【プロが教える】ポーチュラカを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法！乾燥につよく鮮やかな花を次々咲かせる頼もしい花
おしゃれなガーデンに憧れるけれど、つい水やりを忘れて花がしおれてしまったことはありませんか！ポーチュラカは忙しい人向けの頼もしい花です。乾燥に強いうえ花の時期が長いのが魅力。洋風やモダンガーデンによく似合います。彩度の高い花はどこかポップなイメージで、アーティスティックに演出して楽しむこともできますよ。
ポーチュラカは園芸店でよく出回っているので、そろそろ見飽きてきたという方もいらっしゃるかもしれませんが、工夫と使い方によってはむしろあっと驚く新鮮なイメージにできます。今回はポーチュラカならではのお庭への素敵な取り入れ方を実例とともに解説しますので、ぜひご覧くださいね。
ポーチュラカを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
ポーチュラカの特徴とガーデニングのポイント
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ポーチュラカの仲間は世界の温帯に様々な種類が自生していて、日本ではスベリヒユ、ヨーロッパではパースレインと呼ばれハーブや野菜として食用にもされます。数あるポーチュラカ属の中でも、花が美しいものは園芸用として利用されます。日本ではポーチュラカというと主にハナスベリヒユのことを指します。
ハナスベリヒユによく似ながらより細い葉をもつマツバボタンもポーチュラカ属。ヨーロッパで人気のポーチュラカ・ウンブラティコラも美しい花を咲かせます。この記事の中では、花を観賞するポーチュラカ全般をポーチュラカとして扱います。
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ポーチュラカは暑さと乾燥に強い一年草・多年草です。特徴は多肉質の茎や葉と鮮やかな色合いの花です。花期は初夏から秋までと長く、花色はピンク・オレンジ・黄色・それらの混色、花びらは一重・八重・模様入りがあります。多く流通しているハナスベリヒユやマツバボタンは一株から赤、黄色、オレンジなど花が同時に咲き、虹のような華やかさです。
ポーチュラカの花は一日花。すぐしおれますが次々と花が咲きます。ポーチュラカのほとんどは耐寒性がないため、一年草として扱われますが、室内で冬ごしさせ翌年も楽しむこともできます。地面を這うように育つ性質を利用してグラウンドカバーとして、またハンギングバスケット仕立てとして美しく鑑賞できます。
地植えでも鉢植えでも！ポーチュラカでおしゃれなガーデンを実現する方法
ポーチュラカ×地植えの場合
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ポーチュラカを地植えにするなら、花壇の彩りとして使うのが一般的です。また日当たりが良すぎて乾燥しがちな小さな緑地のグラウンドカバーにも活用できます。花壇や擁壁の縁にポーチュラカを植えれば、縁の立ち上がりを覆うように枝葉がのびて庭がやわらかい雰囲気になります。
多肉質の葉をもつポーチュラカは自然石・砂利敷きがメインのドライガーデンやロックガーデンのアクセントにもぴったりです。乾燥に強いので、傾斜地・西日の当たる場所や照り返しの強いアスファルトの近くの緑地、ウォールと道路の間や建物外壁と通路の間にできた細長いエリアの緑化にも使えます。
ポーチュラカ×鉢植えの場合
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鮮やかな花の色が咲きこぼれている様子が見事なポーチュラカ、鉢植えにするならウォールやファニチャーの上など高い場所において楽しむのがおすすめです。他の植物と寄せ植えする場合は、手前に植えましょう。ポーチュラカが鉢から飛び出すように育つ様子は見ごたえがします。
ポーチュラカと合わせて使いたい！相性が良い植物・マテリアル
ポーチュラカと寄植えして相性が良い植物
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花壇や植木鉢に他の寄せ植えして楽しめるポーチュラカ。ローメンテナンスに楽しみたい場合は、同じ生育条件を好む植物を組合わせましょう。アロエやセダムなどの多肉植物やサボテン類をはじめ、コルジリネやカレックスと合わせればかっこいいイメージの植栽になります。
ポーチュラカの花色と合わせて鮮やかな夏の花と合わせても素敵です。ベゴニア、センニチコウ、カンナなどと合わせてトロピカルに、またはアーティスティックにまとめてみませんか。コクリュウやコリウス、イポメアなどダークカラーのリーフプランツを加えてスパイシーな味付けをしても良いですね！
ポーチュラカと相性が良い鉢
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ポーチュラカの匍匐性を生かせる鉢をつかうとおしゃれに演出できます。例えばトールポットなどに植えて鉢からこぼれおちるように育つ様子を楽しみましょう。ポーチュラカはハンギングバスケットやウィンドウボックスにもぴったりです。ストロベリーポットや藤のバスケットなど工夫次第で面白い演出もできますよ。
ポーチュラカのカラフルな花色は、白や黒のモノトーンの鉢に映えます。一方、黄色やピンクなどカラフルに塗装されたウッドプランターにポーチュラカを合わせればポップで楽しいイメージを作ることもできます。
ポーチュラカは育てやすい？育て方と剪定のコツをおさえておこう
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ポーチュラカは初心者でも育てやすい植物です。小さな植栽スペースだとあっという間に枝を伸ばして縁から飛び出るように育ちます。縁から飛び出すぎた部分や、込み合った枝は適宜剪定しましょう。剪定した枝をさし木しておくと比較的簡単に発根するので増やすこともできます。
夏の強い日差しと乾燥に耐えるメリットがある一方、日当たりの悪い条件では花が少なくなる性質があります。曇りの日が続いただけでも花付きが悪くなります。多湿は苦手なので、鉢底に水がたまらないように注意しましょう。
プロがおすすめする定番ポーチュラカの品種３選
最も流通が多く手に入りやすい基本のポーチュラカ、ハナスベリヒユ
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ポーチュラカらしさを楽しむには、園芸店の店頭で普通に入手できる基本のポーチュラカ、別名ハナスベリヒユが一番。一株からピンク、オレンジ、黄色とビビッドな色合いが現れそれだけで華やか。生育が旺盛なので、数か月で２～３まわり大きく育ちます。花壇に鉢植えにひと夏中活躍してくれます。
花の色と形が自在に選べる品種ものポーチュラカ
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お庭にカラーテーマがある、もしくは普通のポーチュラカではものたりないという場合は、もう少しこだわった品種ものをチョイスしても良いかも知れません。花の色や花びらの形、斑入り葉などさまざまな中から選べます。写真は花が通常大きいうえバイカラーのポーチュラカ、カネコ種苗株式会社様のラブリーサマーです。
葉が細く苔のようにふわふわなうえ花が大きく見える、マツバボタン
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マツバボタンもポーチュラカの仲間です。その葉は苔のように細かく繊細な印象なので、花が比較的大きく見えるメリットがあります。ヨーロッパではモス・ローズとも呼ばれます。マツバボタンの中にもさまざまな品種があります。例えば豪華な印象の八重咲き品種は、サカタノタネ様のネットショップで種が販売中。
プロが教える！ポーチュラカを取り入れたおしゃれなガーデン実例12選
ポーチュラカ×お庭編 4選
建物の際に植えれば、花いっぱいで明るいうえ豊かに見せることができる
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壁面と通路の間に出来がちな細長い緑地が土が少ないうえに軒下のことも多く乾燥しがちです。ポーチュラカを群植すれば、雑草などをおさえて良いイメージを保つことができますよ。写真のようにカラーリーフプランツを加えれば花壇に深みがでます。写真では銅葉のイポメアを合わせています。
自然石と組み合わせればダイナミックな印象に見せられる
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ポーチュラカは荒々しい印象の自然石とよく似合います。多肉植物と合わせてロックガーデンやドライガーデンに活用しましょう。写真のように石と石の隙間からこぼれるように植えこめば、まるで乾燥地帯の風景を再現したようにダイナミックです。
カラフルなウォールにポーチュラカをハンギングすればポップに見える
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外壁や窓枠がイエローやピンクなどカラフルな色合いなら、ポーチュラカの花とよく馴染みます。写真のようにハンギングバスケットを飾れば外壁の明るい雰囲気をさらに盛り上げることができます。
鉢を横倒しにしてポーチュラカを流すように植栽すれば遊び心が満載
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地面を覆うように広がって育つポーチュラカの性質を利用すれば、写真のような面白い表現もできます。ひびが入ってしまったポットを横倒しにして、マツバボタンを群植すれば絵具をこぼしたようにカラフル。遊び心たっぷりで家族やお客さんが笑顔になること間違いなしですね！
ポーチュラカ×アプローチ編 ４選
玄関ポーチなどの高い位置におけば、しだれる花と緑のボリュームが楽しめる
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玄関前に鉢植えのポーチュラカを置けば、ひと夏中カラフルな花を楽しむことができます。ウォールやラックの上に置いて高い位置から枝垂れる様子を見せるのがおすすめです。
白いトールポットに植えて垂らせば、ポーチュラカの花色をよりひきたてる
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ポーチュラカを背の高い鉢に植えれば、やがて伸びてくる枝葉が縁からこぼれて花と緑を立体的に観賞できます。地中海風の白い外観の住宅なら、白いトールポットにポーチュラカを寄せ植えしてみましょう。鮮やかな花色が南国の雰囲気を抜群に盛り上げてくれます。
玄関ポーチ前の階段に高さを変えて置けば、楽しいリズム感が生まれる
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ポーチュラカはカラフルな鉢によく似合います。写真のようなイエローのポットにポーチュラカを植えれば一鉢でも見栄えがしますが、２～３鉢を玄関前の階段にリズミカルに置けばさらにインパクトが増します。花のある豊かな生活を楽しんでいる様子をアピールできますね。
ポストまわりの小さな緑地をあっという間にカラフルな花でいっぱいにできる
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玄関先のポストまわりを緑地にするなら、ポーチュラカを利用して鮮やかに彩りましょう。カラフルなポストとも相性ばっちりです。ポーチュラカのみを群植しても良いですし、写真のようにコリウスやオーナメンタルグラスを組み合わせるとシックでおしゃれな雰囲気になります。
ポーチュラカ×ベランダ編 4選
多肉植物と寄せ植えすれば、ローメンテでスモールスペースを彩れる
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小さな鉢に多肉植物とマツバボタンを寄せ植えすれば、おしゃれなミニドライガーデンの出来上がり。乾燥に強い植物どうしにすれば水やりを少々さぼっても大丈夫です。照り返しの強いマンションのベランダでもたくさん花を咲かせてくれますよ。
背の低いボウル型ポットにポーチュラカを植えれば、ベランダに地面が出現する
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背の低いボウル型の鉢にポーチュラカを植えてマンションのバルコニーに置けば、そこだけ地面があるような雰囲気が出せます。メキシコマンネングサとマツバボタンを寄せ植えすれば、コケが生えたようなこんもり・ふわふわの地面にできますよ。
バードケージで育てれば、下垂する花を高い位置で観賞できる
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乾燥に強いポーチュラカは、土が少なめでもよく育ちます。例えばバードケージの底に５センチ程度土をいれたところに植えても。軒先からつるせばケージから飛び出るようにポーチュラカが育ち、目をひくことでしょう。テーブルやガーデンラックの上においても良いですね。
切った枝を小さな鉢にさせば発根して、ミニガーデンとしても楽しめる
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伸びすぎたポーチュラカやマツバボタンの枝は、土にさせばかなりの確率で発根します。空き缶や使わなくなったマグカップなど工夫しだいで可愛い一鉢になります。ベランダのファニチャーの上に置いてポーチュラカのミニガーデンを楽しんでみませんか。
まとめ
乾燥につよく鮮やかな花を次々咲かせるポーチュラカ。ガーデニングにかける時間があまりない場合でも十分花を楽しむことができます。日本で古くから出回る園芸植物ですが、面白い演出をしてむしろ新鮮・おしゃれに見せることのできる花材です。ぜひポーチュラカやマツバボタンを手に取ってみてくださいね。
