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【プロが教える】一歩先行く出窓のカーテンの選び方。窓まわりからおしゃれなインテリアをつくる

浦辺愛美
著者:浦辺愛美 (インテリアコーディネーター)

大手インテリア販売店で10年勤務。顧客へのコーディネート提案と従業員の家具知識教育に携わる。インテリアコーディネーター・色彩検定1級だけでなく、宅地建物取引主任者を独学で取得。趣味は旅行で、旅先でのインテリアチェックは欠かせません。現在、夫と3歳の娘との3人暮らし。子供がいても散らかりにくい、シンプルで機能的なインテリアを実践。見た目だけでなく、住む人の使いやすさを考えたインテリアを提案します。

出窓をおしゃれにするにはどういうカーテンにしたら良いのだろう…と迷う方は意外と多いのではないでしょうか。出窓にしかできないコーディネートをうまく取り入れるとお部屋はぐっと洗練されます。せっかく出窓があるのであれば、他の窓と同じコーディネートにしておくのはもったいないです!

今回は出窓にカーテンをおしゃれに取り入れるポイントと知っておきたい取り付け・採寸方法を、コーディネート実例と合わせてご紹介します。この記事を参考に出窓のコーディネートをブラッシュアップして、お部屋の雰囲気を格上げしましょう!

一歩先行く出窓カーテンの選び方!おしゃれインテリアに仕上げるポイント

カーテンをいくつに分けるのかが最も重要!

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出窓をおしゃれにコーディネートする時にまず注目したいのは、カーテンなどの枚数・個数です。上の写真のように出窓を一つの窓ととらえて1~2枚にするとシンプルにまとまります。その代わり出窓らしさが少なくなってしまい、室内装飾という意味ではつまらないと感じるかもしれません。

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出窓ならではの装飾を楽しみたい方は、窓の枚数に合わせてカーテンなどの枚数・個数を決めましょう。上の写真では3面の窓それぞれにシェードを取り付けることで装飾性を高めています。1枚のシェードにするよりも面積は狭まりますが、同じデザインをリピートすれば存在感を強めることができます。

カーテンなどを1枚にまとめた場合と比べると、複数台に分けることで購入費用も開閉の手間もアップしますがインテリア性は確実に上がります。出窓をお部屋のポイントとしたい場合は、取り入れる価値が十分にあるでしょう。

通常のカーテン以外の選択肢を検討する

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出窓に合わせるウィンドートリートメントは、通常のカーテン以外にもさまざまな選択肢があります。

出窓ならではのコーディネートを楽しみたい方は、フリルやギャザーで装飾性を高めたスタイルカーテンを取り入れてみましょう。上の写真はバルーンスタイルのカーテンで、生地の裏側のコードの寄せ方で表情が変わるのが特徴です。他にも裾に開口部があるアーチ型やスカラップ型・縦のギャザーが美しいオープンクロススタイルなど、スタイルカーテンには数多くのデザインがあります。フェミニンな印象のアイテムが多いので、優雅な窓辺を演出したい方に特におすすめです。

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カーテンではなくウィンドーハードを合わせると垢ぬけた印象になります。上の写真のように、出窓にブラインドを合わせるとシャープでモダンな雰囲気になります。アーバンスタイルやシンプルインテリアにぴったりです。

ロールスクリーンやシェードは、平面で生地の色柄をしっかりと見せられるのでお部屋のフォーカルポイントにしたい時におすすめです。スッキリとしたフォルムのロールスクリーンはモダンやミニマルスタイルに、やわらかさのあるシェードはエレガントやナチュラルインテリアによく合います。

取り付け場所とレールの形状にこだわる

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出窓にカーテンなどを取り付けるときには窓枠内につけるのか、窓枠外につけるのかで雰囲気が大きく変わります。

窓枠外に取り付ける場合は、室内側に張り出したりサイズが大きくなったりするため存在感が出ます。取り付けスペースを大きくとれるため装飾性のあるレールを選ぶことができ、コーディネートの幅が広がります。

また、窓枠外にカーテン等をつける場合は窓枠内のスペースに余裕が残るため、ディスプレイスペースとして使うことも可能です。その場合はカーテン等を開けておく時間が増えるため、オープンの状態できれいに見えるものを選びましょう。

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窓枠内につける場合は、室内側に近い位置に1本だけ直線のレールをつける方法と、窓ごとにレールを分割したりカーブレールを使用したりして窓に沿ってつける方法に分かれます。どちらの場合も室内に出っ張らないのでとてもスッキリと仕上がります。好みで選んで構いませんが、複数台に分けると開閉に手間が生じます。頻繁に開け閉めする場所は1台にまとめておくと便利です。

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窓枠内と窓枠外のそれぞれに分けてカーテンをつけるのも良いでしょう。日中はドレープを開けておけば出窓らしいスタイルのカーテンが楽しめますし、夜はドレープを閉めれば外からの視線も気になりません。人通りの多い通りに面した窓や冷気が気になる場所におすすめです。

スタイル別におしゃれなインテリアに仕上げるポイントを見てみよう

出窓カーテン×北欧編

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北欧らしい色鮮やかなテキスタイルを見せたいのならシェードが適任です。上の写真はマリメッコのプータルフリンパルハートのシェードです。シェードにして面で見せることで、テキスタイルの細かなデザインを隅々まで楽しめます。ロールスクリーンだとシンプルになりすぎるので、北欧らしい温かみを表現したい方にはシェードがおすすめです。

北欧ナチュラルに合わせたい場合は、自然な雰囲気を感じられるシンプルなカーテンやシェードが良いでしょう。アースカラーでやわらかな雰囲気や温かみを表現したり、ボタニカル柄で自然を感じさせるのがおすすめです。

出窓カーテン×モダン編

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モダンなお部屋の出窓には、ロールスクリーンやブラインドなど平面的なウィンドートリートメントを取り入れてスッキリと仕上げましょう。柄物を取り入れたい場合は平面的で柄が見やすいロールスクリーンが適しています。ロールスクリーンはたたみ代が少ないため、開けているときもスマートに見えるのも嬉しいポイントです。

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窓周りの装飾性を高めたい場合はバランスをプラスするとよいでしょう。直線的なデザインやソリッドな印象の生地を選ぶと、モダンな印象を崩すことなくおしゃれ度がアップします。光漏れを防いだり、冷気が入りやすい出窓の防寒対策にもなるなど、機能面でも優秀です。

出窓のカーテンの疑問を解決!取り付け方法や採寸方法をご紹介

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出窓のカーテンレールの採寸・取り付け方法は?

ご自身でカーテンレールを取り付ける場合は、まず下地の確認をしてカーテンレールの取り付け位置を決めましょう。カーテンはある程度の重量があるため、下地がない部分に取り付けてしまうと落下する危険性があります。ホームセンターなどで手に入る下地チェッカーを使用すると簡単に確認できます。

下地の状態に問題がなければ、レールの取り付け位置を決めて採寸しましょう。窓枠内に取り付ける場合は窓枠内側の寸法を測ります。カーブレールの場合も同様ですが少し計りにくくなります。メジャーを壁に沿わせて慎重に計測しましょう。計測したサイズ-1cmがカーテンレールの推奨サイズとなります。

窓枠外につける場合は窓枠外側の寸法を計測します。計測したサイズ+10~20cmがカーテンレールの推奨サイズとなります。窓枠に出っ張りがあったり、すぐ近くにエアコンや壁などの障害物がある場合は合わせてチェックしておきましょう。

カーテンレールは「ブラケット」と呼ばれる固定金具を使用して取り付けます。まずは下地がある場所に下穴をあけて、ブラケットをビスでしっかりと固定します。等間隔で必要数のブラケットを設置できたら、レールをブラケットにはめ込んで完成です。作業自体は簡単ですがサイズが大きくなると重量も出るため、大人の方2名での作業をおすすめします。

出窓のカーテンの採寸方法は?

次に、カーテンレールのサイズをもとにカーテンのサイズを決めていきます。窓枠サイズをもとにカーテンのサイズを決めてしまうと、レールの取り付け位置によって誤差が生まれてしまいカーテンが長すぎたり短すぎたりする可能性があります。必ずカーテンレールのサイズをもとにカーテンの大きさを決めましょう。

カーテンの幅はカーテンレールの両端についている固定ランナー間の長さが基準となります。カーブレールの場合も同様です。その長さに2倍ヒダであれば+5%・フラットカーテンであれば+5~30%など適切な数字を足して仕上がりサイズを決定します。選ぶ生地やスタイルによって推奨サイズは変わるため、購入時に販売員の方に確認しましょう。

丈はランナー下部から必要な場所までの長さを計測します。出窓の枠内に納める場合は出窓天板部分までの長さが基準となります。そのままの長さ、もしくは生地がすらないように-1cm程度短く仕上げましょう。窓枠外に設置する場合は、出窓下端までを基準として+15~20cm長くしておきましょう。少し長めに仕上げることで、光漏れ防止や保温性アップに役立ちます。

さらに詳しく!出窓の形状別カーテンをおしゃれに取り入れるポイントをご紹介

台形出窓

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台形出窓とは張り出した窓が台形になっている出窓のことをいいます。窓が3面の最もスタンダードなデザインです。

正面の窓に対して左右の窓がとても小さくなる場合は、カーテンなどを1組や1台にまとめるとバランスがよいでしょう。窓枠内か外に直線レールをつける、もしくはカーブレールにするのどちらでも合います。

三角出窓

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三角出窓とは三角形に張り出した出窓です。お部屋の隅や廊下・洗面所などの小さなスペースについていることが多いです。

比較的小さなサイズの窓が多いため、各窓にカーテン等を分けてつけるよりも1台で済ませるケースが多いです。窓枠内をディスプレイスペースにする場合は、カーテンなどは窓枠外に設置しましょう。開けたままでも美しいオープンクロススタイルのカーテンや、たたみ代が少ないロールスクリーンなどがおすすめです。

弓形出窓

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弓形出窓とは半円上に張り出した出窓で、ボウウィンドーとも呼ばれます。窓数が多いほどきれいなアーチ状になりますが、4面もしくは6面が一般的です。

弓形出窓は他の出窓に比べて窓数が多い分サイズも大きくなります。そのためウィンドートリートメントも窓数に合わせて複数台に分けてあげると見た目がきれいに仕上がります。スタイルカーテンであれば上の写真のようにタックやスカラップの位置を窓に合わせると美しく仕上がります。

出窓の形状別一歩先行く出窓のカーテンスタイル!プロが選ぶおしゃれインテリアを実現したコーディネートサンプル8選

台形出窓のコーディネート

内付けブラインドでシンプルに

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ブラインドを4台に分けて設置しています。明るい色合いの壁や窓枠とは対照的なダークカラーのブラインドは壁や窓枠とのコントラストが大きくて存在感がありますが、一つ一つのサイズは小さいため圧迫感は感じられません。家具とマッチした落ち着いた色合いでトラディショナルな雰囲気を醸しています。

たたみ代を考えたレールで外の景色存分に楽しむ

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カーブレールは通常窓枠内に取り付けることが多いですが、こちらでは窓枠外まで伸ばしています。レールを窓枠の外に出っ張って取り付けることで、カーテン全開時にたたまれたカーテンが窓を隠すことなく外の景色を楽しめます。窓枠内にソファを置いたりディスプレイしたりする場合にぜひ取り入れたいアイデアです。

テーマカラーでお部屋にインパクトを

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お部屋のテーマカラーである朱色のシャープシェードを各面に取り付けています。ラインがはっきりしていてたたんだ時もスッキリと見えるシャープシェードは、お部屋をマニッシュに見せてくれます。甘さを抑えたオリエンタルなインテリアとも好相性です。

引き算のコーディネートでエレガントに仕上げる

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カーテンバランスの優雅なドレープ感がお部屋を一段とエレガントにしてくれます。装飾性の高いカーテンバランスにはシンプルなシェードを合わせる引き算のコーディネートが有効です。また、色を絞ることでデコラティブなデザインでもくどくなりません。

三角出窓のコーディネート

省スペースでデコレーションを楽しむ

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三角出窓にロールスクリーンを設置しています。基本的にはディスプレイスペースとして使用し、夜間など人目が気になるときだけロールスクリーンで目隠しできます。壁と同系色のロールスクリーンは存在感が少なく、窓辺のデコレーションの邪魔をしません。

カントリー風にはラフに結んだカーテンがマッチ

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三角出窓にレースカーテンを外付けしています。ラフに結ばれたレースカーテンが板壁やドライフラワーなどの素朴な雰囲気にマッチしています。常にオープンにしておくことで雰囲気のあるディスプレイやステンドグラス調の窓がいつでも楽しめます。

弓形出窓のコーディネート

やさしいカラーとドレープ感でエレガントに

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窓枠内にバルーンシェード・窓枠外にプレーンシェードを取り付けています。奥の窓のカーテンバランスも曲線デザインを採用することで空間に一体感が生まれています。やさしさとエレガントさが感じられるフェミニンなお部屋です。

フックにかけた6枚のカーテンでユニークに

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窓の枚数に合わせて6枚のカーテンを設置しています。それぞれロープタッセルでまとめることで一体感が出て装飾性が高まります。カーテンレールではなく固定式のフックにカーテンをつるしているのもユニークです。かなりおしゃれ度の高いオンリーワンのコーディネートと言えます。

まとめ

出窓のカーテンをおしゃれに仕上げるポイントをご紹介しました。

出窓のカーテンは他の窓よりもこだわりを持って選ぶと、お部屋のおしゃれ度が飛躍的にアップします。窓の形状にあったカーテンを選んで、素敵な窓辺を演出しましょう!