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ジェルバゾーニ/GERVASONI の家具の人気の秘密を探る。リゾートホテルを彩るエキゾチックな雰囲気を演出

リゾートホテルやアウトドア家具などで見かけることのある枝編み細工の家具。エキゾチックでラグジュアリーな雰囲気が非日常的な特別感を感じさせてくれますね。ラタン素材や植物の茎や枝、化学繊維など様々な素材を職人の手によって編み上げて作られる枝編み細工の歴史は、古くは古代エジプトにまで遡ると言われています。現在では、丈夫で耐水性が高いとして塩化ビニルや樹脂などの素材が使用されるなど、古くからの編みの技術に、現代の素材技術を組み合わせた枝編み細工も多くみられます。

今回ご紹介するのは、そんな枝編み細工の工房から始まり、時代の流れに乗って新しい素材や家具作りを取り入れてきたイタリアの老舗家具ブランド「ジェルバゾーニ」の魅力を探っていきたいと思います。カジュアルだけど高級感のあるファブリックソファを探している方や、リゾートホテルのようなインテリアを作ってみたいと考えている方、色々な面白い素材を使った家具を見てみたいと考えている方など、ぜひインテリア作りの参考にしてみてください。

ジェルバゾーニが何故支持されるのか?インテリアのプロがその人気の秘密を紐解く

ジェルバゾーニとは?

1882年、ジェルバゾーニの前身となる会社がイタリア北部にある都市、ウディネで創設されました。「Vimini」という細い枝を編み上げたバスケットや小物を作る小さな工房から始まったこの会社は、1925年に「ジョバンニ・ジェルバゾーニ」の手に渡ると、その規模を大きく拡大していくことになります。ジョバンニ氏は、家具製造の強化を図り、製造機械の購入や従業員の雇用拡大、そしてViminiだけではなく他の新しい素材を使用した家具作りを行うことで、イタリア全土へと販売の規模を拡大していきました。

1930年頃からは建築家や名匠とのコラボレーションを積極的に行い始め、イタリア国内だけではなく、ポーランドやスウェーデンの大型客船向けの家具の製造販売を行うようになります。1930年代といえば世界大恐慌による世界的な経済危機の時代でしたが、ジェルバゾーニはそんな中でも順調に売上を伸ばし成長を続けていました。1958年にはジョバンニ氏の息子で、次代の経営を担う「ピエロ・ジェルバゾーニ」が入社します。1961年には、第一回ミラノサローネに出店を果たし、以後毎年出店を行っています。

ピエロ氏は、1965年にジェルバゾーニの経営を引き継ぐと、新工場を設立。世界への輸出を増加させました。近代的な製造方法に合わせ、素材を新たに開拓し、クルーズシップ向けの家具だけではなく、ホテルやレストランといった公共施設の家具や、一般住宅家具など幅広い分野への家具提供へと意欲的に取り組んでいきます。1966年にはイタリア家具デザインの女王「パオラ・ナヴォーネ」とのコラボレーションを開始します。彼女は「ゴースト」や「ヌヴォラ」といった代表作の数々を発表しており、現在はジェルバゾーニのアートディレクターを務めるなど、ジェルバゾーニにとってとても重要な人物となっています。

1999年、二人の息子たちへと経営が引き継がれると、「ミケーレ・ジェルバゾーニ」がセールスマネジメントを、「ジョバンニ・ジェルバゾーニ」が経営を担うことになります。二人の世代では、コントラクト向けブランド「Very Wood」や、ベッドブランド「Letti & Co」などが設立され、ジェルバゾーニのさらなる躍進が期待されています。また、日本では2013年に、東京都南青山の表参道に「ジェルバゾーニ東京」をオープンしていますので、興味のある方はぜひ一度お店を覗いてみてはいかがでしょう。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「HISTORY」
https://gervasoni.jp/story/

ジェルバゾーニのスタイル

ジェルバゾーニの多くのアイテムをデザインしている、現アートディレクターのパオラ・ナヴォーネは、イタリア・トリノ出身のデザイナーです。1979年〜1980年には、前衛的なデザイン集団「アルキミア」に所属し、アレッサンドロ・メンディーニやエットレ・ソットサスなどに師事しました。イタリア出身の女性デザイナーですが、長年アフリカや東洋などを旅した経験から、エキゾチックで目を惹く色彩や、どこかホッとする馴染み深い印象のデザイン表現など、イタリアンモダン特有の澄ましたお洒落なデザインとは一風違った彼女ならではのデザインが特徴的です。

ジェルバゾーニのアイテムもまた、アーバンちっくなイタリアンモダンデザインというよりは、高級リゾートなどで使用されるような、上質でカジュアルなデザインが多い印象を受けます。原点であるviminiのような編み込み技法を使用して枝やラタンなどの天然繊維や、PVCやポリエステルなどの合成繊維を編み込んだ家具なども多く扱っており、高級感のあるリゾートスタイルのインテリア作りなどにもおすすめです。

また、ソファや椅子などの張地のある家具には、ファブリックを使用したものが多く、豊富なファブリックカラーやパターンはもちろん、表面が凸凹した生地など独特の風合いのファブリックなども扱っており、ファブリックソファ特有の安心感や寛いだ空気感がデザインと相乗効果を生み出し、ラグジュアリーな寛ぎ空間を作り出します。

ジェルバゾーニの評判

青山にジェルバゾーニ東京がオープンする以前は、コンランショップにてゴーストなどの人気アイテムを購入することができていましたが、2013年にジェルバゾーニ東京をオープンしたことで、本格的に日本上陸を果たしたジェルバゾーニは、その洗練されたデザインと、豊かな素材使いに多くの日本のファンを魅了しました。ここでは実際にジェルバゾーニのアイテムを購入して使用している方の感想を参考にして、その魅力をさらに掘り下げていってみたいと思います。

久しぶりに家具にはまっているブランド

ジェルバゾーニ。

 

柔らかい質感のファブリックは

色々種類があって変えれるからとても便利!!!

https://ameblo.jp/spagrandee/entry-12340117168.html

使用されているのは、ジェルバゾーニを代表するアイテム「ゴースト」のソファとダイニングチェア。豊富なファブリックバリエーションは、ソファの雰囲気をガラリを変化させたり、ソファのお手入れの点でも魅力的です。柄物はエキゾチックなパターンや風合いのものあり、異国風のインテリアスタイルや爽やかな海辺のリゾートを思わせるスタイルなどもお手のもの。また、パイピングやステッチのカラーなども選択できるので、ソファの印象を変えたい時や、こだわりたい方なども満足することでしょう。

海外のブランドの家具は

基本的に日本のモジュールより大きいので、

家具やソファもサイズ感要注意なのですが、

このテーブルは小ぶりで、なんといってもこのかたまり感と、

素材感!

 

一目惚れしてしまい、購入。

は、いいのですが、、

とっっっても重たくて、、(´;ω;`)

お勧めは出来ません、、が、かわいいです。。

 

セラミックなので、使うと熱くなってしまう、

イソップのオイルバーナーも

直接置いて使えます♡

https://ameblo.jp/ayuko-chiba/entry-12680947405.html

使用しているのは、ナヴォーネ氏がデザインしたコーヒーテーブル「Inout」です。セラミック製の立方体に、両サイドに持ち手用の細長い横向きの穴が空いてるシンプルなデザインながら、セラミックの独特のつるんとした焼物特有の質感が際立ちます。

素朴というほど素朴ではありませんが、華美や都会的、クラシックのような王道とも違う、どこか馴染みがよく懐かしさや心地良さとセンスの良さを感じさせる独特の素材の使い方もまた、ジェルバゾーニの魅力ではないでしょうか。ジェルバゾーニでは、一般的に家具ブランドが使用するような木材や石材・樹脂・金属などの他にも、独特の素材を使用した家具作りも得意としています。意外なものでは黒竹や木の幹や羊皮紙など。130年以上の歴史の中で、培ってきた技術と新しい素材への取り組みが、ジェルバゾーニならではの不思議な魅力を引き出しているのかもしれません。

ジェルバゾーニが好きな方におすすめブランド

ligne roset(リーン・ロゼ)

1860年創業のフランスの家具ブランド「リーン・ロゼ」。高密度ウレタンフォームだけを使用して作られた「トーゴ」ソファをはじめ、座り心地の良いソファを扱うブランドとして有名です。日本には1981年よりライセンス契約による日本国産製造による商品供給を行っており、張地用の生地を常に150種類以上もストックしているほど、豊富な張地も魅力の一つです。デザインはモダン・コンテンポラリー寄りですが、豊富なカラーや張地などで柔らかな印象のアイテムが多く、かっちりとしたモダンスタイルというよりは、カジュアルな印象があります。

皮革の張地もありますが、ジェルバゾーニ同様ファブリックソファの印象が強く、何より快適な座り心地が最大の特徴となっています。ジェルバゾーニとはまた一味違った上質なカジュアルスタイル向きのブランドなので、ファブリックソファを探している方や、カジュアルなインテリアスタイルを格上げしたい時など、ジェルバゾーニと一緒にチェックしてみてはいかがでしょう。

参考:ligne roset HP
https://www.ligne-roset.jp/products/index.html

▼リーン・ロゼについてさらに詳しく

オールウレタン製のソファ「TOGO」で有名な「リーン・ロゼ」。 ブランド名は知らなくとも、その特徴的なソファを知っている人は多いのではないでし...

Roche Bobois(ロッシュ・ボボア)

1950年創業のフランスの家具ブランド「ロッシュ・ボボア」は、世界60カ国に260店舗以上を展開している世界的に有名な高級家具ブランドです。日本には2017年に旗艦店をオープンしており、そのファッション性の高いファブリックを使用したアイテムの数々は、アーティストや著名人にもファンがいるほどとなっています。マルセル・ワンダースやジャン・ヌーヴェルなど、著名な家具デザイナーや建築家とのコラボを行っており、印象的なアイテムの数々を取り扱っています。

また、高田賢三やジャン=ポール・ゴルチエといったファッション界の雄とのコラボによる、華やかなファブリックを取り入れた美しい張地のソファなども展開しており、見た目の華やかさや美しいファブリックにも注目したいブランドです。ロッシュ・ボボアもまた、ファブリックソファが人気のブランドといえますが、実はソファ以外のアイテムでの金属や石材など様々な素材使いも魅力の一つとなっています。フランスのブランドらしい、華やかで上質な雰囲気を持ちつつも、エキゾチックスタイルや東洋風スタイルなど多国籍な雰囲気を持ち合わせているので、アーティスティックなスタイルが好きな方や、華やかなカジュアルスタイルが好きな方、リゾートスタイルがお好きな方などにもおすすめのブランドとなっています。

参考:Roche Bobois HP
https://www.roche-bobois.com/en-JP

プロが選ぶ!ジェルバゾーニの代表的なおすすめアイテムを5選

気取らないのにかっこいいソファ:Ghost(ゴースト)

パオラ・ナヴォーネによってデザインされた「ゴースト」シリーズのシーティングは、ジェルバゾーニのアイテムの中でも特に人気のアイテムの一つです。名前の通り、海外のアニメやハロウィンでよく目にするシーツ被った姿のオバケのような、バサリと被ったカバーが印象的なソファで、きっちりと綺麗に張られた張地のソファとは一味違う、気取らない無造作なかっこよさを持っています。

豊富なサイズとバリエーションのモジュラーソファでもあるので、お部屋の大きさや用途に合わせての選択が可能。また、カバーは取り外しが可能なので、季節や気分などによって容易に印象を変化させることもできます。シーツお化けのような真っ白なカバーは、リゾートやマリンスタイルなどのインテリアにもおすすめ。カラフルなカバーや、柄物のファブリックを使用すれば、ファッショナブルな印象へと変化させることもできます。(下画像、色柄のファブリックを使用したゴーストシリーズ)ちなみにゴーストシリーズには様々なサイズのベッドもあるので、寝室にスタイリッシュなシーツお化けをお迎えしたい方や、ファブリックの柔らかい質感をベッドフレームにも演出したい方にもおすすめです。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「Ghost」
https://gervasoni.jp/products/ghost/

雲のようなソファ:NUVOLA(ヌヴォラ)

パヴォーネ氏デザインの「ヌヴォラ」は、イタリア語の「雲」の名前を持つ通り、雲のようなふっくらとしたシルエットが印象的なソファです。包み込むような丸っとしたフォルムをしており、ポリウレタンフォームとダウンによる柔らかな座り心地はまさに雲のよう。定番は、生地の表面に凹凸のあるキルティング生地を使用したカバーですが、ジェルバゾーニの豊富なファブリックからお好きな雰囲気へと変更することも可能となっています。

ふっくらとしたボディは、思わず倒れ込みたくなるような癒される見た目をしており、インテリアにおいても空間をマイルドな雰囲気へと変化させます。ニュートラルなカラーのカバーを使用して、人の集まるリビングや癒しのリビング空間など、リラックスした空間の演出をしたり、丸っとしたフォルムを利用してカラフルなカバーを選択することで、ポップな雰囲気なども作り出すことができます。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「NUVOLA」
https://ccd.cloud/Result/detail?id=14975223

素材をそのまま楽しむサイドテーブル:LOG(ログ)

ブナの幹の皮を剥き、表面を黒または白の塗装をした、素材そのままの雰囲気が楽しめるサイドテーブル「ログ」。シンプルだけれど、高級家具ブランドでこういったアイテムを取り扱うのはかなり大胆な発想ではないでしょうか。色々な素材を扱うジェルバゾーニらしいとも言えるアイテムですね。デザイナーはパヴォーネ氏。

無垢の木材そのままの素材なので、当然ヒビや亀裂、年輪など、一つとして同じものがない一点ものです。ヒビがない方が良いという方もいれば、しっかり亀裂の入った姿の方が、ワイルドで力強く個性が生きてると感じる方もいるでしょう。大胆なデザインなので、取り入れにくと思いきや、ナチュラルスタイルやカントリースタイル、ログハウス風やマリンスタイルなど、自然なテイストを取り入れたカジュアルスタイルにとても馴染みます。また、和風テイストや和モダンスタイルなどのインテリアにも取り入れても、意外とアクセントになるのでおすすめです。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「LOG」
https://gervasoni.jp/products_pt/log-sml/

アイコニックなフロアランプ:BOLLA (ボーラ)

イギリス出身のデザイナー「マイケル・ソドー」によってデザインされた、ラタン製のフロアランプ「ボーラ」。イタリア語で「バブル」を意味する名前を持っていますが、見た目は大きなボトルかボウリングのピンにも見える形をしており、サイズはS・M・Lの3サイズありますが、Sサイズで高さ120cmとかなりインパクトのあるサイズ感をしています。Lサイズは190cmと平均的な日本人女性よりも大きいので、Sサイズから155cmのMサイズの方が扱いやすいでしょう。

ラタン製のシェード越しに見える光源によって、淡くボトル型のラタンが発光することで、アジアンリゾートのようなゆったりとした時間を演出します。また、消灯時でもインパクトのあるオブジェとしても十分印象的なので、吹き抜けのあるリビングダイニングや、玄関などにもおすすめです。カラーバリエーションは5色あり、モノトーンカラーとブルー、ラタンカラーなどから選択することができます。ブラックやホワイト、グレーなどのクールなカラーはモダンスタイルのインテリアにもおすすめです。下画像のように、複数個大きさや色違いで並べて使用するなど、インテリアの演出を楽しんでみてはいかがでしょう。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「BOLLA 」
https://gervasoni.jp/products_pt/bolla-sml/

手作り感のある金属のランプ:BRASS(ブラス)/SILVER(シルバー)

パヴォーネ氏によってデザインされた「ブラス」シリーズのペンダントライトになります。同じ形でニッケルメッキ真鍮で作られた銀色のライトは「シルバー」の名前となっています。ブラスは名前の通り真鍮製の大きなシェードが印象的なライトで、大きさは2種類あり、小さいサイズはやや内側に湾曲していますが(画像右側の照明)、大きなサイズのものは力強く湾曲しており(画像左の照明)強いインパクトを持っています。

職人の手によって作られた真鍮のシェードは、シワや引っ掻き傷、真鍮を打った跡などが表面に残されており、歪な形状とこの表面の表情によって、深みのある個性を生み出しています。また、真鍮製のため、経年によって酸化し、表面に小さな汚れなどが出てくることによってより味わい深い印象になるので、ヴィンテージ風のインテリアやインダストリアルテイストのインテリアなど、無骨なスタイルにもマッチします。ゴールドやシルバーの大きなシェードは、もちろんラグジュアリーなモダンスタイルにもおすすめですが、大きなシェードに対し細いコードのどこか頼りない雰囲気の対比は、ジャングルの不思議な植物を思わせ、ボタニカルな要素を持ったインテリアにもおすすめです。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP「BRASS+SILVER」
https://gervasoni.jp/products/brass/

まとめ

ジェルバゾーニは、柔らかな風合いのファブリックソファなどの他、エキゾチックな素材を使用したテーブルや照明などのアイテムも多く扱っています。固定観念に囚われず、素材の魅力や特徴を活かした思いもよらぬデザインによって、その素材の持ち味を活かしたアイテムを生み出し続けています。

インドア家具だけではなく、アウトドア家具やコントラクト家具も豊富に扱っており、世界中のリゾートのホテルなどでも採用されるなど、世界的な評価も高いブランドで、ジェルバゾーニならではの上品なカジュアル感は、インテリア空間を特別な空間へと格上げしてくれることでしょう。インテリアを癒しの空間に変えたいと考えている方や、もっと色々な素材を使った家具を見てみたいと思った方、リゾートホテルのようなラグジュアリーで寛いだ時間の流れる特別な空間を作りたい方など、ジェルバゾーニのアイテムをぜひインテリアに取り入れてみてはいかがでしょう。

参考:ジェルバゾーニ東京 HP
https://gervasoni.jp/

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