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Poltrona Frau / ポルトローナ・フラウ の人気の秘密を探る。フェラーリの内装にも使用されるトップブランドのルーツとは?

「ポルトローナ・フラウ」といえば、トップクラスの家具ブランドとして、その存在を知っている方も多いことでしょう。
フェラーリなどの高級イタリア車の内装にも使用されており、極上のレザーを扱うブランドとして、車好きの方もよく耳にしているのではないでしょうか。
創業100年を越えるイタリア家具ブランドの老舗にして、カッペリーニやカッシーナをグループ傘下に納めるイタリア家具業界の王様のような存在として君臨し続けるポルトローナ・フラウ。

今回はそんなポルトローナ・フラウの魅力やその圧倒的な品質の良さ。
ポルトローナ・フラウで扱うレザー「ペレ・フラウ」の魅力も踏まえて、探っていきたいと思います。

ポルトローナ・フラウ が何故支持されるのか?

ポルトローナ・フラウとは?

イタリア・サルデーニャ出身の「レンツォ・フラウ」は、ミラノで兵役についたのち、トリノで合成皮革の営業担当者として働いていました。
仕事のためイギリスへ行った際、「チェスターフィールド」のアームチェアと出会ったことでその後の運命は大きく変わります。
イギリス発祥のボタン留めや鋲飾りが特徴的なチェアスターフィールドの輸入を成功させると、フランスや中央ヨーロッパのスタイルにも魅了されたフラウ氏は、1912年、自らの工房「Poltrona Frau」を創設します。

「Poltrona Frau」の「Poltrona 」とはイタリア語でアームチェアを意味し、革張りのアームチェアやソファを製造する会社として、すぐに高い評価を受けることになります。
1926年にはサヴォイア王家より王室御用達の指名を受けるなど、貴族や王族に広く親しまれ、この頃にはイタリアの豪華客船のインテリアなども任されるようになりました。

高級家具ブランドとして名実ともに確固たる地位を築いたポルトローナは、1986年以降、高級自動車業界にも参入していきます。
自動車メーカー「ランチア」の「ランチア・テーマ」といえば、ポルトローナが一番最初に内装のデザイン・製作を行なった車で、以降はランチア社をはじめ、フェラーリ社などのイタリアの高級自動車メーカーの本革シートに採用されています。
車好きの方の間では、イタリアの高級車のシートといえばポルトローナ・フラウの名前は有名ですね。

ポルトローナ・フラウのスタイル

ポルトローナ・フラウで扱うアイテムは、大まかに2つのスタイルに区別することができます。
一つは、伝統的なヨーロッパの家具デザインを元にしたクラシックなデザインのアイテム。
もう一つは、「ジオ・ポンティ」や「ルイージ・マッソー二」をはじめとした、有名デザイナーとのコラボレーションによるモダンなデザインのアイテムです。

ポルトローナのアイテムに共通して言えることは、その高い品質と細部まで美しい職人技。
そして特に注目すべき点は、ポルトローナ独自の皮革です。
「Pelle Frau®」と呼ばれるその革は、ポルトローナ・フラウ研究開発センターチームとイタリアの最高峰の製革所の共同によって開発されました。

ペレ・フラウの「ペレ」とは、イタリア語で「革」を意味し、「フラウの革」と名付けられたそのレザーコレクションは、ポルトローナが世界に誇る最高の革素材と言えます。
21ものなめしの工程と、独自の染色技術により、鮮やかで美しい発色と同時に、滑らかで柔らかい質感を実現したペレ・フラウは、12種類の異なる特色を持ったコレクションに分けられています。
ペレ・フラウのレザーは、防水性・発散性・通気性・摩擦やシミ・汚れに対する耐性など、その特性を保証できる原皮だけを厳選しており、使われる牛は3歳前後まで大切に大切に飼育されます。

この最高の皮革は、フェラーリなどの内装にも使われており、圧倒的な美しさとその触り心地は、インテリアファンだけではなく、多くの車好きをも魅了し続けています。

ポルトローナ・フラウの評判

そのブランドバリュー・品質・素材・デザインに至るまでトップクラスであるポルトローナ・フラウは、ゆえにお値段も最高級レベルとなっています。
なかなか気軽に手を出せるブランドではありませんが、だからこそその使用感が気になるところ。

実際にポルトローナのアイテムを体感した方の意見を参考に見てみましょう。

気づかずに使用しても、その快適な座り心地で存在に気付かれるポルトローナのシート。
実際に15年以上使用している方も、電車で5時間座った方も、その快適な座り心地に納得のブランドです。

ポルトローナは長年、多くのアームチェアやソファ、車のシートを作り続けてきました。
また、多くの公共機関や交通機関にも採用されており、高級ホテルやブランドのインテリア、ロサンゼルスのディズニーコンサートホールや、EU議会の議事堂などの公共の空間。
ヨットやヘリコプターのシート、日本航空やシンガポール航空などのファーストクラスのシートなど、交通機関の内装でも採用されています。

熟練の職人の手によって作られた最高の座り心地のアイテムは、世界中の多くのファンから長い間支持を得続けています。

 

ポルトローナ・フラウ が好きな方におすすめブランド

Cassina(カッシーナ)

イタリアの高級家具ブランドとして日本でも高い認知度を誇るカッシーナは、実はポルトローナのグループ傘下のブランドです。
1927年の創業以来、卓越した職人の技術と高品質な素材を用いて、イタリアモダン家具業界を牽引していきたカッシーナは、2005年にポルトローナの傘下に加わることになりました。
イタリアンモダン家具といえばまずカッシーナの名前が出るほどの高い認知度と人気を誇り、その高品質でスタイリッシュなモダン家具は多くの世界中のファンを魅了し続けています。

カッシーナのアイテムは、世界中で活躍する多くのデザイナーとのコラボレーションコレクションと、インテリア史に名を残す著名なモダン建築の巨匠たちのデザイン家具の復刻コレクションとに分かれています。
クラシックからコンテンポラリーまで、デザイナーのセンスとカッシーナの誇る熟練の職人の腕によって作られるアイテムは、スタイリッシュかつハイクオリティであり、ポルトローナの最高品質のアイテムと組み合わせても見劣りすることはありません。

baxter(バクスター)

1989年創業のバクスターは、上質なレザーを使ったソファブランドとして有名なイタリアの家具ブランドです。
クラシックとモダンスタイルの両方のアイテムを扱っており、多くのデザイナーとのコラボレーションも積極的に行なっております。
特に皮革素材にこだわっており、厳選された地域で育った牡牛の皮のみを使用し、熟練の職人によって伝統的ななめしの技法を用いて加工しています。

ポルトローナ・フラウが気になる方なら、きっとバクスターのレザーソファやチェアも気になることでしょう。
どちらブランドも、独自の技法と伝統的な職人の技術を使用した上質なレザーを扱うブランドとして有名ですので、レザーを使ったアイテムをお探しの方は是非とも両ブランドのレザーに実際に触れてみてください。

 

ポルトローナ・フラウ の代表的なおすすめアイテムを5選

ポルトローナ・フラウ のおすすめチェア

ポルトローナ・フラウのアイコニック的アームチェア:Vanity Fair(モデル904)

1930年、ポルトローナ・フラウのカタログに掲載された「904モデル」を原型に再制作され、84年以降「バニティフェア」の名前で知られるようになったアームチェア。
現代のアームチェアの原型になったとも言われている、名作家具です。

フカフカの柔らかい座り心地と、ポルトローナの最高品質のレザー、クラシカルで気品の感じられる美しいフォルムに、職人の手による細部まで美しいクオリティーが、見る人の目を惹きつけて止まない魅力を持っています。
決して華美で装飾的ではないにも関わらず、華やかで優美、色気と気品を備えた不思議な魅力を持ったアームチェアで、たった一つを部屋に置いておくだけで、インテリアの雰囲気がグッと上品で上質な印象になります。

クラシックスタイルからモダンスタイル、豊富なレザーカラーバリエーションを利用してアバンギャルドなインテリアにも取り入れることができます。
圧倒的な品質とその美しさは、インテリアを愛する全ての人に、一度は是非とも見て感じていただきたい名作の逸品です。

フェラーリを愛する全ての人に捧げる:Cockpit

フェラーリの創業70周年を記念して作られたコクピットは、長年フェラーリの内装を作ってきたポルトローナ・フラウとフェラーリ・デザイン・センターの共同によって制作されました。
操縦席を意味するコクピットの名の通り、フェラーリの操縦席に座った時に感じる、興奮やスピード感、衝動感を感じられるようなオフィスチェアとなっています。

コクピットには「President」と「Executive」の2つのバージョンがあり、プレジレントはハイバックタイプの背もたれが、体を優しく支える経営者モデル。
エグゼクティブは、ミドルバックタイプの背もたれが動きの邪魔をせず、あらゆるタイプの作業に対応できるようになっています。

高級家具ブランドのオフィスチェアに多い、クラシックモダンなスタイルとも、コンテンポラリーなスタイルとも一線を画したコクピット。
シートの背中部分のフェラーリのマークや、フェラーリと同じ素材の使用など、全フェラーリファンに捧げられるために作られたようなオフィスチェアです。
ポルトローナの卓越した職人の技術とエゴノミクスに基づいた設計、ペレ・フラウの上質な革の触り心地は、フェラーリファン以外の方も納得のオフィスチェアとなっているので、興味が惹かれた方はぜひ一度実物に触れてみてください。

ポルトローナ・フラウ のおすすめテーブル

大理石の天板が浮いて見えるテーブル:Jane

フランスのデザイナー「ジャン・マリー・マッソー」によってデザインされたジェーンテーブルは、「空間における自然で自由な形態」をコンセプトに生まれました。
しっかりとした3本のフレームと、不規則に角の丸い軽やかな大理石の天板が特徴的なテーブルです。
大理石という一見重厚感のある素材が、印象的な太い3本のフレームとの間に空間を作ることで、軽やかで浮いているような印象になっています。

大きく、やや不規則な形状のテーブルなので、広めの空間の中心におすすめテーブルです。
彫刻のような印象的なフォルムは、インテリアの中心的存在として、部屋の印象を荘厳に見せてくれることでしょう。
クラシック・モダン・エレガントな空間にはもちろん、力強い自然素材との組み合わせもおすすめです。

ポルトローナ・フラウ のおすすめソファ

革の美しさを楽しめる上品でモダンなソファ:Nivola

イタリアのデザイナー「ロベルト・ラッゼローニ」によってデザインされたジェーンは、「簡素とピュア」をコンセプトに生まれました。
丸みを帯びた優美なフォルムと、少しだけ外側に反ったアーム部分がなんとも愛らしく美しい。

シンプルなデザインだからこそ、職人の加工技術とレザー素材の質の良さが非常によく表れており、ポルトローナのソファの魅力を余す所なく感じられるソファです。
構造体の外側と、内側の張地をペレ・フラウから選択すれば、上質なレザーを存分に堪能することができます。
ダウンフェザーを使用したクッションはフカフカしていますが、発泡ポリウレタン製のサポート用インサートを中に入れることで、身体が沈み込みすぎない、快適な座り心地となっています。

エレガントでシック、モダンでありながらクラシカルな雰囲気を持ったジェーンは、シックな大人のモダンインテリアスタイルにおすすめのソファです。
空間に上品に馴染むので、質の良いアイテムと組み合わせることで、よりインテリア空間を上品にまとめることができます。
シンプルなソファなので、美術品などを飾ってある空間などにもおすすめです。

極上のチェスターフィールド:Chester Line

創業者が惚れ込んだチェスターフィールド、1912年の創業以来、ポルトローナ・フラウの定番商品として現代に至るまで愛され続けてきました。
チェスターラインは、現代の多様な住空間に対応できるチェスターフィールドとして、多様なモジュールを組み合わせて使用することのできる、現代のためのチェスターフィールドです。

チェスターフィールドといえば、イギリスが発祥のボタン留めや鋲飾りが特徴的なクラシックソファとして、世界中様々な人に愛され続けているソファです。
多くのブランドや家具メーカーが製造を行なっていますが、ポルトローナのチェスターはその中でもトップクラスのチェスターと言えるでしょう。
快適な座り心地の追求、最上質なレザー素材、現代住空間に適応できるフレキシブルなモジュールシステムまでをも実現したポルトローナのチェスターは、まさに極上のチェスターフィールドと言えます。

クラシックスタイルから、モダンインテリア、無骨なインダストリアルスタイルからエレガントなスタイルまで、幅広いインテリアシーンにチェスターは美しく佇みます。
ポルトローナの豊富なカラーバリエーションを持つレザーを使用することで、自分のインテリアのための最高のチェスターを見つけることができるでしょう。

まとめ

ポルトローナ・フラウのアイテムはどれも大変高額なアイテムばかりです。
しかしのその値段に納得できるほど、品質の良さ、クオリティ、美しさを備えています。
高額なため気軽に手が出せるアイテムではありませんが、「いつか買いたい」と強く思えるほど魅力的でもあります。

実際に目の前で見て・触れれば、その上質な存在感にあっという間に魅了されてしまう人も多いのではないでしょうか。
生涯愛し続けれる家具として、ポルトローナ・フラウのアイテムを手に入れてみてはいかがでしょう。