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【白いローテーブルの選び方を徹底解説!】おしゃれな名作7選と上級コーディネートもご紹介

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

快適な生活に欠かせない家具といえばローテーブル。背が低いので、お部屋が狭くても置きやすく、リビングでもダイニングでも活躍できます。

今回はそんなローテーブルの中でも白いものに絞って、選び方やおすすめのブランド・おしゃれなコーディネートを紹介します。白いローテーブルをお部屋に取り入れることで、明るく清潔感のある空間を作ることができます。他の色と合わせやすいのも、白いローテーブルのいいところ。

白いローテーブルを上手にコーディネートに取り入れて、ワンランク上のお部屋を作りましょう。

目次

おしゃれな白のローテーブルの選び方

白の色味にこだわって目指す世界観を実現する

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白といってもオフホワイト・アイボリー・スノーホワイトなど様々ありますが、大きく分けると2種類になります。

一つはイエローベースの白。白の中でも温かみがあって、インテリアに取り入れるとやわらかい雰囲気になります。暖色系との相性が良く、ナチュラルテイストや北欧風インテリアによく合います。

もう一つはブルーベースの白です。爽やかでクリーンなイメージで、寒色系との相性が良いです。モダンやシャープなインテリアだけでなく、くすみのあるカラーはシャビーフレンチなどにもよく合います。

目指すインテリアスタイルによって、イエローベースかブルーベースどちらの白が合うのかを知っておくと、より空間になじむコーディネートができます。しっかりと押さえておきましょう。

木製でナチュラルやアンティークに  スチールやプラスチックでモダンに

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お部屋のインテリアスタイルによって「どんな素材のテーブルを選ぶのか」はとても大事です。

天然素材である木を使用したテーブルは、空間に柔らかい温かみを足してくれます。全面が白いものはポップなイメージにも好相性ですし、一部分だけ白くしたものは木の風合いが伝わるのでよりナチュラルな雰囲気になります。ステインやムラのある塗り方だと、古材風になりアンティーク感を出してくれます。その場合はアッシュがかったくすんだ印象の白だとより雰囲気が出ます。

人工の素材は、モダンなイメージのお部屋によく合います。スチールやガラスならアーバンやシャープな雰囲気に、プラスチックはミッドセンチュリーやレトロポップとの相性が良いです。

光沢の有無に注目して印象を変える

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白いローテーブルの天板の光沢の加減に注目するのもおすすめです。天板の仕上げにはグロス加工など光沢のあるものやマットな仕上げになっている光沢のないものがあり、同じ白でも光沢の有無で印象は大きく変わります。

光沢のあるものだと都会的な雰囲気が出てモダンスタイルによく合います。自然光や照明の反射によって輝きが増して、明るいイメージになります。光沢のないものは、和風やナチュラルスタイルなどに似合います。光を反射しにくい分、実際の色よりも暗いトーンに見えるので落ち着いた印象になります。

目指すインテリアテイストによって選んだり、他のインテリアとそろえたりして、お部屋で浮かないように注意しましょう。

白のローテーブルを探す時にまずチェックしたい、3つのおすすめブランドをプロが紹介

KARE(カレ)

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時代の最先端を行くドイツのインテリアブランドKARE。1981年にドイツ・ミュンヘンで生まれました。モダンでトレンド感のあるデザイン性が高いアイテムを中心に、枠にとらわれず様々なインテリアスタイルを展開していて、スタンダードなものからクレイジーでインパクトのあるものまで、様々なアイテムが見つかります。

ローテーブルをお部屋の主役にしたい方や、ユニークなアイテムを探している方には特におすすめです。

Herman Miller(ハーマンミラー)

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チャールズ&レイ・イームズをはじめ、ジョージ・ネルソンやイサム・ノグチなど著名なデザイナーとのコラボレーションで革新的なインテリアを生み出し続けてきたHerman Miller。

その歴史は、1923年アメリカ・ミシガン州から始まりました。「問題を解決するデザイン」というコンセプトで商品づくりをしていて、家庭用家具だけでなくアーロンチェアなどオフィス向けアイテムや、医療現場で使用するアイテムの展開でも有名です。

Herman Millerのローテーブルと相性が良いのはモダンテイストやミッドセンチュリーのインテリアです。機能的で計算されたデザインは、都会的で洗練された印象をより一層強めてくれます。

Cassina ixc.(カッシーナ・イクスシー)

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イタリアの高級家具ブランドCassina。日本ではCassina ixc.が総代理店として販売しています。17世紀の大聖堂の説教壇つくりから始まったCassinaの歴史はとても長く、「家具を売るのではなく、空間をカスタマイズする」という信念のもとでものづくりをされています。

Cassina ixc.では現在、10万円台~180万円台までの32のローテーブルを展開。ナチュラルからアーバンまで、和も洋も様々な種類のローテーブルを扱っています。

おしゃれを格上げする白い逸品ローテーブル7選

ミニマルデザインに大理石の高級感が映える:Coffee Table Key West Marble:KARE

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全ての装飾を取り除いたような潔さを感じさせるCoffee Table Key West Marble。白の大理石天板を支えるのはの直線で構成されたスチールフレーム。つや消し塗装で落ち着いた印象にすることで、天板の大理石の美しさを際立たせています。

Coffee Table Key West Marbleは、写真のようにエレガントなモノトーンスタイルに最適です。スエードのソファやファブリックのクッションを合わせることで、クールな印象ではなくあたたかさのあるお部屋になっています。

また、無駄のないフォルムを活かして、ミニマルテイストに仕上げるのも素敵です。無彩色で丸みのないシンプルなソファと合わせることで、ハイクラスなミニマルリビングを実現できます。

価格:¥63,000(税込)
サイズ:W1200×D600×H400mm

ユニークで汎用性が高い円形テーブル:Coffee Table Wire White:KARE

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Coffee Table Wire Whiteは、ワイヤーでできたベース部分が印象的なテーブルです。大小2つセットで販売されているので、単体で使ったり組み合わせて使ったり様々な使い方ができます。天板は傷に強く光沢が美しい強化ガラスでできています。

Coffee Table Wire Whiteは、ユニークながらもシンプルな見た目なので、様々なテイストに合わせることができます。写真のようにピンクのインテリアを合わせてフェミニンにしたり、モノトーンでシックなインテリアに取り入れて遊び心を足したり、ポップな空間に合わせてバランスをとったりとオールラウンドに活躍してくれます。

価格:¥49,170(税込)
サイズ:W695×D695×H335mm・W600×D600×H305mm

禅の影響を受けたミッドセンチュリーの逸品:Elliptical Table:Herman Miller

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チャールズ&レイ・イームズが手掛けたElliptical Table。Ellipticalは楕円の意味で、見た目が似ていることから「サーフボード」という愛称で親しまれています。

幅が226cmと大きいので大人数での使用にもうってつけ。サイズの割にコンパクトに見えるのは、シャープな流線型と天板のエッジが斜めにそぎ落とされているから。ベースには、同じくチャールズ&レイ・イームズが手掛けたLTRTと同じワイヤーベースが2つ使われています。

Elliptical Tableは、同じ積層合板を用いたチェアやポップな色合いの成形プラスチックチェアなどミッドセンチュリーテイストのインテリアにぴったり。

また、一般的なローテーブルよりも10cmほど高さが低いので、床座での使用にも適していて、和室でも使いやすいです。日本の「禅」に影響を受けたといわれている無駄のないデザインが、より洗練された和モダンなお部屋を作り出してくれるでしょう。

価格:¥181,500(税込)
サイズ:W2261×D750×H254mm

木目の美しさをシンプルに魅せる:Eames Rectangular Coffee Table:Herman Miller

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同じくチャールズ&レイ・イームズがデザインしたEames Rectangular Coffee Table。天板にも脚にも成形合板を使用していて、天板表面のみをカラーリングしているので、木の柔らかさや木目の美しさがダイレクトに伝わってきて優しい印象となっています。

ミッドセンチュリーや北欧風インテリアなど、あたたかみのある色のファブリックとのコーディネートによってくつろぎのリビングにするのがおすすめです。麻など自然な風合いを活かしたソファと合わせてナチュラルテイストにするのも良いですね。

価格:¥158,400(税込)
サイズ:W910×D560×H356mm

大理石で一味違うカジュアルスタイル:JELLY TABLE:Cassina ixc.

https://www.cassina-ixc.jp/shop/g/gjelly/

ピエロ・リッソーニがデザインしたJELLY TABLE。重厚感を感じさせる大理石を天板に用いながら、スリムで床から持ち上がった脚部によって軽やかな印象になっています。高級感とカジュアルさという相反するものを一つにまとめたJELLY TABLEは、ラフなくつろぎ空間にぴったり。ワイヤーベースのチェアと合わせて気軽に話せるラウンジにしたり、カラフルなエッグチェアなどと合わせてポップな空間を作りだすのも面白いです。

価格:¥374,000/418,000(税込)
サイズ:W850×D850×H325mm/W1,000×D1,000×H325mm

トレーと一体化したユニークなデザイン:トレイテーブル:HAY

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トレーをフレームで支えるミニマルデザインのトレイテーブル。トレーを取り外して持ち運ぶこともできるので、リビングで使用したティーセットなどをまとめて片づけるのにも便利です。複数のサイズ展開があるので組み合わせたり、積み重ねて使うこともできます。

デンマーク生まれのトレイテーブルは、北欧インテリアとの相性バッチリです。シンプルな革のソファと合わせると北欧モダンに、木製やファブリックのチェアと合わせると北欧ナチュラルな雰囲気になります。また、無駄を極限までそぎ落としたデザインはミニマルスタイルにも合います。

価格:Sサイズ¥25,300
Mサイズ¥27,500
Lサイズ¥32,400(税込)
サイズ:SサイズW300×D300×H340mm
MサイズW400×D400×H440mm
LサイズW600×D400×H540mm

ロココ調の透かし彫りでクラシックに:Symphony:Secret de fille

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幕板の透かし彫りと猫脚がロマンティックな印象のSymphony。ロココテイストで高級感のあるデザインです。合わせるソファはホワイトベースの猫脚でそろえたり、ベロアや本革など高級感ある素材のものにして、フランスの宮殿を思わせるクラシックな組み合わせがおすすめです。

価格:¥39,600(税込)
サイズ:W1100×D500×H510mm

こんな上級おしゃれスタイルにも挑戦したい!白いローテーブルのワンランク上のコーディネート3例

光沢のある白いローテーブルであかりの反射を楽しむ

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光沢のある白いローテーブルを取り入れる場合、ぜひテーブル周辺のあかりに気を使ってみてください。光沢のあるテーブルは光を反射することで様々な表情を見せてくれます。ペンダントライトやダウンライトだけでなく、テーブルランプやフロアランプ、キャンドルなど複数の明かりを取り入れることで、明かりがテーブルに反射し、幻想的な雰囲気を出すことができます。

くつろぎの時間には間接照明のみで薄暗くした中で、キャンドルの揺らめく炎の影を反射でも楽しめば、より深くリラックスすることができるでしょう。

来客時にも活躍するオットマンテーブルを中央に据える

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オットマンテーブルは、腰掛けたり脚を乗せたりできるクッション性のあるオットマンとローテーブルが合体したアイテムです。普段はテーブルとして使用したり、脚を伸ばしてくつろいだり、来客が多い時はスツールのように腰掛けたりと様々な使い方ができます。

比較的大きなサイズのものが多くスペースは必要ですが、オットマンテーブルを取り入れると、ホテルのようなゆとりのあるくつろぎ空間が作り出せます。

インパクトのある白いローテーブルを主役にする

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インパクトのあるデザインのローテーブルを主役にしたコーディネートです。そのお部屋を使う時に、目に触れる機会が多いローテーブルを主役にするのはとても合理的ですし、真似しやすいと思います。

テーブルに限った話ではありませんが、お部屋の主役となるものを決めて他のものは一歩引いてもらうことで、インテリアの完成度は一気に上がります。今のお部屋に主役を置いていなければ、ぜひ主役となるようなテーブルを探してみてください。

まとめ

白いローテーブルと一言でいっても数えきれないほどの種類があります。デザインだけでなく、白の色味や質感・素材にもこだわって選び、理想のインテリアテイストに合う白いローテーブルを取り入れましょう。

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