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【北欧ローテーブルの名作7選】おすすめのデザイナーや商品の魅力を徹底解説!おしゃれコーディネート例も

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

疲れた心と体がほっと一息つけるようなリビングを手に入れたいと思いませんか?

そういう時は北欧のローテーブルを取り入れてみましょう。寒さが厳しい北欧では部屋の中で過ごす時間が長いため、穏やかな色合いや飽きのこないデザイン、そして使い心地にこだわった家具が多く作られているので、リビングでリラックスしたい方にはぴったりです。

今回は北欧ローテーブルの選び方、押さえておきたい北欧を代表する3人のデザイナー、おすすめの名作7つとワンランク上のおしゃれなコーディネートを紹介します。北欧ローテーブルでくつろぎの空間を手に入れましょう。

おしゃれな北欧ローテーブル選びで大事にしたいたった2つのポイント

シンプルだからこそ素材にとことんこだわる

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シンプルなデザインが多い北欧のローテーブル。シンプルだからこそ素材によって与える印象が大きく変わります。一番ベーシックな木製のローテーブルでも樹種によって雰囲気は様々です。

北欧に多く自生するバーチ材は積層合板として多くのテーブルで使用されていて、優しい色合いと美しい木目で穏やかな木の温かみを感じられます。ウォールナット材は艶があり落ち着いた色味で使うほどに味が出るので、レトロやアンティークに合います。かたくて重厚感のあるオーク材は耐水性・耐久性に優れていて、木目が美しく経年変化で深い色合いに変わっていくのも楽しめます。

他にも、ガラステーブルならモダンに、スチールならアーバンなイメージになど、素材で目指すインテリアスタイルをさらに追及していくことができます。

お部屋の主役を何にするのかを考える

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お部屋の主役をどのインテリアにするかによって、ローテーブルの選び方も変わってきます。主役を他のアイテムに任せてローテーブルは引き立て役に回ってもらう場合、シンプルデザインが多い北欧ローテーブルを選ぶのはとてもおすすめできます。

北欧のローテーブルはデザインが豊富な椅子とのバランスを考えて、比較的主張が少ないシンプルなデザインが多く作られています。単体で見ると計算されたデザインで美しさを感じるのですが、組み合わせると一歩引いた控えめな存在感なので、別に主役を置く場合もマッチしやすいです。形や色味を他のアイテムとそろえてあげれば、しっかりとなじんでくれます。

反対にローテーブルをお部屋の主役にしたい場合は、ユニークなデザインを選ぶと面白いです。その代わりに合わせる他の家具はベーシックなものを選び、焦点がぶれないようにしましょう。

 

北欧のローテーブルを買うなら必ずチェックしたいデザイナー3選

アルヴァ・アアルト

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1898年にフィンランドで生まれたアルヴァ・アアルトは、20世紀を代表する建築家・デザイナーです。「建築は家具と補完しあう」と考えていたアルヴァ・アアルトは、自身の建築に合わせて多くの名作家具を生み出しました。パイミオのサナトリウム(結核療養所)では、長時間過ごしても負担にならない穏やかな色彩、横になってもまぶしくない照明計画、音が気にならない水回りなど使用者の視点で使いやすいデザインを具現化しました。

アルヴァ・アアルトのデザインの特徴は、有機的なフォルムと合理的で量産可能な生産方法です。森林資源の豊かなフィンランドならではの木材を中心としたぬくもりのある家具は、ナチュラルスタイルやシンプル・ミニマルスタイルによく合います。

アルネ・ヤコブセン

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1902年にデンマークで生まれたアルネ・ヤコブセン。ユダヤ人であったアルネ・ヤコブセンは、ナチスの迫害を逃れるためスウェーデンに亡命していました。第二次世界大戦終戦後デンマークへ戻り、家具のデザインを開始。1952年発表のアントチェアに始まり、スワンチェア、エッグチェアなど椅子を中心に多くの名作を世に出しました。

アルネ・ヤコブセンのデザインの特徴は、なんといってもシンプルモダン。幼少期、自室のビクトリア朝の壁紙が気に入らず、当時一般的ではなかった真っ白な壁に自力で塗り替えたという逸話が残っています。彼は幼いころからシンプルな美しさに魅力を感じていたのでしょう。

機能的で合理的、シンプルでありながら現代的なデザインは、時を超えて今なお世界中の人々に愛されています。シンプルやモダンなインテリアはもちろん、カラフルなアイテムも多いのでポップな空間にも合わせられます。

ハンス・J・ウェグナー

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1914年、当時ドイツだった南ユトランド・トゥナーに生まれたハンス・J・ウェグナー。わずか17歳で木工マイスターを取得した彼は、兵役をきっかけにコペンハーゲンに出て、その後コペンハーゲン工業学校で家具設計を学びます。

卒業後はアルネ・ヤコブセンの事務所でその腕を磨き、独立しました。1943年に中国明の時代の椅子を時代に合わせてリデザインしたチャイニーズチェアを発表し、その名を知られることになりました。他にもピーコックチェアやYチェアなど500以上の椅子を生み出し、椅子の巨匠とも呼ばれています。

ハンス・J・ウェグナーのデザインの特徴は、普遍的な美しさ。木材に造詣の深い彼だからこそ全体のフォルムだけでなく、接合部に至るまで抜け目なく機能性や美しさを追求しています。デニッシュモダンの代名詞ともいえる彼の作品は、シンプルでモダンな空間によく合います。

北欧スタイルには欠かせない!名作ローテーブル7選

ガラスと木材の融合でミニマルなデザイン:Y805A:Artek

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1946年にアルヴァ・アアルトがデザインしたY805A。母国フィンランドに多く自生する白樺をL型に曲げて形作った「Lレッグ」はアルヴァ・アアルトの代名詞でもある特徴的なデザインです。天板をあえてガラスにすることで軽やかさやシャープな雰囲気が加わり、木天板のテーブルとは違った趣になっています。

木の温かみを活かしたナチュラルスタイルはもちろん、革のソファと合わせて温かみのあるモダンなリビングにすることも。また、無駄のないデザインなのでミニマルスタイルにもよく合います。

価格:¥197,400(税込)
サイズ:W790mm×D600mm×H440mm

バランスがとれたベーシックデザイン:Swan Table:Fritz Hansen

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アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために作り出したSwan Table。スワンチェアやエッグチェアと合わせてデザインされました。チェアと同じクロスベースと丸く広い天板のサイズバランスが美しい、緻密に計算されたデザインです。私たちが思い浮かべるベーシックなテーブルの形ともいえるこのデザインが1957年に発表されたというのは驚きです。

同じクロスレッグをもつチェアと合わせてホテルのラウンジのような空間を作ったり、カフェ風なインテリアと組み合わせるのがおすすめです。

価格:¥59,400(税込)
サイズ:W760mm×D760mm×H450mm

収納性にも優れた実用的なテーブル:CH417トレーテーブル:CARL HANSEN & SON

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ハンス・J・ウェグナーがデザインしたCH417。1970年に発表されてから長らく市場には出回っていなかったものを2015年にCARL HANSEN & SONが復刻しました。

天板はリバーシブルなトレーでできていて単体で使うことができますし、脚部は折りたたみができるので使用しないときはコンパクトに収納することもできます。人数に合わせて簡単に追加したり、片づけたりできるので人の集まる家のサブテーブルにも適しています。

機能性を支えるデザインが素晴らしく、トレーの縁のリングの継ぎ目となる部分をハンドルとして使いやすく・美しく仕上げていて、その細部へのこだわりがハンス・J・ウェグナーならではの逸品です。

木目を活かしてナチュラルに合わせるだけでなく、脚のテイストをそろえたチェアなどを合わせてアーバンなイメージにすることも可能です。白い天板を見せてモノトーンに合わせると、リングの木部が優しい雰囲気を足してくれてあたたかみのある素敵なリビングになるでしょう。

天板の表裏を変えるだけで雰囲気が変わるので、気分に合わせたコーディネートを楽しみましょう。

価格:¥95,700~101,200(税込)
サイズ:W620mm×D620mm×H330mm

クロスレッグが印象的な一癖あるテーブル:DOMINO TABLE:Artek

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フィンランド生まれのデザイナー イルマリ・タピオヴァーラが1954年に発表したDOMINO TABLE。彼はアルヴァ・アアルトやル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエなど一流のデザイナーの下で学びました。

DOMINO TABLEは使いやすさを重視し、天板は一枚板ではなく合板にして軽量化を実現しました。クロスした脚は真ん中が太く先に向かって細くなる独特の形状。有機的で、美しさと強度を計算したデザインになっています。

落ち着いた色味のファブリックのソファと合わせて大人な北欧スタイルにしたり、カラフルなチェアと合わせてミッドセンチュリーにまとめるのもおしゃれですね。

価格:¥321,200(税込)
サイズ:W1200mm×D600mm×H430mm

アンバランスなのに安定感がある唯一無二のデザイン:TRIENNA TABLE:Artek

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同じくイルマリ・タピオヴァーラがデザインしたTRIENNA TABLE。3枚の成形合板を組み合わせて形作られていて、六角形の天板と3本の脚が絶妙なバランスを保っています。オブジェのようなテーブルで主役級の存在感があり、一つ取り入れるだけでお部屋の雰囲気がガラッと変わります。

一度見たら忘れられないユニークな形状は、ミッドセンチュリーやアーバンスタイルによく合います。単体での使用だけでなく、色違いなど複数組み合わせるのもおしゃれでおすすめです。

価格:¥105,600~121,000(税込)
サイズ:W700mm×D620mm×H390mm

糸巻きのようなユニークであたたかみのあるテーブル:TRISSEN TABLE:Snedkergaarden

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デンマークの家具ブランドSnedkergaarden(スネカルガールデン)のTRISSEN TABLE(トリッセンテーブル)。北欧を代表する女性デザイナー ナナ・ディッツェルによって生み出されました。

糸巻きのようなデザインは全て曲線で構成されていて、やわらかく優しい雰囲気です。サイズ違いのスツールもあり、デンマークではコロコロ転がして子供のおもちゃになることもあり、自由な発想で親しまれているそう。

優しく懐かしさを感じさせるデザインはレトロなインテリアに好相性。丸みのあるアイテムとよく合います。ポップなチェアと合わせてミッドセンチュリーの雰囲気を出すのも素敵です。

価格:¥85,000(税込)
サイズ:W680mm×D680mm×H480mm

モダンでクールな北欧らしからぬデザイン:PK61:Fritz Hansen

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デンマークのデザイナー ポール・ケアホルムがデザインしたPK61。他の北欧家具は木製が多い中で、スチールとガラスを使用したスタイリッシュなデザインは一際目を引きます。ベース部分は同じパーツを4つ組み合わせた非常に合理的なデザイン。天板をガラスにすることでベースの構成の美しさをダイレクトに見せています。

PK61はシャープでモダンなデザインなので、アーバン・モダンなインテリアに最適です。合わせるソファも革やスチールなどを用いたクールなものでそろえると、都会的でかっこいいお部屋になります。

価格:¥587,400(税込)
サイズ:W800mm×D800mm×H320mm

こんな上級北欧スタイルにも挑戦したい!ローテーブルのワンランク上のおしゃれコーディネート3例

あえて違うテイストのアイテムを合わせる

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シンプルなデザインが多い北欧ローテーブルは、他のテイストのインテリアとも組み合わせやすいです。写真は、Julie Begtrup and Ditte VadのTurn Table。一見シンプルなローテーブルですが天板を回転させると中に小物を収納することができて、テーブル回りをすっきりとさせてくれます。

丸いお盆のようなフォルムに合わせた和の雰囲気がある小物を置くことで、和モダンなお部屋に上手になじんでいます。北欧にとらわれず、他のテイストとミックスしてオリジナリティを出せば、ワンランク上のお部屋になります。

複数のローテーブルを組み合わせて使う

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ローテーブルは一つしか使ってはいけないということはありません。複数のローテーブルを組み合わせて使用することで、また違った雰囲気のリビングを作ることができます。写真はアルヴァ・アアルトがデザインしたネストテーブル88。

3つのサイズ違いのテーブルが入れ子状になっているので、組み合わせてセンターテーブルとして使う、単体でサイドテーブルとして使うなど様々な使い方ができます。人数や用途に合わせて機能的に使えるデザインは北欧のローテーブルならではのものです。

ソファーではなくチェアと合わせる

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北欧には名作チェアが数多くあるので、ソファーではなくチェアに合わせてコーディネートするのも素敵です。写真はスワンテーブルにエッグチェアとスワンチェアを合わせたコーディネート。脚の形状をそろえることでとても統一感があってすっきりとしています。

名作といわれるチェアはデザイン性が高いものが多いので、主張が強すぎないシンプルなローテーブルと合わせるのがおすすめ。形状や素材・カラーのどれか一つをそろえてあげると浮きにくいですよ。

まとめ

北欧のローテーブルは、デザインと機能性のバランスが優れたものが多いです。北欧スタイル以外のインテリアにも合わせやすいシンプルなデザインは汎用性が高く、さまざまなテイストのコーディネートに取り入れやすいです。

おしゃれで使いやすい北欧のローテーブルで、ワンランク上のくつろぎ空間を手に入れましょう。