【プロが教える】細長い庭をおしゃれに有効活用する方法!素敵な施工実例をたっぷりご紹介
お庭が細長くてお悩みの方!マンションのベランダの奥行きが狭くて、どう利用していよいか迷っている方!細長いからこそ、実現できるおしゃれな庭がありますよ。
今回は細長いということを有効活用して、お庭をおしゃれに見せるテクニックを伝授します。ポイントを解説したうえで、素敵な実例をたっぷりご紹介しますので、我が家に取り入れられるアイディアを見つけてくださいね!
目次
細長い庭を有効活用。おしゃれに整えるための3つのポイント
細長いからこそ、実現できる庭があります。以下の3つのポイントを組み合わせていくと、おしゃれな庭に近づけることができますよ。
細長い空間を区切って、複数の小庭にわけてみる
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細長い場所をいくつかに区切ると、単調だった空間が変わって見えてきます。例えば9×2メートルのお庭なら、3x2メートルのお庭が3つあると考えてみましょう。そしてそれぞれのお庭にテーマをつけ、いろいろな趣のあるガーデンが連続しているように見せましょう。
例えば砂利敷きのドライガーデン、ファニチャーの置いてあるウッドデッキ、芝生と植栽メインのガーデンとすればもう3つの別の雰囲気の庭ができますね。
小道を通す
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細長い空間を生かすには、小道が大活躍します。小道ガーデンは細長い空間を機能的にしつつドラマチックにも見せる良い方法です。曲がりくねった小道なら、どこかミステリアスな雰囲気に。まっすぐに伸びた小道ならすっきりしたモダンな印象に。小道ではなく、飛び石が続く庭なら緑豊かな空間になることでしょう。
そして最初のポイントと組み合わせましょう。つまり小道を歩き進むと砂利の庭、ウッドデッキの庭、植栽メインの庭など別のテーマの空間が現れるようにすれば、小さな庭でもちょっとした冒険気分が味わえますよ!
要素をリピートして、整理された印象にする
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細長い空間を生かすテクニックに、リピート配置があります。例えば、樹木や低木が一定の間隔で並んでいるのはリピート植栽です。アーチやトレリス、鉢や花壇などを一定の間隔で並べるのもリピート配置です。リピート配置はデザイン上の効果が高い上に、場所をとりません。
リピート配置に加えて、何か決まったルールに従って要素を配置していくとリズム感が生まれ、お庭が生き生きと見えるうえに常に整った印象を与えることができます。細長い土地の植栽プランに、ぜひ活用してみてくださいね。
細長いお庭をおしゃれに有効活用した実例16選
細長いことを利用しておしゃれに見せた、様々なガーデンの実例をご覧ください!
細長いメインガーデン編 4選
直線的に曲がりくねった小道なら緑豊かでおしゃれな空間に見える
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細長い外部空間を、小道と小広場で緑豊かな空間に仕立ててみましょう。写真のように小道はコの字型を描くように進み、それ以外のスペースを植栽エリアに。小広場は直に見えるよりも、植栽で少し隠れて見えたほうがおしゃれです。
区切ることでより変化のある面白い庭になる
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窓を開けるとお隣さんの壁が見えるような奥行きのない庭なら、ウッドフェンスでプライバシーを守ったうえで窓ごとに別の風景が見える庭を目指してみましょう。ダイニングルームからはシンボルツリー、リビングルームからはウッドデッキとベンチ、和室からは池が見えれば、それだけで変化のある面白い庭になります。
プランターやレイズドベッドを並べれば、整然とした家庭菜園が実現できる
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細長い庭を菜園にしたいなら、プランターやレイズドベッドを利用。レイズドベッドをリピート配置すれば、家庭菜園もフランスの整形式庭園のようなおしゃれな庭園になります。余ったスペースは砂利を敷けば、広々と見えるうえに管理も楽です。
細長い池+シンメトリーな植栽ならインパクトのある景色に
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インパクトのある細長い庭がご希望なら、細長い池はいかがでしょう。ごく細く幅の長い池は、細長い空間ならでは。植栽は池に対して徹底的に左右対称にして、池の延長線上には彫刻やベンチなどのアイキャッチとなるエレメントを配置するとさらにおしゃれです。
細長い玄関アプローチ編 4選
ウッドデッキの橋を渡って入れば、和のリゾートホテルのような雰囲気に
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リゾートホテルのような雰囲気を目指すなら、水辺を感じさせる玄関アプローチが良いかも知れません。水はなくても水辺の雰囲気は演出可能。例えばデッキ面から下がった面を小石敷きの緑地にすれば、河原や海辺の木道のようなイメージができあがります。和モダンな住宅のアプローチにも似合います。
リズミカルな植栽ならエントランスがすっきりこぎれいに見える
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敷地の幅×奥行きの少ないアプローチなら、駐車場以外をタイルやレンガなどの舗装とし、一部に四角い花壇を設けるときれいにまとまります。花壇の中の植栽も間隔を決めてリズミカルに配置、砂利で地面をカバーするとすっきりとこぎれいにみえて管理も楽です。
植栽で立体的に模様を描けば、長いアプローチが面白い空間になる
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旗竿状の敷地で長い玄関アプローチがあるなら、デザインに一工夫しましょう。まっすぐの通路は規則正しく並べたコンクリート平板の飛び石とし、左右の植栽は平行線を意識して階段状の生垣に。隣地との境のフェンスにはトレリスをリピート配置してつる性植物を誘引。立体的な緑のグラフィック模様が美しいデザインされた庭になります。
小道+ボーダー花壇で出入りするたびに花が楽しめる
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旗竿状の土地でもある程度幅のあるアプローチ空間なら、曲がりくねった小道も可能。小道の両脇に低木、多年草や一年草の組み合わせのボーダーガーデンにすれば、出入りするたびに花を楽しむことができます。
隣地との間のせまい通路編 4選
幅いっぱいのウッドデッキを設置すれば、限られた空間が憩いの場に
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通路いっぱいの幅をつかって、ウッドデッキを設置しましょう。写真のデッキは幅が1.5メートルほど。ゆったりしたベンチをおいてもまだ余裕があります。ベンチをおいて憩いの場にしたり、洗濯物を干す場所にしたり、便利に使うことができますよ。
コンクリート平板と砂利+植栽を組み合わせれば、歩いてみたい小道空間に
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せまい通路も工夫しだいで素敵な空間に。砂利敷きの通路にはコンクリート平板を規則ただしく並べ、両脇を植栽コーナーに。隣地側にはウッドフェンスや生垣を。住宅の壁沿いはボーダーガーデンに。小道の一部を広げてベンチのあるコーナーにして緑豊かな空間でティータイムを楽しんでも良いですね。
せまい通路もパーゴラのある不思議空間にすれば美しい
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北側の敷地境界にはブロック塀がたっていて幅は1メートル程度しかなくても、洗練された空間にする方法はあります。タイル貼りの通路と細い植栽エリアをとり、通路全体にパーゴラを設置して、空間を囲ってみましょう。パーゴラのリズム感とブロック塀前の緑が空間の質をぐんと高めます。
日影に強い植物とファウンテンを組み合わせれば、ミステリアスな庭ができる
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日影がちな隣地との間の細い空間には、カエデ、イチイ、ヤブランやシダ類など日陰に強い植物を組み合わせて少しうっそうとした林のような雰囲気を演出しても良いですね。一部にファウンテンを設ければ、水の流れる音が日陰の空間をよりミステリアスにしてくれますよ。和風の庭にも似合います。
細長いベランダやルーフガーデン編 4選
家具の配置を工夫すれば、趣の違う空間に分けて変化をだすことが可能
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細長いベランダ空間でも、小さな庭に区切って変化を出すアイディアを思い出してみてください。例えばガーデンラックのある場所は植栽コーナー、テーブルセットのある場所はアウトドアダイニング、ベンチが置いてある場所はアウトドアリビング等とテーマを決めれば、より変化のある楽しいベランダガーデンになります。
野外用のラグを使えば単調なベランダにアクセントをつけられる
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限られた空間であるバルコニーでは、床素材は単一になってしまうことが多いもの。でも野外用のラグを使えば、アウトドアリビングと植栽コーナーといったように上手にスペースを分けることができます。
カウンター家具ならせまい空間にも設置でき、おしゃれなバーの雰囲気になる
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奥行きが1メートル以下のベランダだと、家具類を置くのは難しいかも知れません。でも手すりにひっかけるタイプのカウンターなら、まるでミニバーがあるような演出も可能です。
細長いルーフガーデンは小道と広場を取り入れれば奥行き感が出せる
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ルーフガーデンがあるけれど、細長くてどう使ってよいかわからない。そんなときもウッドデッキの小道と広場の組み合わせとし、余ったスペースに人工芝や植栽用のボックスを設ければおしゃれな庭が実現できます。小道は曲がりくねって植栽で行く先が少し隠れるように配置すると、奥行き感のある庭になります。
まとめ
細長い外部空間は、デザインによって素敵なガーデンに変えることができます。細長い空間は、視点を変えれば小さなスペースがたくさん連続しているということ。趣向の違う小庭に分けて、変化を出しましょう。そして小道を活用して、歩き進むたびに新たな発見ができる庭を目指しましょう。
細長い植栽エリアを効果的におしゃれにする方法には、リピート植栽があります。植栽や鉢などのエレメントをリピートするように配置して空間にリズムを与えましょう。ちょっと困っていた我が家の細長い空間を見直して、素敵な空間に変えてくださいね!