2022/08/12
【プロが解説】キッチンを独立にすべきか否か。独立キッチンにする場合の実例もご紹介
家を建てるときにキッチンをリビングの一角につくるか、それとも別に独立させてつくるか悩まれる方もいらっしゃると思います。
近年は、キッチンをオープンにして家族と会話をしながら食事の用意や後片付けをするというのがひとつのブームになっていますが、独立型のキッチンにも多くのメリットがあります。
今回は、独立型のキッチンがどんな方に向いているのかや、メリットとデメリットについて解説したあと、独立タイプのキッチンの実例もたっぷりご紹介します。
あらためて整理してみると、キッチンは独立している方がよいかも…と思うかもしれません。
キッチンの間取りに悩まれているなら、ぜひ一度目を通してみてくださいね。
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生活スタイルから考えるキッチンを独立にすべきか否か
日々忙しいから、効率的にキッチンをつかいたい？
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日々、時間に追われて生活しているなら、もしかすると独立型のキッチンが合うかもしれません。
独立型なら、コックピットのように向きを変えるだけでいろいろなものに手が届くキッチンがつくれます。
また、くつろぎ空間のリビングなどから見えませんから、よくつかうものをしまう場所には、扉をつけない収納が採用できるので、すぐに手に取ることが可能になります。
たとえば、どうしても片付ける時間がなく出かけることになっても、帰ってまずはリビングで一息つくことができます。
もちろん、急な来客でも慌てずにすみますね。
「あぁ、それは助かる！」と思われるなら、独立型を検討してみましょう。
食器やキッチン雑貨が多いから収納が必要？
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オープンキッチンやセミオープンキッチンでは、オープンになっている部分には吊戸棚をつくらないことが多いですが、独立型なら吊戸棚をつけたり、壁一面の収納を取り付けたりすることができます。
そのため、食器や雑貨、キッチン家電などが多い方は収納量を確保するために独立型の方が良いかもしれません。
キッチンにほとんどのものが片付けられれば、ダイニング側はすっきりとした空間にすることができます。
常に家族と会話したりテレビを見たりしながらキッチンに立ちたい？
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ダイニングやリビングにいる家族や友人と会話をしたり、リビングのテレビを見ながら家事をしたいなら、オープンかセミオープンキッチンを選ぶ方がよいかもしれません。
テレビは小さなモニターでもよければ独立型でもなんとかなりますが、顔を見ながらの会話はやはり難しくなります。
キッチンでの作業に何を求めるか、優先順位を考えてオープンにするかクローズド（独立型）にするか決めましょう。
独立キッチンにする場合のポイント
換気できて光をいれられる窓をつける
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独立型のキッチンは広く取れないことも多く、収納もたっぷりで、圧迫感があることが多くなります。
そのため、外光が入れられる窓を設置して、開放感をプラスすることをおすすめします。
特に写真のように部屋の奥に窓があると、収納にさえぎられることなくキッチン全体に光が回りやすくなります。
また、窓は必ず開閉できる窓にします。
キッチンには料理中に、においや熱がこもりやすくなります。
少し窓を開けて換気扇を回すと、効率よく換気することができます。
配膳にも便利。リビングの様子や会話ができる小窓を設置する
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独立型キッチンはひとりきりになってしまうのが寂しいと感じる場合や、配膳が面倒に感じる場合には、ダイニング側に小窓を設けるのもおすすめです。
小さい窓がひとつあるだけで、つながりが生まれて、キッチンに立ったときの印象が異なります。
キッチンのレイアウトを工夫する
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独立型のキッチンのスペースに、どのような形にキッチンをレイアウトするかも大切な検討事項です。
特に流しとコンロ、冷蔵庫の位置関係が重要になります。
サンプルのレイアウト図には、コンロと流しが一列になるI型がありませんが、I型も含めて検討しましょう。
冷蔵庫から食材を出して、食材を洗いカットするなどの作業をしたあと、コンロで調理するという流れを考えて配置します。
それぞれの位置をつなげた三角形の距離が短いほど、作業効率がよくなります。
キッチンサイズに余裕があれば家事室を兼用する
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家事動線を短くする方法として、独立したキッチンだからこそ、洗濯機を置くことも検討してみてはいかがでしょうか。そうすれば、必要な家事をすべてキッチンで完結することができます。
あわせて、アイロンスペースやちょっとした物書きの出来るスペース、家事の合間に休憩できるスペースを設けて、居心地の良いキッチンにするとよいですね。
せっかくなら、楽しく家事ができるこもれるキッチンにしましょう。
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独立キッチンにするなら参考にしたいおしゃれな独立キッチンサンプル16選
モダンスタイルの独立キッチン 4選
ホワイトキッチン＋取っ手もシンプルに
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モダンキッチンの代表は、収納の取っ手もシンプルなホワイトのキッチンです。
家電などもできるだけ家具に組み込んですっきりさせましょう。
クールなブラック扉
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クールモダンにまとめるなら、ブラックの収納扉もおしゃれです。
ただし、ブラックばかりだと圧迫感がありますので、写真のように腰高以上はホワイトでまとめるとよいでしょう。
プロ仕様のオールステンレス
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独立型のキッチンなら、くつろぎ空間のリビングと切り離されるので、オールステンレスキッチンも採用しやすくなります。
熱い鍋なども気にせず置くことができ、丈夫でお手入れもしやすいクールなキッチンが実現します。
落ち着きのある和モダン
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フラットな仕上げの木の扉＋ライン取っ手にすると和モダンなキッチンが仕上がります。
優しさの感じられる大人のキッチンなら、料理をしながら心穏やかに過ごせそうですね。
家電や食器をできるだけ収納して、すっきりとしたクローズドキッチンが似合います。
北欧・ナチュラルスタイルの独立キッチン 4選
北欧スタイルはグレーキッチンが定番
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北欧スタイルは、グレーのキッチンに木をきかすコーディネートが定番です。
写真のキッチンはヘリンボーンの床と窓の下の木ラインがきいています。
北欧キッチンには、グレーのほかホワイトもよくつかわれます。
あたたかみのあるナチュラルな木天板のキッチン
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ヘリンボーンの木天板が印象的なキッチンです。ミニマムな空間に仕上げられていますね。
グレーのモルタル床や照明にもこだわっていて、生活感を消した空間がスタイリッシュです。
キッチンに渡したカウンターテーブルがグッドアイデア
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キッチンの端に、扉の面材と同じ素材の片脚のカウンターテーブルを設置したアイデアキッチンです。
アームをのばすことのできるブラケット照明も、ステキにコーディネートされています。
作業スペースが広く長いI型キッチンですが、使いやすいように流しとコンロは近くに配置されています。
新鮮！ベンチ付きキッチン
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こちらは、家事の途中で窓の外の景色を見ながら一息つけるベンチ付きキッチン。
日本ではオリジナルキッチンに手が出しにくいですが、希望のキッチンがあれば設計士さんに相談してみましょう！
西海岸・インダストリアルスタイルの場合 4選
ブラック枠のガラスで独立させたクールなキッチン
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キッチンを独立させる方法もさまざま。
こちらは窓をしめればにおいの漏れをおさえることができる独立型のキッチンです。
仕切りがガラスなのでダイニング側と穏やかに区切ることができます。
また、カウンターとスツールを設置して、街角のバーのような雰囲気も。
狭い空間でも、ガラスなら開放感があるので、クローズドも実現しやすいですね。
インダストリアルスタイルにあった収納がつかいやすそうなキッチン
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こちらは、壁面収納をガラスの吊戸で一部閉じるデザインにしたおしゃれなキッチンです。
扉にはタイヤがついていてスムーズに動かすことができ、取り出しやすさと適度な目隠し効果の両立が可能になっています。
モルタルのキッチン
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モルタル（セメント）で仕上げたキッチンに、ナチュラルなボックスを組み合わせて、キッチンツールをブラックでそろえたクールなキッチン。
モルタルのキッチンは輪染みなどもできやすいのですが、味だと感じることのできるかたには、使い込むほどに愛着のわくキッチンになります。
西海岸インテリアにはラスティックなイメージをプラスしたホワイトキッチン
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西海岸スタイルのキッチンは、ホワイトに使いこんだ木やカゴを組み合わせて演出します。
スタイルカラーでもあるブルーやブルーグレーを入れてもよいでしょう。
究極の料理好きのための独立キッチン 4選
料理好きな人に独立型のキッチンは人気です。
ある程度の広さを確保して、道具や家電をそろえて充実した空間をつくることができるからです。
また、集中して料理に向き合うことができる空間をつくることも可能です。
ここでは、料理好きのための充実の独立キッチンをご紹介します。
アイランドを組み込む
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キッチンにアイランド型を入れるのは、オープンキッチンだけではありません。
クローズドでも、お料理好きなら採用したいですね。
アイランドの良さは、両側から出入りできる動きやすさ。
そして、多人数でも作業がしやすいということがあります。
独立型のキッチンは、ダイニングまで食事を運ばなくてはいけませんから、朝食などはキッチンですませられるように写真のようにアイランドに椅子を置いても便利でしょう。
お料理教室にも対応できるキッチン
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家でお料理教室をする方には、独立型のキッチンがおすすめです。
家族のいるリビングルームと分けることができ、教室に集中することができますね。
また、食器や調理器具も多くなりますから、たっぷりの収納が確保できるメリットがあります。
冷蔵庫も大型のものが入れられるでしょう。
また、写真のように人造大理石などの天板のテーブルを中央に設置すれば、大勢で作業が可能になります。
教室の最後の試食でも利用できるように、椅子も用意しましょう。
広いコの字型キッチンなら作業台にキャスターをつけて
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お料理好きならコの字型キッチンに憧れますよね。
これだけの広さがあれば、材料や道具を広げて作業に集中できそうです。
中央部分が広くなるコの字型には作業台があると便利ですが、この作業台にキャスターをつけるのもおすすめです。
たとえば冷蔵庫から流しに食材を運ぶときの台車にしたり、作業する場所の近くに持って行って利用したりできます。
作業台のサイズを変えれば、もう少しコンパクトなキッチンでも便利につかうことができます。
こだわりの調理器具を採用する
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独立型のキッチンなら、本格的なグリルや業務用オーブンなども、リビングなどから切り離して設置が可能になります。
道具としては欲しいけれど、見た目が大きくてインテリアスタイルにあわないデザインでも導入できるメリットがあります。
まとめ
独立タイプのキッチンは、料理好きから片付け下手の方まで、広くメリットがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
家事が楽しくなるような、好みのスタイルと道具でまとめたステキなキッチンをぜひ実現してくださいね！
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