2022/08/12
【プロが教える】床材にこだわっておしゃれなキッチンを実現する方法!豊富なキッチン実例で徹底解説
今回はキッチンの床にスポットをあてます。
キッチンは水や油が落ちることも多く、床のお手入れに気を遣う場所です。
また、家事をしている間は立ちっぱなしになるため、疲れない床材を選びたいなどデザインやカラーだけでないさまざまな条件がプラスされますね。
この記事では、キッチンの床材の特徴を解説したあと、キッチンのスタイルやカラーにあう床材のサンプル画像をたっぷりとご紹介いたします。
キッチンと床のコーディネートイメージをぜひつかんでくださいね。
▼合わせて読みたい♪
目次
来客が憧れる!床材にこだわっておしゃれなキッチンを実現する方法
キッチン床材の素材にこだわろう
素敵なキッチンの床は、やはり本物の素材がおすすめです。
ですが、本物の素材は選択肢が狭くなるので、実際には幅広い床材から選ばれています。
この章ではどんな床材があるのかを、まずは確認してみましょう。
木材(フローリング)
https://www.pinterest.jp/pin/54324739244307517/
LDKで一体の場合にもっともよく選ばれるのが、リビングからつづく木のフローリングです。
お部屋全体をスッキリしたイメージにすることができ、統一感のあるLDKが実現します。
木タイプのフローリングにも種類があり、大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」があります。
「無垢フローリング」は、1枚の木の板をならべて貼ります。
無垢フローリングは、足触りがよくメンテナンスをしながら使えば、傷や汚れも味となり風合いが楽しめます。
ただし、キッチンでは水はねや油はねによるシミもできやすくなります。
「複合フローリング」は、板を貼り合わせた合板の表面に木のような化粧シートを貼ったものと、天然木を貼るものがあります。
表面に耐水性などの加工や床暖房も可能なため、一般的によく使われるフローリングです。
ただし、水はねや油はねが頻繁にあると表面がはがれるなどして、見た目が損なわれます。
「無垢フローリング」と異なり、「複合フローリング」は一度ダメになると全体をはり替えるしか方法がありません。
ただし「無垢フローリング」は高額になりますので、どちらがよいのかは機能や好み、予算から検討する必要があります。
タイル
https://www.pinterest.jp/pin/362258363780893699/
タイルはさまざまなカラーや柄を選ぶことができ、デザインの幅が広い床材です。
高級感を演出することができ、光沢のあるタイプはエレガントな印象になります。
素朴なテラコッタのタイルなどもあるので、インテリアに合わせて選びやすいでしょう。
吸水性がないので、水分をこぼしてもサッと拭き取れば浸み込みませんし、熱にも強く耐久性があります。
一方で、目地の汚れが気になったり、食器を落とすとかたい素材なのでほとんどの場合に割れてしまいます。
また、かたい素材ゆえに長時間立っていると疲れを感じることがあります。そのためキッチンマットを併用する場合が多く、そちらのコーディネートも必要になります。
フロアタイル
https://www.pinterest.jp/pin/691232242808488627/
塩化ビニール樹脂製のフロアタイルは、タイル状になっていて表面のデザインの幅が広いのが特徴です。
次に紹介するクッションフロアよりも価格は高くなり、クッションフロアよりもかたく厚みがあります。
商業施設などで使われるフロアタイルは特に耐久性も高くなります。
クッションフロア
https://www.pinterest.jp/pin/96545985747921909/
塩化ビニール樹脂製のクッションフロアは、安価なことやフローリング風やタイル風などデザインが豊富なことからよくつかわれる床材です。
浸透性がなく水をこぼして浸み込みません。また、クッションフロアと言うだけにクッション性があり、立っていても疲れにくいでしょう。また、抗菌や防カビなどの加工がされているものもあります。
ただし、見た目はやはりビニールなので安っぽくなってしまいますし、耐久性はあるとは言えません。
そのためインテリアにこだわられる方には、あまりおすすめしません。
とりあえず安くリフォームしたいなどと言う場合に選ばれることの多い床材です。
コルク
https://www.pinterest.jp/pin/811844270324093026/
コルクはクッション性がある自然素材です。写真はタイル状に加工されたコルクタイルです。
断熱性や遮音性にも優れているため、長時間立っていても疲れにくく冷えが気になることも少ないでしょう。
一方でやわらかく傷がつきやすく、紫外線などにより変色しやすい特徴があります。
高級感やスタイリッシュさに欠けるため、インテリアスタイルによってはあわない場合も多いです。
モルタル
https://www.pinterest.jp/pin/79516749661185085/
古民家の土間のようなモルタルの床も、キッチンのスタイルによって人気があります。
ただし、通常のモルタルはシミができやすく気になる方も多いでしょう。
耐水性や防汚性に優れたモールテックスという素材もあります。
無骨な印象のインテリアや昭和レトロなどのキッチンにコーディネートしやすい素材です。
キッチン床材の色にこだわろう
https://www.pinterest.jp/pin/130182245468263490/
リビングダイニングキッチンが一体空間の場合は、全体のインテリアを検討したうえで統一感のある床カラーを選ぶことが大切になります。
一方、キッチンが独立型の場合は、キッチンのカラーやスタイルにあわせて、水や熱に強いなどの機能性も考慮して素材とカラーを選びます。
さらに詳しく!デザインや色の組合せを見ていこう
キッチン本体との組み合わせも要チェック
https://www.pinterest.jp/pin/284993482659870069/
キッチン本体のデザインと床材をコーディネートする場合は、画像のような大理石を使ったモダンなキッチンであれば、床材もスタイリッシュなタイルがフィットするというように考えます。
ほかに框扉などがエレガントなキッチンの場合は、タイルやホワイト系のフローリングがおすすめ。
ナチュラルキッチンであれば、フローリングのナチュラルカラーがフィットしますね。
ステンレスやクラシックデザイン、インダストリアルなどのキッチンなら、フローリングの赤みのないブラウン系がよいでしょう。
このようにキッチンスタイルにあう床材を選ぶことも大切です。
キッチン壁紙との組み合わせも要チェック
https://www.pinterest.jp/pin/207376757830843157/
壁紙やキッチン扉がホワイト以外なら、床材は主張の少ないホワイトやナチュラルカラーのタイルやフローリングがあわせやすくなります。
逆に、壁紙やキッチン扉がホワイトなら、床材は好みに合わせた幅広いカラーから選択できるでしょう。
https://www.pinterest.jp/pin/9499849204948109/
ただし、こちらの画像のようにカラフルに柄を取り入れるコーディネートも。
ここまで行くと上級者インテリアですが、お好みがはっきりしているならオリジナリティあふれるコーディネートに挑戦してみてもよいでしょう。
キッチンマットとの組み合わせも要チェック
https://www.pinterest.jp/pin/3588874691646180/
キッチンマットは、水や油が飛び散る可能性の高い場所に敷いておくと、フローリングなどをきれいに保つことができます。
ただし、インテリアを格下げすることのない、キッチンマットをコーディネートしましょう。
おすすめは天然素材で、大きめ(長め)サイズです。
キッチン床材の貼り方にこだわろう
https://www.pinterest.jp/pin/1759287343035473/
LDKの一体空間の場合は、全体をフローリングにするとフローリングの向きは自動的に決まってしまいますが、フローリングの向きによって空間の広がり感が変わりますのでよく検討したいポイントです。
また、画像のようにヘリンボーンと組み合わせて空間を仕切るのもおもしろいですね。
LDKとキッチンを別素材で貼り分ける場合は、境目がきれいにおさめられるように工夫が必要になります。
後悔したくない!気になる情報を事前に検討しておきましょう
掃除をしやすい床材 or 掃除をしにくい床材
https://www.pinterest.jp/pin/6051780739123481/
掃除しやすい床は、水分などがしみこまず浮かせることができるタイプで、継ぎ目が少なく、表面がツルっとしている床です。
水分が浸み込んでしまうと拭いてもシミになってしまうことが増えます。
また、目地などの継ぎ目が多いと、その部分に浸水してしまい汚れてしまうことが多くなります。
さらに、表面がざらざらしている素材だと、拭きにくく細かい溝にゴミが残ってしまうことも。
タイルでも表面がざらッとしていて拭き掃除がしにくいものがありますので、サンプルなどでよく確認するとよいですね。
こんなケースに気を付けて!失敗しがちなパターン紹介
https://www.pinterest.jp/pin/3377768461980204/
キッチンの床はデザインだけで選ばずに、前述のような掃除のしやすさのほか、床暖房対応かどうかもチェックしたいポイントです。
キッチンに立つ時間が楽しくなるインテイリアという点だけでなく、どんな季節でも快適に過ごせるかどうかも重要ですね。
床材には、床暖房対応のものとそうでないものがありますので、床暖房を検討されているならチェックをお忘れなく。
\インテリアはプロにおまかせ/
+33,000円で、憧れのインテリアに住もう
Hello Interior の提供する「オンラインコーディネート」は、LINEだけのやりとりで、インテリアコーディネートをプロにおまかせ依頼ができる新しいサービスです。
サービス開始から1,000件以上の実績で、経験豊富なプロのコーディネーターがご予算に合わせて、あなたの憧れのインテリアをデザインします。
スタイル別おしゃれなキッチンの床コーディネート実例16選を解説!
キッチンの床×モダンスタイル 3選
モダン・ラグジュアリーキッチンの床は石とタイルがポイント
https://www.pinterest.jp/pin/487655465906920966/
モダンスタイルの中でも、ラグジュアリーな印象にしたい場合は、やはり床材は大理石などの石材がフィット。
ラグジュアリー空間には光沢もあった方がよいでしょう。
モノトーンインテリアならホワイト系フローリング
https://www.pinterest.jp/pin/545498573622972149/
モノトーンインテリアも木材を入れると優しい印象になります。
フローリングにしてホワイト系にすれば、ナチュラルな印象になりすぎずスタイリッシュに仕上がります。
グレイッシュなフローリングもおすすめ
https://www.pinterest.jp/pin/12525705203292219/
モノトーン系のインテリアなら、グレイッシュなフローリングもおしゃれにフィットします。
画像サンプルは、色はそろえても、さまざまな素材をつかうコーディネートがポイントになっています。
キッチンの床×北欧・ナチュラルスタイル 4選
基本はナチュラルカラーの無垢フローリング
https://www.pinterest.jp/pin/342836590384308425/
ナチュラルインテリアや北欧インテリアなら、プラスチックやビニールなどの素材は極力控えて、床材もナチュラルカラーの無垢のフローリングが最もフィット。
画像は、ほかに石材をいれて、ホワイトとグレーでコーディネート。モダンな北欧キッチンにまとまっています。
タイルならベージュやグレー
https://www.pinterest.jp/pin/697706167273451819/
もしもタイルを選択するなら、画像のようなベージュ系のタイルにするとナチュラルなイメージになります。
もう少しモダンな印象にいたい場合は、グレーを選ぶとよいでしょう。
ヘリンボーン張りも検討を
https://www.pinterest.jp/pin/783415297671544379/
フローリングが一番しっくりくるスタイルなので、遊び心をプラスするならヘリンボーン張りを検討してみてはいかがでしょうか。
ビンテージ家具などでそろえている場合は、ノスタルジックな印象をプラスすることができます。
北欧柄のキッチンマットをコーディネート
https://www.pinterest.jp/pin/609674868307902281/
キッチンマットは、北欧柄のものが多く見つかります。
全体はシンプルなデザインでまとめて、北欧柄のキッチンマットで気軽に気分を変える方法もおすすめです。
キッチンの床×西海岸・インダストリアルスタイル 3選
インダストリアルスタイルには、濃い目ブラウン無垢フローリング
https://www.pinterest.jp/pin/8725793018588946/
レンガやブラックスチールをつかったインダストリアルやブルックリンスタイルのインテリアには、赤みのないブラウンのフローリングがフィットします。
無骨な印象をアップするには、無垢フローリングにナチュラルな仕上げがGOOD。
西海岸スタイルには、ホワイト塗装のフローリング
https://www.pinterest.jp/pin/486881409724023143/
西海岸・カリフォルニアスタイルには、ナチュラルな無垢のフローリングを。
画像のように、ホワイトで塗装されたものもおすすめ。
ざっくりとした雰囲気がフィットします。
インダストリアルスタイルには、モルタル床で無骨さをアップ
https://www.pinterest.jp/pin/10977592831215738/
画像は、キッチンも床もモルタルで仕上げたインダストリアルスタイルのキッチン。
シンプルですが、スタイル特有の無骨さを表現できていますね。
独自のスタイルを突き進むキッチンの床 3選
レトロ柄タイルのキッチン
https://www.pinterest.jp/pin/211106301272278699/
さまざまなタイルや模様入りすりガラスが、レトロなスタイルのキッチンです。
床に柄のタイルを入れる場合、周辺は画像のようにシンプルな無地のタイルを回しておくと、全体にしまって取り入れやすくなります。
シンプルな貼り分け
https://www.pinterest.jp/pin/128423026863184222/
リビング側はフローリングで、キッチンはタイルにする場合は、スタイリッシュな見切り材をいれてすっきりさせると印象がよくなります。
ポイントに乱張りタイル
https://www.pinterest.jp/pin/19984792086588667/
シンプルなモダンなキッチンには、画像のように乱張りタイルを採用すると、お部屋のポイントにすることができます。
全面フローリングやホワイトの大判タイルをイメージして比べてみましょう。
まとめ
キッチンは、キッチン本体のデザインばかりに目がいきがちですが、床の材質や色によって印象が変わることをご理解いただけたのではないでしょうか。
リビングと同じ素材と決めずに、よりステキに使いやすくなるように検討してみてくださいね。
▼合わせて読みたい♪
\インテリアはプロにおまかせ/
+33,000円で、憧れのインテリアに住もう
Hello Interior の提供する「オンラインコーディネート」は、LINEだけのやりとりで、インテリアコーディネートをプロにおまかせ依頼ができる新しいサービスです。
サービス開始から1,000件以上の実績で、経験豊富なプロのコーディネーターがご予算に合わせて、あなたの憧れのインテリアをデザインします。