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【和室ベッドルーム事例10選】王道から一風変わったおしゃれコーディネートまで幅広くご紹介!

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

和室の寝具は布団でないといけないと思っていませんか?実はベッドも意外と合うのです。ストレートに和テイストでまとめたり、洋風にアレンジしたり、他のテイストを足したりといろいろな見せ方ができるので、他にはないベッドルームを作ることができます。

今回は、和室をおしゃれなベッドルームにする3つのポイントと10のコーディネート実例を紹介します。和室にベッドを取り入れて、ワンランク上の和のベッドルームを作りましょう。

畳の和室をおしゃれなベッドルームにする3つのコーディネートポイント

ベッドは低めのフロアタイプ・ロータイプを選ぶ

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和室の寝具といえば布団が一般的です。そこにベッドを取り入れる場合にりなじみやすいのは、やはり背の高さが低いベッドです。いわゆるフロアタイプやロータイプが違和感なくなじみます。あえて洋風にまとめたい場合はレッグタイプや高さのあるものを選ぶのもよいですが、重いベッドは畳がへこみやすいので、できるだけ接地面が大きいものがおすすめです。もしくは、下にラグなどを引いておしゃれにしつつ、畳を守りましょう。

シンプルなベッドに好みのテイストの小物を合わせる

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ベッドには装飾やマットレスのずれ防止・ちょっとした物置きとして、頭側にはヘッドボード、脚側にはフットボードがついているのが一般的です。しかし、ヘッドボードやフットボードがあると洋風のイメージが強くなってしまうので、和の雰囲気を大事にしたい場合はヘッドボードやフットボードのないもの、もしくはシンプルなデザインのものを選ぶと合わせやすいです。

枕元に物置きや照明が欲しい場合は、雰囲気のあう小さなテーブルを別で用意したり、あたたかみのある色の間接照明を追加すると印象を崩しません。和の雰囲気で統一したアイテムを選んで和のベッドルームにしたり、あえて海外の名作家具などを合わせてモダンにまとめるのも面白いです。

ベッドカバーリングで印象は大きく変わる

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ベッドカバーリングはお部屋のイメージを大きく左右します。和室の場合、一番失敗がないのは白のカバーリング。布団に使われることが多い白のカバーリングなら、違和感なくなじんでくれます。また、日本の伝統色である少しくすみのある自然の色を入れるのもイメージが崩れません。

反対に洋風に仕上げたい場合は、アクセントとなるような色を取り入れるのもありです。和室の場合、建具にはあまり主張の強い色を入れないことが多いので、カバーリングをアクセントにしてあげると視線を集めてくれてお部屋の印象をわかりやすく伝えることができます。

カバー類以外にも高級ホテルでよくみられるベッドスロー(靴のままベッドに転がれるように足元に設置された布)やボルスタークッション(背もたれや抱き枕として使われる円筒形のクッション)などを加えるとハイクラスな印象になります。目指すテイストに合わせてうまく取り入れましょう。

和風ベッドルーム特集!おしゃれな寝室コーディネート実例10選

【和モダン】落ち着いたくすみカラーでまとめる

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和室によく合う、中間色のくすんだトーンでまとめたコーディネートです。モダンな印象のへり無し畳に、ミドルブラウンのフロアベッドを合わせて、落ち着きのある空間を作り出しています。ヘッドボードもシンプルなデザインで空間になじんでいます。花器や置物にモダンなデザインを採用することで、和モダンを感じさせるベッドルームとなっています。

【高級感】黒をベースにハイクラスな和の寝室

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小上がりに合わせてモノトーンでまとめた高級感あるコーディネートです。グレーの屏風に黒のペンダントライトという斬新な組み合わせですが、部分照明で色の濃淡をうまく見せていて、他にはない現代的なかっこよさのあるベッドルームになっています。ウォームグレーのベッドスローがアクセントとなり、さらなる高級感を足してくれています。

【老舗旅館風】歴史を感じる建具にはシンプルなベッドを合わせる

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老舗旅館のような重厚感あるお部屋にベッドを合わせたコーディネートです。ベッドフレームは、柱とそろえた木目の色合いと直線のみで構成されたデザインで、建具とのバランスが取れています。和室にも違和感なく取り入れられるフロアタイプのベッドで、歴史ある旅館のような趣のあるお部屋になっています。

大きなベッドを2台部屋の中央に配置していますが、明るい色合いと背が低いことで圧迫感を感じさせません。

【和のミニマルスタイル】禅の世界観を体現した詫び寂びの寝室

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詫び寂びを感じさせるミニマルなコーディネートです。革張りのベッドフレームが和室には意外な組み合わせに思えますが、白をベースにトーンをそろえることですんなりとなじんでいます。障子と同じデザインの照明やあえて絵のない掛け軸を合わせることで、さらに和の雰囲気を強くしています。

枝や盆栽の着飾らない美しさが一味違ったこのお部屋の良さをさらに引き出してくれます。

【ナチュラルスタイル】リラックスできる明るい和のベッドルーム

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和洋折衷なお部屋をナチュラルカラーでまとめた和のベッドルームです。ベッドフレームは使わずにマットレスのみを直接畳に置いているので、見た目には布団に近い印象です。寝具は全て白でまとめて清潔感を出しています。

大きな開口部からの自然光に加えて、壁面や小上がりに間接照明を入れることで得られる柔らかな光が、リラックスできる空間を作り出します。

【大人フェミニン】花柄カバーリングが映える和と洋のミックススタイル

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視線を集める大柄な花柄のシーツで、洋風でフェミニンな雰囲気を強調したコーディネートです。壁をアイスブルーにすることで、従来の和室にはない新しい和のスタイルを打ち出しています。

さらに障子は細縁、畳は縁に柄がないものを使用してモダンな雰囲気を出しているので、洋風なカバーリングも問題なく溶け込んでいます。和と洋のバランスが良くミックスされていて、印象的なお部屋になっています。

【華やかな大正ロマン風】映画に出てくるようなインパクトのあるベッドルーム

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カラー障子に天蓋ベッド、柄を組み合わせたベッドカバーリングと個性が際立ったコーディネートです。大正ロマンを思わせるような赤をポイントにした華やかなインテリアに柄物を複数合わせることで、唯一無二のインパクトを作り出しています。

タッキースタイルと呼ばれる柄物を複数組み合わせた派手なコーディネートは難易度が高いですが、色のトーンやテイストをそろえることでチグハグ感を抑えることができます。

【シンメトリー】シンプルなのに荘厳な和モダンスタイル

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モダンな雰囲気の琉球畳の和室に、ウォームグレーのフロアベッドをコーディネートしています。シックにモノトーンでまとめたベッドと優しい色味の和の建具とのコントラストも、全て直線でシャープな形状で揃えることで違和感なくまとめられています。

特に、ベッドを中心にシンメトリーに配置された建具のバランス絶妙です。古来より日本ではシンメトリーな造りの建物は寺社仏閣が中心で一般住宅ではあまりなかったので、この配置にすることでシンプルなのにワンランク上な印象を与えることができます。

【オリエンタル】赤をアクセントにして中国風のベッドルーム

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赤と黒のスパイスが効いた中国風なコーディネートです。黒のレッグタイプのベッドは、赤のボルスタークッションやベッドスローと組み合わせることでオリエンタルな雰囲気を出しています。壁面に取り入れられた竹のデザインと竹ひごのランプシェードがさらに雰囲気を強めながら、モダンにまとめています。

異国情緒を感じる他にはない寝室になっています。

【レトロ】洋風のベッドと雪見障子で軽やかな印象のベッドルーム

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板の間に洋風デザインのベッドを合わせたコーディネートです。木部はミドルブラウン~ダークブラウンでまとめて、落ち着いた雰囲気にしています。華奢なベッドのデザインは色が与える重厚感を緩和して、軽やかな印象になっています。

さらに、下半分がガラスになった雪見障子は採光性が高く、よりお部屋を明るくしてくれます。落ち着きがありながら明るい空間は、就寝時以外も過ごしたくなるようなくつろぎのスペースになってくれるでしょう。

まとめ

日本独特のものである和室に海外のベッドを融合させることで、一風変わった和のベッドルームを作ることができます。日本らしさと現代的なベッドの組み合わせは、他にはないワンランク上のお部屋づくりをかなえてくれます。

和に重きを置くのか他のスタイルを目指すのかによって、合わせるべきベッドやコーディネートが変わってきます。ポイントをおさえておしゃれなベッドルームを完成させましょう。