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【プロが教える】大人が楽しむリネンカーテンインテリア。リネンの透け感を生かした豊富な実例でたっぷり解説

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

素朴でシンプルなリネンカーテンは、自然素材ならではのあたたかみやハリのある生地感で昔から世界中で愛されてきました。また、静電気が起こりにくくホコリがつきづらいため、最近ではハウスダストが気になる方にも人気を集めています。

リネンの起源はなんと古代エジプト時代までさかのぼります。「月光で織られた生地」と呼ばれ、神事にも使われていました。かつては王族や貴族など限られた人だけが使用していましたが、今では身近なファブリックの一つとなっています。

今回はリネンカーテンを選ぶ際のポイントやコーディネート実例をご紹介します。気になる透け感やおしゃれ度をアップさせるコツについても解説しますので、この記事を参考にワンランク上のリネンカーテンコーディネートを実現しましょう!

一味違うリネンカーテンインテリアを実現する方法

カラーリネンや柄物で個性をプラス

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他の人とは一味違うリネンカーテンを楽しみたい方にはカラーリネンがおすすめです。昔は生成りが当たり前だったリネンカーテンですが、今ではさまざまな色のものがあります。シンプルコーディネートにはホワイトやグレー、フェミニンにはパープルやピンク、マニッシュならブラウンやブラックなど、テイストに合ったカラーを選びましょう。

また、リネンカーテンは他の素材と比べて光を通しやすく軽やかな印象になるため、濃い色のカーテンでも重たくなりにくいのも大きなメリットです。重量感のある暗めの色など、これまで選びづらかった色を選んでみるのも面白いかもしれません。

カーテンの吊元のスタイルに着目する

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カーテンを選ぶ時に色柄だけでなくカーテンの吊元のスタイルにこだわると、インテリアの印象を格上げすることができます。

一般的な2倍ヒダカーテンは生地をたっぷりと使っているため豊かなドレープ感を楽しめます。エレガントやクラシックなど格調高い印象にしたい場合に適しています。リングランナータイプは縦のラインの美しさが際立つため、フェミニンなインテリアと相性が良いです。ハトメ穴にポールを通すハトメカーテンはシャープな印象でシンプルにまとまります。

さまざまなスタイルがありますが、リネンカーテンの素材感を活かしてラフに取り入れたい場合は上の写真のようなタブスタイルがおすすめです。カーテン上部のタブをポールに通して使うタブスタイルカーテンは、カジュアルで飾らない印象になります。ナチュラルインテリアやマニッシュなコーディネートに相性抜群です。

このようにインテリアのテイストに合ったカーテンスタイルを選ぶと、コーディネートの雰囲気が格段に良くなります。色柄だけでなく細部にこだわって、おしゃれ度をアップさせましょう。

リネンらしさを求めるなら薄手・透け感を抑えたければ厚手を選ぶ

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リネンカーテンは、ざっくりとした風合いの生地から漏れるやさしい光が大きな魅力です。その反面、外から見た時にどのくらい透けてしまうのかが気になる方もいるのではないでしょうか。

基本的にカーテン生地の透けやすさは生地の厚みや色によって左右されます。リネンらしい生地感を楽しみたい場所には薄手のカーテン、外からの視線が気になる場所には厚手の生地やブラックやネイビーなど濃い色がのカーテンを選ぶとよいでしょう。

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上の写真はリネン100%のドレープカーテンです。リネンならではのざっくりとした風合いは少し弱まりますが、遮光カーテンではないため日中はやわらかな光を取り入れることもできます。厚手の生地がしっかりと視線を遮ってくれるので、外からの視線が気になる場所でも安心です。生地を選ぶ時には、実際に厚みを確認したり、「ドレープ」「ケースメント」など厚地であることが明記されているもの選ぶと失敗しにくいです。

リネンカーテンインテリアを極める!プロが教える!アイディア満載インテリア実例 10選

無地のリネンカーテンのインテリア実例4選

リネンの味わいを存分に楽しむ

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リネンならではの色合いが楽しめるシンプルな生成りのリネンカーテンです。並びの窓に同じカーテンをリピートして、ラフに結んであげることでデザイン性がアップしています。リネンのレースカーテンも程よいシワ感でやわらかな雰囲気が出ています。無駄な装飾をそぎ落とした、リネンならではのシンプルで味のあるコーディネートです。

シャープシェードでシンプルに

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リネンのレースのシャープシェードで、これ以上ないくらいスッキリと仕上げています。リネンといえばあたたかくほっこりとした雰囲気をイメージしがちですが、クリーンなホワイトにすることで清潔感たっぷりでさわやかな印象になります。シャープな形状とクールな色合いがモダンテイストによく合う、シンプルなコーディネートです。

束ねるだけでコーディネートがレベルアップ

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ホワイトのリネンカーテンにブラックのレールとリボンがアクセントとなっています。各窓に配置したホワイトのリネンカーテンはシンプルにリボンで束ねているだけなのですが、リピートさせることでデザイン性とフェミニンな雰囲気がアップしています。カーテンを束ねるというほんのひと手間で格子窓のおしゃれなデザインも楽しめて、とてもバランスの良いコーディネートにレベルアップしています。

主役を引き立てる引き算のコーディネート

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このお部屋はデザイン性の高い照明がフォーカルポイントになっているため、カーテンはあえて空間溶け込ませています。天井近くから床までの大きな面積を占めるカーテンですが、壁と同系色にする+ポールに直接通すシンプルなフラットカーテンにすることでその存在感を極限まで抑えています。目立たせない場所だからこそ細部までこだわることで、お部屋に統一感が感じられて洗練されたインテリアになるのです。

カラーリネンカーテン・柄物リネンカーテンのインテリア実例6選

マニッシュなデザインでかっこよく決める

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ブルーのチェック柄のリネンカーテンがマニッシュな印象で、ナチュラルインテリアのスパイスになっています。ほっこりした感じが出やすいリネンカーテンですが、寒色の柄物にすることでかっこよさやクールな印象が感じられます。甘さを抑えたい時にぴったりのカーテンです。

タブスタイルでインテリアをラフに楽しむ

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カーテンをタブスタイルにして窓の中間から吊るすことで、採光と目隠しの両方を叶えています。タブスタイルの持つラフな印象は、このようなミックススタイルにもよく合います。ファブリックに複数の色を取り入れていますが、全てディープトーンにすることで心が安らぐ落ち着きのスペースを作り出しています。

光によって変わる表情を楽しむ

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トリコロールのリネンカーテンが、シンプルインテリアのアクセントになっています。リネンカーテン特有の光の透過性によって淡いトーンのカラーリングはさらにやさしい色合いに変化して、空間にさわやかな風を運んでくれます。日光が当たらない夜には少し色が濃く感じられるという表情の変化も楽しいものです。

生成り色を活かした総柄が斬新

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赤い花柄がオリエンタルな雰囲気を醸します。リネンの生成り色を活かした使いこまれたようなデザインが、ヴィンテージテイストのインテリアに絶妙にマッチします。リネンカーテン=シンプルではない新しい可能性を感じさせてくれる1枚です。

リネンなら黒色カーテンも重くならない

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男前インテリアにブラックのリネンカーテンがよく合います。重くなりがちなブラックのカーテンですが、リネンなら透け感があるため重たくありません。適度に光を取り入れながら世界観も崩さない、とてもバランスの取れたコーディネートです。

長いカーテンでグラデーションを魅せる

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グラデーションが美しいリネンカーテンをパーテーションにしています。縦に長いカーテンなのでグラデーションの美しさが際立ちます。リネンが持つ適度なツヤとハリのある生地感が空間に高級感を与えてくれます。高級ホテルの一角のようなラグジュアリーな雰囲気を感じさせます。

まとめ

リネンカーテンは色も柄も幅広く、定番のナチュラル以外のさまざまなインテリアに合わせることができる汎用性の高さが魅力です。

色柄だけでなく、生地の透過性や吊元のスタイルにも注目すると他の人とは違うワンランク上のコーディネートを実現できます。

お部屋にぴったりのリネンカーテンを見つけて、インテリアをブラッシュアップしましょう!