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【プロが指南】庭におしゃれなガーデンシェッドをつくろう!ガーデナーの憧れを実現する

橋本朝子
著者:橋本朝子 (一級建築士)

フィンランド在住。法政大学建築学科卒業。建築設計事務所、ガーデニング設計施工会社を経て独立。現在はフィンランドで個人邸宅の庭をはじめ、学校、店舗、公園など幅広い外部空間の設計を手掛ける。設計のテーマは、「毎日の暮らしがより楽しくなるガーデン」。住まいは築50年の住宅。インテリア、ガーデンともにリノベーションを重ねて家族と住む。趣味はアップサイクル。

ガーデニングの管理をするには、思った以上にいろいろと道具が必要です。スコップやハサミ類、じょうろや散水ホースなどの水やり用品に始まって、芝刈り機やトリマー、培養土や肥料の袋、使い終わった鉢類・・。いつの間にか増えた道具類やガーデニング用品が、庭の隅に山づみになっていませんか?

これらをすっきり収納したうえで、お庭をおしゃれに見せてくれるガーデンシェッドがあったらどんなに良いでしょう!ガーデンシェッドをあえてメインにしたお庭のアレンジ法も知りたいですね。今回はおしゃれなシェッドのあるガーデンを作る方法を解説、様々なタイプのガーデンシェッドの実例を紹介します。

ガーデナーの憧れ!おしゃれなガーデンシェッドをつくるポイントを教えます

そもそもガーデンシェッドとは?

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ガーデンシェッドとは庭に建てられたシンプルな構造の小屋のこと。主に野外で使う道具類を収納したり、ちょっとした作業を行うのに使われたりします。日本でいう納屋に近い存在。簡易な構造なので木造でDIYされる例が多いです。最近は気の利いたデザインの既製品も手に入るようになってきました。

庭の管理作業が多く様々な道具を使うなら、ガーデンシェッドがあると大変便利です。機能的でおしゃれなガーデンシェッドを取り入れるためには、次のポイントをおさえてみてください。

まず収納する道具類を確認して、どんなシェッドが必要か検討しよう

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普段野外で使う道具類をリストにしてみましょう。

細かいものが多いなら棚がたくさん取り付けられるよう壁の面積の大きい小屋を。芝刈り機のような大きな道具を収納するなら、ある程度のスペースをとりワイドに開く扉をつけましょう。また頻繁に出し入れするものは扉の近くに、年に数回しか使わないものは奥に収納スペースを設けましょう。

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次に、シェッドの利用法を検討してみましょう。たとえばシェッドの中で植えかえなどの作業をしたいなら、窓の前に机や椅子が置けるスペースを確保。水栓やガーデンシンクがあると尚便利です。シェッドを趣味の専用スペースに使うのも良いですね。外部、内部とも照明器具をつけると便利です。

住宅のイメージにマッチするガーデンシェッドにしよう

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ガーデンシェッドは母屋の小型版とみて、敷地全体を同じイメージでまとめましょう。例えば住宅外壁と色合いを合わせる、エクステリアのフェンスと素材をそろえるなどすると、統一感が出やすいですよ。洋風住宅なら洋風のガーデンシェッドを。和風ならおちついた雰囲気に。モダン住宅ならシンプルなデザインを。

置き場所を検討しよう!おしゃれなデザインなら、むしろよく見える位置に

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ただの物置なら目立たない庭の隅に設置することも多いのですが、おしゃれなガーデンシェッドならむしろ見せても良いくらいです。ガーデンシェッドを中心とした庭づくりも考えてみましょう。例えばシェッドの手前に花壇や菜園を設けるととヨーロッパの田舎風に。またはあえて隣家の窓が隠れる位置に建てて、シェッドと母屋の間はプライベートなテラスに。

より機能的に、そしてイメージ通りに造れる! DIYのすすめ

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ガーデンシェッドを取り入れる際、既製品を購入する方法と設計施工またはDIYする方法があります。既製品で母屋や庭のイメージにぴったりのグッドデザインが見つかればそれでOKですが、それぞれのニーズに合わせたうえスタイリッシュさを重視するなら設計施工するのもおすすめです。

設計施工やDIYならシェッドの色、形や大きさは自分で決められます。大きな器具と小さな道具類が別々に収納できる扉をつけたり、窓つき・温室付きのガーデンシェッドにしたり、機能面・デザイン面ともに可能性は無限大なのが魅力です!

おしゃれなガーデンシェッド実例10選

スモールスペースにぴったりのシェッドから意外な使い方のシェッドまで、様々な実例をご覧ください。

壁付けのシェッドならスモールスペースにも収まる

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壁付けのガーデンシェッドなら、住宅の壁面やブロック塀ぞいに建てることができます。写真のシェッドは奥行き50センチほど。表面の色は背景のウォールの色に合わせて塗装しても、あえてきれいな色に塗装して引き立たせても素敵です。

温室付きなら植物の冬越しにも使える

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ガーデンシェッドと温室が組み合わさった形なら、道具類の管理と植物の冬の管理を同時に行うことができます。扉が二つあれば、小さな道具類と作業は温室に、芝刈り機や清掃用具などの大きなものは収納小屋に収めることもでき便利です。

窓付きならシェッドで過ごす時間が快適になる

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大きな窓のついたガーデンシェッドなら、道具類が探しやすくシェッド内の作業がしやすくなります。窓の前には水栓とシンクのついた作業台があるとさらに便利です。作業をして長い時間を過ごすなら、座り心地のよい椅子や一休みできるソファがあるとさらに快適です。

花壇やベンチとコーディネートするとよりおしゃれに

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ガーデンシェッドの壁とフェンスを利用して、素敵なガーデンベンチコーナーにしてみませんか。L字型にガーデンソファを置いて、シェッドの前には花壇やコンテナガーデンで彩りましょう。シェッドの壁面や窓前も、リースや壁掛けのプランターを飾って素敵に演出しましょう。

ポーチ付きのシェッドなら、季節ごとにデコレーションして楽しめる

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欧米ではまるでお菓子の家のようなかわいらしいガーデンシェッドも人気です。小さな家のようなつくりで、玄関ポーチのように小さなテラスやフェンスがついているものも。ポーチには季節ごとにデコレーションを。シェッドは道具類を置く小屋でも、ガーデンの中で最も目をひくメインの存在にもなれるのです。

シェッド前のテラスならアウトドアリビングにも

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ガーデンシェッドの前にウッドデッキをつけてリラックスできる家具類を置けば、素敵なガーデンリビングになります。隣地側にシェッドを建てればよい目隠しにもなり、ウッドデッキのプライバシーを保つ効果も期待できます。

つる性植物を這わせれば、緑のボリュームが楽しめる

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ガーデンシェッドの外壁にヘデラなどの常緑のつる性植物を這わせて、緑の小屋に。母屋では気根による外壁へのダメージが気になりなかなか実現できなくても、シェッドならそれほど気になりません。小さな小屋ならより早く緑で覆うことができ、緑のボリュームを楽しむことができます。

ガーデンシェッドにブラケットライトをつければ、夜も雰囲気が良い

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ガーデンシェッドをライティングして、夜の庭を素敵に演出しましょう。自然に見えて機能的なのは写真のようなブラケットライトです。シェッドのまわりにテラスがあるなら、ガーランドライトをたらしてムードアップするのも良い方法です。

通路を利用して通り抜けできるシェッドにすると便利

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玄関アプローチや駐車場といった道路沿いの敷地から裏庭に通じるスペースにシェッドを設置した例。シェッドは開け閉めしやすいスライディングドアを設け、通り抜けできるようにデザインされています。ある程度大きなシェッドにして自転車置き場としても。どちらからも道具を出し入れできて便利です。

デスクを置けば、ガーデンシェッドが仕事場にも

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リモートワークがメインの仕事なら、ガーデンシェッドを仕事場にするのも良い方法。母屋での日常から切り離された空間で、作業に集中できそうです。ある程度の時間をシェッドで過ごすなら、壁には断熱材を入れ、冷暖房・照明器具などの設備もあったほうが良いですね。

まとめ

ガーデニング用品が増えてきたなら、ぜひガーデンシェッドをご検討ください。野外で使う道具類の収納という意味では既製品のスチール物置も同じですが、ガーデンシェッドならおしゃれな庭の一部にできます。敷地の隅に隠すのではなく、テラスや通路の見える場所に設置してシェッドまわりを素敵にアレンジしましょう。

設置個所のスペースの大きさにもよりますが、導入前にはぜひ収納したいもののリストを作って適切な大きさや形のシェッドをプランしてください。出し入れのしやすさは機能的に使うための大事なポイント。スタイリッシュなシェッドを建てたら、季節の花やオブジェを飾って素敵に演出してくださいね。

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