【プロが教える】おしゃれな四角い家を実現する方法!デザイン性の高い外観と快適な住空間の両立を目指そう
凹凸のないすっきりした四角い家が、近年人気です。
スタイリッシュでモダンな印象を与えて、外観の見た目からは想像できないような、明るく開放的な室内が多いのも魅力。
ただし、闇雲にただシンプルな四角い箱を作っても、満足度はイマイチになりがちです。
そこで今回は、見た目だけでなく豊かな四角い家(キューブ型の家)をつくるコツについて解説します。
四角い家のメリット・デメリットのほか、注意すべき点などをお伝えしたあと、たっぷり素敵な四角い家をご紹介いたします。
ぜひ、この記事を参考にしてくださいね!
プロが教える!おしゃれな四角い家を実現するポイント
改めて四角い家のメリット / デメリットを整理します
四角い家のメリット
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四角い家の1番のメリットは、やはり外観のスタイリッシュさではないでしょうか。
凹凸や庇がある住宅にはない、スッキリ感が最大の魅力です。
ただし、その分、開口や窓の形や位置などしっかり考えられている必要があります。
また、外観がシンプルなので、室内に入ったときに驚きも大きくなります。
そのため、設計上よく検討して、ドラマチックな展開にしたいところ。
外観がおしゃれだからと簡単に採用するのではなく、しっかりと検討された四角い家を目指しましょう。
四角い家のデメリット
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これについては、知識のある設計者に設計してもらい、きちんとメンテナンスを行えば、よく言われる雨漏りなどは避けることができます。
ただし、庇がないので日差しが室内に強く差し込むことや、外壁に雨が伝いやすく汚れやすいということはあるでしょう。
ですがこちらも設計の仕方や選ぶ素材によって、ある程度コントロールできる面もあります。
信頼できて、四角い家の設計経験が豊富な設計者を探すと失敗が少なくなるでしょう。
四角い家をおしゃれに実現するポイント①:開口部は最重要チェック
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スッキリした外観になる分、開口部についてはよく検討する必要があります。
玄関や窓など、できるだけない方がよりスタイリッシュ。
窓を配置する場合は、サイズや形、位置によって全く印象が変わるので注意が必要です。
室内との兼ね合いも考え、よりデザイン性の高い外観になるようにチェックしましょう。
また、雨樋も要チェックです。
画像のように、住宅の顔になる面に雨樋が来ないようにしたいですね。
四角い家をおしゃれに表現するポイント②:外壁カラー
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一時期、白い四角い家をホワイトキューブと呼んだりもしましたが、カラーについてはもっと幅広く検討することをおすすめします。
近年は、グレーやブラックなどの色も、落ち着いた雰囲気になり人気です。
四角い家をおしゃれに実現するポイント③:素材感
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一色の四角い家でも素敵な家はたくさんありますが、素材の組み合わせを意識するのもおすすめです。
例えば画像のように素材感のあるものを差し込むと、グッと表情豊かな外観になります。
木材を差し込むデザインが最も一般的ですが、石材なども素敵です。
後悔したくない!失敗しがちな四角い家パターン紹介
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四角い家は、スッキリ感がキモですから、ごちゃごちゃさせてしまうのはお勧めしません。
色数や素材の種類が多すぎたり、開口部が多すぎるというのは、これまでお伝えした四角い家をおしゃれにするポイントに反しますから、できるだけ避けるようにしましょう。
住宅のプロが厳選!有名建築家がデザインした四角い家3選
住宅設計をされている設計事務所に、四角い家を頼んでできないということはまずありません。
ここでは、素敵な四角い家をご紹介いたしますが、たくさんの建築家がいますから、いろいろな方面から探してみてくださいね。
TIMELESS(APOLLO 黒崎敏氏)
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東京都内に建つこちらの住宅は、シンプルな外観からは想像できないような開放的でラグジュアリーな空間が室内に広がります。
メインの中庭を囲う2階のテラスは、外部の視線を気にせずにくつろげるスペースに。
こちの設計事務所で設計された住宅は、外観がシンプルなデザインが多いので、四角い家をお考えでしたら参考になります。
APOLLO
https://apollo-aa.jp
ガレージハウス(藤原・室 建築設計事務所)
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こちらは外観からも伝わる通り、素材感を排除した住宅です。
ガレージハウスという名前は、愛車を室内からも眺められる家なっていることから名付けられています。
室内外共に究極のモダンな空間は、施主のこだわりが隅々まで反映されています。
こちらの設計事務所は、ほかにもキューブ型の住宅の実例がありますので、ホームページでご確認ください。
事務所は大阪にあります。
藤原・室 建築設計事務所
https://aplan.jp
重箱ハウス(メグロ建築研究所)
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異なる素材の重箱を重ねたようなこちらの住宅は、2019年のグッドデザイン賞を受賞しました。
外観は目を惹きますが、室内は落ち着けるナチュラルな空間です。
奇抜さを狙った四角い家ではなく、そこに暮らしがあることが感じられる住宅が特徴です。
事務所は東京都目黒区にあります。
メグロ建築研究所
https://www.meglab.jp
おしゃれな四角い家施工実例14選
モダンな四角い家施工実例 4例
とにかくシンプルに
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四角い家を目指している方なら、とにかくシンプルな外観がスタート地点になるでしょう。
装飾や凹凸をできるだけ無くし、中はどうなっているのだろう?と思わせるような家を目指すのも面白いですね。
素材違いで魅せる
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四角い家もただシンプルにするのではなく、素材違いや色違いを採用して魅せるデザインにするとよりおしゃれになります。
画像を見ていただくとわかるように、2つの素材で分けるとしてもどのくらいの割合にするかでも全く印象は変わります。
2階部分の開口部の中には、1階の素材と同じ素材が使われているところも面白いパターンです。
夜景も素敵に
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シンプルな四角い家だからこそ、夜景にも注目しましょう。
ライティングで奥行きや表情を出すことで、印象的な外観にすることができます。
画像のように間接照明にすると、明るい時間に照明器具が目立ってしまうことがないというメリットもあります。
リゾートのような平家
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四角い家を平屋で建てると、フランスやイタリアのリゾートのような印象にすることができます。
画像は、日差しの強い海のそばの住宅のようですね。
ブラックのラインが効いています。
和風スタイルの四角い家施工実例 3例
ナチュラルカラーでまとめる
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和の四角い家は、アースカラーが基本になります。
自然界にあるカラーを意識してまとめると間違いありません。
天然素材にこだわる
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カラーだけでなく、天然素材を使用すると和のイメージになりやすくなります。
木材のほか、漆喰などの塗り壁や石材を利用してまとめる方法が素敵です。
角などは、丸みを持たせずにできるだけシャープに仕上げるのが四角い家のポイントです。
塗り壁で表情を作る
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和風の四角い家には、やはり塗り壁が人気です。
すっきりした印象にしつつも、平滑になりすぎず和の表情をプラスすることができます。
また、カラーも豊富ですからイメージに近づけることができるのも嬉しいですね。
小さな四角い家施工実例 3例
小屋
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四角い家は、小さいならではの可愛らしさがあります。
そのため、小屋のようなイメージで四角い家を作られる方も多くいらっしゃいます。
小さな四角い家は、凹凸なしの立方体で、正四面体に近いとより可愛らしい印象になります。
黒いボックス
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小さな四角い家が濃いグレーやブラックだと、より引き締まった印象になって住宅街でも目を引く存在になります。
こういったデザインにするなら、正面の顔にはできるだけ開口部を少なくした方が効果的です。
中に入ると、とても明るい空間が待っていたりすると、気分もアップしますね。
表情のある壁面をライトアップして印象的に
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色で引き締める以外に、装飾ではない凹凸のある素材を利用する方法も高級感がアップする方法です。
夜は、凹凸がより強調されるようなアッパーライトで照らせば、昼間とは全く異なる表情になります。
こんなデザインも!独自のスタイルを突き進む四角い家施工実例 4例
重量が感じられる外観
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画像のような住宅も四角い家なのですが、使われている素材と大きさなどからとても重量感のある印象になっています。
重量感は、イコール高級感にも繋がります。
表からは窺い知れない室内は、どんなデザインなのかと想像が膨らみますね。
不思議なバランス
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こちらは視覚的なバランスが面白い四角い家です。
一見危ういバランスに見えますが、構造的には全く問題ありません。
見た目の面白さをライティングで強調しているのも面白いですね。
四角い家もいろいろと楽しめることがわかる実例です。
夜は光のボックスに
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こちらは、これまで見てきた四角い家の外壁とは異なる仕上げです。
乳白色のガラスで囲まれた住宅は、中はとても明るく開放的に作られています。
昼は外の光を中に通して明るい室内に、そして夜はガラスが内側からライトアップされて光のボックスになりプライバシーを守ります。
四角がたくさん
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こちらも四角い家と言ってもいいのではないでしょうか。
さまざまなサイズの四角とガラスの組み合わせが、面白い外観を作っています。
こちらは住宅ではなさそうですが、四角いだけの家をもう一歩進めたい時に参考にできそうですね。
まとめ
今回は、人気の四角い家をご紹介しました。
四角い家と言っても、これからはもっと裾野を広げてよりデザイン性の高い外観を目指していただけるような実例をたっぷりご用意しました。
四角い家のイメージも少し変わったのではないでしょうか。
今回は四角い家を作る外観を中心にご紹介しましたが、住宅ですから室内が大切です。
この記事で外観のイメージを固めつつ、快適で楽しい住宅をぜひつくってくださいね!