【プロが教える】かっこいい家を実現する方法!外観も内装もひたすらにかっこよさを追い求めた家
「かっこいい家」って、なんでしょう?
テーマに挙げておいて変な質問ですが、まず誰にとって「かっこいい家」なのかを忘れないことが実はとても大切です。
逆に「カッコ悪い家」は何かを考えてみるとよいかもしれません。
「カッコ悪い家」は、こだわりがなくなんとなく建てた家です。
ということは、「かっこいい家」とは、好みと優先順位がはっきりわかっていてそれに沿って建てた家ということになります。
その人のこだわりが感じられる家は、かっこいいのです。
この記事では、たくさんの画像をご紹介しつつ、自分の好きな「かっこいい家」を探すお手伝いをします。
目次
来客が憧れる!かっこいい家を建てる。かっこよく仕上げるための3つのポイント
ポイント① 優先順位を決める
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先にお伝えしたとおり、かっこいい家にするためには、目指す方向と優先順位が整理されていることが一番大切になります。
かっこいい家と考えたときに、何を思い浮かべますか?
吹き抜け、大きな窓、広いリビング、駐車場の愛車、浴室、庭と言った場所のほかに、素材やカラー、設備などのこだわりたいことに優先順位をつけていきましょう。
すると、何が譲れないのかがわかってきます。
とことん考えた末に造られた家は、満足度も高く、かっこいい家になります。
また、先にこの作業をしておくと、予算を削らないといけないことが出てきた場合にも役に立ちます。
ポイント② スタイルを決める
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いろいろなものが混ざっていると、雑多なイメージになって「かっこいい」から離れてしまいます。
そのため、スタイルをしっかりと固定することも大切。
スタイルを決めたら、建物の素材やデザイン、インテリアを全てピシッと揃えていきましょう。
モダンと決めたら、とことんモダンにまとめることがかっこいい家の条件になります。
ところで、スタイルによって、「かっこいい」が当てはまらないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
かっこいいというからには、抜けのあるミニマムな空間である必要はあります。
ものが散らかっている時点でカッコよくありません。つまり収納計画はとても大切。
ですが、その基本を押さえていれば、スタイル自体は比較的どんなスタイルでもカッコ良くまとめることは可能です。
かっこいいと思うスタイルをしっかりと決めて、ブレないようにしましょう。
ポイント③ 近いイメージの住宅を作る設計事務所や工務店を見つける
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こだわりを整理して、スタイルを決めたら、イメージに近い住宅を設計している設計事務所や工務店を探します。
雑誌やネットを幅広くみて、過去の実績を確認してみましょう。
好きなイメージがあれば、ピンタレストや切り抜きをためておきます。
すると、作りたいイメージを伝えるときにも役に立ちますし、自身の考えの整理にもつながります。
さらに詳しく!かっこいい家に仕上げるポイント 外観編
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外観がかっこいい家というのは、デザインはもちろんですが、使う素材が本物であることが大切になります。
表面だけだったり、〜風と言った素材を使わず、石材、コンクリート、木、ガラス、レンガなどソリッドな材料を使うことを意識します。
一方デザインは、内部空間との相性もありますし、さまざまなものが考えられます。
画像のような直線を意識したデザインのほか、片流れの屋根タイプが人気があります。
ここで、また前述のポイントに戻って、何にこだわりたいのか確認しながら進めましょう。
ほかに、夜間のライトアップと植栽などの造園計画も手を抜かずにしっかりとまとめることで、かっこいい家にグッと近づきます。
さらに詳しく!かっこいい家に仕上げるポイント 内装編
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これまでスタイルの統一をおすすめしてきましたが、本当にかっこいい家には、独創性も必要です。
ただ綺麗にまとめただけでは、面白みに欠けますし、綺麗というだけで終わってしまうことも。
その人らしさがカッコ良く出ている…そんな住宅を目指します。
たとえば、画像ならブルーの手すりがこれに当たりそうですね。
かっこいい家の実例12選
かっこいい家×外観編 5選
シンプルで直線的な外観
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一般的にシンプルで直線的なデザインの外観は、かっこいい家と言われます。
それは一つのこだわりの現れだからこそ。
こだわりのない家なのに、完成したら画像のような家だったということはまずありませんね。
家にこだわりがあればこそのデザインだからかっこいいのです。
素材で透け感
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外観に透け感のある素材が使われている場合も、やはりこだわりが感じられます。
ガラスや格子、メタルなどが考えられますが、家を行燈のように浮かび上がらせたり、光を通しつつプライベートな空間を見せすぎない、デザインだけではない効果が期待できます。
窓や扉にこだわる
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かっこいい家の外観はシンプルな場合が多いからこそ、窓や玄関扉がデザインのポイントになります。
素材はもちろん、サイズもとても大切になります。
基本的には、外観となる公道に面した壁面には厳選した窓を少なく配置します。
外からは想像できないような空間が、室内に広がっていて、入った瞬間に驚きが感じられるような演出を意識すると良いですね。
色数は絞って
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外観はシンプルにということにもつながるのですが、色数を増やさないことも大切なポイントになります。
アースカラーを中心に、多くても2〜3色くらいに絞りましょう。
カラーのバリエーションというよりも、素材のバリエーションの方が大事になります。
また、画像のように色数は少ないながらも、印象的な形状を見せる外観も素敵です。
傾斜をつけたり、フラットな形状を強調した屋根など、シンプルな中のデザインを検討します。
外壁に映える植栽コーディネートも、外観の印象に大きく影響しますからこちらの計画もお忘れなく。
アプローチにもこだわる
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外観ばかりではなく、ドラマチックなアプローチもぜひ取り入れたいポイントです。
外と中の切り替えの場として演出しましょう。
一見、無駄とも言えるこういった空間は、とてもかっこいいものです。
また、外構の照明計画もかっこいい家には外せないポイントになります。
建物を照らすほか、家に帰った時に迎えてくれるような光を意識します。
画像のように、奥に誘導するような照明も良いですね。
かっこいい家×内装編 7選
収納を活用してすっきり
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最初にお伝えしたとおり、かっこいい家は散らかっていません。
つまり、収納計画がとても大切ということになります。
こだわりの家具やアート以外は、物の定位置をきっちり決めます。
厳選した見せる収納以外は、クローズド収納にしましょう。
特にキッチンは、散らかった印象になりやすい場所になります。
カウンターの上には、出しっぱなしのものがないように全て収納にしまえるように計画する気合いも必要です。
階段デザインにこだわる
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かっこいい家は、ものが少なく、厳選した家具と空間で構成されます。
すると、上下をつなぐ階段のデザインがとても目立つ存在になります。
吹き抜けもかっこいい家によく採用されますから、吹き抜けでは余計に階段のデザインが際立ちます。
画像は螺旋階段ですが、ブラックのスチール感がとてもクールで視線が集まりますね。
直線の階段よりも、螺旋階段の方がインテリアに強い印象を残します。
直線の階段の場合は、特に手すりのデザインに力を入れることをおすすめします。
多くの実例を確認して、目指したい階段のイメージをしっかりと持ってください。
照明計画もしっかり
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外観の解説でもお伝えしましたが、室内側でも照明計画がかっこいい家には必須です。
まず、賃貸やマンションで多い、部屋の中央天井に設置される引掛シーリングは絶対にやめましょう。
部屋の中央に照明を設置するなら、空間に合うサイズとデザインの良い照明器具をコーディネートします。
さらに、照明が天井面に1灯ではいけません。
壁面のブラケットや間接照明、フロアライト、テーブルライトなど必ず多灯にします。
この時、平面だけでなく、高さにもバリエーションをつけてリズム良く設置することが大切です。
カラーをしぼって
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かっこいい家の条件に、片付いているということをご紹介しました。
つまり、いろいろなものが散らばっていると、かっこいい家にはなりにくいということになります。
これはカラーにも言えることで、たくさんの色が散乱していると、散らかったイメージになってしまいます。
かっこいい家にしたい場合は、色数を抑えることもポイントになります。
最初は、ベースカラー以外に2色くらいからスタートして、様子を見ながら増やしていくと色が多すぎて失敗したということがなくまとめることができます。
画像は、ベースにグレーを選び、ソファのブラウンにブラックをプラス。さらにキッチンの大理石をアクセントにしています。
キッチンや水回りをスタイリッシュに
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オープンキッチンにすることが増えているので、キッチンのデザインがインテリアに強い印象を与えるようになりました。
かっこいい家を目指すなら、水回りはスタイリッシュな空間を目指しましょう。
もちろん、先にお伝えしたとおり、キッチン家電なども可能な限り見せないように収納をしっかり用意します。
特に注目したいのは、キッチン収納の取手になります。
ここしばらくのトレンドは、手かけタイプやプッシュ式にして、取手が出ないすっきりしたタイプのキッチン収納です。
ここでも色数は少なく、素材感を大切にコーディネートを意識するとかっこよくまとまります。
窓サイズに注目
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かっこいい家は、たいてい窓にこだわりがあります。
サイズの大きな窓を採用した家も多いですが、あえて景色を切り取ったようなコンパクトな窓をつけることもあります。
窓のサイズも大切ですが、かっこいい家なら窓枠が重要です。
窓枠のカラーや素材のほか、窓枠を埋め込むようにして見せないようにするデザインも人気があります。
また、部屋に対して窓がどのようについているかも、お部屋のイメージを変えてしまうので大切です。
たとえば画像のように、部屋の壁・天井・床いっぱいに窓があると、とてもすっきりした印象になります。
まるで、ガラスがないようにも見えますね。
そういった演出のために、あえてFIX窓にしているのだと思います。
ぜひ窓にはこだわって、素敵な空間を作ってください。
まとめ
今回は、「かっこいい家」を考えるヒントをたくさんご用意しました。
かっこいいという感覚は人それぞれです。
ですが、どんな家にすればかっこいいイメージになるか、また、どんな家を目指したいのかが少しでも整理できたということなら嬉しいです。
このあとは、さらにたくさんの住宅の実例を見て、目指すイメージを固めていってください。
そして、大満足な「かっこいい家」を実現してくださいね!