2022/08/12
【プロが教える】ステンレスキッチンのおしゃれなキッチン・リビングを実現する方法!オールステンレスも、部分的なステンレス採用も徹底解説
ステンレスキッチンは、プロのハードな作業にも耐えられるほど頑丈で、メンテナンスがしやすいという特徴があります。また装飾をそぎ落としたデザインは、スタイリッシュでクールなインテリアにぴったりと人気がありますね。
ただしステンレスキッチンは無骨な印象になるため、くつろぎのリビングダイニングに接している場合は、取り入れるのにコツが必要です。
今回は、ステンレスキッチンについて解説したあと、ふんだんな実例画像を確認しながらコーディネートのポイントをお伝えします。
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目次
ステンレスキッチンのおしゃれなキッチン・リビング空間を実現する方法
ステンレスキッチンを検討するとき、どうやって選んでいくと良いのか?
リビングダイニングからの見え方を意識する
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リビングダイニングキッチンが一体空間の場合、くつろぎ空間からのキッチンの見え方に注目しましょう。
ステンレスは、調理をするうえでとても使いやすい素材です。
ですが、くつろぎのリラックス空間には、金属の冷たさやクールさが気になってしまい、インテリアにどうしてもあわないと感じることがあります。
LDがナチュラルな雰囲気の場合は特に、リビング側の仕上げに木を取り入れるなど工夫が必要になります。
ステンレスをどの程度見せるかを調整すれば、ステンレスキッチンの良さは取り入れながら、インテリアにあうおしゃれなキッチンにすることが可能です。
ステンレスキッチンの場合に、床と壁紙はどうすべきか?
床色について
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ステンレスキッチンに合う床色は、フローリングの木カラー、モルタルのグレーなどのほか、グレー系やテラコッタカラーのタイルなどがフィットします。
カラーは比較的どんなものでもあいますが、光沢のある仕上げではなく、ナチュラルで素朴な仕上げを意識するとよいでしょう。
床材について
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床材は、木フローリングにするとステンレスのクールさをやわらげることができます。
一方、モルタルやタイルを選ぶとクールな印象がより際立ちます。
インテリアのイメージに合わせて床材をチョイスすることが大切です。
壁紙について
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壁紙は、ステンレスのイメージにあうすっきりした無地がおすすめです。
カラーは、インテリアのベース・メインカラーから選ぶとうまくまとまります。
また、画像のように一部にレンガの壁紙を取り入れてもステンレスの格好良さを強調することができるでしょう。
タイルについて
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ステンレスキッチンとタイルも好相性です。
ホワイトのタイルのコーディネートは間違いありませんが、少し冷たい印象になるので、画像のようなグリーンや暖かみのあるカラーにチョイスするとクールになりすぎることを防ぐことができるでしょう。
ステンレスキッチンの場合に、周りの家具はどうすべきか?
ダイニングテーブルはどうする?
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ステンレスキッチンに面した ダイニングテーブルは、天然素材がおすすめです。
写真のような無垢の木テーブルや、大理石などの天然石の天板のテーブルがおしゃれにフィットします。
どの程度クールにまとめるかで、素材をチョイスしたいですね。
石材よりも木材の方が、あたたかみがあります。
食器棚はどうする?
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ステンレスキッチンなら、ダイニングテーブルのように無垢の木の食器棚でナチュラル感を出すか、思い切ってステンレスですべてそろえてクールに演出する方法があります。
ほかに、ホワイトの食器棚でスタイリッシュにまとめてもよいでしょう。
ステンレスの棚にするなら、画像のようにあたたかみ感じられる食器を見せる収納にするなど、冷たい印象になりすぎないように工夫してください。
照明はどうする?
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照明は、無骨なデザインや素材があいます。
工場をイメージしたようなハードな印象の照明や裸電球タイプもよいでしょう。
一方で、思いっきりエレガントな照明をポイントにコーディネートする方法もあります。イメージに合うようでしたら、挑戦してみてくださいね。
さらに詳しく!キッチンの種類別おしゃれな空間を実現するポイント
オールステンレスキッチンの場合
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ステンレスキッチンには、すべての素材がステンレスというオールステンレスと、天板だけがステンレスなどの部分的にステンレスを使用するキッチンがあります。
オールステンレスは、表面にあらわれる部材はもちろん、キャビネットの中もすべてステンレスでつくられているキッチンをいいます。
すべてがステンレスでつくられるため、ほぼ劣化することなく半永久的につかえます。
オールステンレスは丈夫さやクールさは抜群ですが、価格が高めになるほか、無機質で冷たい印象にもなりやすくなります。
そのため、LDKのインテリアの雰囲気や、予算などを考慮してオールステンレスにするかを決めることになります。
ステンレス以外の素材とステンレスを組み合わせたキッチンの場合
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ステンレス以外の素材と組み合わせる方法は無限にあります。
写真のように天板のみステンレスとする方法のほか、逆にキャビネットはステンレスにして天板は人造大理石や木にする場合もあります。
この方法でしたら、ステンレスが欲しいと考えた理由にあわせて部分的にステンレスを採用しながら、LDのインテリアにあわせたキッチンがつくりやすくなります。
ステンレスフレームキッチンの場合
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ステンレスフレームキッチンとは、オールステンレスでテーブルのように脚がついたキッチンをさします。
足元があくので掃除がしやすくより清潔感があります。
また、収納は自分の好みでプラスでき、たとえばキャスター付きにして引き出せるようにするということも可能です。
なにもかも用意されているよりも、自分がつかいやすいようにカスタマイズしたい方におすすめです。
後悔したくない!気になるポイントを事前に押さえておこう!
ステンレスキッチンはメンテナンスはしやすい?
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ステンレスは丈夫でタフ。
熱いものもそのまま置くことができますし、汚れたらゴシゴシスポンジで洗うことも可能です。
ほかにも、においがつきにくいというメリットがあります。
また、ステンレスは基本的にはさびにくい金属ですから水にぬれても安心。
ただし、スチール缶などが濡れた状態で置いてあったりすると、缶がサビてそのサビがついてしまったりする(もらいサビ)ということはあります。
よく心配されるのが傷で、表面の仕上げの方法によって細かい傷が気になることも。
ステンレスキッチンの仕上げはヘアラインが多いですが、ヘアライン仕上げは一方方向に細かい傷を入れたような仕上げになっています。
このラインと異なる方向にかたいスポンジなどでこすると、気になる線がついてしまうことがあります。
ヘアライン仕上げ
https://teppan-ichiba.com/sus/HL.html
そのためステンレスキッチンをつくるメーカごとに、傷が目立ちにくい仕上げとして、エンボスなどの工夫が施されたキッチンをつくっています。
ですが、見た目の印象がかなり変わってきますので、実物を確認することをおすすめします。
エンボス加工
https://www.sooken-reform.com/staff-blog/no-1/
もちろん、重くてかたいものを落としたりすると凹んでしまうこともあるので注意は必要ですが、それはステンレスに限りませんね。
ほかには、濡れた状態でそのままにしていると、表面が白く曇ってくるなどもあります。
ですが、拭き上げることである程度防げますし、クエン酸や重曹できれいにすることが可能です。
総合的に考えても、ほかの素材に比べてステンレスキッチンは長く使用できると言えるでしょう。
ステンレスキッチンの費用はどれくらいかかるの?施工費の目安を教えます。
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ステンレスはご存知の通り安い素材ではありません。
また加工もしにくいので、キャビネットからすべてステンレスでつくれば高くなります。
ほかに、ステンレスの厚みも価格に影響します。
薄いステンレスは、熱い鍋などを置くとベコ!と音が鳴ったりします。
厚いほうが安心して使えますが、その分重くなりますし価格も高くなるのでバランスが大切です。
ステンレスキッチンは、フレームタイプが安くなり、キャビネットもつくり込むオールステンレスキッチンが高くなります。
どのようなキッチンにするかで価格は変わりますが、リフォームで幅1800mmの一般的なキッチンの場合100万円以上になると考えておきましょう。(電気・水道・ガスの接続を含めた施工費もかかります)
キッチンのグレードによりますが、ほかの素材に比べると一般的にステンレスキッチンの方が高くなります。
こんなケースに気をつけろ!失敗しがちなパターン紹介
無機質になりすぎる
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キッチンの使い勝手や衛生面などを考えるとオールステンレスがよいと感じる方も多いのですが、無機質な印象が強くなるので注意が必要です。
キッチンが独立型であれば、こだわりのプロ仕様のキッチンでもよいですが、リラックス空間にはハードなイメージになりすぎることも。
LDKが一体空間であれば、ぬくもりが感じられるように部分的に別の素材を利用することも検討しましょう。
戸棚や扉は木材にする、アイランドキッチンのリビング側は木をはるなどいろいろな方法があります。
インテリアのプロは知っている。おしゃれなオールステンレスキッチンを探すときにまず検討すべきシリーズ
ステンレスキッチンをつくる一般的なメーカーは、クリナップ、サンワカンパニー、ナスラック、リクシル、エイダイ、トーヨーキッチンなどがあります。
そのほかに、高級キッチンや輸入キッチンのオーダーキッチンでもステンレスを選ぶことが可能です。
今回は上記以外のメーカーをご紹介します。
セミオーダーステンレスキッチン:LAアーキテクト
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2020年設立のLAアーキテクトは、ステンレスキッチンをセミオーダーでつくる新しい会社です
ホームページでは、キッチンの形にオプションを選択して、おおよその価格が分かるシミュレーションも用意しています。
画像のようなW1840mmのキッチンで、背面の収納なし、換気扇付きで、約60万円~。(配送・工事費別)
表面の仕上げは、ヘアラインのほかバイブレーション仕上げも選択可能です。
バイブレーション仕上げ(波状の細かい模様をあえてつける)
https://www.denhome.co.jp/archives/4698
LAアーキテクト ホームページ
http://www.la-architects.jp/
フレームキッチン:ACシリーズ:松岡製作所
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昭和2年創業の松岡製作所は、オーダーキッチンをつくる会社です。
ステンレスキッチンは、キャビネットまで含めたオールステンレスキッチンのほか、フレームタイプのキッチンもつくります。
基本はオーダーメイドですが、フレームキッチンは代表的な型が用意されています。
価格は画像のタイプで、W1800mmでワゴンなしで約40万円~。(配送・記事費別)
松岡製作所 ホームページ
https://www.matsuoka-pro.com/
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アイランド/ペニンシュラキッチンのステンレスキッチンインテリア実例 4選
オールステンレスキッチンですっきり
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これぞステンレスキッチンのイメージと思われる方も多い、シンプルなオールステンレスキッチン。
シャープなシンクがとてもスマートです。
キッチンの端に立ち上がりがなく、フラットなのでどこにでも食器や鍋を置くことができます。
また、キッチンを囲んで家族で調理が楽しめますね。
ステンレスの吊り収納で明るくオシャレに
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ステンレスのアイランドキッチンの場合、リビング側のパネルがステンレスかそうではないかで印象が大きく異なります。
お部屋に馴染みやすいのは、画像のようなステンレス以外のパネルです。
背面の収納扉もそろえると、ステンレスキッチンの良さはありつつインテリアコーディネートしやすくなります。
また、画像のように、吊りタイプのステンレス収納もおすすめ。
光を遮ることなく、ステンレスのスタイリッシュな雰囲気をより強く演出します。
天板のみステンレス
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ステンレスを採用したいと感じる場所は、天板だという方も多いと思います。
そんな方には、天板のみステンレスもおすすめ。
調理を神経質にならずに思い切ってすることができ、清潔感をたもつことができます。
ナチュラルな木のキャビネットも家具のようで素敵ですね。
ブラックやダークグレーと組み合わせて男前に
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ステンレスとブラックやダークグレーを組み合わせると、クールで男前な空間になります。
継ぎ目のない大きな作業スペースで、プロ並みの調理ができそうですね。
壁付きi型キッチンのステンレスキッチンインテリア実例 4選
カフェのような見せる収納とセットで
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長いI型ステンレスキッチンは、インパクトがあります。
グラスやフライパンの見せる収納と組み合わせて、オープンキッチンのカフェのようにコーディネートしています。
レトロな印象の扉も特徴的です。
本格的なオーブンをいれる
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お料理好きな方は、本格的なコンベンションオーブンを入れたいと思われる方も多いと思います。
大型のオーブンのイメージに合わせて、フレームキッチンを組み合わせてプロのキッチンのようにすれば、台所に立つときの気分も上がりそうです。
シンプルクールなキッチン
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こちらは壁面造作キッチンの中に、ミニマムなステンレスキッチンが組み込まれています。
シャープで無駄がなくとてもクールですね。
調理器具などはすべて収納に入れて、つねに何もない状態を保ちたいキッチンです。
扉付きステンレスキッチン
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こちらもおもしろいキッチンです。
壁の中にシンプルなステンレスキッチンがボックスで入り、丁番で木製の扉がついています。
扉は、キッチンと壁の隙間に収納できるようになっています。
調理スペースとしてアイランド型やキャスター付きの台があれば、しまえるキッチンもアイデアですね。
Ⅱ型キッチンのステンレスキッチンインテリア実例 4選
インダストリアルインテリアに
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Ⅱ型キッチンをステンレスですっきりと造ったサンプルです。
リビング側には、ステンレスが隙間から見えるようにヘリンボーンに木板をはっています。
ダイニングチェアや照明、ステンレスキッチンのコーディネートでおしゃれなインダストリアルスタイルにまとめられています。
フレームタイプのステンレスキッチンで見せる収納
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ステンレスキッチンとコンクリートも相性が良い組み合わせです。
フレームタイプのオープン収納は、サイズや色をそろえたボックスをつかってきれいにまとめられています。
背面のシンク側は扉のあるタイプにして、うまく見せる収納と隠す収納をミックスしています。
カウンター付きでバーのように
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Ⅱ型のシンク側はカウンター仕様にして、バーのようなハイスツールをコーディネート。
ダークグレーの棚板とスツールのベージュをポイントに、ホワイトの内装で明るくまとめられています。
ステンレスの仕上げを場所によってかえる方法もおもしろいですね。
ステンレスキッチンを北欧インテリアに
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ステンレスキッチンを取り入れたいけれど、北欧インテリアには合わないのでは?という方におすすめしたいキッチンイメージです。
ナチュラルでシンプルな木にステンレス天板のキッチンが、ナチュラルモダンな空間に馴染んでいます。
L字型/コの字キッチンのステンレスキッチンインテリア実例 4選
ブラックの壁と床で落ち着いた空間に
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オールステンレスキッチンで、コの字型にするとステンレスのピカピカが気になってしまうことも。
そこで、壁や床をブラックにして落ち着きのある空間に演出しています。
手塗りのようなラフな塗りに、あたたかみも感じることができます。
ホワイトキャビネットとステンレスは相性抜群
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ホワイトのキャビネットとステンレス天板は、どんなインテリアにもあわせやすい組み合わせです。
ポイントは取っ手のデザイン。シンプルに取ってなしの手掛けタイプ、木・金属などの素材の違いでインテリアスタイルにあわせましょう。
コクピットのように
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ステンレスでそろえたオープン棚を天井まではりめぐらせて、シンプルな食器や調理器具を収納。
すべて、少し手をのばせば届くコクピットのようなキッチンです。
クラシックな框扉にもステンレスが合う
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写真のようなシンプルな框扉や、エレガントな扉にステンレス天板をコーディネートするとキッチンを引き締めてくれます。
まとめ
ステンレスキッチンをインテリアにあわせてコーディネートする方法を、たくさんご紹介いたしました。
ステンレスはシンプルなので、ほかの素材との組み合わせでイメージを変えることができます。
ステンレスに何を求めているのかもう一度確認したうえで、インテリアにあわせて形や素材、カラーとの組み合わせを決めて納得できるキッチンをつくりましょう!
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