【プロが教える】憧れのルーフバルコニーを実現する方法!実例をたっぷり使って徹底解説
ルーフバルコニーは、日差しがあふれるオープンで楽しいスペースを作ることができることから欲しいと考えられる方も多くいらっしゃいます。
ルーフバルコニーは通常のバルコニーよりも広い空間がつくれることが多く、プラスの空間として設けることが可能です。
ただし、上手に使わないと殺風景な場所になりがちなのもルーフバルコニーです。
今回は、そんなルーフバルコニーを徹底解説!
おしゃれに利用する方法や注意する点など、ルーフバルコニーを検討中の方に必見の記事です。
ルーフバルコニーの実例もたっぷりご用意していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
プロが教える!おしゃれなルーフバルコニーを実現するポイント
そもそもルーフバルコニーとは?
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ルーフバルコニーは、屋根の上のバルコニーのことを指します。(ルーフトップバルコニーということも)
つまりルーフバルコニーの下には階下の室内があります。
建物から張り出したバルコニーや1階にあるテラスやデッキとは異なります。
ルーフバルコニーは、鉄筋コンクリート造の方がつくりやすいため、マンションに設けられていることが多くなります。
ただし、一戸建てでもRC造や鉄骨系の構造、コンパクトなスペースなら屋根を切り取ったような形でつくることが可能です。
ルーフバルコニーをおしゃれにまとめるためには、床材と手すりのデザイン、そしてプランターや家具の選定が大切になります。
また、夜間も使用できるように、照明やコンセントも準備しましょう。(植物への水やりのために水栓の設置もお忘れなく)
改めてルーフバルコニーのメリット / デメリットを整理します
ルーフバルコニーのメリット
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ルーフバルコニーの一番のメリットは、室内以外にプラスアルファの空間をつくることができることでしょう。
くつろぎや食事スペース、夜風にあたりながらアルコールを楽しんだり、プールを用意したり、家庭菜園などのガーデニングを楽しむこともできます。
また、周辺から見えにくいため、プライベート感が高くなることも人気の秘密です。
ルーフバルコニーのデメリット
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ルーフバルコニーのデメリットは、殺風景な場所になり結局使わない空間になってしまうことも多いことがあげられます。
その理由に、床材や手すりの選択をきちんとしていない、日差しが強すぎてバルコニーにいられない、手入れができずに汚れてしまうなどが考えられます。
また、床に木やタイルを貼ったり、手すりのデザインをよくしたり、設備をプラスしたり、アウトドア家具が必要になったりと建築費もアップします。
使えなかったということにならないように、しっかり計画したいですね。
ルーフバルコニーをおしゃれに取り入れるポイント①:床材と手すりのデザイン
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前述のように、ルーフバルコニーのデザインを決めるのは床材と手すりです。
床にはインテリアのイメージに合う木やタイル、手すりは金属の種類やカラー、木材との組み合わせ、またはガラスなど、こちらもイメージに合わせて選択します。
植栽を植え付ける場合は、重量や排水に注意して土を盛れるようにしておかなくてはいけません。
緑の多い空間にする場合は、新築設計時から計画する必要があります。
ルーフバルコニーをおしゃれに取り入れるポイント②:日差しを遮る工夫
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特に明るい時間帯に利用することが多い場合は、日差しを遮る用意がないと使いづらくなってしまいます。
日差しを遮るために、パラソルやオーニングを設置することが一般的ですが、こちらもデザインや生地のカラーなどに注目して選択しましょう。
注意点として、ルーフトップバルコニーは強風にさらされることも多いので、風の強い日には畳める、または、しまえるタイプにしておくと安心です。
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ルーフバルコニーおしゃれに取り入れるポイント③:アウトドア家具や照明
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床材と手すり、日差しを遮る方法が揃ったら、残りは設置する家具と照明がデザイン上で大切になります。
最近はデザインの良いアウトドア家具が多く販売されていますので、日差しを受けても退色しにくいアウトドア家具を選びましょう。
クッションなどのファブリックも雨に強いものもありますが、使うときに持ち込む方がおすすめです。
後悔したくない!失敗しがちなパターン紹介
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設置位置が高くなりプライベート感があるルーフバルコニーですが、予想外に周辺から丸見えになることもあります。
多くの目があるかもしれない状況では落ち着きませんね。
周辺の建物を確認して、目隠しになるような壁や植栽を設置するなど工夫しておきましょう。
スタイル別おしゃれなルーフバルコニー実例15選
モダンスタイルのルーフバルコニー実例 4例
プランターデザインもモダンに
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モダンなルーフバルコニーに植物を置く場合は、プランターもモダンなタイプで統一することが大切です。
カラーは無彩色で装飾がないタイプにしておくと失敗がありません。
植物の種類も、樹形が面白いものやシンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
モダンな床材
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モダンなルーフバルコニーにある床材は、こちらの画像が参考になります。
芝、石材、タイル、シンプルな張りの木材がおすすめです。
回遊できるガーデンに
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シンプルでモダンなルーフバルコニーに遊び心をプラスするなら、回遊式にしてみてはいかがでしょうか。
特に広いルーフバルコニーは、シンプルにまとめると殺風景に見えてしまうことが多いので、画像のような回遊式にすると目線がコントロールできますし、奥が見えないのでさらに広がりが感じられます。
コンパクトスペースならベンチも
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コンパクトなルーフバルコニーも、広さ以上に贅沢な空間をつくることができます。
家具を置くと雑多な感じになるようでしたら、画像のようなベンチがおすすめです。
使うときにはクッションを持っていくと良いですね。
ナチュラルスタイルのルーフバルコニー実例 4例
プランターを活用してガーデンをつくる
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ナチュラルスアタイルには植物を多く植えられると思いますが、こちらは全てプランターを利用して作られています。
プランターなら、ルーフバルコニーの植物が巨大になりすぎることもなく、植え替えも用意にできます。
また、高さにも変化をつけられるので、単調になりにくいこともおすすめの理由です。
BBQスペースをつくっておく
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ルーフバルコニーでバーベキューをしたいとお考えなら、BBQグリルなどのほか、作業しやすい台などを用意しておくと良いでしょう。
こちらはモルタルの作業台とグリルスペースのみですが、水道もあれば便利ですね。
キャンドルのライティングも雰囲気GOOD
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ナチュラルスタイルのルーフバルコニーなら、夜はキャンドルの光が似合います。
ただし、危なくないようにキャンドルのように揺らぐタイプの照明などを使用する方が安心です。
いくつも置いてムーディに演出しましょう。
日当たり抜群の家庭菜園スペースに
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ルーフバルコニーは、日当たりが抜群なので、家庭菜園にピッタリ。
その代わり、水切れには注意が必要ですが、どんどん育つ野菜に日々の癒しをもらえます。
ヨーロピアンスタイルのルーフバルコニー実例 3例
リビングからつながる広がりのあるルーフバルコニー
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ルーフバルコニーは、室内からのつながりも重要です。
床の高さを揃えて段差を無くしたりして、室内のリビングなどを広げるような存在であって欲しいですね。
また、室内側からの見え方にも注力しましょう。
レンガデザインの床
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床にレンガを張ると、イギリスの集合住宅の裏庭のような雰囲気に。
画像はヘリンボーン張りですが、レンガの張り方でもイメージが異なりますので、デザインに合う方法を探してみてください。
また、レンガの色ムラがあるかないかでも印象が変わりますので検討してみてくださいね。
ヨーロッパのガーデンのようなルーフバルコニー
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こちらは、ブリティッシュガーデンにある東屋のようなイメージをルーフガーデンに置いたサンプルです。
大きなボーダーのクッションがのったソファやチェア、ベンチがさらに雰囲気を演出しています。
おかげで都会の一角とは思えないような、非現実的な空間になっていますね。
独自進化を遂げたルーフバルコニー実例 4例
和風庭園なら和モダンホテルのような雰囲気も
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もちろんルーフバルコニーに和風庭園をつくるのもありです。
こちらはモダンなガラスの手すりに松と石をメインに配置されています。
日本のモダンなホテルのルーフバルコニーのようですね。
シャワーを設置
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こちらは、ルーフバルコニーにおしゃれなシャワーを設置した例です。
シャワーは、ルーフバルコニーに人気のサウナやプールを設置するなら用意したい設備です。
海外で人気のプールを設置
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コロナ禍もあり、最近は自宅にプールを設置するというのがとても人気があります。
かなり贅沢になりますし、費用もかかりますが、他人を気にすることなく泳いだりエクササイズができるのは魅力ですね。
もちろん、お子さんも大喜び間違いなし。
リゾートホテルのようなデザインにすると、家にいながら旅行気分も味わえます。
もうひとつのリビングダイニング
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ルーフバルコニーのスペースが広いなら、さまざまなエリアに分けると空間をうまく使い切ることができます。
画像のように、くつろぐスペースと食事をするスペースなどに分け、植栽でうまく視線をコントロールすると良いでしょう。
また、階下の部屋に光を届ける天窓の設置も人気があります。
まとめ
今回は、家にいながら太陽を浴びたり、夜風を楽しんだり、友人たちと食事をしながら語らったりできる、非日常的な空間をつくることができるルーフバルコニーの実例をたっぷりとご用意しました。
マンションのルーフバルコニーで、うまく使いきれずに放置されていることがありますが、それではもったいないですよね!
ただし、マンションのルーフバルコニーは、共用部分になりますので、必ず施工前に規則を確認しましょう。
また、騒音や排水など近隣に迷惑をかけないように注意することも、住みやすい環境を守るために必要です。