーディネートしないようにすると、宮殿のような印象になりますね。
フランスのカフェをイメージ
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こちらは、フランスの小ぶりなホテルなどにありそうなカフェのイメージです。
画像よりも幅を狭くすれば、日本でも取り入れやすいサイズとデザインでとても参考になるサンプルです。
日本でも!コンサバトリーインテリア実例 5例
バルコニーをコンサバトリーにする
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バルコニーを作ってもあまり有効に利用できないと思われるのなら、コンサバトリーにしてはいかがでしょうか。
リビングを延長する空間としてとても効果的。
こちらは、ガラスではなく、網戸が入っているので風を通したいけれど虫は苦手という方にもおすすめです。夜間に室内で電気をつけても安心して過ごせますね。
洗濯物も干せるコンサバトリー
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こちらは綺麗にコーディネートされたコンサバトリーですが、洗濯物を干すバーがうまく取り付けられています。
写真のようなデザインを邪魔しないシンプルなブラックのバーなら、そのまま設置してあっても気になりませんね。
玄関土間が多目的なコンサバトリー
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こちらは玄関の土間をコンサバトリーにしたサンプルです。
多目的に使える空間になっていて、作業も捗りそうですし居心地も良さそうです。
マンションでも室内側にコンサバトリーを
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マンションの場合もコンサバトリーを検討してみましょう。
マンションのベランダは、共用部分ですので勝手に手を入れることができません。
そのため、マンションでコンサバトリーを設置する場合は、室内側に画像のようにガラスの壁を立てるとよいでしょう。
窓側に一つ空気層をつくることができるので、室内環境をアップさせる効果も期待できます。
趣味の部屋として
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DIYや植物の世話など、多少汚れる作業もできるコンサバトリーなら、趣味に没頭できる部屋を作れます。
コンパクトなサイズでも、ガラス張りなので狭く感じません。
ぎゅっと凝縮された空間に好きなものをとことんコーディネートできますね。
まとめ
今回は、コンサバトリーをピックアップしました。
たくさんの実例もご紹介しましたので、イメージをつかんでいただけたのではないでしょうか。
コンサバトリーはコンパクトな空間でも、非日常空間を作れて日々の生活に癒しを与えてくれます。
住宅内の居場所の追加を考えられているなら、ぜひご検討ください。