2022/08/16
【プロが教える】室内窓でおしゃれなインテリアを実現する方法!実例を使ってたっぷり解説
部屋と部屋を仕切る壁に「窓」という発想を加えたのが「室内窓」です。小窓のように小さなものから、間仕切り壁としてまるごと窓にしてしまうものまでバリエーションはさまざまあります。
作り方によっては、壁に模様の入ったアクセント壁を取り入れるよりもデザイン性があり、インテリアの主役にもなれる室内窓。
今回は、室内窓のメリット・デメリットやおしゃれにインテリアに取り入れるポイント、実際に取り入れた実例などをご紹介していきます。
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目次
来客が憧れる!室内窓でおしゃれなインテリアを実現する方法
室内窓とは?
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室内窓とは、部屋と部屋の間の壁に取り付ける窓のこと。窓といえば一般的には外部と接する外壁に取り付けていますが、室内窓は外部と接することのない室内の壁に取り付けていることが特徴です。
間仕切りとして活用できるのはもちろん、素材や色などにこだわればデザインのひとつとして取り入れられますし、風通しや採光をよくする住環境の改善を目的としても活用できる優れモノです。
室内に取り付けるとはいえ、見た目は「窓」のようになるため、「枠」と「ガラス」の組み合わせが一般的です。「枠」は木製や鉄製などが多く、ガラスは透明というだけではなく、チェッカーガラスや摺りガラス、ステンドグラスなど住まいのイメージに合わせてさまざまなデザインを楽しむことができます。
室内窓を採光のために取り入れる場合であっても、一般的な「白い壁」と比べると、枠などのデザインがあるためその存在感は決して小さくありません。そのため、室内窓だけのデザインを単体で考えてしまうと、かえって悪目立ちしてしまう可能性があります。
空間のアクセントとして活用はできるのですが、お部屋のイメージと統一感が出るようにしっくりと馴染ませるのが、おしゃれな室内窓を実現するポイントになるでしょう。
改めて室内窓のメリット / デメリットを整理します
室内窓のメリット
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室内窓のメリットは、なんといっても開放感が得られることでしょう。部屋同士の間仕切り壁をガラスにすることで、ひとつながりの空間に見せる効果があり、奥行がでて視覚的な広がりが生まれます。家族の気配もわかりやすいため、コミュニケーションが取りやすい点も良いですね。
また、「部屋が暗くて・・・」と悩んでいる方には、室内窓はとても役立つアイテムです。外部に面した窓を取ることができず明るさが不足する部屋も、室内窓があれば隣の部屋から十分な採光を確保することができます。
開閉できる室内窓なら、部屋の換気もしやすく風通りのよい部屋にすることが可能です。こちらも外部に窓を取ることができない場合に重宝します。マンションなどで、自分では外部側のリフォームができない場合はとても効果的ですね。
室内窓は建築的な役割としてのメリットも多いですが、デザインのひとつとして活かせることも注目すべき部分です。一般的な住宅とは違い、カフェ風、インダストリアルスタイルなど、おしゃれなショップのような雰囲気を表現することも難しくありません。
室内窓のデメリット
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室内窓のデメリットとしては、家具配置がある程度は制限されてしまうことでしょう。室内窓の形によっては、壁面に背の高い家具を置くことが難しい場合があります。手持ち家具のレイアウトをあらかじめ計画しておくことが大切です。
また、室内窓は開放感が出ることがメリットですが、他の場所から「見えすぎる」「音が漏れる」などプライバシーの確保という面では一緒に暮らす家族の理解が必要です。気になる場合は、窓の部分にカーテンやロールスクリーンなどで目隠しできる工夫も検討してみてください。
透明なガラスを多用する場合は、お手入れに手間がかかることも理解しておきましょう。おしゃれな空間を維持するためには、定期的なガラス面のお手入れも大切ですから、一般的な間仕切り壁よりも少しだけお掃除の手間はかかります。
さらに詳しく!室内窓のタイプ別おしゃれに取り入れるポイント
引違い室内窓編
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引違いの室内窓は、開けたときでも家具などに当たるリスクがないため便利ですが、見た目が日本的なデザインすぎると心配な方もいるかもしれません。
おしゃれ感そのままに取り入れるには、木製枠にして周囲の家具やカウンターにも同じような素材を使うことがポイント。統一感がでてナチュラルなカフェを感じさせる雰囲気を出すことができます。
北欧系の家具とは相性が良いですから個性的なデザインの家具も馴染んでくれるでしょう。
ブラックの室内窓編
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窓枠をブラックにすると、力強さも表現されて男性にも似合う空間に。デスクカウンター前に室内窓を取り入れれば、視界の広がりもありながら、ほどよくプライベート感もあるためワークスペースにぴったりです。
スポットライトやデザイン性のあるデスクスタンドでコーディネートすると、自宅とは違った雰囲気で仕事もスムーズに進められそうですね。
格子の室内窓編
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吹き抜けにつながる室内窓は、両開きの格子窓がおすすめです。洋風テイストの格子窓なら、おしゃれな雰囲気もあり、吹き抜けを介しての通風にも役立ちます。開閉する金物をアイアンや真鍮など素材を選ぶと、ぐっと本物志向の空間に。
2階の子供部屋に格子の両開き窓を取り入れれば、1階のLDKからでも子供たちの声が聞こえて様子がわかりやすく、子育て中の家庭にも安心でうれしいですね。
既製品にする?オーダーメイドにする?
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室内窓に格子を付けたり、チェッカーガラスやデザインガラスを使うことで、レトロ風やクラシック、カントリースタイルなど、さまざまなスタイルの雰囲気をつくることができます。
おしゃれな窓にするためには、デザインが限られる既製品ではなく大きさも自由にできるオーダーメイドがおすすめ。枠の素材やカラーもこだわりましょう。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
家具などに当たる
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外側に突き出るように開く滑り出し窓は、開く方に障害物がないか確かめましょう。うっかりガラス面を当ててしまうと割れる危険性があります。
プライバシーも考慮する
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子供が小さいときは、見晴らしのよい室内窓は様子が見えて子育てに役立ちますが、子供が成長してくと個室としてはプライバシーを保つのが難しいこともあります。将来のライフスタイルにも考慮して取り入れましょう。
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採光や通風のために玄関ホールに室内窓を設けた場合、透明ガラスだと来訪者からはLDKがいつも見えてしまいます。
ある程度プライバシーを保ちたい場合は、ガラス部分を摺りガラスや模様入りにしたり、カーテンなどで直接的な視界を遮ったりするなどの工夫も必要です。
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おしゃれな室内窓インテリア実例18選
ここからは、実際に室内窓を取り入れた住まいの実例をご紹介していきます。
リビングの室内窓インテリア実例6例
カーテンでプライベート空間にも
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天井までの大開口なら、開放感を出しながら個室としてのプライベート感も十分に感じられます。
カーテンを閉めれば明るさを確保しつつ、完全な個室としても機能しますので、応接室や寝室として活用することもできるでしょう。
自然光がたっぷりグリーンの成長も◎
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壁一面にガラスの室内窓を取り入れて、インナーガーデンのような空間に。自然光がたっぷりと届き、グリーンの育成にもよい環境です。
隣接する部屋と空間の広がりが生まれて、実際の床面積よりも開放感が感じされますね。
窓枠と家具に統一感を持たせておしゃれに
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ダイニングチェアのブラックと室内窓の枠の色を合わせて、デザインの統一感があるLDK。天井や壁を清楚なホワイトでまとめていることで、ボリューム感のあるグリーンが効果的に映える組み合わせになっています。
ソファやクッションの色味を抑えていますので、優しくふんわり包み込むような素敵なお部屋です。
個性的なデザインとカラーでアクセント
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キッチンとリビング空間を分けたい。でも開放感は求めたいという方におすすめの間仕切り方法です。
ガラスでさり気なく空間を仕切りながらも、部屋同士は透明ガラスで透けて見えているため圧迫感がありません。入口にはアーチ型のデザインを取りいれて遊び心をプラス。個性的なカラーの連続したキャビネットがアクセントになっています。
和のエッセンスを感じる室内窓
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和のスタイルに室内窓を取り入れるには、障子はぴったりなアイテムです。繊細さを感じる細身の枠や格子がそれだけでデザインのひとつとして完成します。
障子を通して室内に明るさを取り込むことができる一方、プライバシーは完全に確保されることがポイントです。和のエッセンスを取り入れた家具とのコーディネートも楽しめます。
リビング吹き抜けには通風できる仕様がベスト
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リビングの拭き抜けには、通風ができるように開閉型の室内窓がおすすめ。2階からLDKへの光を取り込むこともできて、日常の換気にも効果的です。
冬の暖房の時期には、リビングで暖められた空気をサーキュレーターで循環すれば、温度差のない環境にも期待できます。
吹き抜けの音問題を解決
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一般的な吹き抜けは1階と2階がつながっているため、お互いの音が想像以上に聞こえることもあります。憧れていた吹き抜けなのに「失敗した」と後悔する方も少なくありません。
しかし、抜き抜けに室内窓で間仕切りを設ければ、一定の音を遮断することができ、プライバシーを確保することが可能です。
窓が開閉できるタイプなら、ライフスタイルに合わせて開けたり閉めたり自由自在に調節が可能。光もたっぷり入り、趣味に楽しみながら没入することもできますね。
セミワンルームな暮らしが叶う
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1人暮らしや家族数が少ない家庭なら、掃除などの管理がしやすいワンルームが便利です。しかし、来客時のことを考えると寝室は区画したいと考える方もいるでしょう。
アイアンでオーダーメイドの室内窓をつくり、ワンルームのような開放感はそのままに、個室としてのプライベート感も演出すれば、どのスペースで過ごしても居心地のよい暮らしが実現します。
和室の室内窓インテリア実例 3例
片引き戸で省スペース化を実現
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片引き戸になる障子は、開けたときでも邪魔になりにくく設置する場所を選びません。窓のための枠もデザインのひとつになり、和テイストの照明との組み合わせで、おしゃれ感が増します。
画像はスタンダードな格子デザインですが、細見の縦長格子デザインなら繊細な京町家スタイルの雰囲気にもなります。
丸型で壁のアクセントに
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丸い形状と竹格子のデザインが個性的な、和風の室内窓です。やわらかな自然光が廊下に届き、暗くなりがちな室内廊下で明るさを確保することができます。太い竹は、乾燥すると割れやすくなるため、竹は細身のものを使うと割れにくくなります。
重厚感のある古民家スタイル
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昔ながらの古民家は、太い梁と天井高のある吹き抜けが特徴です。一般的な古民家は吹き抜け部分には壁が立ち上っているだけであるため少し圧迫感があります。室内窓を取り入れることで、階下との空間感のつながりも生まれ開放感があります。
古民家の重厚感に合わせて、しっかりとした造りの木製窓とレトロなガラス、細工された落下防止の手すりがノスタルジアな雰囲気です。
寝室の室内窓インテリア実例 3例
明るく開放感のある寝室
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木製ドアと室内窓を同じ木製で一体式に。たっぷりと光が降り注ぐ寝室は、朝の目覚めも気持ちよさそうですね。
前面がガラス張りで空間がひとつながりになっているため、開放感も感じられます。
スイートルームのようなベッドルーム
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縦長の枠デザインで良い意味で「窓らしさ」が軽減されたベットスペース。手前の部屋と壁のカラーが統一され空間の長さが強調されています。
ガラスでさり気なく仕切られていることで、ベッドスペースが特別感のある空間になりホテルのスイートルームのようですね。
プライバシーを確保しつつ明るい寝室に
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寝室に室内窓を取り入れるときは、窓部分の大きさを控えめにすると隣の部屋からの視線も気にならず、プライバシーを確保することが可能です。
ポイントはベッドよりも少し高い位置にすること。寝ているときに目線よりも上に窓があれば、隣り合った部屋が気になりません。
トイレ・お風呂の室内窓インテリア実例 3例
西洋のバウダールームスタイル
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日本では一般的にトイレと洗面所、バスルームはそれぞれ独立した部屋になっていることが多いですが、西洋ではバウダールームとしてひとつの部屋にまとめられていることも珍しくありません。
とはいえ、せめてトイレは独立したいという場合には、トイレスペースとバウダースペースを室内窓で仕切るスタイルがおすすめ。間仕切り壁を天井まで立ち上げてしまうと、トイレスペースで圧迫感を感じてしまいますので、腰から上は室内窓で開放感を出すと良いですね。
格子窓でデザインを楽しむ
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ひとつひとつのパーツを組み合わせたオーダーメイドの洗面スペースには、格子窓でさらにデザインをプラス。
個性的なブラケットライト、タイル張りの壁、ゴールドの水栓など、鏡に映る背景を楽しみながらの身支度は思わずワクワクします。
明るい水まわりが心地よい
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洗面所やバスルームにガラスの室内窓を取り入れて、自然光が入る水まわりになっています。水まわりに窓がない住まいも多い中、壁の一部をガラス窓にすれば日中でも光が感じられる空間に。
玄関の室内窓インテリア実例 3例
ショップギャラリーのようなエントランス
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デザインガラスを使った室内窓と、連続感のあるペンダントライトでショップギャラリーのようなエントランスを演出しています。
室内窓は開閉もできるため、玄関エリアとリビングエリアの換気も容易ですね。玄関部分にガラスを取り入れるのはプライバシーの点から心配な方もいるかもしれませんが、ゆらぎのあるデザインガラスなら透け感も程よくそれほど気にならないでしょう。
無垢の素材感あふれるナチュラル空間
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木製格子の室内窓がアクセントになっている玄関スペース。無垢のフローリング、ミルクガラスのペンダントライトやプラケットライトなど、ナチュラルな素材感溢れるおしゃれな空間です。
オブジェとして魅せる階段
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室内窓を通して見える階段が、まるでオブジェのような玄関です。アイアンの力強さとダイナミックが伝わります。
ガラスの室内窓も天井から床まであり、圧倒的な開放感を演出していますね。階段下のスペースはグリーンや特別な調度品を置いて、来訪者へのさり気ないおもてなしも楽しめます。
まとめ
今回は、室内窓をおしゃれに取り入れるポイントや実例などをご紹介しました。外部側に新たに窓を取り入れることが不可能なマンションや、隣家との距離が近く窓が取りにくい戸建てにも、採光や通風面の改善に効果的です。
透明ガラス、摺りガラス、デザインガラスなどガラスの種類によってプライバシーの程度を調節することができますし、枠の素材やカラーでお部屋のイメージをガラリと変えることも可能です。
デザイン的な魅せ方でもかなり効果的なアイテムですので、仕上がりをしっかりとイメージして検討していきたいですね。
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