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      2019/07/20

【玄関のおしゃれなスツールコーデ実例10選】今日から使えるテクニックをご紹介

正武田 由佳
著者:正武田 由佳 (インテリアコーディネーター)

大手ハウスメーカーで営業経験後、建築設計事務所にてインテリアコーディネーターを務める。延べ100世帯以上の悩みや希望を伺ってきた経験から、「豊かな暮らし」を叶える住まいの在り方を日々考えています。インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格あり。得意なスタイルは北欧・和モダン・カフェ系で、素朴で繊細なもの・静けさを感じる空間がすき。心地よい空間づくりのアイデアをお伝えしてゆきます*゜

ちょっとした小物や観葉植物を飾ったり、靴を履くときに腰掛けたり。玄関にスツールがあると、何かと便利なものです。とはいえ、日本の住宅事情を考えると、玄関にはあまり広いスペースがとれないケースも多いのでは?

これからご紹介する、ご自宅の玄関に適したスツールの選び方やコーディネート実例を参考に、機能的でおしゃれな玄関空間を目指しましょう。

(※この記事では2人掛け以上の大きさの「ベンチ」も、スツールの一種として扱っています。)

玄関にスツールを置く場合の注意点は?

①空間の広さに合ったサイズを選ぶ

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日本の家だと、スツールは土間の部分に置かれるケースが多いですが、土間の広さはもちろん、ホールを含めた空間全体の広さとのバランスを考えて、サイズを選ぶことが重要です。

写真のお宅は土間の奥行きがあるので長いベンチを置くことも可能ですが、奥のホール(フローリングの部分)が少しコンパクトなので、小ぶりなスツールにすることで抜け感を出しています。

②玄関の収納量を考える

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お住まいの家の玄関、収納量はどのくらいでしょうか? シューズクロークや大容量の玄関収納があれば、土間をすっきりさせておくことも出来ますが、そうでない場合はスツールやベンチ下の空間を有効利用してあげましょう。

写真のような棚がついているタイプや、四本脚で下の空間が開いているものなら、靴を収めてすっきり見せることが出来ます。靴よりも小物類が多い場合は、蓋つきのBOX収納タイプが便利です。

③靴を脱ぎ履きしやすい高さのものを選ぶ

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用途に応じてさまざまな高さのスツールが売られていますが、靴の脱ぎ履きにも使うのであれば、ダイニングなどで使うような一般的な椅子の高さのものがおすすめです。小柄な女性で38センチ程度、高くても42センチくらいまでが、ちょうどよい高さです。

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写真のような高さ調整できるものなら、使う人それぞれの体格にも合わせられて便利ですね。

④フローリングやタイルの色に合うものを

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スツールもインテリアの一部なので、空間に自然に馴染むような色・デザインのものを選びましょう。

写真では床や階段、棚板と同じナチュラルカラーでコーディネートしており、素朴で温かな印象になっています。このような統一感のある内装の場合、あえてアクセントになるような色をもってきても、印象に残る素敵な空間になりますね。

⑤軽くて動かしやすいものがおすすめ

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土間の部分は砂ぼこりなどで汚れやすい場所でもあるので、お水を流してお掃除される方も多いのではないでしょうか。あまり重量のあるスツールを選んでしまうと、お掃除の度に移動させるのが少ししんどくなるかもしれません。

写真のスツールは Artek(アルテック)という北欧老舗ブランドの、「スツール60」という定番モデル。軽量でスタッキング(重ねること)も可能な他、カラーバリエーションも豊富でさまざまなテイストに合わせやすい商品です。

永久保存版!玄関に置くおしゃれなスツールのコーデ実例10選を解説

①迷ったらこれ!シューメーカースツール

お尻にぴったりフィットするデザインのシューメーカースツールは、どこかで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。その名の通り、靴職人が長時間座って作業するのに疲れないようデザインされたものだと言われています。

座面のなだらかな曲線が美しく、特にナチュラルテイストやシンプルモダン、北欧テイストの空間にぴったりのスツールです。

②上質な北欧テイストにするなら、脚線美が命

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北欧の名建築にみられるような静かで繊細な空間には、すらっとしたシルエットがよく似合います。双葉が開いたような座面が特徴的なこちらのスツールも、真っ直ぐ伸びた脚のシルエットがとても綺麗。

プロポーションの美しいスツールを1脚置くだけで、品のある空間になるから不思議です。

③まるで親子のようなカウンターとスツール

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広さにゆとりのある空間なら、このように腰を掛けるベンチとディスプレイ用のカウンターを分けて設置するのも良いですね。

同じデザインが向かい合う姿は、まるで親子のよう。高さの異なる家具が置かれることで、動きのある空間を演出できます。

④シャビーなブルーで大人の可愛らしさを

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エイジド感のある窓枠に、大人っぽい表情を見せる天然石タイルの床。そこにくすんだブルーのベンチが合わさることで、甘すぎない大人の可愛らしさが演出されています。

ざっくり編んだ籐かごや、葉っぱの小さな植物にも、女性らしい柔らかな雰囲気を感じますね。

⑤和の趣きを感じる、やさしいスツール

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ホワイトアッシュの木目が美しいこちらのスツールは、どこか和の趣きを感じさせるデザイン。

持ち手の部分は、立ち上がるときに掴んで体重を掛けやすく、ご高齢の方など足腰の弱っているひとにもやさしい設計になっています。

⑥エスニックな異国情緒を感じるしつらえ

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ジグザグに編まれた籐製のスツールは、アジアン・リゾート風のインテリアがお好きな方におすすめ。

丁寧に使い込まれた風合いのチェストに、透明感のあるスタンドライトの組み合わせは、重厚感と軽やかさのバランスが絶妙。さまざまな質感がMIXされたコーディネートは、異文化が混ざりあうエスニックな雰囲気を感じさせます。

⑦ゆったりとした時間の流れる、ラウンジのような玄関

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お客様をもてなすのに十分な広さのエントランスには、ゆったりと腰掛けられるソファタイプのベンチを。

余裕を感じさせる空間は、自然とそこに居る人の心も穏やかにしてしまいます。なかなか日本の都市部では実現しづらそうではありますが、「こんな別荘があったら素敵だなぁ」と夢が膨らむ実例ですね。

⑧キリっとした佇まいは、大人の男性に

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角ばった脚の形が印象的な、重厚感のあるこちらのスツール。木製の座面も、凹凸のあるラフな風合いで、男性的なかっこよさを感じさせます。

インダストリアルやブルックリンスタイルのインテリアに合わせて、ライティングはスタンドライトや間接照明でほの暗さを演出してあげるのがおすすめ。大人の男性らしい、少し色気のある空間になりそうです。

⑨シンプルに勝る存在感

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スリムでシンプルなデザインのベンチは、空間をすっきり見せるのに効果的です。

こちらのコーディネートで注目したいのが、座面のブラック。全体的にホワイトが基調で、タイルも淡いグレーの玄関は、それだけだと少し殺風景な印象になりがちです。そこに、ほんの少しブラックが入ることで、シンプルながらも印象的な空間に様変わりしています。

⑩シンプルで無機質な空間だからこそ、ひと癖のあるものを

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丸太をそのまま削り出したようなこちらのスツールは、素朴を通り越して少し粗野な印象すらあります。自然な木の感じだからといって、ナチュラルな木目の空間に置いてしまうと、なんだかやり過ぎ感が出てしまいそう。

それが、無機質で冷たい印象の空間と対比されると、逆に自然に感じられてしまったりするから、インテリアって面白いですね。「思い切り無機質」「思い切りシンプル」のように「思い切り◯◯」な空間の場合、あえて真逆のテイストを取り入れることで躍動感が生まれ、豊かに感じられることも少なくありません。

最後に

玄関はお家の顔ともいわれますが、ただの生活動線になってしまっているお宅も多いのではないでしょうか。お気に入りのスツールが1脚あるだけで、毎日のお出かけや帰宅が、ほんの少しわくわくするものに変わるかもしれません。

ぜひ、空間を豊かに彩る素敵な1脚を見つけてみてくださいね。