【プロが教える】おしゃれなピンクインテリアを実現する方法!来客が憧れる上質な空間を実現する
華やかでやわらかな雰囲気があり、女性を中心に人気を集めているピンク。お部屋に取り入れるとどこかあたたたかく、やさしい気持ちになれます。
しかし、色の選び方や組み合わせ方によっては「子供っぽい」「品がない」などマイナスな印象を持たれてしまうことも。
そこで今回は「プロがおしゃれなピンクインテリアを実現する方法を教えます」と題して、ワンランク上のピンクインテリアを実現する方法を解説します。
ピンクと相性の良い色や陥りやすい失敗例、コーディネートの実例を紹介しますので、この記事を参考にしておしゃれで洗練されたピンクインテリアを楽しみましょう!
目次
来客が憧れる!おしゃれなピンクインテリアを実現するポイント
改めてピンクを知り、インテリアをおしゃれに仕上げる方法をおさえよう
ピンクを知る
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ピンク色は一般的に、安らぎや若々しさ・幸せを感じる色であり、女性ホルモンの分泌を助けるともいわれています。その一方で年代や性別によって好き嫌いが分かれやすい色でもあり、取り入れる際には注意が必要です。リビングなど来客を招くお部屋では、ピンクの分量を減らす・明度や彩度を下げて派手な印象を回避するなど配慮しておくと安心です。その代わり、寝室や書斎など家族以外が立ち入らないお部屋では思いっきりピンクを楽しむカラーコーディネートをしてもよいかもしれません。
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一口にピンクといっても色のトーンや濃さによって印象が変わります。目指すインテリアのイメージに合ったピンクを選ぶことで、コーディネートの完成度がぐっと上がります。
薄いピンクはピンク色がもつ特色であるやさしい雰囲気・やわらかな印象がより強くなります。空間にもなじみやすい色合いなので、さりげなくピンクを取り入れたい方やリビングや客間など来客を招く空間にもおすすめです。色の主張があまり強くないので、ナチュラルやフェミニンなどやさしい印象のコーディネートにもぴったり合います。
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反対に濃いピンクは小さい面積でも存在感抜群で、お部屋のアクセントになります。インパクトが強いので単品で使ったり、家族だけが利用するプライベートスペースに取り入れるのが良いでしょう。ものが多い空間に濃いピンクを入れると雑多で騒がしい印象になりやすいですが、モダンやホテルライクなどスッキリとした空間に取り入れると良いスパイスとなり、印象を格上げしてくれます。
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さらに青みのピンク・赤みのピンクで伝わる温度感が変わります。青みのピンクはやわらかさやあたたかさが抑えられて、スマート・スタイリッシュな印象になります。ピンクがもつ膨張色という側面も軽減されるので、せまい空間でも取り入れやすいです。甘すぎないインテリアを目指す方におすすめです。
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反対に赤みのピンクは、ぬくもりが感じられやすくなります。リラックス感もあるので、ゆったりと過ごしたいリビングや寝室などにもおすすめです。
ピンクと相性の良い色を知る
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グレーはピンクと相性が良い色の代表格といえます。グレーは落ち着いた印象を与える色であり、華やかなピンクをコーディネートになじませて調和するのに良い働きをしてくれます。ライトグレーならよりフェミニンでエレガントに、ダークグレーならマニッシュでシックに見せてくれるので、求めるコーディネートの世界観に合わせてグレーの色合いを使い分けましょう。
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また、補色であるグリーンもピンクとの相性が抜群です。ただし、補色同士というのは明度や彩度が高いものを組み合わせるとお互いの主張が強すぎて雑多な印象になりやすいです。トーンを落としたり、どちらか一方の分量を減らしたりしてバランスを整えましょう。
インテリアアイテムではなく、観葉植物としてグリーンを取り入れるのもおすすめです。空間のアクセントになってくれます。
ベースorアクセント。ピンクをどう使うのかを考える
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ピンクインテリアには2種類あります。ピンクをベースにしたコーディネートとピンクをアクセントに用いたコーディネートです。お部屋の用途や目指す世界観によって使い分けましょう。
壁紙やカーテン・大きな家具などにピンクを取り入れた、ピンクベースのコーディネートは、淡いピンクやくすんだピンクをメインにするとやさしくてリラックスしやすい雰囲気になります。また、薄いピンクであれば色のインパクトがそこまで強くないので万人受けしやすくなります。リビングや客間などお客様が使用するお部屋におすすめです。
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反対に、濃いピンクやはっきりした色合いのピンクをメインにすると、派手で個性的な印象になります。プライベートスペースに取り入れて、自分が好きな色を全力で楽しむのもありかもしれません。
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ピンクをアクセントにしたコーディネートは、分量が少なくてもピンクの印象を強めてくれるのでオリジナリティを出したい場合におすすめです。アクセントに使用する場合は、原色に近いような濃いピンクでも良いでしょう。小さな面積でも存在感抜群で、お部屋をぐっとおしゃれに見せてくれます。
トーンと分量を調節すれば理想のピンクコーディネートに
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ピンクインテリアを上品に・おしゃれに仕上げるには、色のトーンと分量が重要なポイントになります。
ピンクの彩度・明度を落としたり、分量を抑えたりすると、落ち着いた雰囲気や大人っぽさを感じられます。インテリアをピンクばかりにするのではなく、他の色と組み合わせるのも良いでしょう。特にモノトーンや寒色系など、落ち着いた印象のある色を合わせることで、簡単に大人っぽいピンクインテリアに格上げできます。
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反対に、ピンクの彩度・明度を上げたり、分量を増やしたりすると、華やか・かわいい・気分が上がるといったポジティブな印象を感じられます。ただし、明度も彩度も高いピンクを選ぶと子供っぽさやカジュアルな印象が強くなりやすいので、どちらか一方は抑えてあげると取り入れやすくなります。
ピンクの分量を増やす場合は、グラデーションを意識すると空間に調和が生まれます。ピンク~レッドのグラデーション・濃いピンク~淡いピンクのグラデーションなどを意識することで、派手さを抑えてまとまりがあるコーディネートになります。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
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ピンクは膨張色なので、多用するとお部屋が狭く見えてしまいます。圧迫感が感じられてリラックスできなくなったり、気が散って集中できなくなったりすると本末転倒です。
ピンクをメインにコーディネートしたい場合は、薄い色合いのものを多めに取り入れたり、収縮色である黒や寒色系の色を組み合わせて、メリハリをつけましょう。
インテリアのプロは知っている。ピンクインテリアを実現するインテリアアイテムを探すときにまず見るショップ
Francfranc
https://francfranc.com/collections/211044-coordinate
Francfrancは、20~40代女性をメインターゲットとした大人かわいいアイテムを多く展開しています。おしゃれなインテリア・雑貨を多数取り扱っているので、一度は訪れたことがある方が多いかもしれません。フェミニンでかわいらしいピンクインテリアを求めている方におすすめです。
Francfrancは、手の届きやすい価格帯であることも魅力の一つです。ソファもベッドフレームも10万円以下のものが多く、デザイン性が高いのに手に入れやすいのが嬉しいですね。
エレガント・クラシック・キュートなデザインに強いので、大人っぽくてかわいらしいお部屋を作りたい方はぜひチェックしてみて下さい。
▼Francfrancについてさらに詳しく知りたい方はこちら
KARE
https://kare.co.jp/coordinate-brand/pink-elegance-waterlily-and-luxury.html
KAREは、ドイツ・ミュンヘン発のデザインレーベルで、日本ではLIVING HOUSEが総代理店として商品を扱っています。「モダンで遊び心のあるアイテムが欲しい」と思っている方に一押しのブランドです。
「LIFE IS STYLE!LIFE AGAINST THE STREAM !」 (人生とはスタイルだ!流れに身を任せず、自分の意思で生きよう!)をコンセプトとしていて、エッジの効いたユニークなアイテムを毎年2,000点も発表しています。
オリジナリティにあふれていますが、どこか上品で洗練されているので、1点取り入れるだけでお部屋の印象をランクアップさせてくれます。
▼KAREについてさらに詳しく知りたい方はこちら
スタイル別おしゃれなピンクインテリア実例サンプル12選
モダンスタイルのピンクインテリア実例 3選
くすみ感のある補色コーデで可憐に仕上げる
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くすみ感のあるピンクを選ぶことで、大人っぽさのあるエレガントなリビングに仕上げています。ソファに取り入れた濃いグリーンは重量感があり圧迫感を感じやすいですが、背の低いデザインにすることで安定感や落ち着きに変換できています。補色同士の組み合わせですが、彩度を落としているため派手になることなく、絶妙にマッチしています。
ピンクのアクセントウォールで主役を引き立てる
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存在感のある照明を主役にしたナチュラルモダンなリビングダイニングです。壁紙はくすみピンクですが、比較的明度が高いものを選んでいるので、照明のブラックがよく映えます。明るいピンクを選ぶ際は、ぜひ無地をチョイスしましょう。柄が入ると一気に子供っぽさが出てしまいます。
差し色が効いたスタイリッシュな北欧モダン
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王道の北欧モダンもピンクとブラックで作り上げると、一味違った印象になります。光沢のあるブラックのアイテムは冷たさや固さを感じさせますが、あたたかみのある木目ややわらかさを感じるくすんだピンクと組み合わせることで角が取れます。補色であるグリーンの観葉植物が良いアクセントになっています。
北欧スタイルのピンクインテリア実例 3選
観葉植物で印象を引き締める
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ホワイト×木目を多用したシンプルな北欧スタイルに、あたたかみのあるピンクのソファが華を添えています。やわらかな色だけでまとめてしまうとぼんやりとした印象になってしまいますが、観葉植物でピンクの補色であるグリーンを取り入れることで空間を引き締められます。
モノトーン×サーモンピンクであたたかみあるお部屋に
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先ほどの実例とは反対に、ソファ以外の部分にピンクを取り入れた北欧リビングです。モノトーンをベースにしたコーディネートは冷たさやかっこよさが出やすいですが、ピンクと組み合わせるとぬくもりややわらかさがプラスされます。特にサーモンピンクのような赤み・黄みの強いピンクはあたたかな温度感を感じさせたい時にぴったりです。
グラデーションでまとまりのある空間に
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金属などの冷たさを感じる素材を排除して、ファブリックとウッドでまとめたぬくもりのある空間です。ピンクを中心に、グラデーションを意識した色選びもお部屋のあたたかな印象に奏功しています。
それだけだとほっこりとしてしまい締まりがない印象にもなりえますが、電球や花瓶などに光沢のあるガラスを取り入れることでちょっとした不安定感が生まれ、引き締まった雰囲気を感じられます。
西海岸・インダストリアルスタイルのピンクインテリア実例 3選
きれいめミックスで洗練された印象に
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ラフさのあるアイテムに、きれいめフォルムのソファを合わせたミックススタイルです。内装がラフな印象であればソファなどのインテリアも同じようなテイストを選びがちですが、あえてシンプルで高級感を感じるスエード生地のソファを選ぶことで意外性が感じられて、オリジナリティが生まれます。
インダストリアル×ピンクで誰でもなじみやすい雰囲気に
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一般的に「無骨で男性が好きなタイプのかっこよさ」というイメージのインダストリアルテイストですが、ピンクを取り入れることで女性でも好感がもてる・幅広い世代がなじみやすい雰囲気を作れます。
インダストリアルな世界観には、節のあるフローリング使い込まれた印象のある照明など、味のあるアイテムがぴったり。ファーやファブリックの独特の風合いも世界観を引き立ててくれています。ピンクやベージュなど使用している色だけを見るとやさしい雰囲気ですが、観葉植物のグリーンが良いスパイスとなり空間にアクセント加えています。
おしゃれなタイル使いでキュートさをプラス
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木目とブラックのパーツでインダストリアルな雰囲気を作りつつ、ピンクのタイルで抜け感やあたたかみを出しています。タイルはトーンの異なるピンクを混ぜて配置しているので、ラフでありながらおしゃれな雰囲気が感じられます。かっこよさを強くしたい場合は、より暗い色やくすんだ色のピンクを選ぶと良いでしょう。
独自のスタイルを突き進むピンクインテリア実例 3選
青みピンクで派手さとスマートさをバランスよく
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インパクト抜群のショッキングピンクの壁が個性を感じさせるディスプレイスペースです。派手な色ではありますが少し青みを感じる色合いにしていたり、適度にブラックを取り入れたアイテムを飾ることで、変に浮いたりしていません。
光沢のあるゴールドで明るさと上品さを醸す
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お部屋をピンクとブラックで埋め尽くすと、毒々しさやトゲを感じるコーディネートになりやすいです。しかし、壁紙のピンクを少し薄めの落ち着いたトーンにすることで、わずかに抜け感が生まれて窮屈な印象を回避できます。また、光沢のあるゴールドの素材が明るさを足してくれて、空間に上品な雰囲気が感じられます。
クローゼットをピンクで染めれば「好き!」があふれる空間に
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客人が足を踏み入れることがないクローゼットこそ、自分の好きな色だけで染めてしまうのにぴったりのスペースかもしれません。内装のほぼすべてをピンクで統一していますが、大きな窓から外の光を取り入れて明るい空間にしているため、閉塞感や圧迫感は感じられません。また、同じピンクでも棚の内側と外側など、わずかに色味を変えているのも良いメリハリになっています。
まとめ
ピンクインテリアをおしゃれに取り入れるための第一歩は「ピンクをベースにするかアクセントにするか」を決めることです。その上でピンクのトーンや他の色との組み合わせ方を考えていくと、だんだんお部屋の方向性が具体的に見えてきて、コーディネートのベースができてきます。
ご自身が目指すインテリアテイストがどのようなものでも、ピンクを取り入れることでやさしさやかわいらしさ・あたたかさなどポジティブなイメージをプラスして、心地よい空間を実現する手助けになるでしょう。
この記事を参考にして、理想のピンクインテリアを手に入れましょう!