2023/08/23
【プロが教える】おしゃれなガレージハウスを実現する方法!間取りも施工実例もたっぷりご紹介!徹底解説
「通勤や買い物用に」「ドライブが趣味」などさまざまなニーズから、私たちの暮らしに欠かせない車。なかには、車やバイクを複数台所有しているという方も多いことでしょう。
愛車をお持ちの方なら、必ず必要となる駐車スペース。もし将来家づくりを検討されているなら、それを良い機会に、現在の使い勝手とご自身の理想とする駐車方法について改めて考えてみるのはいかがでしょうか。
駐車場というと、いわゆる青空駐車場のほか、柱と屋根のみのカーポート型、独立した倉庫型などがありますが、建物内にガレージを内包する「ガレージハウス」も、選択肢のひとつとして外せません。
今回は、ガレージハウスを考えている方に参考にして頂きたい、ガレージハウスの特徴やメリット&デメリット、おしゃれなガレージ実例などをご紹介します。
プロが教える!おしゃれなガレージハウスを実現するポイント
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ガレージハウスというと、一般の住宅と比べてなかなかイメージがわきにくいという方がいるかもしれませんが、目的や暮らし方(間取り)をじっくり考えることで、自ずと自分たちの求める方向性がみえてきます。
まずは、ガレージハウスの特徴をおさえましょう。
そもそもガレージハウスとは?
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ガレージハウスとは、戸建て住宅の1階部分、或いはその横に、車庫(ガレージ)を組み込んだ家のこと。”ビルトインガレージ”や”インナーガレージ”ともよばれますが、これはガレージハウスのガレージ部分をさした言葉です。
さまざまな仕様があるため、その全てを網羅することはできませんが、主に4タイプに分けることができます。
半インナータイプ
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ガレージ周囲の壁を極力設けず、簡易的な柱などで支えるオープンタイプ。狭小地など敷地に制限がある方にもおすすめです。間取りによっては木造は難しく、木造SE構法や鉄骨造、RC造がよく選ばれます。
完全インナータイプと比べると、設備面でのコストもややおさえられるほか、動線を工夫すれば住居スペースとの出入りも楽々。
完全インナータイプⅠ
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ガレージの周囲3方向全てを壁で囲うが、ガラス製の間仕切りを採用するなど住居スペース側と一体感が生まれやすくなるタイプです。木造SE構法や鉄骨造、RC造になるケースがほとんど。
長時間ガレージで過ごすが、居住スペースとはしっかり分けたいという方などにおすすめ。断熱・気密対策はもちろん、目的に応じた照明配置や換気計画が必要になります。
完全インナータイプⅡ
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こちらも完全インナー型ですが、家の中心にガレージを設けるタイプ。RC造や鉄骨造、木造SE構法がほとんどで、ガレージ両隣は住居スペースになるパターンが多め。
部屋の配置や気密・断熱、換気対策にしっかりとした対策が必要ですが、ガレージを第二のリビング感覚で使いたい方などに最適。
完全分離タイプ
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住宅とガレージを完全に分けたタイプですが、居住スペースとの動線も工夫次第で利便性がアップ。ノウハウのある会社の場合、ワイドスパンのガレージでなければ木造で実現可能なことも。ガレージと分離しているので、住居スペース側の間取りを自由に考えやすいのが特徴です。
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ガレージのサイズは、車種により大きく異なります。現在所有している車、或いは将来的に購入予定の車のサイズ(ルーフキャリア等を乗せるなら車高プラスアルファで見込む)と台数から、どれくらいスペースがあればよいか想定しておくとよいでしょう。
目安として、車1台分なら6坪程度(幅3.5×奥行5.5m等)あれば比較的乗り降りしやすくなります。収納(+1m)を追加するなら7.5坪程度(幅4.5×奥行5.5m等)、さらに作業スペースが必要なら9坪程度(幅5.5×奥行5.5m等)あると、余裕が生まれやすくなります。
改めてガレージハウスのメリット/デメリットを整理します
メリット
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ガレージハウスは雨風や埃のほか、いたずらや盗難等から車を守りやすいという防犯上のメリットがあります。また、雨の日も濡れる心配が少なく、子どもやシニアがいるご家庭も外出の負担感を減らすことが可能。荷物の出し入れがしやすいという点も便利です。
他にも、ガレージハウスは屋根のない駐車場と異なり、建物の延床面積には含まれますが、1/5を限度として容積率の計算から除外されるという点も見逃せません。
つまり、同じ容積率の敷地に建物を建てる場合、ガレージハウスのほうが、延床面積の上限が広くなるという利点があるのです。
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そしてなにより、ガレージハウスの醍醐味といえば、居住空間の延長として活用できること。DIYなど趣味を楽しむスペースや寛ぎの場など、幅広い使い方が可能です。
デメリット
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一方、デメリットとして挙げられるのは、騒音や換気対策が必須なこと。早朝や深夜のエンジン音やシャッター開閉音は気になりやすいため、特に寝室や子ども部屋は、ガレージから離れた場所に配置したほうがベター。
また、居住スペースに排気ガスがこもりやすいため、強力な室内換気扇や工業用有圧扇(低騒音仕様あり)をつけたり、冬場の暖機運転時は必ずシャッターを開けたりするなどの工夫が必要。
予算やスペースに余裕があるなら、排気ダクトでマフラーから直接排気できると、換気効率はよりアップします。
【木造SE構法で建てたガレージハウス】
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建物の構造条件や間取りに制限がでやすいのもデメリットのひとつ。設計会社等に依頼する際、建物の構造的に希望するガレージの大きさがつくれるかどうか確認が必要です。
一般的に、複数台の車を並列(横並び)にする大スパンのガレージ+2階以上に居住スペースを設ける場合、床の剛性がとれないので一般的な木造では難しいと考えたほうがよいでしょう(耐震構法のSE構法なら横幅9m近くまでの大開口ガレージが可能です)。
【鉄骨造のスキップフロアガレージハウス】
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鉄骨造ならロングスパンのガレージも可能ですが、風が強い立地では若干揺れやすいことも。立地や敷地条件によっては、RC造(壁式は7m幅、ラーメン構造なら10m幅程度は可能)に限定されることも多いでしょう。
このように、耐久性を高めるため強度の高い建材を使ったり、梁を太くしたりなどの対策が必須なほか、照明やエアコン、コンセント類を付随することによるコストがかかる点も把握しておきましょう。
おしゃれに実現するポイント①内装制限を守りつつ仕上げ材にこだわる
【窯業系サイディングを貼ったガレージ】
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ガレージの天井や壁は内装制限があるため、準不燃材料以上の仕様にすることが求められますが、素材の選び方次第で、おしゃれでオリジナリティのある空間がつくれます。
上の画像は、グラスウールを充填して石膏ボード+窯業系サイディングを貼った例。下の画像のように不燃OSB合板で仕上げれば、無機質感を和らげることもできます。
【不燃OSB合板を貼った壁と木タイルを敷いた床】
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床の仕上げについても考えておきたいところ。例えばモルタル床の場合、意外にタイヤ痕がつきやすかったり、油じみがつきやすかったりするケースがあります。
軽作業程度なら別ですが、車のメンテナンス作業をしっかり行う場合は、オイルの染み込み防止や車荷重への耐久性、摩耗を防ぐ点からもエポキシ樹脂系厚膜塗装材(防塵仕様)がおすすめ。
塗料の剥がれ防止のため、下地コンクリートに一定の強度が求められるので、家の設計段階で専門業者に相談しておくと安心です。
【ウッディな静音型オーバースライダー】
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上の画像は、木造住宅に鉄骨を入れて補強し、幅6m×奥行6mの広いガレージを実現した例。ガレージと居住スペースを間仕切る木製の引戸とテイストを揃え、シャッターもウッディなオーバースライダーを採用。鉄骨梁のブラックカラーもよいアクセントに。
おしゃれに実現するポイント②具体的な使い方を想定した設備計画を
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ガレージの用途によりますが、車のメンテナンス作業を重視するなら、照明の配置は多めに計画を。常時点灯スイッチだけでは暗いので、手元作業用のスポット照明や人感センサー照明を備えると便利です。
レイアウト変更を想定し、ダクトレールやユニバーサル照明にしておくと使い勝手がアップ。電気自動車への買い替えを見据え、EV充電用コンセントを備えておくのもおすすめ。
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また、ガレージ内に水道を備えておくと何かと便利です。シンクのデザインは、例えばインダストリアルテイストならスチール製など、ガレージや居住スペースとイメージを合わせて選びましょう。湿気や水気対策として、排水・換気対策もしっかり検討を。
おしゃれに実現するポイント③収納やディスプレイは天井と壁を活用
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ガレージは、収納スペースを充実させるとより使いやすい空間に。車のメンテ用品のほかバイク用ガレージならウェア類やヘルメット、アウトドア派ならキャンプ道具など、収納を兼ねて、おしゃれにディスプレイしてみましょう。
壁にイラストやポスターを掛けるなら、ピクチャーレールを設置するのも素敵。天井や壁を活用して収納スペースにすれば、床廻りをすっきり見せることができます。
後悔したくない!建築家にお願いして失敗しがちなガレージハウスパターン紹介
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単に車庫としての用途と考える場合は別ですが、名が知れた建築家であっても、ガレージハウスの施工事例がほぼなく、車への知識が不足している建築家に依頼するのはあまりおすすめできません。
ワイドスパンなガレージを希望していても、1台ごとに壁で仕切らざるを得ないプランになったり、隣接するリビングに車の排気ガスが入りこみやすくなってしまったりなど、想定外のケースが起こる場合も。
ガレージを建物に組み込むという特性上、構造とデザインを兼ね備えたプランづくりや、給排水、換気設備やシャッター、床塗装材の選定はかなり難しいもの。ガレージハウスの経験値が高い建築家に依頼するのが安心です。
住宅のプロが厳選!有名建築家がデザインしたガレージハウス3選
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ガレージハウスを強みとする建築家は、使用目的やイメージを詳しくヒヤリングし、居住スペースとの動線やガレージの使い方等、自身でも思いつかなかったプランニングをしてくれます。なかでも多くの設計経験を持つ、建築家を3名ご紹介します。
新しい車と旧い車、2種のテイストを生かしたガレージ/松永基氏(エムズワークス一級建築士事務所)
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https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1471/_61479.html
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クライアントのライフスタイルを重視しながら、オンリーワンのガレージハウスを多く手掛けるのが、エムズワークス代表の松永氏。自身も4台の車を持つ大のクルマ好きで、施主の想いを汲んだプランを提案してくれます。
住宅の右手と左手に分かれたガレージは、いずれも松永作品の特徴である柱がない6m程の大スパン。ヴィンテージ車用と近代車用に分かれていて、バーカウンターやオーディオシステムなどを備えています。
高低差のある敷地を生かしたFLOAT BOX/小室芳樹氏(フリーダムアーキテクツデザイン)
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高低差ある敷地を生かしてスキップフロアにすると共に、ガレージ上にBOXを浮かせたコンセプチュアルな外観。夜間はライティング効果で印象が大きく変わります。
設計はFREEDOM ARCHITECTS 大阪・梅田事務所の小室氏。大学の機械システム工学科で自動車の設計者を目指したほど、車に精通されている建築家です。
愛車を際立たせるダークトーンのガレージ/細渕正人氏(ビルズ東京株式会社)
https://builds.co.jp/gallery/3590
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白いスクエアのファサードを入ると、ダークな色合いのガレージへ。ガレージ横の書斎の窓からは、愛車の気配を常に感じることができます。
手掛けたのは東京・立川を拠点にするビルズ東京の細渕正人氏。「暮らしからアプローチする住まい」をコンセプトとされており、ガレージ付き住宅専門誌でも紹介されています。
おしゃれなガレージハウス施工実例16選
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ここからは間取りやインテリアスタイル別に、ガレージハウスの実例をご紹介します。
居住スペースとの動線や収納&ガレージ活用アイディアをぜひ参考にしてください。
ガレージハウスの間取り実例3例
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ここ近年、車やオートバイのカスタムパーツメーカーなど、カー&バイクライフに精通した企業やブランドが、魅力あるガレージハウスをこぞって提案しています。なかでもこれら3つの間取りプランが注目どころ。
ガレージと居住フロアを緩やかに繋げたシームレスな空間
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1階ガレージとエントランスの仕切りに大きなサッシを採用し、床を一続きの土間仕様に。2階のリビングダイニングの他に中2階を設けて大きな吹き抜けを設けるなど、ガレージが孤立しないよう配慮したプランです。
「家づくり」を、よりカジュアルにシミュレーションして楽しむため生まれた住宅エンターテイメントメディア「Dolive」と、カー用品販売大手のオートバックスが手掛けるブランド「GORDON MILLER」がコラボした、THE HOUSE GARAGE PROJECTの一例。
ガレージから玄関の仕切りにガラス扉を採用
https://www.zaus-co.com/event/kantou/2014/10/1342.html
https://www.garagehouse-co.com/works/1322/
住まい手のニーズに応じて、これまで100邸以上にもなるオリジナルのガレージハウスを提案してきたザウス株式会社のプランニング例です。
木造・地上2階建てで、ガレージは車とバイクいずれも格納できるスペースを確保。ガレージと玄関の間仕切りにガラス扉を採用し、出入りの度に愛車を眺められるよう工夫されています。
サッシを開け放つとガレージと居住スペースが一体に
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「Dolive」×「GORDON MILLER」によるTHE HOUSE GARAGE PROJECTのフラットタイプのプランです。家の中央に配置したガレージは、約28㎡ほどとゆったりとしたつくり。
両サイドにはリビングダイニングやプライベートルームを設けていますが、サッシを開け放つと、ガレージと一体感のある大きなリビング空間が生まれます。
モダンなガレージハウス施工実例3例
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続いては、インテリアスタイル別のガレージハウスをピックアップ。
モダンスタイルは、コンクリートやモルタルなどを多用するガレージにぴったり。ガレージアイテムやアウトドアギア類とも相性が良く、クール&スタイリッシュな印象になります。
アール型の鉄筋コンクリート製壁に包まれたガレージ
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手で建物を包み込む様をモチーフにした、鉄筋コンクリート製のガレージハウスです。室内は高低差のある敷地を活かしてスキップフロアを採用。
旧車とバイクが複数台収まるガレージ内は、エアコンや照明、ツール用収納棚を設置し、長時間のメンテナンスができるよう配慮されています。
床面にピットを設置してメンテナンス性を高める
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片流れ屋根が印象的な木造在来工法のガレージハウス。ガレージ出入口は開放感のある折れ戸を採用しています。
モノトーンのチェック模様の床には、オイル交換などを行いやすいよう深さ1メートルのピットを設置。ガレージ脇のワークスペースは、収納スペースとしても活用できます。
開口部を極力少なめにして視線や騒音をシャットアウト
https://kaz-archi.com/K-2.html
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周囲を道路に挟まれた立地の為、建物の開口部は狭めて外部からの視線や騒音を遮断したガレージハウスです。1階のガレージのみ、RC造とすることで構造強度を確保。
2~3階部分の居住スペースへと続く階段は、コンクリート造のガレージの内部と揃えてクールな印象に仕上げています。
アメリカンスタイルのガレージハウス施工実例3例
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アメリカンガレージというと、天井高のある堅牢なつくりをイメージする方は多いことと思いますが、ビルトインガレージでも、それをモチーフにイメージを近づけることは可能。
アメリカの工場や軍の格納庫などに多いスチールスパン、温かみのあるウッドガレージ、海の匂いを感じるカリフォルニアガレージなど、さまざまなタイプがあります。
アメリカンカルチャーが詰まったサーファーズスタイルのガレージ
サーファーズハウススタイルのガレージ広さは約50㎡。Gottliebのピンボールマシンやネオンサインなど、アメリカンヴィンテージのコレクションがディスプレイされています。
ガレージ壁は、24㎜合板を用いて壁面を活用しやすいようにしたほか、雰囲気ある電球色と視認性のある昼光色の照明を備え、用途別に照明を使い分けられるよう工夫しています。
愛車コレクションを見渡すブルックリンスタイルの平屋ガレージ
https://www.r-plusnara.com/5010case/post_45.html
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家のほぼ半分をガレージが占める平屋のガレージハウス。荒削りなベルギーレンガ壁、ファクトリー感溢れる照明など、重厚なブルックリンスタイルでまとめています。
カバードポーチが目を引くカリフォルニアスタイルのアメリカンガレージ
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https://ash-americanstyle.com/archives/works/works-9849#&gid=1&pid=5
これぞカリフォルニア風といえる、ラップサイディング×カバードポーチ(屋根付きの玄関ポーチやデッキ)づくりのガレージハウスです。フルサイズバンも入るガレージの壁と天井は、無垢材パイン羽目板をふんだんに使用。
ナチュラルモダンスタイルのガレージハウス施工実例3例
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ガレージ仕上げに多いコンクリートやモルタル材ならではの硬質感や無機質さが苦手、という方は、不燃仕様の木質材や木調のサイディングなどを取り入れてみては。仕上げ材やディスプレイ棚の一部などに適宜取り入れることは可能です。
内装に木質系素材を取り入れ温かみのある雰囲気に
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https://www.zaus-co.com/case/garage/f33.html
建築面積約10坪、地上3階建て木造住宅のガレージです。ガラス貼りの書斎と素材イメージを統一し、ガレージの内装もウッド調に。
母屋とは別にガレージ専用の「離れ」を構築
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一つの敷地内に母屋とガレージ付きの離れをつくった木造住宅の例。建物全体をはじめ、ガレージや窓のフォルムをスクエア型で統一してすっきりした印象に。
ウッディ仕上のラフで居心地よい空間
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https://suvaco.jp/room/rw6WOeBLEt
杉構造材と無垢杉板の床、外断熱の下地用構造合板の内壁で構成された建物です。玄関ホール正面にガレージを配置し、作業台やホビースペースとして造り付けテーブルを備えつけ。
こんなデザインも!独自のスタイルを突き進むガレージハウス施工実例4例
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最後に、オーナーのこだわりが溢れるガレージデザインを。家族や共通の趣味を持つ仲間がいつも集い、語り合いたくなるような憧れの空間です。
白一色で仕上げた平屋ガレージ
https://www.zaus-co.com/case/garage/ga019.html
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オールホワイトの外観が目を引く平屋のガレージハウスです。バイクは3台格納可能。建物に垂直に立つ右手の壁は、リビング側を目隠しする役目を担っています。
日×伊、2台の名車が同居する17坪のガレージ
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狭小地を生かし、スキップフロアでベースフロアから最上段まで垂直方向に空間をつないだ建物です。電動リフトによる2段駐車で壁をガラスによって隔て、明るさと解放感を演出しています。
白壁に濃茶色の木材を配した古民家調ガレージ
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地上2階建ての木造住宅に設けた約25㎡のガレージ。古民家のような落ち着いた佇まいですが、夜間のライトアップ時は、まるでショールームのように美しく浮かび上がります。
愛車たちを俯瞰で眺められる”ガレージロフト”
https://www.msworks-arch.jp/works/05/index.html
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木造住宅のエントランスから2階にアクセスする途中、ガレージロフトとよばれるスペースを設けた例です。高身長でも屈まないで通れるほどの高さを確保しているので、愛車の気配を身近に感じながら、さまざまな使い方ができそうですね。
まとめ
今回は、ガレージハウスの特徴やメリット・デメリット、おしゃれな実例をご紹介しました。
生活の利便性が上がるだけでなく、趣味の場としても活用できるほか、税金上のメリットもあるなど、ガレージハウスの利点は多々あります。ガレージの使用目的や家づくりの優先順位を整理しながら、家族みんなが快適に過ごせる素敵なガレージライフをぜひ実現してくださいね。