2019/10/21
【楕円のラグでおしゃれ上級者インテリア】モダンもナチュラルも!人気のスタイル別に解説していきます
ラグの良さを感じてインテリアに取り入れようと決めたけれど、一般的な長方形のラグだとなんだかきっちりとおさまりすぎると感じることがあります。そんな時には円形や楕円形のラグを検討してみませんか。
円形や楕円形のラグはコーディネートが難しいといわれていますが、そんなことはありません。
特性を活かしてコーディネートすれば、リズムがあって個性的でおしゃれなお部屋を実現することができます。
今回は「楕円形のラグ」に焦点をしぼりインテリアに取り入れるコツを解説したあと、楕円形ラグをつかったコーディネートサンプルの写真をインテリアスタイル別にたっぷりご紹介します!ぜひ参考にしてくださいね。
楕円のラグをおしゃれに取り入れるポイント
ポイント① 長方形と楕円形のイメージの違いは?
長方形と楕円形のラグにはどんなイメージの違いがあるのでしょうか。
見た目の一番大きな違いは、角があるかないかですね。
角がない楕円形は、優しさを感じるイメージになったり、ゾーン分けがゆるやかになって広がりが感じられたりします。
また、たとえばソファの前に敷いたときに正方形ならラグに対してソファはまっすぐに置きますが、楕円形ならカーブに添ってソファを置くことができ動きのあるリズムのある配置が可能になります。
ほかに楕円形のラグなら小さなサイズを敷いてもチープな印象にならずポイントになりやすいという特徴もあります。
もしもお部屋にこれらの効果が欲しいと考えられるのなら、楕円形のラグがピッタリあう!ということになります。
ポイント② 楕円形ラグのサイズとカラーの選び方
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楕円形のラグも長方形のラグと同じように、敷く場所にあうサイズ選びが大切です。
たとえば、ソファの前でしたらソファの横幅より小さなサイズを敷く、ソファの前脚をラグの上にのせるなら今度はソファの横幅より少し大きなサイズを選ぶ、ソファを完全にラグにのせてしまうならソファコーナーすべてをカバーするサイズを調べて敷くという具合です。
ダイニングなら、テーブルから椅子を引き出したときのスペースもカバーするサイズを選びます。
小さなサイズのラグは、アームチェアにセットしたり、ベッドサイドに敷いたりしてつかうことになりますね。
次に色についてですが、楕円形のラグはコーディネートのポイントにすることが多いのでアクセントカラーがよく選ばれます。
小さなサイズならアクセントカラーも選びやすいのですが、大きなサイズのときには色の印象が強くなりますので、部分づかいやグラデーションなどがあわせやすくなりおすすめです。
アクセントカラーのラグの選び方については、「本当におしゃれな赤色ラグ10選!コーディネートしやすいラグを中心にご紹介」で詳しく解説していますので参考にしてください。
ポイント③ 楕円形ラグのコーディネートについて
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円形のラグも楕円形のラグもイメージはそれほど変わりませんが、コーディネートしやすいのは楕円形のラグです。なぜなら円形のラグは家具にあわせて敷くことが難しい形だからです。
たとえばダイニングテーブルに敷くとき、円形ラグは円形のテーブルにしかコーディネートしずらくなります。楕円形のラグでしたら、長方形・楕円形・円形のテーブルにあわすことが可能になります。
ソファの前に敷く場合も、円形ではソファ全体をカバーできず一部に敷かれた状態になりますが、楕円形ならソファの幅にあわせたサイズを敷くことができます。
つまり楕円形のラグは長方形のラグと同じように万能に敷くことができてコーディネートしやすく、それでいて円形のようにリズムや広がりが感じられるお部屋をつくることができるのです。
むずかしく考えずに楕円形ラグをお部屋に取り入れて、おしゃれなインテリアにグレードアップしましょう!
人気のスタイル別、楕円ラグのコーディネートサンプル20選
モダンスタイルの楕円ラグコーディネート5選
モダンスタイルをやわらかく演出する
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モダンスタイルの金属脚やスクエアなデザインを、楕円形ラグは程よくくずしてくれます。
写真のように色もモノトーンでそろえていても、楕円形のラグの丸みのおかげで冷たい印象にならずに優しさが感じられるコーディネートにしてくれます。
角度のついた変形ソファに楕円形ラグがフィット
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より親密なイメージで使用できる角度がついたソファに角が直角の長方形ラグはあわせずらいですが、楕円形のラグならきれいにフィットします。
写真のコーディネートは、ソファとパーソナルチェアをあわせて丸く囲むように配置して、リラックスできる団らん雰囲気をうまく出しています。
ラグにあわせたブルーの円形クッションのコーディネートもポイントですね。
有機的なラインのソファにあわせてカーブを強調
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カーブのあるものをたくさん使用しながらも、とてもモダンにまとまっているスタイリッシュなコーディネートです。
ソファのカーブとラグのカーブがきれいにあっています。おそらく、オーダーラグでしょう。目的をもってどこかにあわせて敷きたいときにはサイズオーダーがおすすめです。
写真のように楕円形のラグにそってソファとアームチェアを置く方法は、応接室のようにかたい雰囲気にならずにリラックス空間をつくることができます。
ソファとダイニングにラグを敷いても違和感なし!
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ダイニングテーブルとソファが近いとき、両方に長方形のラグを敷くと2枚の隙間が平行でなかったりすると非常に気になりますが、楕円形のラグならあまり気にせずに敷くことができます。
こちらのコーディネートは、家具とラグのカラーの選び方もカラフルで参考になります。
さまざまな色が入ったラグの中から赤を選んでチェアに使用したダイニングのコーディネートは、ファブリックタイプのチェアでも応用が可能です。
流れのあるやわらかなレイアウトを実現する
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こちらはホテルのロビーですが、楕円ラグのよさがとても出ているコーディネートです。
ソファ2台にチェア3脚、テーブルやライトなどが配置されていますが、楕円形のラグの流れに沿ってゆるやかに三角形におかれていてステキです。(長方形のラグにそろえると直角配置になってかたい印象になってしまいます)また、ラグの上に置いたりはずしたりというテクニックもおしゃれです。
表情のあるきれいなブルーのラグはプールのようにも見えて、リラックスしたリゾートの雰囲気も演出されていますね。
北欧・ナチュラルスタイルの楕円ラグコーディネート5選
優しいカラーと丸みでそろえるコーディネート
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ペールトーンの北欧らしい優しい色合いと丸みのあるフォルムの家具でそろえた、まさしく角のないリラックス空間です。ローソファは床座ともあわせられてリラックス感が高くラグが必須。そしてこの空間のラグは楕円をコーディネートしたくなりますね!
奥行きと広がりが感じられるデザイン
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清潔感のあるストライプの楕円のラグがポイントのダイニングのコーディネート。
ラグに角がないのでフローリングを分断する印象が少なく広がりが感じられます。また、ラグのストライプの方向に奥行きが感じられるので実際よりも奥に広く感じるお部屋になっています。
コーナーをつくるラグの使い方
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ソファやダイニングだけでなく、コーナーをつくるという感覚でラグを敷く方法もあります。
ベンチやコンソールテーブルなどの足元にラグがあると、まとまりが感じられるコーディネートになります。
写真のラグはとても細長く、場所をとらずにコンパクトなテーブルの存在感をアップしてくれていますね。
ナチュラル空間には自然素材の楕円のラグがフィット
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ナチュラルスタイルには、カラーもナチュラルな麻のラグが似合います。
楕円に編み込んだ模様も波紋のようでポイントになりますね。
写真のようにソファの幅より大きなサイズのラグにソファの前脚をかける配置は、安定感が感じられるコーディネートで、ソファの前のラグすべてにつかえるパターンです。
ワンルームなら楕円ラグでお部屋に一体感を
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こちらのサンプルはホテルの一室だと思いますが、ワンルームならこんな楕円ラグの使い方がおすすめです。
ソファとベッドを少しラグにかぶせてゆるやかにつないでコーディネートしています。これは一室空間としてまとまった印象にすることができる方法です。ソファを置くスペースが確保できないようでしたらチェアだけでもステキにまとめることができますね。
西海岸・インダストリアルの楕円ラグコーディネート5選
無骨なスタイルをおしゃれに崩す絶妙なラグコーディネート
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インダストリアルなどの無骨なイメージの家具を絶妙に崩してくれる、そんな存在の楕円形ラグです。
シャビー感のあるブルーグレーのカラーも一人掛けのソファのイメージにぴったり。模様に濃紺が入っているのもポイントです。
ラグのカーブにそって斜めに一人掛けソファを置くことでよりおしゃれな空間をつくっています。
ハードな素材感を楕円で中和する
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インダストリアルにあうハードなハラコの楕円ラグも、丸みがあることでやわらかさが演出されています。
このお部屋のようにすべてのインテリアをレザーでそろえると印象が強すぎるので、楕円のラグ以外にもファブリックのクッションやひざ掛けをコーディネートしたいですね。
フェイクファーも形だけでなくふんわりイメージに
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アメリカ西海岸のビーチが見えるお部屋には、楕円形のような真っ白なフェイクファーがフィットします。
ホワイトとブラックをメインに木質カラーをプラスしたスタイルに、ふわふわのファーが素足にやさしくてリラックスできそうですね。
クールなインダストリアルはラグのカラーにこだわって
こちらは、超モダンなインダストリアルスタイルでとてもクールなインテリアです。
楕円形とは言えないような変形ラグですが、ラグのカーブとチェアにあわせたカラーがポイント。
白っぽい床に接した場所は濃い色でコントラストをあげているので、優しくなりすぎずモダンでスタイリッシュなイメージを維持しています。
写真のような明るい色が混ざった表情のある濃い色のラグは、お部屋が暗くなりすぎないのでおすすめです。
飛び石のようにならべるコーディネートも楕円ラグならでは
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コンパクトサイズのラグを飛び石のように屋外まで並べた、楕円形ラグだからこそできる楽しいコーディネートです。
こちらのメーカー「DICKSON」のラグは、汚れや太陽光に強い特徴があり水洗いも可能で屋外でもつかうことができます。
カラーバリエーションも多くそろっていますのでアクセントカラーを選んでも楽しいですね。
カントリースタイルの楕円ラグコーディネート5選
アメリカンカントリーらしい楕円のラグをダイニングに
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こちらのオーバル型のラグはアメリカンカントリースタイルの定番で、素朴で重厚な木の家具の雰囲気にとてもよくなじんでいます。定番サイズも売られていますがサイズオーダーできるものもありますので、ダイニングに敷くならピッタリのサイズと色合いをオーダーしたいですね。
フレンチカントリーにはスイート感をプラスする
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エレガントで素朴な家具でそろえるフレンチカントリーには、レースのようなホワイトの楕円形ラグで甘さをプラスして。
もしもモダンなフレンチカントリーを目指すなら、グレーがおすすめです。
出入り口などに敷くと本場らしさが
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土足生活につかわれているラグですから、扉の前や写真のような階段の下などに敷くと本場らしいコーディネートになります。
出入り口のラグは足をのせたときにすべると危険ですので、すべらないような裏に加工がされているものを選ぶか、滑り止めのシートなどを敷いて対策をすると安心です。
落ち着いたカラーを選んでリビングをつくり込むことも
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クラシックで重厚なカントリースタイルには、ラグも落ち着いたカラーを選んでつくり込むコーディネートがまとまります。この写真はまるで博物館のようですが、現代のおしゃれな住宅に取り入れるならもう少し明るいホワイトを壁やラグ、ソファに入れるとよいでしょう。
趣味のコーナーを楕円ラグでまとめる
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カラフルな楕円形ラグはお部屋のポイントにぜひつかいたいアイテムです。
写真のようにギターを楽しむ場所としてコーナーをつくれば、フォーカルポイントにもなってインテリアがあか抜けます。
魅せる場所をしっかりつくれば、1カ所でも効果抜群ですよ。
まとめ
たくさんのサンプルを確認したら、楕円形のラグは意外にコーディネートしやすそうだと感じられたのではないでしょうか。
丸みのある形をインテリアのスパイスにうまく利用すれば、長方形のラグでは得られないような効果が期待できますので、ラグを敷くなら楕円形もぜひ検討してくださいね!
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