【プロが教える】階段下をおしゃれに活用する方法!収納やトイレだけじゃない、書斎やヌック等多彩な活用法を徹底解説
階段は家の中で、かなりのスペースをとる場所です。
ですが、平家でない限り、階段は絶対に必要ですね。
そんな面積のある階段の下を扉がついた収納にしたり、トイレにしたりすることはよくありますが、もっと有効にインテリアにプラスになるような利用の仕方を考えられる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、階段下のスペースがテーマです。
階段下をうまく活用した実例をたっぷりとご紹介するほか、おしゃれにまとめるポイントをご案内します。
こんなアイデアが!?というものから、取り入れやすい実用的なものまでご用意していますので、きっと参考にしていただけると思います。
階段下スペースもしっかりと検討したいとお考えなら、ぜひこちらの記事にも目を通してくださいね!
目次
プロが教える!階段下をおしゃれに活用するポイント
ポイント① 階段のデザインから考える
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階段下を有効に利用することを考える前に、階段のデザインが重要になります。
階段も画像のように直線で上がる場合や、途中踊り場があって折り曲がる場合もありますし、
階段そのもの素材もさまざまです。
階段下を活用するときには、そういった階段のデザインに合わせて検討する必要があります。
画像のように素材を合わせたり、階段のデザインそのものを利用する方法もあります。
またデザインだけでなく、スペースも決まってきますから、広さに合わせた利用法も考えることもうまくまとめるコツです。
ただし、階段下の活用が決まっている場合は、活用方法に合わせて階段を決定することもあります。
ポイント② 隣接する部屋に合わせる
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階段がどこにつくられるかも、階段下を活用するときに影響があります。
画像のように土間に面しているなら、ちょっとした趣味のスペースとして利用することを考えたり、リビングならテレビ台を入れたり、書斎として使ったりなどイメージが湧きますね。
設置場所に合わせてよりよく活用できる方法を考えれば、満足できるスペースにすることができます。
満足感があれば、その場所を美しく整えることにつながります。
ポイント③ プラスアルファの潤いを
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階段下をただの収納ではなく、おしゃれに利用するなら、通常では設けないようなプラスアルファのスペースを目指すのもおすすめです。
画像のような日当たりの良い階段下を利用して、リビングとは別のくつろぎのスペースとして利用できるようにするなど、通常は設けないような贅沢な空間を目指しましょう。
その時に、床の素材を変えたり、一段下げてベンチを置いたりといった工夫が素敵な空間を作ってくれます。
おしゃれな階段下の活用実例16選
おしゃれな階段下の活用実例 収納編5選
リビングならテレビ台収納スペース
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階段下の活用として、最も一般的な利用法がテレビ置き場とする方法です。
テレビを置く場所は天井高が必要ありませんし、少し階段の影になるくらいの方が反射を減らすことができて画面が綺麗に見えます。
画像のように棚と壁掛けテレビという組み合わせのほか、テレビ台を置いたり、階段下全体をテレビを組み込んだ収納とすることもあります。
画像のようなタイプが一番抜けを感じて、空間の広がりが感じられます。
本を収納してライブラリーに
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座ってじっくり本を読んだりするスペースとして階段下を利用することもよく採用されます。
こもる感じになって集中できることや、書籍を1箇所にまとめられるメリットも。
注意点として、暗くなりがちなので、手元照明を用意すると良いでしょう。
ワインセラー
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ワイン好きなら、思い切ってワインセラーにしてはいかがでしょうか。
温度管理をしながら、コレクションを眺める楽しみもプラスされます。
ワインセラーなら画像のようにガラス張りにできるので、閉じた収納よりも圧迫感が軽減されます。
見せる収納をつくり込む
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階段下全面に収納を作る場合も、見せる収納で工夫しましょう。
画像のように、照明を組み込み整然と見せる収納にすることで、店舗のような印象にすることができます。
階段の面より少し奥にすることで、部屋側に広がりが感じられる点もポイントです。
収納が階段の一部
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こちらは階段下のテレビ台がそのまま壁面に伸びて階段の一部になっているというデザイン。
収納は一部に作るよりも壁面全体にのばしたほうが、すっきりした印象になりますし、画像のような低いデザインなら部屋の長さをより強調することができます。
ただし収納1段が階段にしては高めなので、サブの階段として利用するか、収納の一部に1段階段を設けて引き出せるなどにすると良さそうですね。もしかしたら、収納の一部に階段が隠されているというアイデアかもしれません。
おしゃれな階段下の活用実例 書斎編3選
シンプルなカウンタータイプの書斎でスッキリ
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こちらは階段の下にカウンタータイプのデスクをすっきりと設けた例です。
デスクに脚がないので、浮遊感も感じられて軽い印象になっています。
足元に窓があり、お部屋に明るさを届けながら、デスクに向かう時には集中することができるプランです。
掘り炬燵タイプなら低い部分にも設置が可能
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階段の下のほうは、低すぎてあまり活用できないことが多いですが、こちらのように掘り炬燵式のデスクを設ければ、低くても問題がなく無駄なく利用できるようになります。
ポイントは座りやすい座椅子やクッションを見つけること。
また、デスクとして使っていないときには、ディスプレイスペースとして生花や雑貨を飾るスペースにしても素敵になります。
階段を回して広めの書斎を確保
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こちらは階段を曲げることで、階段下のスペースを広めに取った実例です。
このくらいスペースがあれば、普段からリモートワークが基本という人も仕事がしやすいですね。
ニッチになっている壁の裏に書類などをしまうようにすれば、リビングからも雑多なものが見えにくくすっきりした印象にすることができます。
また、右手の階段下にも収納を設けることができそうです。
おしゃれな階段下の活用実例 ヌック編3選
シンプルなデイベッドスペース
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階段下はおおらかに囲われる空間になるので、ヌック(ゆったりと過ごせる囲われた空間)にするアイデアも人気があります。
画像は、シンプルにクッションを置いてデイベッドのように利用した例です。
階段から1段伸ばしたようなデザインが、よりすっきり感を演出しています。
包まれるようなヌックで居心地抜群
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こちらは階段下に柔らかな洞窟のようなヌックを作った実例です。
まるでギリシャ・エーゲ海の住宅のようなデザインですね。
階段に合わせた変形カーブも、動きが感じられます。
照明やちょっとしたものが飾れる棚があり、くつろげる空間に仕上がっています。
アルコールが楽しめるヌック
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お酒がお好きな方なら、アルコールを収納しながらお酒が楽しめるスペースにしてはいかがですか。
この場所に、お酒関連の雑貨なども全て収納しておけば、キッチンに取りに行ったりとウロウロしなくて済みます。
大好きなお酒に囲まれて、ゆったりと過ごせそうです。
おしゃれな階段下の活用実例 独自路線編5選
天井が低いことを活かした和の坪庭
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こちらは、階段下を坪庭のように設らえた実例です。
階段が上部にあることで、天井が低く感じられるので、実際には吹き抜けなのですが落ち着いた空間になっています。
正面にFIX窓があり、外のお庭と繋がっているような演出になっているようですね。
こういった空間を作ることで、贅沢な玄関を演出することができます。
プレイスペース
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階段下を子どものプレイスペースとする案も、秘密基地のようで楽しい空間を作れることから人気があります。
画像のようにカーペット敷きにすることで、その中で遊ぶというイメージになり、おもちゃも外に散らかりにくくなるというメリットもあります。
ただし、階段に頭をぶつけないような工夫は必要です。(家具を置いておくのほか、ぶつけても痛くないような保護をつけておくなど)
また、子どもが大きくなったときに、無駄なスペースにならないように、将来の活用方法を検討しておくといいですね。
洗面スペース
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こちらは洗面スペースとして活用した珍しい例です。
狭小住宅などでは、参考になりそうな画像です。
洗面台の奥の壁が立ち上がっていないので、光を遮らず広々と明るい印象になっています。
階段の踏面の裏に、必要なものや雑貨を引っ掛けられるのも面白いアイデアですね。
コンパクトな空間ですが、洗面台の足元はオープンになっていて、スツールに座ってゆっくり用意ができる贅沢なスペースになっています。
ペットスペース
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こちらは、最近、よく見られる階段下のペットスペースです。
表に出しておきたくないトイレを収納しておくこともできますし、留守番や来客中はペットがストレスなく入っておける場所にすることもできます。
手入れがしやすいように、人が入りやすい扉もあるといいですね。もしかしたら、右手の見えない壁にあるのかもしれません。
また、換気が必ずできるようにしておきましょう。
ここで留守番などをする場合は、オープン柵以外に閉められる扉も用意して、エアコンなどの空調を設置すると安心です。
キッチン
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こちらは階段下をキッチンにした実例です。
キッチンの天井も低くなっても良いスペースですから、ピッタリとも言えます。
ただし、埃対策はしておきましょう。
階段を上がったり下がったりすると、予想以上にホコリが立ちます。
そのため。階段の蹴上などはクローズタイプにして、こちらの画像のようにサイドの壁も閉じておくと良いでしょう。
画像のようにガラスにしておくと、空間に広がりも感じられて明るい印象になります。
こちらは壁紙のカラフルなデザインが、シンプルはホワイトのキッチンのポイントになっています。
床面のデザインとの相性も抜群で、楽しいキッチンになっています。
まとめ
今回は、階段下のスペースを閉じた収納ではなく、楽しく活用する方法をたっぷりご紹介いたしました。
収納ももちろん必要ですが、近年人気のオープンな階段にするなら、合わせて素敵な空間として活用したいですね。
こちらの記事を参考にしていただいて、どんな利用法にするか検討してみてください。
階段下のデザインは、家全体のデザインに合わせれば完璧です。
ぜひ、階段下をプラスアルファの素敵な空間にしてくださいね!