【プロが教える】憧れのアウトドアリビングを実現する方法!雨の多い日本の気候でも実現可能な実例を豊富にご紹介
コロナ禍から特に「おうち時間」が長くなり、インテリアが重視されるようになりました。
家の中にさまざまな居場所があると、出かけなくても気分が変えられるようになりますね。
今回は、そんな気分転換にぴったりのアウトドアリビングを特集します。
家族が集いリラックスするリビングが屋外にもあれば、おうち時間がより充実します。
また、家族と過ごすだけでなく、アウトドアリビングで仕事をするということもあるかもしれませんね。
この記事では、アウトドアリビングをより素敵に取り入れるポイントや、メリット・デメリットを整理して解説します。
また、アウトドアリビングのイメージが広がる実例をたっぷりご用意いたしました。
ぜひ参考にしていただいて、イメージ通りのアウトドアリビングをつくってくださいね。
目次
プロが教える!おしゃれなアウトドアリビングを実現するポイント
そもそもアウトドアリビングとは?
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アウトドアリビングとは、屋外に作られたリビングを指します。
室内のリビングとは異なり、屋外の空気を感じながらくつろげるソファなどを置いたスペースです。
たとえば、庭に面したテラスや、中庭、インナーテラスにつくられます。
室内のリビングから繋がるように作られる場合が多く、周りから見えにくい設計にすることでよりプライベート感の高いアウトドアリビングをデザインする方法が人気です。
プライベート感の高いアウトドアリビングはリラックスできるというメリットのほかに、余計な景色が遮断されるので非日常空間がつくりやすいというメリットがあります。
また、囲まれた場所をしっかりつくり込むことで、統一感のあるコーディネートが可能になります。
改めてアウトドアリビングのメリット / デメリットを整理します
アウトドアリビングのメリット
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アウトドアリビングのメリットは、前の章で少し触れましたが、リゾート地などに出掛けていかなくても家にいながら非日常空間が楽しめるということです。
そんなに広い空間ではなくても、ゆっくり外の空気を楽しみながらチェアで本を読む。それだけでも、大きなリフレッシュが得られるでしょう。
ほかに、室内のリビングにつながるように作られることが多いため、室内に広がりが感じられる効果があります。
また、アウトドアリビングを外からの視線を遮るようにつくられると、室内側のプライベート感も高まります。
アウトドアリビングのデメリット
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アウトドアリビングのデメリットは、やはり日本の気候ならではのメンテナンスの必要性の高さになります。
日本は雨も多く降りますから、アウトドア専用家具であっても雨ざらしでは寿命が短くなります。
また台風接近時には、家具を室内に移動するなどの対応も必要です。
ゆったりくつろぐためには家具サイズもある程度必要になるため、特にソファなどを置く場合は屋根がある場所に設置した方が良いでしょう。
おしゃれなアウトドアリビングを実現するポイント
ポイント① 室内とつながりを意識
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アウトドアリビングを室内からつながるように設計する場合、室内とのつながり感を高める工夫があると、より開放感のある広々としたイメージになります。
そのためには、画像のようにフローリングをつなげたり(同じ素材では難しい場合は段差をできるだけ無くしたり、高さを揃えたり)、大きな窓を設置したりすると効果的です。
ポイント② リラックスできる景色を確保するレイアウト
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アウトドアリビングの重要な要素として、やはり景色が挙げられます。
ソファなどでくつろぐときに見える景色を調整してレイアウトすることが、くつろぎスペースには重要になります。
その場合、高台で美しい景色が見渡せるなどももちろん素晴らしいのですが、条件によっては視線をコントロールして余計な近隣の建物が見えなくなるように壁を建てる方法でもOKです。
その場合は、アウトドアリビング内に植栽を設置して、グリーンと空を楽しむ空間にすると良いでしょう。
ポイント③ 質とデザインの良いアウトドア家具をチョイス
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毎回出し入れするのでなければ、アウトドアリビングに設置する家具はアウトドア専用家具にしましょう。
近年は、さまざまなブランドからアウトドア家具が販売されていて、デザインも質も良いものが増えています。
ぜひ、室内の家具を選ぶように、アウトドアリビングの家具もこだわって選びましょう。
また、大型家具だけでなく、照明や小物なども室内と同じようにコーディネートすることを意識して、スタイルを決めてまとまりのある空間をつくることがポイントになります。
後悔したくない!気になる情報も事前に検討しておきましょう。
アウトドアリビングはどれくらいの広さにすべきか?
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アウトドアリビングの広さについては、どのような家具を置きたいかでも変わってきます。
たとえば、三人掛けソファにテーブルなら3m×3m程度は必要になります。
室内と異なり、片側が外部にひらけていれば圧迫感が少なくなるので、面積以上に広がりは感じられます。
ただし、せっかくつくるのであれば、余裕のある空間にした方がリラックスできますね。
アウトドアリビングはどれくらいの費用がかかるか?
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アウトドアリビングの費用については、どの程度作り込むか、どんな素材を使うか、どんな家具を選ぶかによって全く異ってきます。
たとえば、アウトドアリビング用の床材などのセット販売もあり、そういったものであれば50万円くらいから設置ができますが、サイズは小さく、家具や屋根はつきません。
一般的な費用は、家具以外で約150万円、よりラグジュアリーにしたい場合は400万以上というイメージになります。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
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アウトドアリビングでいちばんの失敗は、結局あまり利用しないというものでしょう。
その原因として考えられることが、日差しが強くて出られない、虫が来る、近隣からの視線が気になる、家具の出し入れが億劫、などが考えられます。
つまり、こういった問題が発生しないような設計にすることが大切です。
気軽に出ることができ、くつろげるアウトドアリビングをつくりましょう。
おしゃれなアウトドアリビング実例16選
モダンスタイルのアウトドアリビング実例 4選
屋外だからこその大きなソファ
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長いソファが印象的なこちらのアウトドアリビングは、親しい人たちで語り合うのにぴったりなコーディネートになっています。
さらに、壁面のカットの仕方が素敵です。
空と森だけ見えるように壁が建てられています。
シンプルな景色は、アウトドアリビングをよりモダンな印象にしてくれます。
パーゴラ(東屋)スペース
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リビング脇に作られることの多いアウトドアリビングですが、景色の良い場所が別にあったり、より庭の中でリラックスしたい場合などには、パーゴラ(東屋)を設置してつくることもあります。
その場合は、画像のように東屋までの通路もしっかりとコーディネートすると、高揚感をプラスすることができます。
モノトーンインテリア
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モダンなアウトドアリビングには、モダンデザインの家具をコーディネートします。
ソファはシンプルなデザインで、全体的に高さが抑えられたものがスタイリッシュになります。
また、デザインだけでなく、カラーもホワイトやブラックをメインにアクセントカラーのクッションなどを加えると素敵です。
コンパクトにまとめたアウトドアリビング
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こちらの実例は比較的コンパクトにまとめられたアウトドアリビングで、参考になるのではないでしょうか。
壁や天井も統一してコーディネートして、解放されている場所には背の低い植栽を用意して視線をコントロールしています。
コンパクトなサイズですが、ゆったりとしたソファとバイオエタノール暖炉を設置することで、リラックス度の高い贅沢な空間になっています。
ナチュラル・北欧スタイルのアウトドアリビング実例 4選
色数を抑えてシンプルに
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北欧スタイルのアウトドアリビングは、木製家具をメインに色数を抑えたアースカラーでコーディネートすると綺麗にまとまります。
アウトドア家具でも、できるだけ自然素材の雰囲気のものを意識して選びましょう。
森の避暑地をイメージ
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広いデッキに暖炉とゆったり足を伸ばしてくつろげるデイベッドをセットしたこちらのアウトドアリビングは、見るからにリラックスできそうなコーディネートです。
上質なブランケットを膝にかけながら、新鮮な空気とともに美味しいティータイムを過ごしたい空間になっていますね。
ラグを敷いて裸足でくつろぐ
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アウトドアリビングにラグを敷くと、リラックス効果抜群です。
またラグでエリアが区切られるため、より親密な雰囲気で過ごすことができます。
特に、日本では室内からそのまま裸足でアウトドアリビングに出られると出入りが楽になりますね。
木製カラーを統一
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北欧やナチュラルスタイルで意識すべきなのは、木製家具の木部分の色です。
できるだけ同じ樹種やカラーで揃えると、初心者でも統一感のある空間にすることができます。
また、画像のように木部分以外はホワイトと決めるとさらにコーディネートがより簡単になります。
西海岸・インダストリアルスタイルのアウトドアリビング実例 4選
西海岸の豪邸プール脇のくつろぎスペースをイメージ
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こちらは少し色褪せたような木材が似合う西海岸スタイルをイメージしたコーディネートです。
ソファと違い、角度を変えられるデイベッドタイプはリラックス感の高いインテリアを作ります。
また、背もたれを倒しておけば室内からの景色を遮らないというメリットもあります。
ホワイトをベースに爽やか西海岸
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こちらのタイプは、屋根部分とベンチ部分をしっかりとつくり込んだスペース。
クッションやチェアなどは気軽に片付けることができるため、日本の気候に取り入れやすいでしょう。
パラソルよりも、屋根の方がすっきりとさせることができ、メンテナンスも楽になります。
ブラックアイアンでまとめてインダストリアルを演出
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インダストリアルスタイルでまとめるなら、ブラックアイアンが使われた家具を中心にコーディネートがおすすめです。
画像のように、隣接するリビングの窓枠もブラックでまとめたいですね。
デザインはシンプルに。画像のような無骨なブラケット照明なども採用しましょう。
レンガでイメージをつくる
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インダストリアルなアウトドアリビングをつくるときに、イメージが作りやすいアイテムはレンガです。
建物の壁面のほか、画像のように床面やアウトドアリビング周りの低めの塀に採用するとぐっとイメージが近くなります。
憧れの海外豪邸アウトドアリビング実例 4選
建物と一体のスペース
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新築であれば、こういったアウトドアリビングもぜひ考えたいところ。
建物から屋根部分が有機的につながったスペースは、とても贅沢なつくりです。
写真では見えづらいですが、円形の天窓が作られた下に、ソファスペースが掘り込まれています。
天井を低めにすることで屋外への広がりを演出
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室内側からつながるアウトドアリビングの天井を低めに抑えると、アウトドアリビングからの景色により広がりが感じられます。
そういった効果を狙った設計も素敵ですね。
照明の演出もしっかり
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家具だけではなく、照明もとても大切な要素です。
夜間に眩しく感じることのないように光源は見えないように、リラックスできるライティングを計画しましょう。
画像のような間接照明やランタンなどがおすすめです。
贅沢なリビングダイニングキッチンを外に
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こちらは「憧れの海外アウトドアリビング」にぴったりの実例ではないでしょうか。
暖炉に大きなテレビがあるソファスペース、ダイニング、キッチンが、屋根の下にコーディネートされています。
壁がないだけで、室内とほぼ変わりませんね。
まとめ
今回は、つくり込んだアウトドアリビングをメインにたっぷりと実例をご紹介いたしました。
イメージをかためることができれば、家具を含めたサイズ感は変更可能です。
特にリビングなどからつながったアウトドアリビングをつくる場合は、室内とのインテリアスタイルを揃えることを意識してチグハグにならないようにしましょう。
自宅にいながらリフレッシュできる素敵なアウトドアリビングを、ぜひご自宅に採用してくださいね!