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【プロが選ぶ】おしゃれなダイニングにぴったりの椅子10選!実例とともにコーディネート解説

松田ともみ
著者:松田ともみ (インテリアスタイリスト)

大学で空間デザインを学んだのち、大手ハウスメーカーで10年以上インテリアコーディネーターとして勤務。高級家具メーカーでのスタイリストを経て、現在はライターとして ”年齢を重ねても健やかで美しい暮らし” のご提案をしています。インテリアコーディネーター有資格者。季節に寄り添うワークショップやお茶会を開催しています。森の近くのマンションで、夫とのんびりふたり暮らし。

https://twitter.com/haru_tea_1003

みなさんはダイニングでどのような過ごし方をされますか?

食事やティータイムだけでなく、パソコン作業でも活躍するダイニング。

リビングについでダイニングも、生活の中で過ごす時間の長い空間です。ダイニングテーブルや椅子は大きな家具なので、インテリアとしての見た目もこだわりたいところ。ダイニングと言うとテーブルとセットでの購入を考えがちですよね。でも実は「椅子」のデザインによって、お部屋の魅力が大きく左右されるんです。

本記事では、ダイニングの椅子にフォーカースして、選び方のポイントやオススメの椅子をご紹介します。実例を交えて、コーディネートのコツをお伝えしますので、ぜひ参考になさってくださいね。

目次

ダイニングは椅子にこだわりたい!チェア選びのポイント3つ

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フランク・ロイド・ライト、ミース・ファンデルローエ、ル・コルビジェ。20世紀を代表する著名な建築家たちを、みなさまはご存知でしょうか?彼らは建物だけでなく、椅子のデザインにも熱狂しました。

機能美を追求した「椅子」は、空間の中で特別な輝きを放ちます。ちいさな建築物とも言われる「椅子」にこだわると、ダイニングをより一層ステキに演出できますよ。

どのように椅子を探せばよいか、まずは3つのポイントをご紹介します。

ポイント1.インテリアスタイルからお気に入りの椅子を決める

好きなインテリアスタイルを定めて、はじめに椅子のテイストを絞っていきましょう!

木製のナチュラルな雰囲気がよいのか、モダンなイメージにしたいのか。お部屋全体のインテリアスタイルに合わせてお店やメーカーを選定し、希望にあう椅子を探しましょう。椅子が決まると、自然とぴったり相性のよいテーブルも見つかります。

奇抜なデザインは空間に面白味を与えますが、座り心地がよくないこともあります。オブジェではなく、日々の生活で使用する家具であることは忘れず、お好みの形を見つけてください。

ポイント2.ダイニングテーブルとのバランスを考える

”ダイニングセット”としてテーブルと椅子を同じシリーズを購入する場合は、元々バランスよくまとまっています。しかし、どうしても淡泊な印象になりがちです。テーブルと椅子をそれぞれ選ぶと、オリジナリティのあるダイニングになります。

次のチェック項目を参考にして、バランスのよい椅子を探してくださいね。

  • テーブルの高さは、椅子に座ったときに手や足が疲れにくくないか
  • テーブル内に必要な椅子がきちんと収まり、出入りに支障はないか
  • 通路幅は確保できているか

ポイント3.座り心地は用途にあっているか

シートのかたさや背もたれの形状などが、生活スタイルにマッチするか確認しましょう!

ダイニングでの過ごし方も千差万別。食事だけでなく、リラックスタイムにのんびり寛ぐ方もいるでしょう。また仕事用のデスクとして使われるかもしれません。

寛ぐことを優先するのであれば、背もたれが高く座面のクッション性の高いものを選んでください。食事がメインの場合は、後傾しにくくからだにフィットするデザインがオススメです。

おしゃれなダイニングチェア 10選

1.ナチュラルでごきげんなダイニングに:COCHONNET CHAIR:IDEE

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「IDEE(イデー)」オリジナルの『COCHONNET CHAIR(コショネチェア)』は、やわらかな曲線がからだに沿い、しっかりとした座り心地。コンパクトながらも、ゆったりさを感じられます。シンプルですが温かみのあるデザインは、空間になじみがよく飽きがきません。

価格・サイズ

¥33,000(税込)

幅400 × 奥行540 × 高さ785・座高450 (mm) 

参考コーディネート

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テーブルは椅子脚部と同じ様な明るい木製にすると、コーディネートしやすいでしょう。張地カラーはマスタード・グレー・ネイビーの3色。ぼんやりしがちなテイストですが、くすみカラーがナチュラルな空間にやさしいアクセントを加えてくれます。

2.落ち着きあるナチュラルさが魅力:シビルチェア:柏木工

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歴史あるウィンザーチェアーを現代空間にも生かしたデザインの『CIVIL CHAIR(シビルチェア)』は、飛騨「柏木工」の定番品のひとつです。ハイバックの優しい背もたれは、からだをしっかり預けられ、リラックスすることができます。

価格・サイズ

・座面:ウォールナット CC71K ¥55,000 

・座面:オーク CC71A ¥47,300

幅515×奥行535×高さ920・座高430(mm)

参考コーディネート

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すべてオーク材のものと、座面・背もたれ部がウォールナットでアクセントになっているものの2種類から選べます。ダイニングテーブルもダークブラウン系を組み合ることで、ナチュラルさにかっこよさをプラス。柔らかな印象のモダンスタイルを演出できます。

3.異素材コーディネートを楽しんで:ELEMENTAIRE CHAIR:HEY

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木製家具が主流の北欧デザインですが、新しい風も吹いています。2003年に設立されたデンマークの「HEY」もそのひとつ。このシンプルな「ELEMENTARIE CHAIR」はマットな質感でやさしい印象ですが、耐久性にも優れた一品。

価格・サイズ

¥20,900 (税込)

幅420 × 奥行き495 × 高さ795 ・座高455(㎜)

参考コーディネート

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プラスチック製品と合わせたくなる素材感ですが、あえて天然木などの異素材と組み合わせてみましょう。やさしい色味と肌触りが思っているよりもマッチします。白、グレーなどのモノトーンを選択し、全体の色数を抑えることで違和感のないコーディネートになります。

4.普及の名作で洗練されたダイニングに:CH24 / Yチェアカール・ハンセン&サン

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北欧デザインが好きでなくてもご存知の方も多いのではないでしょうか。世界中で人気の高い「Yチェア」。使うほどに味わいが増す木部と熟練の技が光るペーパーコードの座面、そしてどの角度から見ても美しいシンプルで洗練されたデザインで多くの人に愛され続ける名品です。

価格・サイズ

¥88,000(税込)~

幅550×奥行510×高さ760・座高450(㎜)  

参考コーディネート

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木部をブラックやレッドで塗装された製品もありますが、やはり白木を生かした塗装がオススメ。洗練された上品なコーディネートを楽しんで。テーブルは大理石天板のものなど高級感のある組み合わせることでワンランク上質な印象に。

5.カラフルでポップなレトロスタイルを現代アレンジ:PANTON CHAIR:Vitra

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ユニークなフォルムと鮮やかでポップなカラーが楽しい「PANTON CHAIR(パントンチェア)」。国際的なデザイン賞をいくつも獲得し、20世紀デザインの中でも評価の高い椅子です。デザインだけでなく座り心地もよく、屋外でも使用できる強度を備えています。

価格・サイズ

¥38,500(税込)

幅500 x 奥行610 x 高さ860・座高440(㎜) 

参考コーディネート

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思い切ってカラフルな”ミッドセンチュリーモダン”スタイルに。インテリアアイテムをごちゃごちゃを増やすと、圧迫感のある重い印象になります。部屋全体のアイテム数は少なくし、大柄のラグやカーテンなどポイントを絞ってアクセントになるアイテムを組み合わせましょう。

6.コンパクトで抜群の使いやすさ:ルントオムチェアー:CANDE HOUSE

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『ルントオムチェアー』は旭川の「カンディハウス」を代表するアイテムです。使いやすさを追求してリデザインを繰り返された椅子は、コンパクトなフォルムですが窮屈さを感じない座り心地。短いアームは出入りがしやすく、ダイニングでの導線を考えられたデザインです。

価格・サイズ

¥52,250(税込) ~

幅555×奥行475×高さ740・座高435(mm)

参考コーディネート

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まるみのあるダイニングテーブルは、椅子のかわいい印象にぴったり。木部の樹種・塗装色も全16種類から選択できるため、好みのインテリアスタイルに合わせられます。合わせる張地種類も多く、カーテンやソファなどとのコーディネートを楽しみましょう。

7.目をひくデザインでダイニングのアイコンに:Masters:Kartell

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フィリップ・スタルクがデザインした、ぱっと目を引くチェア。『Masters』は、名作チェア3作品のアウトラインを重ねて作られたシルエットが特徴のダイニングチェアです。なめらかな座り心地で快適な上、4㎏と軽量に作られているので出し入れの際のストレスも軽減されます。

シルエットを参考にしたのは、次の3つのチェア。どのアウトラインがどの椅子か分かりますか?

(1)セブンチェア:アルネヤコブセン(1955年)

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(2)チューリップアームチェア:エーロ・サーリネン(1957年)

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(3)シェルチェア:チャールズ&レイ・イームズ(1958年)

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価格・サイズ

¥36,700(税込) 

幅570×奥行470×高さ840・座高460(㎜) 

参考コーディネート

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背もたれの特徴的なフォルムを生かすため、モノトーンコーディネートの中で色の強弱をはっきり見せてみましょう。白い空間に黒い椅子があるだけで、シンプルな空間にインパクトのある表情を生み出せます。

8.海風を感じるような籐の椅子:ROSSINI ARM CHAIR:Sika・Design

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「ROSSINI ARM CHAIR(ロッシーニ アーム チェアー)」は、ラタン(籐)製の軽くて丈夫な椅子です。当たりがやわらかく、からだになじみやすい籐の椅子は使うほどに艶が出て表情がかわります。優しい曲線が美しく、優雅な印象がダイニングを上品に彩ります。

価格・サイズ

¥25,300(税込)

幅550×奥行540×高さ930・座高450(㎜)

参考コーディネート

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リラックスした雰囲気のあるリゾートスタイルにぴったりの椅子。籐編みのランプシェードや麻のカーテン、石素材などラフな印象のアイテムをコーディネートしてみましょう。観葉植物などのインテリアグリーンも、うまく取り入れて。

9.エレガントに寛ぐハイバックチェア:BESS:Caliigaris

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イタリアの家具メーカー「Calligaris」の『BESS(ベス)』。オーソドックスな形ですが、脚部の丁寧な三角形の仕上げなど、細部へのこだわりが感じられます。ハイバックシートのクラシックな雰囲気と現代的なシャープさが、飽きのこないデザインを実現しています。

価格・サイズ

¥72,710(税込み)~

幅450×奥行575×高さ985・座高450(㎜)

参考コーディネート

https://www.pinterest.jp/pin/294634000631132116/

目に映る分量が多くなるハイバックチェアは、明るめの張地を選ぶことで空間を軽やかに見せることができます。椅子を主役にせず、ダイニングテーブルとセットで自然に存在させます。近くにソファがある場合は、ソファの張地色に近い色を選ぶとよいでしょう。

10.コロンとした形で北欧ナチュラルスタイルに:M-ROUND CHAIR EM:MOMO NATURAL

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コロンと包み込む形がキュートな『M-ROUND CHAIR EM』は、木製品の取り扱いが多い「MOMO NATURAL」のダイニングチェアです。無地・柄入りなど数多くのオリジナルファブリックから張地を選べます。カバーリング仕様になっているので、洗い替えや季節に合わせた模様替えができるのも嬉しいですね。

価格・サイズ

¥39,000(税込)

幅520×奥行570×高さ700・座高430(㎜)

参考コーディネート

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ナチュラルでやさしい北欧インテリアスタイルに合わせて。パステルカラーやグレイトーンで、色数を抑えてコーディネートしてみましょう。明るい木製品やベージュのラグ、カーテンとの組み合わせがオススメです。

こんなコーディネートにも挑戦したい!おしゃれなダイニングチェアコーディネート事例

1.モダンシノワズリでエレガントに

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シノワズリとは17世紀のヨーロッパで流行した、中国様式のスタイルのこと。オリエンタルな雰囲気の壁紙やファブリックと曲線の美しい黒い家具を組み合わせて、モダンな印象のシノワズリスタイルに。上品で洗練されたダイニング空間になります。

2.座卓+座椅子でシンプル和モダン

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畳に座卓と座椅子を置いて、和モダンスタイルのダイニングはいかがでしょうか。ヘリのない畳や現代的なシンプルな床の間にするなど、すっきりとさせることで洗練された印象に仕上がります。

3.クラシカルを貫いてゴージャスに

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シンプルなインテリアが主流の現代ですが、クラシカルなアイテムで重厚感のある内装もとても素敵です。ドレープ(ひだ)のたっぷりしたカーテンやシャンデリア、装飾性の高い家具を組み合わせて。部屋全体の重さが気になる場合は、カーテン、椅子の張地を明るめにするといいでしょう。

まとめ

家で過ごす時間も増え、ダイニングが食事以外で活躍する場面も多くなった昨今。

椅子は座り心地や強度だけでなく、インテリアに映えるデザインかどうかも気になるポイントです。今回はダイニングの椅子を選ぶ際に気をつけたいポイントとあわせて、オススメの椅子をご紹介しました。

ライフスタイルにあう、お気に入りの椅子が見つかりますように。

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