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【プロが解説】北欧インテリアに合わせたいカーテン実例10選!本当におしゃれな上級者コーディネートを実現する

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

日本でも人気の北欧インテリアですが、「北欧風」の残念なコーディネートになっているお部屋をよく見かけます。木の家具と柄物のファブリックというイメージだけが先行して、大事な部分を見落としている方が多いようです。

そもそも北欧とは、ヨーロッパ北部に位置するフィンランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの4つの国を指します。これらの国では、長く厳しい冬と日照時間の短さから家で過ごす時間を大切にしていきました。そこから生まれたのが明るくて居心地の良い北欧インテリアなのです。

今回は、その中でも重要度の高いカーテンの選び方をご紹介します。北欧インテリアにおいてカーテンを始めとしたテキスタイルはとても大事な存在です。その合わせ方によって本格的な北欧インテリアになるのか、それとも北欧風インテリアになるのかが決まりますので、この記事を参考に真の北欧インテリアを実現しましょう!

北欧インテリアとカーテンについて徹底解説!カーテンに取り入れるべき要素とは

おしゃれな北欧インテリアを実現するポイント

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ヨーロッパのインテリアといえば重厚感のあるイメージですが、北欧インテリアはシンプル・ナチュラルが基本です。デザインは凝ったものではなく、直線的でミニマムに。木肌を活かしたインテリアと明るい色使いのファブリックで空間に温度を感じさせ、目にもあたたかく心地よい空間を作ります。

インテリアのベースはホワイトが基本です。そこにグレーやベージュなど、なじみよい色を足していきます。合わせる家具や床の色は木の質感が活きたナチュラルなものを選ぶと、さらに北欧らしいコーディネートになります。

最後にアクセントとなる色や素材を加えます。上の写真では、大きな曲線を描くアルコランプのメタリックな質感が空間のアクセントになっています。ちょっとしたアクセントを足すことで、コーディネートが一気に洗練されます。

おしゃれな北欧インテリアを実現するためにカーテンに取り入れるべき要素とは

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北欧インテリアに合わせるカーテンのポイントは「ゆとりのある大きさ」「自然を感じられる素材・デザイン」の2つです。

北欧では、カーテンは窓ではなく壁につけるものととらえられています。そのため窓に合わせて小さくつけるのではなく、天井付近から床ぎりぎりまでの長いカーテンが一般的です。長いカーテンは縦のラインを強調して空間を広く見せられますし、布の面積が増えるため柄も映えます。

北欧インテリアの定番である木製家具との相性が良いのは、やはり自然素材のカーテンです。リネンやコットンなどのナチュラルな質感が空間になじみます。素材ではなく、柄で自然を表現するのもおすすめです。本場である北欧のテキスタイルブランドからも植物や花のモチーフ・ボタニカル柄のカーテンが多く生み出されています。厳しい自然と共存する北欧の人々の生活に根差したデザインなので、インテリアに取り入れるとより北欧らしくなるでしょう。

さらに詳しく!カーテンの色別ポイントを解説!

北欧インテリア×グレーカーテン編

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北欧インテリアにグレーのカーテンを合わせるのであれば、リネンやコットンなどの自然素材が最適です。単色無地が基本ですが、柄を入れたい場合は色のコントラストが強すぎないものが良いでしょう。

シンプルなカーテンはどのようなインテリアも合わせやすい汎用性の高さが魅力です。上の写真のように個性的なインテリアのデザインをより良く見せるには最高の組み合わせとなります。

北欧インテリア×グリーンカーテン編

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北欧インテリアにグリーンのカーテンを合わせるのなら、草花の葉や茎をイメージしたボタニカルなものがおすすめです。眺めるだけで心が晴れやかになり、リラックスできます。ナチュラル・ホワイトインテリアとの相性が抜群です。

しかし、ビビットなグリーンは全面に使うと主張が強く感じられてしまいます。カーテンの面積を絞ったり、ベースをホワイトにすればスッキリとした印象が残せます。

北欧インテリア×イエローカーテン編

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イエローのカーテンは、やわらかな色味を選ぶことで北欧インテリアにマッチします。ホワイトベースにイエローの花柄など、デザインの一部に取り入れるだけでも華やかな印象になります。フェミニンやシンプルインテリアのアクセントにおすすめです。

あたたかな質感があるコットン生地を選ぶと、さらに北欧らしい雰囲気がアップします。ゴージャスな感じになりやすい刺繍ではなく、軽やかなプリントでラフにデザインを楽しみましょう。

北欧インテリアといえば!鉄板の北欧カーテンテキスタイルブランド2選

本格的な北欧インテリアを楽しみたいのであれば、ぜひ北欧のテキスタイルを使いましょう。

日本でも北欧風のカーテンは多くありますが、北欧の風土や文化にあった本場のテキスタイルはやはり格別です。独特の色使いや素材感・デザインなので、北欧のテキスタイルを取り入れるとインテリアの雰囲気がぐっと良くなります。

数ある北欧のテキスタイルブランドの中から、鉄板の2つのブランドをご紹介します。

どんなスタイルにも合う幅広さが魅力:フィンレイソン

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フィンレイソンは、1820年に創業されたフィンランド最古のテキスタイルブランドです。ベッドリネンを中心としたホームテキスタイルを数多く生み出し、世界中の人々に上質な住まい方を提供してきました。その人気は、フィンランドではどの家庭でもフィンレイソンの商品があると言われているほどです。

フィンレイソンはクラシックな柄だけでなく、シーズンごとのトレンドを抑えた色やモチーフの豊富なバリエーションが特徴です。ナチュラルスタイルに合わせやすい植物・動物モチーフから、モダンやシンプルスタイルに合わせたい幾何学柄まで幅広く手掛けています。

数あるデザインの中でも、特に有名なのが上の写真にあるエレファンティです。1969年に誕生したデザインですが、50年以上経った現代でも新鮮な印象で色褪せない不朽の名作です。

トレンドの最先端をゆくシェアNo.1ブランド:クヴァドラ

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クヴァドラはデンマークで1968年に創業した比較的新しいブランドですが、今日ではヨーロッパNo.1のシェアを誇るテキスタイルメーカーとなっています。

そのデザインは無駄をそぎ落としたシンプルなもので、モダンやアーバンなインテリアとの相性が抜群です。さまざまなアーティストとコラボレーションをしていて、常に革新的なデザインを生み出しています。

クヴァドラでは、上の写真にあるレディメイドカーテンがとても有名です。ペグ(カーテンの吊元)とハンギングメカニズム(レールに代替するコードとブラケット)とファブリックを自由に組み合わせて、自分好みのカーテンを簡単に作ることができます。採寸不要で手軽につけられる画期的なアイデアで、窓のデコレーションをより身近なものにしました。

テイスト別おすすめの北欧インテリアに合わせるカーテン実例 10選

北欧ナチュラルインテリア×カーテン実例4選

北欧の代表的デザインで空間にあたたかさを

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ボラスのマラガというカーテンで、北欧柄の代名詞とも言われているデザインです。波のようにもつぼみのようにも見える独特の曲線とやわらかなトーンのマルチカラーで、空間にあたたかみをプラスします。適度に光を取り入れるので、明るい印象のお部屋になります。

複数の色が入ったカーテンはインテリアと色をそろえることで、雑多な印象にならずスッキリして見えます。視線がばらつきにくくなり、ナチュラルインテリアに欠かせない木の質感などをしっかりと見せることができます。

単色のケースメントで刻々と変わる表情を楽しむ

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マリメッコのボットナがシンプルながらも印象的で、空間に彩りを与えてくれます。ケースメントと呼ばれるドレープとレースの中間の厚さのカーテンなので、単体使いに適しています。白の濃淡だけで表現したデザインは光の加減によって表情を変えるのも魅力的です。

奥に飾られたファブリックパネルは、同じくマリメッコのルミマルヤです。北欧のテキスタイルは美しいものが多いので、スクリーンやパネルとして絵画のように取り入れるのも素敵です。

シンプルなカーテンとモダンなレールでメリハリを

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薄いグレーのカーテンは空間に溶け込んで、他のインテリアを引き立てます。無地ではなくさりげなく入ったヘリンボーンの柄がおしゃれで、ナチュラルモダンなインテリアとマッチしています。シンプルなのに洗練された印象なのはブラックのアイアンレールのおかげです。モダンなミニマルデザインで窓周りの印象を引き締めています。

一体型カーテンでコーディネートをお手軽に

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フィンレイソンのエレファンティをレースに仕立てて軽やかに仕上げています。ざっくりとした目の粗いレースはナチュラルインテリアによく合います。このカーテンはドレープとレースが一体になっているため、1枚かけるだけで窓周りのコーディネートが完成します。おしゃれなフロントレーススタイルが簡単に実現できるので、インテリア初心者の方にもおすすめです。

北欧モダンインテリア×カーテン実例3選

手書きのあたたかみが温度感をプラスする

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マリメッコのキヴェットを彷彿とさせる密度の高いドット柄がユニークなカーテンです。手書きのようなデザインがあたたかな印象を与えます。同じく北欧生まれのスワンチェアと合わせて、曲線の柔らかさが光る上質な北欧インテリアを実現しています。

レース+ロールスクリーンで機能的に

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マルチカラーのカーテンはアルメダールスのボウズというテキスタイルです。幾何学柄をマルチカラーで表現した遊び心あふれるデザインで、ポップなモダンインテリアによく合います。

このように透過性の高い生地のカーテンを単体で使う場合には、目隠しにロールスクリーンを合わせるのがおすすめです。ロールスクリーンなら効果的に視線を遮りながら、使用しないときはコンパクトに収納できるので、カーテンのデザイン性を損ないません。色はホワイト系を選べば圧迫感もなく、窓周りをスッキリと保つことができます。

珍しいネイビーの幾何学模様でスマートに

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フィンレイソンのコロナというカーテンです。スタイリッシュなネイビーのパターンがモダンインテリアにシャープさを足してくれます。明るさによって黒くも青くも見える絶妙な色合いが、空間に奥行きを与えます。

北欧×和インテリア×カーテン実例3選

空間に溶け込む色味を選ぶ

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和のインテリアに合わせるカーテンはカラーリングが重要です。空間になじむやさしい色合いを選ぶと失敗しにくいです。マリメッコのプケッティのようなかわいらしいドット柄も、淡いグレーなら和の雰囲気にマッチします。

あえての曲線デザインで一味違う和モダンに

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和の空間といえば直線的なデザインが鉄板ですが、あえて曲線が美しいボラスのロックを合わせています。ウェーブ上のストライプと複雑に絡み合った細いラインが和モダンな印象を作り出します。存在感が強くなりがちなレッドのカーテンですが、渋めのカラーリングなので和の空間でも浮きません。

三味線から生まれたカーテンで趣のある空間に

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詫び寂び感じさせるようなシンプルさが魅力のクヴァドラのレディメイドカーテンを合わせています。障子のようにやわらかく光を通して、空間に明るさを足しています。ちなみにこのカーテンは三味線の調弦のメカニズムをもとに生み出されました。日本古来の楽器から生まれたレディメイドカーテンが和の空間にマッチするのは必然かもしれません。

まとめ

北欧インテリアに合うカーテンと一口に言っても、スタイルによってさまざまな選択肢があります。デザインだけでなく、カーテンのサイズやレールとの組み合わせ、インテリアとのバランスも重要です。デザイン豊富な北欧テキスタイルを中心に、北欧インテリアに合う最高のカーテンを見つけましょう!