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【プロが教える】ユーカリを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!シルバーリーフを寄せ植えで楽しもう

橋本朝子
著者:橋本朝子 (一級建築士)

フィンランド在住。法政大学建築学科卒業。建築設計事務所、ガーデニング設計施工会社を経て独立。現在はフィンランドで個人邸宅の庭をはじめ、学校、店舗、公園など幅広い外部空間の設計を手掛ける。設計のテーマは、「毎日の暮らしがより楽しくなるガーデン」。住まいは築50年の住宅。インテリア、ガーデンともにリノベーションを重ねて家族と住む。趣味はアップサイクル。

シルバーリーフが美しく明るい印象のユーカリは庭木として人気があります。庭に植えたユーカリのしなやかな枝先が風にさらさら揺れる様子は素敵です。葉にはすっとする香りがあり、枝は生け花材料としても使われます。

でも店頭で可愛かったユーカリが、庭に植えたら数年後にとんでもない暴れ者になってしまうことも。今回はユーカリでおしゃれなお庭にする方法や、ユーカリを植えるなら知っておきたいことも解説します。ユーカリを上手に取り入れて、お庭をさらに素敵に仕上げてみませんか!

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ユーカリを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法

ユーカリの特徴とガーデニングのポイント

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ユーカリは主にオーストラリアに自生している、常緑広葉樹です。葉に芳香成分が含まれ香りが良いのが特徴です。主に春に咲く花は白、黄色、赤などがありブラシのような面白い姿をしています。ただユーカリでイメージされるのはどちらかというと花よりもシルバーリーフのしなやかな枝先です。

ユーカリは種類が多く、葉の形は丸やハート型、ヤナギのように細い葉があります。樹皮は濃淡の茶色でまだら模様になり、樹皮はなめらかな質感。大きく育っているユーカリの幹も観賞ポイントです。ユーカリはオリーブと少し似た常緑樹ですが、苗から育てて数年間はオリーブに比べるてやや粗くまとまりのない樹形です。

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ガーデンデザインでユーカリを生かすポイントは、ドライでワイルドなオーストラリアの自然を思い起こさせるようなデザインで取り入れる、またはユーカリの品種で多くみられるシルバーリーフを生かして植え込みや寄せ植えのアクセントとして使うなどがあります。

地植えでも鉢植えでも!ユーカリでおしゃれなガーデンを実現する方法

ユーカリ×地植えの場合

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シルバーリーフのユーカリはお庭のシンボルツリーとして存在感がでます。1~2m程度の苗のときは、繊細でさわやかなイメージのユーカリは、5~7メートル程度に育つと貫録のあるワイルドなイメージになります。玄関前の緑地に植えれば、近所のランドマーク的な存在に。

ユーカリの足元を宿根草、一年草などをまぜたカラフルな花壇にすると洋風のおしゃれな庭になります。ユーカリに多肉植物類、オーナメンタルグラス類を組合わせ自然石をあしらったドライガーデンとすればかっこいいワイルドガーデンに。逆に足元には何も植えず、砂利などですっきりまとめればミニマル・モダンなイメージです。

ユーカリ×鉢植えの場合

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大木になるユーカリを小型におさえたり、耐寒性のない品種を室内で管理したいなら鉢植えがおすすめです。季節の花などと寄せ植えしてテラスや玄関ポーチなど目立つ場所に飾ると目をひきます。ユーカリと共に多肉植物や観葉植物が単独で植えられた鉢を数種類寄せ集めておいても素敵です。

ユーカリと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル

ユーカリと相性が良い植物

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シルバーリーフが美しいユーカリをシンボルツリーとして取り入れるなら、ユーカリの葉色を引き立てる暗めの色を周囲に配置すると効果的です。例えば濃いグリーンのヒイラギモクセイやイチイの生垣、コニファーが背景にあるとシルバーリーフが引き立って見えます。

ユーカリの樹木の下には様々な低木や下草をあしらって、花壇にするとおしゃれなイメージに。ユーカリと原産地の近いウエストリンギア、ボロニア、カンガルーポーをオーナメンタルグラスと共に組み合わせると乾燥したオーストラリアのランドスケープを演出できますよ。多肉植物類もユーカリと良く似合います。

ユーカリと相性が良い鉢

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ユーカリには様々な鉢を合わせて楽しむことができます。テラコッタポットなら洋風のお庭によく似合います。モノトーンのコンクリートポットならモダンなイメージに。金属製のポットならシャビーシックな印象。鉢で大きめに育てたいなら、好きなサイズに造ったウッドプランターも良いですね。

プラ鉢のまま育てて、室内管理する際にはバスケットの鉢カバーを使う方法もありますよ。お庭のイメージや仕立てたい大きさ、一緒に合わせたい植物によって鉢をチョイスしましょう。

ユーカリは育てやすい?育て方と剪定のコツをおさえておこう

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ユーカリの植え付けは、真夏と真冬を避けた時期に。関東以南のお庭で日当たり、風通し、水はけのよい場所に植えましょう。冬の寒さが苦手なので、冬の最低気温がマイナスを超える日が多いなら冬のみ室内管理がおすすめです。

ユーカリはいったん環境に合うと驚く勢いで成長します。手の付けられない大木にならないよう、定期的に剪定しましょう。剪定適期は春と秋です。剪定は自然樹形を生かして、透かし剪定します。枯れこんだ枝、バランスの悪い枝などを根元からカットし、すべての葉に日光があたり風が通るように枝を整理してください。

後悔したくない!ユーカリの地植えで失敗するパターン紹介

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ユーカリの地植えで失敗するとしたら、大きくなりすぎることです。ユーカリは成長が早いので、数年剪定を忘れるともう手の届かない大きさになってしまうことも。道路やお隣さんに大きくはみ出して育つ可能性もありますので、植える場所は剪定作業がしやすい場所をよく吟味して決めましょう。

ユーカリは根張りに対して上部が大きく広がって育つので、強風で倒れることがあります。地植えにするなら安定した支柱をたてるためにも専門業者に注文するのが無難です。

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プロがおすすめする定番ユーカリの品種3選

日本で育てやすく入手しやすいグニーユーカリ

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日本で最も人気のあるユーカリの一つ、グニーユーカリは、花屋の店頭で目にすることが多い品種です。小さめのシルバーリーフが密に茂り、豊かな緑陰をつくるのでシンボルツリーにもぴったりです。日本の環境に比較的合うユーカリで氷点下の気候にもある程度耐えます。

細長い葉が特徴のレモンユーカリ

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葉にレモンのような香りがあるユーカリ。細長い葉、まだらに模様の入る幹が特徴です。ヤナギの木のように、しだれた葉が風に揺られる様子を楽しむことができます。耐寒性は強くないため、冬は室内管理がおすすめです。

小ささを保ちたいなら成長がおそめのユーカリ・クルセアナ

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大木にならないユーカリがご希望なら、成長が遅いユーカリ・クルセアナをどうぞ。丸い葉が密に茂ったコンパクトな樹形に育つ、矮性のユーカリです。1~3月ごろクリーム色の花が咲きます。最高樹高は3.5メートル程度。スモールガーデンに最適です。

 

プロが教える!ユーカリを取り入れたおしゃれなガーデン実例12選

ユーカリ×お庭編 6選

プラ鉢のまま鉢カバーに入れて飾れば買ってきた日から即楽しめる

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園芸ショップで買ってきた小さな苗をお庭に地植えする前に、プラ鉢のままバスケットのかごなどにいれてしばらく飾ってみませんか。ユーカリは苗の時は本当にさわやかな姿をしています。葉に触れればすっとする香りが楽しめます。テラスや玄関ポーチなど身近な場所で楽しんでみてください。

矮性のユーカリを生垣にすれば、とても目をひく庭になる

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矮性のユーカリなら道路沿いに列植して生垣のように見せることができます。ユーカリを生垣にしているお庭は日本ではまだまだ少ないはず。注目をあびること間違いなしです。矮性でも定期的に剪定し、生垣としての形を保つようにしましょう。

ウォールや生垣を背景にすれば、シルバーリーフが浮かび上がって見える

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地植えも鉢植えも、ユーカリのシルバーリーフを引き立てる良い方法は、ダークカラーの背景をもってくること。例えばダークブラウンのウッドフェンス、イヌツゲの生垣など。また遠景により濃い緑の常緑樹が見える位置にユーカリを配置する方法もありますよ。

スポットライトでライトアップすれば、夜にシルバーリーフが浮かび上がり美しい

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根域の限られたボックス状の植え込みなら、ある程度小さめにユーカリを維持することができます。背景がウォールになっていればユーカリの葉色や樹形がより引き立ちます。植え込みの中にスポットライトを設置してライトアップすれば、夜に光るシルバーリーフやウォールに映る枝の影も観賞できます。

ユーカリを建物沿いにリズミカルに列植すれば、敷地を緑豊かに見せてくれる

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ユーカリは成長の早い常緑樹。隣家の窓からの視線が気になるなら、塀沿いに列植すればかなりの面積をカバーして目隠ししてくれます。そのうえ敷地全体を緑豊かな環境に見せることができます。

テラスやウッドデッキの中に植えれば、木漏れ日の下でくつろげる

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照り返しの強いテラスやウッドデッキにユーカリを植えれば一年中木漏れ日をつくってくれます。ユーカリのしなやかな枝がさらさら揺れるのを見ながらくつろげます。

ユーカリ×玄関・アプローチ編 3選

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すがすがしいイメージのユーカリの1メートル程度の苗は、寄せ植えに活用できます。ユーカリのシルバーリーフは様々な花の色合いを引き立てます。常緑のユーカリをメインに、カラフルな花が咲く宿根草や一年草、カラーリーフ類を季節ごとに寄せ植えすれば、玄関前などで季節感を楽しむことができます。

ユーカリのしだれる葉を玄関アプローチの脇に植えれば、ミステリアスな印象に

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しだれ葉のユーカリを小道の脇に植えれば、進行方向をそれとなく隠してミステリアスな雰囲気をつくってくれます。しだれ葉のユーカリを効果的に配置して、この道の先にはどんな家があるのだろう、とわくわくするような小道や玄関ポーチを演出してみましょう。

玄関前のウォールやフェンスを背景にユーカリを植えれば、シンボリックに見える

 

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シンボルツリーとしてのユーカリを玄関先に植えるなら、シルバーリーフや白い幹を引き立てるウォールやウッドフェンスを背景に設置すると、よりシンボリックに見えます。足元はぎっしり下草を植えこまずに石と砂利を敷き詰め、オーナメンタルグラスや多肉植物を効果的に見せるとかっこよく仕上がります。

ユーカリ×ベランダ・インドア編 3選

ユーカリをバルコニーで育てれば、すっきりした香りをいつでも楽しめる

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ユーカリの鉢植えがバルコニーにあれば、すっきりした香りをいつでも楽しめることができます。ユーカリの香りはリフレッシュ効果、集中力を高める効果があるので、リモートワークの仕事部屋に置けば仕事が進むかも知れませんね。

ユーカリを多肉植物と組み合わせれば、バルコニーでドライガーデンを演出できる

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ドライガーデンは乾燥地帯の風景を庭で表現したもの。鉢植えならバルコニーでも可能です。アガベ、アロエ、クラッスラ、サボテンなどの鉢植えの背景にユーカリの鉢を配置すれば、自然石がごろごろ転がる乾燥地帯の遠景にユーカリの枝が揺れているようなイメージに。

冬に寒くなる地域でも、室内管理すれば観葉植物として楽しめる

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ユーカリは室内にかざってもおしゃれな雰囲気。冬の室内管理の際は、観葉植物として楽しみましょう。鉢カバーによってさまざまなイメージのインテリアに合わせることができます。写真では古い金属のバケツに合わせて南フランスの農家風のイメージに仕上げています。

まとめ

ユーカリは美しいシルバーリーフ、しなやかな枝ぶり、さわやかな香りと楽しみの多い木です。シンボルツリーとしてお庭に植えれば、明るい雰囲気をつくってくれます。ユーカリは成長が早いので、地植えなら定期的な剪定が必須。矮性のユーカリや鉢植えならより少ない剪定で小さめを保てます。

ユーカリの若い苗ならすがすがしい雰囲気。宿根草、一年草などの花類と合わせてシルバーリーフを楽しむおしゃれな寄せ植えに向いています。数年後に大きくなったユーカリは逆にワイルドな雰囲気。多肉植物や自然石を周りに配置したドライガーデンが似合います。ユーカリを上手につかって、お庭をよりおしゃれに仕上げましょう。

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