Hello Interior 思い描いた部屋に住もう

      2020/12/27

【プロが選ぶ】半円形ダイニングテーブル5選!すぐにでも使いたいおしゃれな逸品を紹介

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

ダイニングテーブル=長方形という印象を持っていませんか?確かに長方形のダイニングテーブルは主流ですが、実は半円形のダイニングテーブルも意外と使いやすいです。

半円形ダイニングテーブルの一番の良さは、直線と曲線のどちらのメリットも共存しているところです。まず直線部分があることで、壁などに沿ってコンパクトに設置することができますし、複数のテーブルを並べて使用することも可能。さらに曲線部分があることで安全面の確保はもちろん、圧迫感が少なく動線を確保しやすいです。さらに半円というのは、他の家具にはあまりない形状なので空間に独特のリズムが生まれます。

今回は、直線と曲線のどちらの良さも兼ね備えた半円形ダイニングテーブルのおしゃれな使い方と、厳選した5つのテーブルを紹介します。半円形ダイニングテーブルは、選び方・使い方次第でさらにおしゃれになりますよ。

半円形のテーブルのおしゃれな使い方は?真似したいダイニングの演出の仕方

キッチンカウンターにつけて調理中もコミュニケーションを

https://www.pinterest.jp/pin/778137641846848542/

半円形ダイニングテーブルをキッチンにつけて設置すれば、カウンターテーブルのように使うことができます。調理中の人ともコミュニケーションがとりやすくなるため、普段はダイニングで遊んでいる子どもを見ながら調理したり、ホームパーティーならお酒や会話を楽しみながらおつまみを作ったりすることもできます。

バーカウンターを設置するのと比べると、椅子もテーブルも高さが低いため圧迫感が少ないのは大きなメリット。カウンターチェアと違い足が床につくので安定感もあり、子どもやお年寄りでも安心して使えます。

窓辺に設置して食事と景色を楽しむ

https://www.pinterest.jp/pin/AYXBfGWYsiPRR2k6lksHGMcj8xlLkgyIFyokLJNTxrRpuOOzdFSizRQ/

半円形ダイニングテーブルを窓やバルコニーに接して配置すれば、外の景色を楽しみつつ食事をすることができます。例えば、朝日を浴びながら朝食をとったり、庭で遊ぶ子供やペットを見ながらティータイムを楽しんだり。お酒を片手に夜景を楽しみながら夜を過ごすのも素敵ですね。

座る人の視線がテーブル中央に集まるため、全員がほぼ同じ景色を共有できるのは半円形ダイニングテーブルならではのメリット。また、隣同士でも適度な距離感があり視線も合わせやすいため、話に花が咲きやすいのも嬉しいポイントですね。

ソファ裏のデッドスペースをテーブルデコレーションで部屋の印象UPに

https://www.pinterest.jp/pin/619174648739688957/

半円形ダイニングテーブルは置く場所だけでなく、テーブルデコレーションも重要です。お部屋中央に生まれたソファ裏のデッドスペースも、巧みにデコレーションすることで、むしろお部屋の印象を上げる要因にできます。

前述の通り、座る人の視線が円の中心に集まるため、テーブルに置くデコレーションへの注目度がグッとあがります。そのため、配置するものによってお部屋の印象づけがしやすいです。

モダンなお部屋にしたいのなら金属製の印象的なオブジェを置いたり、ナチュラルなお部屋であれば季節の花を飾ってリラックスした雰囲気を出したり、クラシックなお部屋にはランプシェードを置くのもいいですね。これだけでお部屋の印象がぐっとよくなります。

また、時間帯によってデコレーションを変えるのも有効です。ランチタイムはグリーンで爽やかさを、ディナータイムはキャンドルの揺らめく炎で落ち着きや癒しを提供するなど。デコレーションの仕方によってお部屋の雰囲気はガラッと変わります。

通も唸る半円形のダイニングテーブル厳選5選

3本脚が特徴の北欧家具 TABLE95:Artek

https://www.attract-em.com/onlineshop/artek-28302351/

フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトが1935年にデザインした名作テーブルです。誕生から80年以上経過した今でも変わらぬデザインで、アアルトが創業したアルテックによって製造されています。

印象的な3本脚はアアルトレッグと呼ばれる曲げ木でできています。バーチ無垢材の上部に細かい切込みを入れて、薄い板を挟んだ状態で加圧蒸着することで作られています。この形状におかげで金具の使用が最小限におさえられるため、より温かみを感じる仕上がりになっています。

このテーブルは木の良さが最大限に生かされているので、ナチュラルテイストや北欧スタイルのお部屋に適しています。テーブル自体に装飾が少ないので、合わせる椅子の張地やクッションなどをビビットなカラーにしたり、お皿やマットなどに色のあるものを使用したり、アレンジできる幅が広いので多彩なコーディネートが楽しめます。

また、同じシリーズで天板が長方形のものもあるので、組み合わせて使用すれば大人数にも対応できます。ライフスタイルの変化にあわせて、一つずつ買い足していけるのも素敵ですね。

価格:¥133,920~¥173,880(税込)
サイズ:W1200×D600×H720mm

丸いフォルムがかわいらしい LIPO-DT:JOY STYLE INTERIOR

https://www.pinterest.jp/pin/439452876125031246/

ナラ材の風合いを活かした国産のダイニングテーブルです。天板にも脚にも角のない丸みのあるフォルムが特徴で、丁寧な磨きと面取りによって木のぬくもりややわらかさが感じられます。天板はウレタン塗装されているので、コップなどでの輪染みも起こりにくく、メンテナンス不要で使いやすいです。

椅子は同じナラ材のものや脚に丸みがあるものが合わせやすく、木を活かしたシンプルなコーディネートがしくりきます。テーブルデコレーションには小ぶりな観葉植物を使用してナチュラルな爽やかさを足したり、清潔感のある白い陶器の花瓶に花を飾ったりと、季節を感じられる演出をするのがおすすめです。

価格:¥126,500(税込)
サイズ:W1110×D1000×H700mm

スタイリッシュで木目の美しさが際立つ 半円ダイニングテーブル:マルミヤ

https://www.rigna.com/item

静岡で作られるマルミヤのダイニングテーブルは、一点一点熟練の職人さんの手作り。ウォールナットの無垢材を使用して蜜蝋ワックスで仕上げているため、木の質感がダイレクトに伝わってきます。天板の薄さと先に向かって細くなる脚のデザインから、木製でありながらシャープな印象なのが特徴的です。

椅子は脚のデザインをそろえてスタイリッシュにしたり、素材をそろえて形で遊んでみたり、ブラックアイアンをあわせてヴィンテージ感を出すのもおすすめです。

価格:¥254,100~¥317,900(税込)
サイズ:W1900×D950×H700mm

コーナーにも置けるモダンスタイル loop:L’EPICE

https://store.shopping.yahoo.co.jp/lepice

半円形テーブルは木製が多い中、スチール脚を採用した珍しいデザインです。厚みのある天板に細身のスチール脚というアンバランスさや、真円ではない弧の形がテーブルの個性を際立たせています。また、このテーブルは2面が直線になっているため、お部屋のコーナー部分にピッタリはめることも可能です。

椅子はスチールのものを合わせてモダンなスタイルにしたり、モノトーンでまとめてシックに仕上げたりするとまとまりのある空間になります。個性の強いテーブルに負けないように、あえて椅子も一脚ずつ違うデザインを置くのもあり。上級テクニックですが、とてもおしゃれに仕上がりますよ。

価格:¥168,300(税込)
サイズ:W1550×D1050×H720mm

100年たっても色あせないデザイン D.S.1フォールディングテーブル:Steel Line

https://www.nsb-relaxingroom.com/?pid=31059438

D.S.1フォールディングテーブルは、スコットランドを代表する建築家・デザイナーであるチャールズ・レニー・マッキントッシュが1918年にデザインしたものです。このテーブルはリプロダクト品でSteelLine社によって、イタリア・フィレンツェで製造されています。

一見すると楕円形のテーブルなのですが、両端の天板が折りたためるため半円形でも使用することができます。使用しないときは両側とも折りたためば57cmととてもコンパクトになります。普段は半円形で壁付けにして使用して、人が集まるときは楕円形にすれば10人前後は座れてとても便利です。

格子状の脚が特徴で、デザインの美しさだけでなく伸長天板を支えるという役割もしっかりと果たし、シンプルでありながら個性の光るデザインになっています。椅子は同じくマッキントッシュがデザインしたチェアを合わせるのも素敵ですし、スチール脚やレザーでモダンにまとめたり、同じブラックのアイテムでシックなお部屋にまとめたりすることも可能です。

価格:¥290,400(税込)
サイズ:W570~1770×D1250×H750mm

まとめ

半円形ダイニングテーブルはありふれた形ではない分、存在感が大きいアイテムです。その分、使い方次第で長方形のテーブル以上におしゃれにすることができます。

まずはお部屋のテイストにあう素材・デザインを選び、どう使いたいかにあわせて置く場所を決めることが重要です。そこに加える椅子のデザインやテーブルデコレーションによって、お部屋の印象を固めてあげればおしゃれなダイニングを作り出すことができます。

機能的で多様な使い方ができる半円形ダイニングテーブルで、人とは違ったワンランク上のお部屋づくりをしてみましょう。

▼ダイニングテーブルの選び方大全

部屋をおしゃれにしたいから、ダイニングテーブルも好きなテイストに沿って選ぼうとされている方もいらっしゃるかと思います。もちろん、リビングと一続き...

▼部屋のテイスト別ダイニングテーブル特集

食事や団欒の時間に長く座るダイニングテーブルもおしゃれにしたいと思っている方は多いと思います。でも普段選ぶ際に素材について深く考えたことはありま...
ダイニングテーブルは、家族が集う場所のひとつ。食事を楽しんだり、本を読んだり、勉強をしたり・・・。いくつもの用途がある家具だからこそ、こだわりを...
ビーチリゾートでオシャレな雰囲気を感じるアジアン家具は落ち着きのあるカラーコーディネートと素材感の感じられるディテールが人気が高いです。室内と室...
近年、レトロスタイルのインテリアの人気が広がってきています。どこか懐かしいけれど古くさくない、時間の経過でのみ生まれる素材や色の変化を楽しめると...

▼色別ダイニングテーブル特集

男前インテリアやモノトーンインテリアを目指すなら「黒」という色は欠かせません。でもインテリアに「黒」って難しそう・・・と思っているそこのあなた。...
ダイニングテーブルは、家具の中でもお部屋の雰囲気を左右する主役的な役割を持っています。そして毎日食事をする場所だからこそ、こだわって選びたいもの...
あなたはグレーのダイニングテーブルを見かけたことはありますか?あまり一般的ではないのがもったいないくらい、グレーのダイニングテーブルには他にはな...

▼素材別ダイニングテーブル特集

リビングダイニングの中心にあるみんなが囲うテーブル。とてもインパクトのあるデザインは、ダイニングの顔になりますよね。テーブルの質感や品格は家の格...
大理石のダイニングテーブルは憧れるけれど、コーディネートできる自信がないと感じていませんか。 確かに何百万年もの歴史の中で形作られた大理石...
ダイニングテーブルといえばリビングの中心。お部屋をしめる面積も大きいのでどんなダイニングテーブルを置けばよいのか迷ってはいませんか? 高級...
セラミック天板のダイニングテーブルが注目され、年々商品の数も増えてきています。セラミックは主に傷に強いという特性から、床材のタイルやキッチントッ...
美しい木目に上質な風合い漂う無垢材のローテーブル。木目だけではなく、天然木ならではの色相や木の節などの個体差、そして脚の素材との組み合わせ方で、...
これからダイニングテーブルを購入予定の方の中には、一枚板のダイニングテーブルが気になっている方も多いのではないでしょうか?家族が毎日使う家具とし...
家の中で一番過ごす時間が長いリビング・ダイニングには沢山の家具やデコレーションを飾りやすくお好みのインテリアに仕上げていらっしゃる方も多いと思い...
おしゃれなキッチンや洗面台でよく見かける、モザイクタイルやガラスタイルなどはヨーロッパで発達した仕上げ材とデザイン手法です。見栄えもよく、色が鮮...

▼形状別ダイニングテーブル特集

ダイニングテーブルといえば、お部屋の中心となる家具ですね。大部分の面積を占めるイメージがありますが、実は正方形のダイニングテーブルは種類や使い方...
海外ではカジュアルなキッチンテーブルからフォーマルな高級レストランまで、様々なシーンで見かける円形のダイニングテーブル。日本でも憧れている人が多...
楕円形ダイニングテーブルは特殊な形だから使いづらいと思っていませんか。実は楕円形は四角形と円の良いとこどりなのでとても使いやすく、ポイントを押さ...
ダイニングテーブル=長方形という印象を持っていませんか?確かに長方形のダイニングテーブルは主流ですが、実は半円形のダイニングテーブルも意外と使い...
用途に合わせて幅を変えられる伸長式のダイニングテーブルは、3人以上の家族や来客が多い家族には使い勝手のいい家具です。 最近は都心を中心に狭...
ダイニングテーブルと聞くと、一般的には長方形のイメージが強いです。しかしダイニングによっては、長方形のダイニングテーブルを置くとなんだか納まりが...
ダイニングテーブルは毎日使いますが、長く使いたいものですよね。成長に伴いm子供の動きが変わっても、子供と一緒に楽しい食事ができるよう選ぶことが大...

▼ブランド別ダイニングテーブル特集

北欧モダンやコンテンポラリーデザインといった一昔前に生み出されたデザインスタイルが、現代でも名作と賞される多くの家具を輩出しています。現在の有名...
高級イタリア家具ブランド「Cassina」といえば、誰もが憧れるイタリアンモダン家具のリーディングカンパニーの一つです。カッシーナのアイテムを使...
デンマークの有名な家具メーカー「Carl Hansen&Søn(カールハンセン&サン)」の名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。「...
HAYというインテリアブランドをご存じでしょうか?2002年に設立された新しいブランドなのですが、将来デンマークを代表するようなブランドになるの...
Hello Interior LETTER

"こだわりのある大人" のための
インテリアのヒントをメールでお届け

インテリアのプロが毎月2通配信♪
2,000名以上の方が購読中♪