2022/06/24
【プロが選ぶ!シンボルツリー10選】選び方とおしゃれな庭に仕上げる方法を実例とともに徹底解説
新築をご予定の方、お庭のリノベーションをご計画中の方、シンボルツリーを取り入れてお庭をより印象的にしてみませんか。シンボルツリーとは家を象徴するような樹木のこと。春は花が満開に咲き、夏には心地よい緑陰、秋には紅葉が楽しめる樹木があれば、簡単に我が家をイメージアップできます。
季節感をもたらしてくれる樹木がある一方、常に変わらぬ緑が楽しめる常緑の樹木も素敵です。たくさん選択肢のあるシンボルツリー選び、一体どれがいいか迷ってしまいますね。今回はおしゃれなお庭を実現できるシンボルツリーを様々な視点からご紹介します。ぜひシンボルツリー選びのご参考にしてくださいね!
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目次
プロが教える!シンボルツリーでおしゃれなお庭を実現する方法
シンボルツリーの選び方
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我が家を象徴する樹木がシンボルツリー。近所の中でひときわ大きく目立つ樹木は理想ですが、都市の住宅地ではそうもいかない場合があります。そこでシンボルツリー選びのコツを、①住宅のテイスト ②日照環境 ③観賞価値 ④管理がより楽な樹木 の4点にわけて解説していきます。
①住宅や庭のテイストで選ぶ
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住宅や庭のイメージに似合う樹形を選びましょう。細めの幹の株立ち樹形は雑木林のような雰囲気を出すことができ、モダン和風やナチュラルガーデンによく選ばれます。落葉のヒメシャラ、ヤマボウシ、イロハカエデ、常緑・半常緑のソヨゴ、ハイノキ、シマトネリコなどがあります。
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株立ちでもどっしりと風格のある樹形ならマッシブなコンクリートのモダン住宅に似合います。マグノリアのように豪華な花が咲く樹木の株立ちなら洋風住宅にもぴったりです。
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モダンデザインや洋風に特に似合う樹木もあります。コンクリート住宅やモダン住宅と相性が良いのはシンプルでダイナミックな樹形。ドライガーデンにもよく使われるユッカ・ストラータをはじめソテツ、アガベ、ドラセナやヤシ類などです。
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ヨーロッパの風景を思い起こさせるような樹木は洋風の庭によく合います。例えば南ヨーロッパの雰囲気を出すならオリーブやレモンなどの柑橘類、イトスギなどのコニファー類。中央・北ヨーロッパの雰囲気を出すならシラカバ、ライラックやトウヒ類が似合います。
②日照環境で選ぶ
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マグノリア、ハナミズキなど花を観賞する樹木は日当たりから明るい半日陰の環境が合います。直射日光や乾燥に強い樹木だとオリーブやユーカリなど。逆にどちらかというと半日陰で湿った環境を好むものとしてはヤマボウシ、イロハモミジ、アジサイ、ノリウツギなど。西日に耐えるのはサルスベリ、キンモクセイなど。
③観賞価値で選ぶ
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お庭を印象的にするため、観賞価値の高い樹木を選びましょう。樹木に花や紅葉など誰もが美しいと思える特徴があれば、庭や住宅のイメージアップになります。落葉広葉樹がシンボルツリーに選ばれるのは花、緑陰、実や紅葉、幹肌などが美しく普段の生活の中で季節感を感じることができるが理由の一つです。
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一方、四季を通じて変わらぬ緑を楽しめるのも価値の一つ。常緑樹を選べば硬いイメージの建物の前景や背景となり、敷地全体を季節を問わずよい環境に見せる効果があります。目隠しとしての効果が高いのも常緑樹のメリット。オリーブ、シマトネリコ、ソヨゴ、コニファー類はシンボルツリーによく選ばれる常緑樹です。
④管理のしやすさで選ぶ
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樹木は早かれ遅かれ成長して大きくなります。植栽スペースに合った最終樹高を事前にチェックしましょう。樹高が20メートルにもなる成長の早い樹木を植えてしまったら、近い将来管理が大変に!管理がより楽なのは樹高が屋根より低い高木、最終樹高が3メートルほどの低木、成長速度が遅い樹木、鉢植えの樹木などです。
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樹高に加え、樹形も管理のしやすさに影響します。細長く育ち幅のでない樹木なら、樹高が高くても幅がせまいため剪定の管理は大分楽です。セイヨウシデ・ファスティギアータ、ヨーロッパイチイ・ファスティギアータやプンゲンストウヒ・ファスティギアータなどがあります。
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まっすぐのびた単幹の上に球状に枝葉が茂るように整えられたスタンダード仕立ての低木も管理が比較的楽です。地植え、鉢植えでともに楽しむことができ、剪定して同じ大きさを保つことが可能。シンボルツリーとしては小さなものになりますが、花や葉の美しさでお庭にインパクトを与えることができます。
場所別!シンボルツリーを植える場所とガーデニングのポイント
玄関・アプローチ編
玄関まわりに植える樹木はまさに住宅の第一印象。住宅建物や敷地との調和がとれる樹木、住宅のイメージを良くしてくれる樹木を選びたいものです。
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どちらかというと硬い印象の門柱やフェンス・ウォールを設置することが多い玄関アプローチ。玄関回りを柔らかい雰囲気に演出するためにも、シンボルツリーや下草が有効です。例えばコンクリートウォールの手前にヤマボウシ、ソヨゴなどの株立ちの樹木やふわっと地面を覆う下草類を植えるとナチュラルな雰囲気に。
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半日陰から日向の玄関回りのシンボルツリーとしては、特に観賞価値の高い花木がおすすめです。樹冠いっぱいに花をつける花木なら、道行く人々の目も楽しませることでしょう!紅葉や実が美しい樹木、樹形や幹に特徴のある樹木もご検討ください。写真のハナミズキの他、マグノリア、サルスベリ、ライラックなどがあります。
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玄関まわりのシンボルツリーをライティングし、夜も印象的なフロントガーデンにしましょう。地面に差し込むスパイク付きのスポットライトをいくつか仕込み、暗がりの中にふわっと浮かび上がる枝葉やウォールに映った影を楽しみましょう。
中庭編
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中庭の場合、人の導線を妨げない下枝の少ない樹木や、単幹、幅の狭い樹木を選びましょう。小さな中庭なら風通しが悪くなりがちなので、成長が遅くあまりボリュームのでない樹種がおすすめ。例えばソヨゴ、ハイノキ、コハウチワカエデなどがあります。
下草も少なめにしすっきりさせ、通風の良さを保ちましょう。植栽スペースに砂利や大小の小石・自然石を敷き詰めるとおしゃれですよ。
花壇編
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華やかに庭を彩る花壇の中にシンボルツリーを植栽するなら、花や草類とバランスのとりやすい樹種が賢い選択。スタンダード仕立ての低木なら花壇の日照を遮ることもなく、草花を植えるスペースが減ることもありません。例えば小型のライラック、ノリウツギ、ヤナギ・ハクロニシキなど。
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花壇のスペースが大きい・花壇に半日陰を好む草花類を植えたいなら、緑陰をつくる落葉高木を選択するのも良いでしょう。株立ちの樹木で下枝が少ないもの、幹肌が美しいものが適しています。サルスベリ、アオハダ、エゴノキ、シラカバなどを選び、ナチュラルな雰囲気を出しましょう。
さらに詳しく!シンボルツリーと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル
シンボルツリーの下草として相性が良い植物
足元がすっきりとしている樹木の場合
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足元がすっきりしている単幹や細い幹の株立ちの樹木を選んだ場合、一年草、多年草、オーナメンタルグラスまたはグラウンドカバープランツを合わせて植栽スペースにボリュームと彩りを追加すると素敵です。ホスタ、ヒューケラ、フウチソウ、ベニチガヤ、スティパなどは多くのシンボルツリーの足元に似合います。
幹のどっしりした樹木の場合
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幹のどっしりした樹木なら、緑のカーペットのような低いグラウンドカバープランツを選ぶとすっきり見せることができます。例えばタマリュウ、ヒメツルニチニチソウなどです。幹をより引き立たせるには足元の植栽ぬきで砂利敷きにするのも良い方法です。
シンボルツリーを鉢植えにする場合どんな鉢・プランターが良いか?
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家の象徴となるシンボルツリーを鉢植えで実現するなら、鉢もそれにふさわしいものにしましょう。特大のシンプルな鉢はそれだけで見ごたえがするものです。洋風ならテラコッタポットを。モダンに仕上げたい場合はコンクリートポットを。和風なら美しい釉薬のかかった陶器の鉢を。家のイメージに合った色に塗装されたウッドプランターもおすすめです。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
ちょっと後悔する可能性のあるパターンをいくつかご紹介します。
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ユーカリ、アカシアの種類は根より地上部分の成長が早く、ふんばり力が弱いため台風などで簡単に倒れてしまうことがあります。剪定で小さく保つ、支柱をしっかりつけるなどの対策が必要。
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香りがよくハーブとしても利用できるゲッケイジュは地植えで大きく育つと立派なシンボルツリーになりますが、萌芽力が強く幹の根元からさかんにヒコバエ(新芽)を出します。まめに剪定してもお隣さんの敷地から芽が出現することもあり得ますので、敷地境界の近くにはおすすめできません。
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鮮やかな黄緑色が美しいコニファーのゴールドクレストは店頭にある時は魅力的ですが、地植えにすると成長が早くなり一気に大きくなります。枝が蒸れた部分、逆に乾燥しすぎた部分が茶色く枯れこむと復活への道は困難です。他の育てやすいコニファーを選んだほうが無難です。
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プロが厳選!おしゃれな庭を彩るシンボルツリー 10選
マイホームを引き立てる、魅力たっぷりのシンボルツリーをご紹介します。
ピンク色の可愛い花が咲くヤマボウシ・サトミ
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和風やナチュラルガーデンに人気の株立ちのヤマボウシ。多くは白花ですが、ヤマボウシ・サトミはピンク色の花が咲きお庭がより華やかに仕上がります。日本の住宅街に多い半日陰の庭にも向いています。強健で病虫害も少なく自然に整った樹形に育ちます。はじめてシンボルツリーを選ぶ方におすすめです。最高樹高7mほど。
植付時期/開花時期
入梅から真夏の間を避けて植栽します。5~6月に花、秋は紅葉が楽しめます。
参考ガーデニング実例
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和風にも洋風にもよく似合うヤマボウシ・サトミ。人気のあるハナミズキとよく似ていますが、ヤマボウシは葉が出てから花が咲くので落ち着いた雰囲気です。一本でボリューム感のでる株立ちも流通しています。フロントガーデンに単独で植えると見栄えがします。花壇の中や芝生の庭のアクセントにも。
明るい地中海風のイメージを出すならオリーブ
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重たい印象になりがちの常緑樹ですが、細かい銀白色の葉がさわやかなオリーブは軽やかで明るい印象。洋風やモダンな庭によく似合います。強健で乾燥に強いので日向のシンボルツリーとして取り入れやすい樹木。鉢植えにも向いています。耐寒性はやや劣るので関東以南向け。最高樹高10メートル程度ですが剪定で小さく保つことも可能。
植付時期/開花時期
真夏、真冬を避けて植栽。5~6月に白い小さな花が咲きます。
参考ガーデニング実例
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オリーブの活用法は多様です。花壇のアクセントにしたり列植したりしても素敵ですが、オリーブ単独で植栽するとよりシンボリックに見えます。足元には小石や砂利を敷いてすっきりさせ、ごつごつした幹肌も観賞しましょう。下草は控えめに、お庭を乾いた雰囲気でまとめるとオリーブによく似合います。
シンボルツリーにもなる低木、ノリウツギ・ライムライト
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あまり大きくならないシンボルツリーをお探しならノリウツギ・ライムライトをおすすめします。耐寒性、耐暑性があり病虫害が少なく、半日陰でもこんもりと花が咲くメリットの多い低木です。地植えにも鉢植えにも向いています。最高樹高は3メートルほど。アジサイの仲間で乾燥には弱いので、多めの水やりが必要。
植付時期/開花時期
晩秋から早春の間に植栽。7~9月にライムからピンク色の花が鑑賞できます。
参考ガーデニング実例
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写真のようなスタンダード仕立てを取り入れると、より早く高さを出すことができシンボルツリーらしくなります。鉢植えにして玄関先に飾ると印象的です。この大きさならマンションのベランダでも育てられますね!枝先につく花は開花が進むと緑から白へ変化し、やがてピンク色がさしてきます。
可憐な花と整った樹形が魅力のシデコブシ
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まだ花の少ない早春に細長い繊細そうな花びらを広げるシデコブシ。葉が展開する前に咲くので、木が花でいっぱいに見えるのがシデコブシの魅力です。マグノリアの仲間ですが、やや小ぶりなので玄関先の小さな空間にも似合います。日向むき。最高樹高4メートルほどです。
植付時期/開花時期
早春に植栽。3~4月に白やうすいピンクの花を咲かせます。秋の黄葉もきれいです。
参考ガーデニング実例
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洋風住宅の玄関先や花壇の中におすすめのシデコブシ。パンジーやスイセンなど早春の花と合わせて春の陽だまりを華やかに演出しましょう。春のうすピンクの花、秋の黄葉はダークグリーンの生垣や濃い色の外壁に映えますよ。
和風にも洋風にもモダンにも似合うコハウチワカエデ
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洋風、和風どちらにも似合う樹木がご希望の場合はコハウチワカエデがおすすめです。切れ込みの入った柔らかそうな葉が魅力。秋は黄色・オレンジ・赤に紅葉します。欧米でも人気があり、洋風ナチュラルガーデンにも似合います。最高樹高5メートル程度。直射日光や西日を避けた半日陰のスペースに向いています。
植付時期/開花時期
真冬を避けた晩秋から早春に植栽。10~11月の紅葉は観賞価値があります。
参考ガーデニング実例
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玄関先や中庭にコハウチワカエデを植えれば、刻々と変わる季節を感じることができます。枝ぶりにも見ごたえがあるので、足元は背の低いグラウンドカバー類や砂利等ですっきり見せるのがおすすめです。
夏中花が楽しめるサルスベリ
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開花時期が長いシンボルツリーならサルスベリがおすすめです。ピンクや白の花を夏中咲かせ、その後の丸い実や秋の紅葉、冬枯れのなめらかな幹肌と楽しみの多い樹木です。和風庭園にも多いサルスベリですが、欧米の庭でも人気があります。西日にも耐えます。最高樹高10メートルほど。
植付時期/開花時期
真夏、真冬を避けて日当たり、風通しのよい場所に植栽。花期は7~10月。
参考ガーデニング実例
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枝先が垂れるほど小花をたくさん咲かせるサルスベリ。パラソルのように四方八方に広がり花と緑陰を両方楽しめるのがサルスベリの魅力なので、スペースにゆとりのある玄関前やテラスにおすすめ。赤・ピンク花なら華やかに、白花なら涼し気な雰囲気です。
さわやかな北欧のイメージ、シラカバ・ジャクモンティー
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他の樹木にはないさわやかな魅力のあるシラカバ。北欧風ガーデンにあこがれているなら、シラカバ・ジャクモンティーをご検討ください。最高樹高8メートルほどで若木のうちから白い幹を観賞することができます。関東地方でも植栽できますが、乾燥しやすい場所や西日の強い場所は避けましょう。
植付時期/開花時期
早春に植栽。11月に美しく黄葉します。
参考ガーデニング実例
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洋風やモダンな雰囲気によく似合うシラカバ。複数の単幹の苗を植栽すれば、シラカバ林に。株立ちが手に入れば一本で複数の白い幹が鑑賞できます。シラカバの足元を花壇にして、カラフルな花を引き立ててもよし。グラウンドカバープランツやオーナメントグラス類を植えてシンプルモダンにまとめても素敵です。
花壇にぴったり、小型のヒメライラック・パリビン
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小型で花の咲くシンボルツリーがご希望なら、ヒメライラック・パリビンはいかがでしょう!北国のイメージがあるライラックですが、パリビンは本州でも元気に育ちます。つぼみは赤みの強いピンク、咲くとやや淡いピンクと花色の変化も楽しめます。最高樹高は2メートル程度です。
植付時期/開花時期
真夏、真冬を避けて日当たりのよい場所に植栽。4~5月によい香りのピンク色の小花が咲きます。
参考ガーデニング実例
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ヒメライラック・パリビンは幹の上に丸く葉が茂るスタンダード仕立てにすると見栄えがします。花壇の中央に植栽して、足元に花の咲く一年草類や多年草類を組み合わせれば、シーズン中お庭を彩ることができますよ。鉢植えにしてテラス、ベランダで楽しむのも良いですね!
美しいシルバーリーフで庭を引き立てるプンゲンストウヒ・ホプシー
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常緑針葉樹はどっしりとした緑のボリュームが楽しめる頼もしいシンボルツリー。シルバーリーフの美しいプンゲンストウヒ・ホプシーはゆっくりと整った円錐形に育ち、クリスマスツリーとしても楽しめます。最高樹高8メートル程度。耐寒性があり、関東以北向き。広めのスペースを確保して、雄大な姿を観賞しましょう。
植付時期/開花時期
晩秋から早春までの休眠期に植栽。大苗は5~6月に美しい赤紫色の雌花が咲きます。
参考ガーデニング実例
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花壇の背景に使うと素敵なプンゲンストウヒ・ホプシー。他のシルバーリーフの草類や白、青系の花と組み合わせるとシックにまとまります。濃い色の生垣の前やダークカラーの外壁の前に植えると美しい葉色や樹形がより引き立ちます。
細長く育ちスペースをとらないセイヨウシデ・ファスティギアータ
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セイヨウシデ・ファスティギアータは季節感の楽しめる落葉樹。自然と細長い樹形に育つため、剪定の管理はほとんど必要ありません。立体感のある薄い柔らかい葉が優しい印象です。最高樹高10メートル程度。
植付時期/開花時期
真夏、真冬を避けて植栽。4~5月に目立たない花が咲きます。
参考ガーデニング実例
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自然にととのった姿に育つセイヨウシデ・ファスティギアータは都市型住宅のフロントガーデンに向いています。一本だけ植栽すれば目を引くランドマークに。列植すれば街路樹のような雰囲気に。横幅がでないので、エントランスアプローチの近くに植栽しても邪魔になりません。
こんなお庭にも挑戦したい!おしゃれなシンボルツリーガーデニング実例
低木やつる性植物でも立派なシンボルツリーに。こちらの例もご参考くださいね。
目隠しになって切り花やドライフラワーにも向くサンカクバアカシア
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切り花にも利用されるシルバーリーフの美しいアカシア。常緑でかなりボリュームがでるので目隠しにも向いています。中でもサンカクバアカシアは最高樹高が4メートル程度なので、成長しすぎて手に負えなくなることもありません。3~4月に黄色いポンポン状の小花が咲きます。関東以南の水はけのよい日向に。
半日陰で季節感が楽しめるアジサイ・ピンクアナベル
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半日陰だけど季節感や花を楽しみたい、という場合はアジサイ・アナベルやピンクアナベルをご検討ください。最高樹高2メートルほどで緑陰をつくるほど成長はしませんが、午前中に日が当たればきれいな花がてんこ盛りに咲き見事です。6月ごろに咲いた花は放っておくとドライフラワー状態になって、秋までずっと楽しめます。耐寒性があります。
フレンチガーデン風にも見せられるパーゴラ×フジ
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パーゴラ×つる性植物も邸宅を象徴するような存在感がでます。欧米でも人気のあるフジは洋風住宅や洋風庭園によく似合い、美しい花や気持ちの良い緑陰がシーズン中楽しめます。日当たりのよい玄関まわりのパーゴラに這わせれば、ご近所や通りを歩く人の目をひくことでしょう!
まとめ
シンボルツリーを取り入れるなら、住宅や庭のイメージに似合った樹形を選ぶとおしゃれで自然と調和した家の外観が実現できます。花や緑陰、実や紅葉と見どころの多い樹木ならたくさんの人の目を楽しませることができます。長く楽しむためにも、管理がより楽な樹木を選んだほうが美しさをいつまでも保てます。
玄関回りや中庭、花壇にはそれぞれの場所に合った樹木を選び、下草や砂利と合わせて素敵に演出しましょう。我が家の象徴になるシンボルツリー、ぜひ素敵な一本を選んで大切に育ててくださいね!
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