【プロが教える】ダリアを使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!夏の花の代表を花壇の主役に
夏の花壇を長い間華やかに彩ってくれるもので、ある程度高さのある花を探しているならダリアがありますよ。ダリアの大きく目だつ花は花壇の主役にふさわしい存在感があります。フロントガーデンにダリアの花が咲いていれば、花いっぱいの外観が実現できます。
ダリアには様々な色や形がありますので、お庭のテーマによって表情を変えることができますよ。可愛らしいいイメージはもちろん、涼し気に見せたり、スタイリッシュに見せることも可能。今回はダリアをつかってお庭をおしゃれに仕上げる方法について解説します。
ダリアを取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
ダリアの特徴とガーデニングのポイント
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ダリアは一見イモのような塊根をもつ多年草。初夏から秋にかけて長い間次々に咲かせる花は観賞価値が高く、夏花壇の主役にぴったりです。ダリアの魅力はなんといっても豊富な花の色や形です。白、ピンク、イエロー、赤、オレンジ、紫色などの花色、一重の花びら、八重咲き、ポンポン咲き、花弁の先が丸みがあるものと尖ったものなどがあります。
カラフルな色合いを利用してカラーテーマのある花壇にしたり、様々なダリアを群植したりすればインパクトの強い庭にすることができます。鉢植えにもできますので、寄せ植えのメインにして玄関先やベランダを華やかに飾っても良いですね。
地植えでも鉢植えでも!ダリアでおしゃれなガーデンを実現する方法
ダリア×地植えの場合
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ダリアは種類によって草丈が違います。人の背ほどにも成長する草丈のあるダリアなら花壇の後方に植えましょう。草丈の低いダリアなら花壇の前方から中央がおすすめです。
ダリアを地植えにするならボーダー花壇に植える以外にも、様々な利用方法があります。フェンスや外壁ぞいに植えれば、壁面がダリアを引き立てて素敵です。ダリアのみを列植、群植すれば、目を引くコーナーができます。ダリアは花色が多いので、テーマカラーを決めて植えるとおしゃれな印象になります。
ダリア×鉢植えの場合
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一種類のダリアを鉢植えにして玄関先やベランダにおくだけで、ひと夏中おしゃれに彩ることができます。数種類のダリアをコレクションして飾っても良いですね。寄せ植えなら、ダリアを主役に、脇役の小花やカラーリーフプランツをあしらってボリュームをだすことができます。
ダリアと合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル
ダリアと寄植えして相性が良い植物
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ダリアの手前には、足元をふわりと覆うような背の低い一年草やカラーリーフプランツを合わせましょう。ダリアをつかって花畑とか草原のような雰囲気にしても素敵です。背の高い他の夏の花やグラス類でまとめると風にゆれて涼し気な雰囲気に。
ダリアの花色に注目して、合わせる花や葉の色を選ぶのも重要。同色系やコントラストカラーを合わせたりすると一気におしゃれ度がアップしますよ。
ダリアと相性が良い鉢
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ダリアにはどんな鉢もよく似合います。洋風のイメージにしたいなら、テラコッタポットや唐草模様などの装飾付きの金属製ポット、カントリー風ならウッドプランターやバスケットに植えても良いですね。モダンな雰囲気にしたいならモノトーンの鉢が良いでしょう。
ダリアは育てやすい?育て方と剪定のコツをおさえておこう
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ダリアの管理はやや手間を必要とします。毎年花を楽しむとなると、どちらかというとガーデニング経験者におすすめの植物です。ダリアは日光を好みますが、真夏の日中には木漏れ日になるような場所が良いです。風通しと水はけも保てるようにしましょう。草丈に応じて支柱をつけましょう。
ダリアは多年草ですが、耐寒性は高くありません。秋に花がおわって葉が枯れてきたら、球根を掘り上げて乾燥させ、おがくずなどに入れて保管させ、春暖かくなってきたら植え付けを行いましょう。ダリアには害虫の被害がでることがあるので、頻繁に葉の裏などをチェックして発見次第捕殺または薬剤で処理しましょう。
ダリアの育て方は、「川西ダリヤ園」さんのページで季節ごとにくわしく解説されていますので、ぜひご参考ください。
プロがおすすめする定番ダリアの品種3選
夏花壇の主役ならオレンジ色のミセス・アイリーン
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夏の花壇で堂々と咲き誇るダリアを堪能するなら、オレンジ色のミセス・アイリーンがおすすめです。ややパステルがかったオレンジは、様々な色の草花と相性が良いです。花は15センチと大輪で、草丈が80センチ以上でますので、より高い位置で花を楽しむことができます。
モダンでリズミカルなポンポン咲きのフランツ・カフカ
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モダンなお庭なら、ポンポン咲きのダリアが似合います。写真のフランツ・カフカはまるでモダンアートのようなピンクの丸い花が咲きます。5センチほどの大きさのボール状の花がたくさん咲けば迫力満点です。切り花にしても映えます。
花も葉の色合いも楽しめる銅葉ダリア、ビショップ・オブ・ランダフ
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銅葉と花色を同時に実現できる銅葉ダリアは、花壇のアクセントになります。シックなイメージのお庭にしたい場合に取り入れてみたいダリアです。
プロが教える!ダリアを取り入れたおしゃれなガーデン実例12選
ダリア×お庭・花壇編 6選
ウッドフェンスを背景にすれば花壇がより引き立つ
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ダリアはウッドフェンスぞいの細長いボーダーガーデンの中央に植えこむ花としてぴったりです。フェンスが良い背景となって花をひきたててくれますよ。ダリアの手前には春から秋まで咲く一年草や、葉姿の美しいホスタやヒューケラなどを配置すると、ボリューム感・立体感のある花壇になります。
鉢植えならスモールスペースでも効果的に季節感を演出できる
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お庭のどんな小さなスペースでも、鉢植えのダリアなら夏中季節感を演出することができます。写真のテラスでは、黒いウッドフェンスの前に黒い鉢植えを置き、中に植栽された葉や花がまるで浮き上がって見えるような効果を与えています。
コントラストをつければ、お互いをひきたてあう
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花色がダークカラーのダリアなら逆に淡い色合いの葉や花の植物を組み合わせるとお互いをひきたてあいます。写真ではアルケミラモリスの細かい黄色の花がふわりと広がった中から暗い赤花のダリア’アラビアンナイト’が飛び出すようにさいて見事です。
オレンジ系の花でまとめれば夏らしい元気いっぱいの花壇に
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夏花壇をオレンジでまとめれば、元気のでそうなエネルギッシュなイメージに。ダリアのほかルドベキア、ヘレニウム、エキナセアなど草丈の高いものでまとめれば迫力がでます。写真ではダリア’G.M. ヘメリック’、ヘレニウム’ウォルトラウト’に加えてキャットミントの青などのコントラストカラーを加えて色合いに深みをだしています。
グラス類と組み合わせれば、草原のような花壇が実現できる
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ダリアはグラス類と組み合わせるとシックでおしゃれなうえ、草原のようなナチュラルなイメージもつくってくれます。写真は銅葉のダリア’ムーンファイヤー’とホソノゲムギ、フェザートップグラスです。ダリアの葉色とグラスの淡い羽根のような穂の質感や色合いのコントラストが効果的です。
ポタジェガーデンの彩りにつかえば効果的
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大きくて目立つダリアの花は、実はエディブルフラワー。菜園を花で彩っておしゃれにまとめたいなら、ダリアを加えてみましょう。野菜やハーブのみでは表現できない華やかさを演出することができますよ。
ダリア×アプローチ編 4選
黄色のダリアなら、玄関先を夏中明るく彩ることができる
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黄色と白のカラーで統一した寄せ植えはモノトーンの空間で特に明るく映えます。写真のように様々なイエローのグラデーションをブーケのようにきゅっとつめこんだコンテナガーデンなら、玄関回りでぱっと目をひくアクセントになります。
植栽スペースのないアプローチまわりでも、鉢植えでナチュラルガーデンが実現
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植栽スペースのまったくない玄関アプローチ空間でも、ダリアメインの寄せ植えでナチュラルガーデンが実現できます。大きめの鉢を選び、やや背の高い植物がふわっとひろがるようにアレンジすると自然なイメージになりますよ。写真ではダリア’トータリータンジェリン’にサルビア・アミスタッド、スイッチグラスを合わせています。
フェンスぞいに列植すると、花いっぱいの外観を印象づけられる
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家のまわりに殺風景なフェンスがまわっているなら、ダリアでイメージアップしましょう。草丈のあるダリアはウッドフェンスや金属製フェンスぞいに植えるとよく映えます。フェンスの隙間から色とりどりのダリアが咲いているのが見えれば、花いっぱいの外観を演出できますよ。
ミニダリアなら玄関脇の小さな緑地をカラフルに飾れる
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門柱や塀の前の50×50センチの小さな緑地も、ダリアでカラフルに彩ることができます。色とりどりのコンパクトなダリアをいっぱい植えこんでも良いですし、写真のように2色程度にしぼっても。
ダリア×ベランダ編 2選
ファニチャー利用で高低差をつければ、ダリアを立体的に楽しめる
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小さな鉢植えの植物を床おきすることが多いマンションのベランダは、ちょっと単調なイメージになりがち。そこでファニチャーを利用して花と緑の見せ方に変化をつけてみましょう。テーブルの上、椅子の上、ラックの上など高さに変化をつけてダリアを飾ると、ずっと面白みのあるガーデンになりますよ。
木箱×寄せ植え・寄せ鉢でボリューム感いっぱいの庭になる
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木箱を利用して様々な夏の花を寄せ植えすれば、マンションのバルコニーやルーフガーデンでも草原のような風景を演出できます。写真のように木箱をスタンドの上にのせれば、下を有効利用しながら花を高い位置で観賞することができますよ。
まとめ
大きくて目を引く夏の花の代表、ダリア。花色が豊富で、形も様々。葉は緑のほか銅葉のものもあります。地植えでも鉢植えでも楽しむことができ、初夏から秋まで長い間花をさかせます。色使いや他の植物との組み合わせ次第で、夏らしい元気いっぱいのイメージにも、涼し気なイメージにも演出できます。
初心者でも、まずは単独で鉢植えでチャレンジすれば管理が比較的楽ですよ。ダリアでお庭をさらに素敵に彩ってくださいね。