【プロが教える】流木を使ったおしゃれなガーデンを実現する方法!多彩な使い方を豊富な実例とともに解説
河原や海岸で出会うことのある流木。波や風にさらされて丸みをもった流木は、そのままオブジェとして飾っても素敵です。またガーデニングのアクセントにすると、お庭がグレードアップします。そう、実は流木は様々な形でガーデニングに利用できるんです!そして利用方によって、適した流木の形も違ってきます。
今回は流木を使っておしゃれなお庭にする方法を解説します。流木の選び方や様々な使用法、デコレーション例などをご紹介。我が家にぴったりの流木ガーデンを見つけてみませんか!
目次
流木を取り入れたおしゃれなガーデンを実現する方法
流木のガーデニングでの使い方とは?
大きめ流木のガーデニングでの使い方
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海岸、湖や河原で出会うことの多い流木。流木は水辺の雰囲気をもつナチュラルガーデンのアクセントにぴったりです。例えば株立ちのシンボルツリーの足元に砂利を敷いて、大小の自然石と共に流木を飾れば水辺の雰囲気が出せます。
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ドライガーデンにも似合う流木。大振りの多肉植物やサボテンがメインのお庭に砂利と共に流木をあしらうと、乾燥で枯れて時と共に風化した風景の再現ができます。
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大きめの流木が手に入ったら、横倒しに使って花壇の縁として利用したりベンチとして利用したりする方法もあります。流木を縦につかってフェンスのように演出しても。常に土の水分に接している使用法の場合は流木の腐食が早くなるものの、他の素材には出せない野趣を演出することができます。
小さめ流木のガーデニングでの使い方
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逆に小さな流木なら、透明なガラス容器に植物と共に飾る方法もあります。流木を寄せ植えに使用しても素敵ですよ!コンテナガーデンの中に小さめの流木を置くとよりナチュラルな雰囲気になります。流木自体に穴をあけて、多肉植物を寄せ植えするのも人気です。
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流木の形を利用して自由な発想で楽しむのもおすすめ。自分ならではのアートに仕立てて、お庭をマイ・ミュージアムに!
流木の選び方
目的に合った形状の流木を選びましょう。
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流木をベンチや花壇の縁にしたいなら、木の幹が流木化したものがおすすめ。直径なら30センチ程度、長さは50センチから1メートルは必要です。多肉植物の寄せ植え鉢にしたい場合もある程度大きな流木がおすすめです。植えこむための穴あけが必要ですので、厚みが5センチ以上あるものが適しています。
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オーナメントとしたい場合は丸みがあって枝ぶりや曲がり具合が良い流木を選びましょう。植え込みや鉢の面積の中でしっかり主張してくれる大きさのものを選びましょう。
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極小さな流木や板状のものも使えます。小さい流木なら寄せ植えの植物と合わせたり、穴をあけて糸を通し吊るすタイプのガーデニングオーナメントにしたり。板状も穴をあけて多肉植物を植えたり壁掛けの飾りにしたりできます。
野外で使用する場合は、乾燥状態で重さや硬さがある密度の高い流木を選ぶと長持ちします。植栽と一緒に使用するなら、塩分のない流木が理想。河原や湖由来の流木なら安心です。雨のかからないベランダや室内でオブジェとして楽しむ程度なら、軽い流木や海岸で拾ってきた流木でも大丈夫です。
流木と合わせて使いたい!相性が良い植物・マテリアル
流木のもつナチュラルな雰囲気でまとめたり、逆に人工的な素材と合わせてコントラストをつけたりしてみましょう。
流木と合わせてみたい植物
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流木と合わせてみたい植物ナンバーワンは多肉植物。乾燥地帯に育つ多肉植物類は流木の乾いた雰囲気とぴったり合います。風化してがさがさになった流木は腐食しやすくなっているので水分は極力減らすのが無難。その面からも、ある程度乾燥に強い植物が理想的です。
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空気中の水分で生きるエアープランツも流木に似合う植物。エアープランツを取り付けるのに都合のよい曲がりくねった枝があると良いですね!ガラスの容器に流木を入れ、エアープランツをあしらう、壁に流木を取り付けてエアープランツをあしらうなど、様々に楽しめます。
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野外の花壇等に流木を使うなら、フェスツカ、カレックスなどのオーナメンタルグラスやシダ類が良く合います。森の中の小川のような雰囲気をだしてみましょう。木に着生して育つランも流木の雰囲気と似合います。ランを植えこんだ容器に流木をあしらうと、野趣を楽しむことができます。
流木と合わせてみたいマテリアル
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流木は自然石や砂利敷きの庭と似合います。波に洗われて丸くなった小石は流木のベストパートナー。シーグラスや貝殻、サンゴは流木と共に、ビーチスタイルの庭のオーナメントに利用できます。
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流木にはラフィア・麻紐などのナチュラル素材が似合いますが、あえて人工的な雰囲気の容器の中に流木を使ってもコントラストをきかせると素敵です。例えばシンプルなガラスの容器やコンクリートポットは流木のナチュラルさを際立たせる効果があります。
プロが教える!流木を取り入れたおしゃれなガーデン実例10選
世界の素敵な流木ガーデンをご紹介します!
流木×お庭・花壇編 5選
流木の丸太をくりぬいて、多肉植物を植えよう
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厚みのある流木の中央をくりぬいてプランターのように仕立て、小さな多肉植物を植えこんでみましょう。色や形の違うものが隣通しに来るように植えると彩り豊かに見えます。軒下の雨がかからない場所が最適。鉢底穴がある場合は乾燥したらたっぷり水やりします。鉢底穴がない場合は控えめに水やりをしましょう。
流木をベンチとして利用してみよう
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大きな流木が手に入ったらラッキーです!そのまま砂利の庭にごろっと転がしても素敵なオブジェに。ファイヤーピットやテラスにベンチとしておけば、海辺のサマーハウスのイメージが演出できます。花壇の縁として利用する場合、多肉植物やオーナメンタルグラス類が流木の雰囲気に似合います。
植栽スペースに流木を立てよう
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ガーデンアプローチやテラスの脇の植栽スペースには、流木の味のある面を上にして立てて見せる方法もあります。乾燥に強い植物を少なめに植栽して、地面には砂利や小石を敷くとナチュラルさがでます。
流木と自然石でドライクリークを表現しよう
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芝生と植栽エリアの間に砂利、小石、自然石を組み合わせて、小川の形をつくりましょう。ところどころ流木をあしらって、周りに植栽すればお庭の素敵なアクセントに。ドライクリークはいわば欧米版の枯山水。竪樋の水を流す目的でつくられることもありますが、水はなくてもOKです。
オブジェとして植え込みに置いてみよう
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枝ぶりのよい流木が手に入ったけれど、利用法が思いつかない!そんな場合は植え込みの中に置いてみましょう。流木の背後と手前に別の種類の植物を植えると、植栽が整理された印象になります。
流木のガーデンオーナメント編 5選
小さな流木をつなげて、ハンギングのオーナメントにしよう
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小さな流木がたくさんあるなら、糸でつなげてガーラントに。シーグラスや貝殻も合わせるとビーチハウスのようなデコレーションに。軒先からつるしてお庭のオーナメントとして楽しみましょう。
コンクリートポット×ラン×流木を組み合わせてみよう
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ランやエアープランツは流木と相性の良い植物。まるで木に着生して育っているような野趣を出すことができます。コンクリートポットは人工的な素材ですが、ワイルドさをほどよく中和してスタイリッシュに見せてくれます。ガラスのボウルを鉢にしても似合います。
流木を土台にして、アートを飾ろう
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どっしりした流木はアップサイクル・アートのよい土台になります。魚のオブジェならまるでアクアリウムの風景のように。水鳥のオブジェの土台につかえば、河原の石で休む様子が表現できます。
真っ白な壁に流木を取り付けてエアープランツをあしらおう
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室内で流木を楽しみたいなら、壁にフックをとりつけ流木を吊るしましょう。形のよい流木ならそのままでもアートを飾っているような効果が。エアープランツをあしらうとよりナチュラルな雰囲気に。
板の流木をくりぬいて、多肉植物を植えよう
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建設資材の板などが波にさらされてできた流木も、味のある鉢になります。ホールソーを使うときれいな円にくりぬくことができます。小さな多肉植物を植えこんでバルコニーや室内に飾りましょう。
まとめ
自然がつくったアート作品のような流木、サイズや形によってさまざまな方法でガーデニングに利用できます。やがて腐食してしまう素材なので、野外で使用する場合はなるべく乾いた環境でアクセントやオブジェ的に使うのがベスト。自然石や植物と合わせて素敵な風景を演出しましょう。
多肉植物の寄せ植えに。水辺の雰囲気のナチュラルガーデンに、またはドライガーデンに流木がよく似合います。お気に入りの流木を手に入れて、さっそく自分ならではの流木ガーデンにチャレンジしてみませんか!