【プロが教える】かっこいい窓を実現する方法！内観も外観もかっこよく仕上げるための実例を豊富にご紹介

著者：おおたひろこ （インテリアコーディネーター）

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

家を建てるときに間取りや仕上げが気になりますが、室内外ともに影響があるのが窓の存在です。
窓の大きさや形、並び方がバラバラだと、なんとなくカッコ悪い…ということになってしまうことも。

そんなトホホな事態にならないように、今回はオシャレ＆カッコいい窓に仕上げるポイントを解説します。
記事内では、外観、内観のほか、室内窓の実例もご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね！

窓をかっこよく。おしゃれに決めるための３つのポイント

窓のサイズ・デザインは設置場所に合わせて

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たとえばリビングの窓を考える場合、掃き出し窓（外に出られる床まである窓）にするか、腰窓にするかは、設置場所に合わせて適切に選ぶ必要があります。

リビングの外に画像のようにテラスが続くような場合は、テラスまで部屋が延長しているように見せるためにも掃き出し窓が良くなりますね。

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一方、景色を切り取るように見せる場合は、腰窓が効果的。
最近は、窓枠を大きく取りクッションなどを置いて居心地の良いヌックに仕上げるのも人気です。

また、開閉が可能なタイプにするかFIXにするかも、設置場所に合わせて選びましょう。
空気の流れを作りたい場所なのか、景色を楽しんだり光を取り入れたりするために効果的に設置したい窓なのかで選びたいですね。

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窓の形も屋内外のイメージに影響します。
一般的な横に長い長方形の引き違い窓よりも、正方形や細めの縦長や横長の窓の方がおしゃれに見えます。
さらに一般的な横に長い長方形サイズでも、FIXや縦滑り窓などが組み合わされると、また見え方が違ってきます。

ほかに、窓枠の色にも注目しましょう。
素材としては木製、樹脂、アルミなどがあります。見た目だけでなく快適な住環境には複層ガラスで断熱仕様の窓枠にするなど機能面も大切になります。

内観だけでなく、外観もチェック

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室内の使い方や見え方を重視するだけでなく、家の外観にも注目しましょう。

外観に大きく影響する窓ですから、室内だけを考えて設置するとバラバラでまとまりのない印象になりがちです。

外観を考えると、窓のラインが揃っている方が美しく見えます。
また、同じ形の窓が連続することによって、家のポイントになったりリズム良く見えたりという効果もあります。

屋内外の見え方を確認して、バランスよく窓を設置しましょう。

インテリアに影響するカーテンにも注目

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ウィンドウトリートメントというように、カーテンなどの装飾も大切です。

カーテンならカーテンボックスの有無や設置場所が重要に。
画像のように天井から床までのカーテンは、窓が分割されていてもすっきりと見える効果があります。

また、ブラインドにするとカーテンとは印象が変わりますから、インテリアに合わせた種類やカラー、デザインを選ぶことが大切になりますね。

カーテンやブラインドで、インテリアに合わない窓枠やデザインを隠すこともできますからしっかり検討しましょう。

かっこいい窓実例12選

かっこいい窓×外観編　4選

連続窓

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ポツンポツンと窓があるより、連続して設置されている方がスタイリッシュに見えます。
また、室内にたくさんの光を取り込むことができ、明るく解放的な室内を作ることができます。

ただし、大きな連続窓は外から丸見えになりやすいので、画像のように中庭などの周りからの視線があまりないような場所に設置するなどの工夫が必要になります。

上下階でラインを揃える

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外観をすっきりさせるためには、窓のラインを揃えるということが基本になります。
ラインは、横だけでなく縦も意識しましょう。
ラインを揃えるほかに、同じサイズの窓が並ぶと端正な外観を作ることができます。

小さな窓を複数個並べて

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単調になりがちな外観には、連続した小窓が効果的。
2〜３窓を並べて設置すると、屋内外にリズムが生まれます。

画像のような正方形だけでなく、長方形のスリット窓を連続させてももちろんOKです。

丸窓、アーチ窓、三角窓など変形窓も

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丸窓やアーチ窓、三角窓も外観のポイントになります。
丸窓は楽しい雰囲気を作り、アーチ窓は優しさが感じられます。
三角窓は、シャープさは残しながら外観に複雑さをプラスしてくれます。

外観デザインに合った窓の形状を考えて、効果的に採用したいですね。

かっこいい窓×内観編　4選

全面オープンになる窓

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引き戸や滑り出しのような窓は、開口部に窓枠が残ってしまいますが、画像のような全開口サッシなら視線を遮るようなものをなくして開放感のあるイメージを作ることができます。

方法としては、画像のように折りたためる「フォールディング」の窓や、引き戸タイプで雨戸のように全て壁面に収納する場所を設ける方法があります。

絵画のような切り取り窓

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人気があるのは、絵画のように景色を見せるFIX窓です。
同じ景色でも、どこを切り取るかで印象は全く異なるので腕の見せ所。

大きさ、形、設置高さ、どの部屋から見る景色なのかを熟考して効果的に設置しましょう。

窓枠を隠す

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よりすっきりした空間を作りたい場合、サッシ枠をできるだけ隠す設計がされることもあります。
室内の印象に窓枠が邪魔に感じる場合や、窓枠があると景色が良く見えないなどの場合は、ご検討ください。

また、この方法はリフォームなどで窓に手を加えられないけれど、窓のイメージがインテリアに合わない場合などにも使われることがあります。ただし、開閉はしにくいのでFIX窓での検討が基本になります。

コーナー窓で開放感

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１面の窓とは異なるイメージを作れるのが、コーナー窓です。
２面の景色は、より開放感が感じられますし、光も取り入れやすくなります。

コーナーの部分には、サッシ枠や柱を立てる場合もありますし、画像のように突き合わせのガラスにすることもあります。

突き合わせはより解放的な空間を作ることができますが、構造的に可能かどうかの確認も必要です。
コーナー窓を希望される場合は、早めに設計士さんに相談しましょう。

かっこいい窓×室内窓編　4選

ブラック枠でスタイリッシュな室内窓

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室内窓は、奥の部屋まで光を通したり空気の流れを作ったりするために近年よく採用されています。
また、室内窓なら視線も通るので、壁よりも広がりが感じられることから人気です。

室内窓を設置する場合は、必ず窓枠のカラーやデザインをインテリアに合わせることが大切になります。

近年人気のブラック窓枠の室内窓は、インダストリアルスタイルにピッタリ。
ほかに、画像のようにブラックをインテリアに効かせたクラシックなスタイルや、モノトーンインテリアなどにもおすすめです。

ホワイト枠は明るく爽やか

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ホワイト枠の室内窓は、特に壁紙がホワイトの場合に明るさと爽やかさが感じられるコーディネートにすることができます。

どの程度の窓の高さにするかで、印象やプライベート感が変わります。
大きな窓にすれば、光をたくさん回すことができますが、丸見えになってしまいます。

横に長い高窓などにすれば、プライベート感をあまり損なうことなく空気と光を届けることができます。
窓の両側の部屋の役割から、適切なサイズと設置場所を決めると良いですね。

ナチュラルな木枠

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木枠の室内窓はナチュラルなスタイルにフィット。
窓枠の木カラーと家具のカラーを合わせるなど、統一感のあるコーディネートにしましょう。

ナチュラルな北欧のほか、レトロインテリアにもおすすめです。

閉じることも可能な室内窓

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たとえば奥の寝室とリビングの境に室内窓を設けた場合、大きな窓は欲しいけれど来客時には見えないようにしたいと思われることもあると思います。
そんなときには、画像のように扉を用意しておいて閉める方法や、ブラインドやカーテンを設置することも検討すると良いでしょう。

まとめ

今回は素敵な窓がある住宅をたくさんご紹介しました。
窓のデザインやサイズは、自由に決められます。
ただし、特に住宅メーカーでは既成の窓を使用しないと価格が割高になってしまうことも多く、現実にはなかなかそこまで突き詰めて選ばれていません。

ですが、以前に比べれば既成の窓もバリエーションが増えています。
また、こだわりたい窓だけオリジナルにするという方法も可能です。

窓の計画は、早めに設計者と相談することが大切です。
インテリアの印象も変わりますから、家具を選ぶ時と同じようにこだわりを持って検討して、満足のいく家づくりをおこなってくださいね。