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vitra / ヴィトラ の人気の秘密を探る。デザイナーやその作品へのリスペクトを感じるヨーロッパ随一の家具ブランドをご存知ですか?

デザイナーによってデザインされたデザイナーズ家具には、コンセプトや時代背景、デザイナーの内情や想いなど、様々なストーリーが詰まっています。
スイスの家具ブランド「ヴィトラ」は、ミッドセンチュリー期のデザイナーズアイテムをはじめ、世界中の著名なデザイナーによる名作家具を扱う、ヨーロッパ随一の家具ブランドです。

創業者が一つの椅子に惚れ込んだことから家具の製造販売会社へと転身して以降、多くのデザイナーとのコラボレーションを実現してきたヴィトラ。
今回は、そんなヴィトラの魅力を、何故そこまで多くのデザイナーズアイテムを扱うことができるのか、という部分にも注目して探っていきたいと思います。

vitra が何故支持されるのか?

vitraとは?

1950年、スイスの「ウィリ・フェルバウム」によって、店舗什器や備品を扱う会社として創業したヴィトラに、最初の転機が訪れたのは1953年のことでした。
フェルバウム氏がアメリカに旅行した際、イームズ夫妻のデザインしたチェアに惚れ込んだことで、家具の製造販売の会社へと転身することになります。
1957年にハーマンミラー社とライセンス契約を結ぶことで、アメリカンミッドセンチュリーモダンを代表するデザイナー家具のヨーロッパでの製造販売を開始しました。

1977年に、息子の「ロルフ・フェルバウム」にヴィトラの経営は引き継がれると、ヴィトラはますます多くのデザイナーとのコラボレーションを行い発展していきます。
そんな時、1981年に起きた大規模な火災を起点に、ヴィトラは第二の転機を迎えます。

燃焼した工場の再建の際に、敷地内に多くの著名なデザイナーによる建物を建設し、「ヴィトラキャンパス」(下画像参照)と呼ばれる、建築ファンの聖地のような施設を作り上げます。
特に有名なのは1989年に完成した「ヴィトラデザインミュージアム」という博物館で、長年ヴィトラがコレクションしてきた椅子や家具を一般に公開し、「デザインと建築の研究と普及」を目的とした施設としました。

デザインミュージアムの所蔵されているデザイン家具の中には、当時の技術では量産することのできなかったアイテムなども収蔵されていました。
そこでヴィトラは、そういったアイテムを研究し、ヴィトラの技術を使って製造・量産できるようにして、現代に復刻させることに成功します。
多くのデザイナーのアイテムを、デザインされた意図やストーリーを大切に、ヴィトラは高い品質と技術によって世に送り出します。

現在、経営はウィリの孫の「ノラ・フェルバウム」に引き継がれており、名作家具やインテリアアイテムの復刻にも力を注いでいます。
今後も、多くのデザイナーがデザインした、魅力溢れるデザイナーズアイテムを、ヴィトラの持つ高い技術によって世の中に送り出してくれることでしょう。

vitraのスタイル

ヴィトラでは多くの著名なデザイナーのデザインしたアイテムを扱っています。
デザイナーとのコラボはもちろん、過去にデザインされた作品の復刻なども多数成功させています。
ヴィトラが家具ブランドへ転身するきっかけとなったイームズ夫妻のデザインをはじめ、1940年代〜60年代のミッドセンチュリー期の名作家具や、現在に至るまで世界中で活躍するデザイナーとのコラボレーション家具の数々を取り揃えています。

モダンでスタイリッシュ、デザイナーズ家具らしいこだわりの見えるアイテムがヴィトラの特徴です。
ホームコレクションの他、オフィス向けの家具と公共向けの家具を扱っており、ドバイやミュンヘンの国際空港、ドイツ銀行の本社などにもヴィトラのアイテムが採用されています。

vitraの評判

ヴィトラでは多くの有名なデザイナーの家具や名作家具、インテリアアイテムが、発表や復刻されていますが、デザイナーズアイテムの魅力とは、どのような部分にあるのでしょうか。
実際にアイテムを使用している方の感想を見つつ、デザイナーズアイテムを取り入れる意義を探してみましょう。

アルコランプからポテンスに変えた理由

ずっと土台が邪魔だったアルコランプから、ヴィトラのポテンスにチェンジしました。

これでほんの少しですが床面積が増え、アルコの土台後ろに溜まる埃から解放されました。

我が家はダイニングもリビングもダウンライトしかないので、こういったランプがあると助かります。

https://ameblo.jp/miho-1021/entry-12546700222.html

カスティリオーニ兄弟の「アルコランプ」(フロス社)は、大理石の土台部分から大胆にアーチ状に伸びたアームが特徴の60年代のモダンスタイルを代表する名作照明の一つです。
特徴的なデザインと、空間を大胆に使ったアーム、金属と大理石の組み合わせがラグジュアリーで、日本でも人気のあるデザイナーズ家具ですね。

そして、新しく取り入れた「ポテンス」は、ジャン・プルーヴェが1950年にデザインした傑作の一つです。
ジャン・プルーヴェらしい、インダストリアル的要素を持った、シンプルで実用的なデザインが特徴のポテンスは、アルコランプと同様2mの長いアームが特徴的な照明です。
壁面に取り付けるため、床のスペースを使用せず、可動式のアームで照明のポイントを変えられます。

同じ2mのアームを持つ特徴的な照明でありながら、デザイナーの特色が色濃く出るのがデザイナーズ家具の魅力。
「どちらのアイテムが良いか」という話ではなく、自宅のインテリアやライフスタイルに合った家具を選択することが、より快適で気持ちの良いインテリアライフを過ごすためのキーワードと言えるでしょう。
多くのデザイナーズ家具から、そういった自分に合ったアイテムを探し出す楽しみも、インテリアコーディネートの醍醐味ですね。

小物にもデザイナーズアイテムを取り入れる

インテリアに馴染むデザインが
とても気に入っていて
vitra のロゴもワンポイントになっていて可愛い。

よく使うレンズや小物をひとつにまとめることができ
ぱっと手に取りやすく、
移動がとても楽になりました。

https://plaza.rakuten.co.jp/hiyorigoto/diary/201507300000/

アリック・レヴィがデザインした、シンプルかつ使いやすく、洗練されたデザインが人気の「ツールボックス」。
豊富なカラーバリエーションがあり、どの色も主張し過ぎないインテリアに馴染む程よい色味も魅力です。
ヴィトラのロゴマークをアクセントとしてデザインに取り入れていおり、ブランドロゴが邪魔にならない計算されたデザインと言えます。

デザイナーズアイテムの魅力は、細部に至るまでデザイナーのこだわりが見えることです。
間仕切りは固定ながら、小さなものから大きめのものまでが綺麗に収納できる配置となっており、持ち手部分の滑らかな曲線や、雑貨類であっても妥協しない品質の良さなどが伺えます。

高い品質を保ちながら、デザイナーの意見やこだわりをきちんと再現する技術を持ったヴィトラ。
こういった部分が、多くのデザイナーとのコラボの実現や、名作家具の復刻などを、デザイナー亡き後もそのファミリーから任せてもらえる所以と言えます。
きちんと作られたデザイナーズアイテムは、触れて実際に見るだけで、そのアイテムに込められたデザイナーの想いやストーリーが、我々消費者にもなんとなく感じ取れるのかもしれません。

vitra が好きな方におすすめブランド

HermanMiller(ハーマンミラー)

アメリカの家具ブランド「ハーマンミラー」は、長年ヴィトラと協力関係にあったブランドです。
ミッドセンチュリーモダンの家具とオフィス家具の取り扱いで有名ではないでしょうか。

「チャールズ&レイ・イームズ」「アレキサンダー・ジラード」「ジョージ・ネルソン」の家具については、ヴィトラとハーマンミラーの両方で製造販売を行っていますが、日本での販売権は現在ハーマンミラー社のものです。
しかし、一部イームズが独自の活動からデザインしたものや収集したもの、ジラード氏の個人的なコレクションのオブジェ、ネルソンクロックシリーズについては、ヴィトラから販売しているものもあります。

ヴィトラとハーマンミラーのアイテムは、ミッドセンチュリーのデザイナーズアイテムが好きな方にとっては気になるところでしょう。
どちらも正規品を扱うブランドなので、ミッドセンチュリーインテリアを作りたい方は、両方のブランドを要チェックです。

Knoll(ノル)

アメリカの家具ブランド「ノル」は、ハーマンミラーやヴィトラと同様、ミッドセンチュリーモダンのデザイナー家具やオフィス家具を取り扱っている家具ブランドです。
「エーロ・サーリネン」や「ハリー・ベルトイア」など、ミッドセンチュリー期を盛り上げたデザイナーの家具や、ドイツのモダニズムの流れを汲む「マルセル・ブロイヤー」や「ミース・ファン・デル・ローエ」など、インテリア史に名を残す著名なデザイナーの家具を取り扱っています。

デザイナーのこだわりや、独自のストーリーを持ったデザイナーズ家具。
デザイナーと家具ブランドの深い関係性や信頼・絆などによって、こだわりのアイテムが世に送り出されています。
そういったアイテム一つ一つに込められた想いや、時代背景、そのアイテムの製作に関わった人々の織り成したストーリーなど、深く知れば知るほど魅力が増していきますね。

プロが選ぶ!vitra の代表的なおすすめアイテムを5選

vitra のおすすめチェア

64年を経て生産されることになった傑作チェア:オーガニックチェア

1940年に、チャールズ・イームズとエーロ・サーリネンの二人によって、ニューヨーク近代美術館(MOMA)主催のオーガニック家具のデザインコンペのためにデザインされた読書用の椅子。
座面がやや後方に傾いているため、寛いで座る椅子として、リビングや読書用におすすめです。
優しいファブリックと曲線的なデザイン、ウッド素材の脚が、柔らかく空間に馴染み、ミッドセンチュリーや北欧モダンスタイルなどのインテリアにマッチします。

椅子がデザインされた当時、量産できる機械や技術がなかったことや、技術が確立しても二人のデザイナーが別々の会社に所属していたため、長いこと商品として市場に登場することがありませんでした。
しかし、2004年ヴィトラによって、64年ぶりにオーガニックチェアはこの世に復活します。
デザインした二人はすでに亡くなっておりましたが、二人のファミリーと協力し、現代の技術を使ってヴィトラが世にこの椅子を送り出したのです。

フレームとシェルの異素材の組み合わせを楽しむ:ベルヴィル チェア

「ロナン&エルワン・ブルレック」兄弟によって2015年に発表された「ベルヴィルチェア」。
兄弟のスタジオがあるパリの街の名称から名付けられており、クラシックなフランスビストロの装飾と、街の雰囲気からインスピレーションを受けてデザインされました。
非常に軽量なプラスチックの椅子で、しっかりと主張する黒いフレームに対し、薄く優雅な曲線を描くシートシェルの組み合わせが特徴的なチェアです。

シートシェル部分の素材を、ポリプロピレン・成形合板・レザー張り・ファブリック張りと、異なる素材から選択することができ、選んだ素材や色によってその雰囲気が大きく変化します。
クラシックテイストのインテリアから、モダンテイストのインテリアまで幅広いインテリアスタイルにおすすめの椅子です。
また、シートをポリプロピレンにすれば、手入れがしやすく、屋外での使用も可能になります。

vitra のおすすめテーブル

素朴なコルクの風合い:コルクファミリー

「ジャスパー・モリソン」によって2004年にデザインされた「コルクファミリー」は、5種類のモデルラインナップを持つ、スツールにもなるサイドテーブルです。
自然素材を凝縮したコルクの素朴な風合いと、軽量で高い耐久力が特徴的で、リビングや子供部屋などにもおすすめのアイテムです。

自然素材のコルクだけで作られたテーブルなので、ナチュラルテイストやカントリー調のインテリアなどに特に馴染みますが、オブジェのような存在感のあるフォルムは、モダンテイストのインテリアにもマッチします。
デザイナーのジャスパー・モリソンは、共同でワイナリーを持っているほどのワイン好きで知られており、このコルク素材を使ったテーブルにも彼のこだわりが感じられます。
ワイン好きの方のインテリアにも、ぜひおすすめしたいアイテムです。

イサム・ノグチの不朽の名作:コーヒー テーブル

1944年、彫刻家「イサム・ノグチ」によってデザインされたこのコーヒーテーブルは、ノグチ氏の代表作として広く知られ、世界中で愛され続けている名作家具です。
彫刻のようなフレームと、しっかりと厚みのあるガラス天板を組み合わせたテーブルは、モダンを通り越してコンテンポラリーにすら感じられます。
リビングに置けば、その印象的で美しい佇まいは、リビングの主役となることでしょう。

フレームカラーは、ブラック・ウォールナット・メイプルの3種類から選択でき、そのカラーによってモダンテイストのインテリアから、和風テイストのインテリアスタイルまで幅広いスタイルにマッチします。
インテリアに詳しくない人でも一度は目にしたことのあるであろうこのテーブルは、誰しもが一目でデザイナーズ家具であると感じられるほど、強いオーラを放っています。
圧倒的存在感とオーラを放ちながらも、透明度の高いガラス天板と滑らかなフレームが圧迫感を感じさせない、完成されたデザインのテーブルです。

vitra のおすすめインテリア雑貨

見せたい収納:ウーテン シロ

「ドロシー・ベッカー」によって1969年にデザインされた「ウーテン シロ」は、壁面に取り付けて使える収納アイテムです。
様々な大きさ・形状のポケットと金属のフックによって、あらゆる日用品をおしゃれにわかりやすく収納できます。
ABS樹脂製で手入れしやすく、ブラック・ホワイト・レッドの艶のある3色のカラーから選択できるので、インテリアに合わせやすくなっています。

「見せる収納」や「壁面に収納ポケットをランダムに配置してセンス良く」など、収納テクニックがありますが、意外とセンスを必要とし、配置を考えるの面倒だった方も、このウーテンシロならあらかじめ様々なポケットがランダムに固定されているので、簡単に「見せる収納」が実現できます。
サイズは2サイズあるので、カラーや大きさを変えて組み合わせも楽しめます。
キッチン・洗面所・書斎・リビングなど、小物類が散らかりやすい場所に、簡単に可愛い見せる収納ができるので、むしろ誰かに見てもらいたくなってしまうかもしれません。

まとめ

創業者が一つの椅子に惚れ込み、現在のヴィトラの始まりとなったことから、ヴィトラはデザイナーやその作品に対する強いリスペクトの姿勢を持ち続けているブランドです。
そして良いデザインを、高い品質で私たち消費者の元へ届けることで、「本物の良いデザインがある暮らし」を世に体現し続けています。

デザイナーズアイテムに込められた作者の想いやストーリーは、そのアイテムが人を惹きつけるオーラや魅力として感じられる部分があります。
良いものを取り入れることは、私たちのインテリアライフや毎日の生活をふと楽しく快適に彩ってくれます。
皆さんのインテリアに、ヴィトラのこだわりのデザイナーズアイテムを取り入れて、より豊かで楽しいインテリアスタイルを楽しんでみてはいかがでしょう。

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