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      2021/03/12

【5分でHerman Miller(ハーマンミラー)を理解する】インテリア初中級者向けに徹底解説!おすすめのリプロダクト商品もご紹介。

インテリア好きなら一度は聞いたことのある、アメリカの家具ブランド「ハーマンミラー」。魅力的で機能的なアイテムの数々に憧れている人もきっと多いことでしょう。「ハーマンミラー自体はどのような会社なのか?」「どういったアイテムを扱っているのか?」など、興味がある人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな、ハーマンミラーのその魅力と歴史、そしてアイテムをご紹介していきたいと思います。

Herman Miller(ハーマンミラー)、その歴史を紐解く

ハーマンミラーの前身である会社が創業したのは1905年のこと。創業当時は、クラシックなベッドルーム家具を製造する会社でしたが、世界恐慌での経営悪化を期に、モダン家具とオフィス家具を製造する会社へと転身しました。

1945年に「ジョージ・ネルソン」をアートディレクターとして迎えると、「チャールズ&レイ・イームズ夫妻」や「アレキサンダー・ジラード」「イサム・ノグチ」などといった、ミッドセンチュリーを代表する著名なデザイナーとのコラボレーションを行いました。彼らとのコラボによって生まれた、その画期的なデザインと素材使いは、モダン家具業界に大きな旋風を巻き起こしました。現代でもイームズ夫妻やネルソン氏などがデザインしたアイテムは、ハーマンミラーの代名詞の一つとして世界中のファンを魅了し続けています。

そしてもう一つ、ハーマンミラーを語る上で忘れてはいけないのが、オフィス家具。特にオフィスチェアの分野です。ハーマンミラーのもう一つの代名詞とも言える「アーロンチェア」をはじめ、数多くの人間工学に基づいたエゴノミクスチェアを扱うブランドとして、ハーマンミラーは常に高い評価を受け続けてきました。現在では、ゲーミングチェアの分野にも参戦しており、長年培ってきた人間工学のノウハウと、環境に配慮した経営方針によって、この分野のリーディングカンパニーとして今後の活躍を期待されています。

参考:Herman Miller 日本公式サイト「ハーマンミラーの歴史」
https://www.hermanmiller.com/ja_jp/about/timeline/

Herman Miller(ハーマンミラー)の代表的な名作3選

至高のワークチェア:アーロンチェア

1994年に発表された「アーロンチェア」は、デザイナーの「ビル・スタンフ」と「ドン・チャドウィック」による共同デザインで生まれました。張り地にメッシュ素材を採用した初めてのワークチェアであり、「健康に良く、多彩な機能を備え、多様なサイズに合う、環境に配慮したチェア」として、この世に生み出されました。その外見は、世界中の誰もが今まで見たことのないデザインで、オフィスチェアの在り方についての人々の考え方を変えました。

アーロンチェアは、人間工学(エルゴノミクス)に基づいて設計された高機能ワークチェアです。座る人それぞれの体型や、行う作業シーンなどに合わせて、椅子自体を人に合うよう調整できる機能が数多く搭載されています。また、メッシュ素材特有の高い通気性と体重を分散させる効果は、腰にかかる負担を軽減し腰痛を起こりにくくするなど、オフィスワークを行う人々のことを考えて作られた椅子なのです。

発表から25年以上経った今でも、その評価は高く、その座り心地と機能性は、世界中のユーザーに愛され続けています。また、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞や、MoMAの永久コレクションに選ばれるなど、インテリアを愛する人ならば一度は実際に触れ合いたい特別なオフィスチェアなのです。

20世紀最高の最高のデザインと言われた:イームズプライウッドラウンジチェア

20世紀のプロダクトデザインに大きな影響を与えたデザイナーとして知られる「チャールズ&レイ・イームズ夫妻」が1946年に発表した「プライウッドチェア」。プライウッドチェアが開発された当時は、成型合板は建築資材として使用されることの多く、家具の素材としては一般的ではありませんでした。しかし、イームズ夫妻は成形合板を3次元に加工する技法を開発することに成功します。

戦後、経済成長や人口の増加によって家具の需要が増えると、ローコストで大量生産できる成形合板技術を利用した「プライウッドチェア」を夫妻は発表します。無駄がなくシンプルなデザインと、その快適な座り心地、そして製造の容易さによって、プライウッドチェアは瞬く間に人気の商品となります。1999年「タイム誌」のミレニアム号で「20世紀最高のデザイン」に選ばれるなど、インテリア史に名を残す名作チェアの一つとしても有名な椅子です。

ジョージ・ネルソンの傑作照明:バブルランプ

25年以上にわたって、ハーマンミラーのデザインディレクターを務めた「ジョージ・ネルソン」。「バブルランプ」は、そんな彼が1952年にデザインしたランプシリーズです。シルクで覆われたスウェーデン製の美しいペンダントランプから着想を得て、このランプシリーズはデザインされました。

このランプが作られたそもそものきっかけは、ネルソン氏がスウェーデン製のそのランプをどうしても欲しかったことからだと言われています。というのも、スウェーデン製のそのランプは、非常に手の込んだ技術を要する作りとなっており、とても高額な商品でした。そこでネルソン氏は、自分でそのランプを作ることにしたのです。

そうして作られたのが、プラスチックを使った半透明で美しい形バブルランプでした。その作り方は、耐久性向上の改良を加えた以外は、現在でもデザインされた当初と同じ方法で製造されています。その完成されたデザインは、ニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久保存コレクションに選定されており、シンプルでありながら美しい姿は多くのインテリアシーンに取り入れられています。

Herman Miller(ハーマンミラー)のある生活

リビング編:イームズラウンジチェア&オットマンでラグジュアリーなリビングに

ニュートラルカラーのアイテムが多い部屋に、イームズの「ラウンジチェア&オットマン」を配置することで、グッと高級感と、カラーにメリハリのついたコーディネートになります。淡い色味が多いので、ラウンジチェアのブラックカラーが一際際立ち、その存在感を示しています。

ラウンジチェアのシートカラーで言うと、ブラックやホワイト、ブラウンカラーが人気ですが、色の選び方は、ソファやテーブル・棚などのカラーが淡い色の場合は、色をブラックにすると空間にメリハリが出るようになります。ソファなど大きな家具が黒や暗い色の場合は、ホワイトやブラウンカラーのラウンジチェアを取り入れることで、色の重量感を上手にコントロールすることができますので、ぜひお試しください。

また、フレームのウッドも選択することができるので、室内に使っているウッド素材に合わせて選ぶことで、インテリアにまとまりが出て、よりいっそう空間の演出が向上します。この有名な椅子をインテリアに取り入れるだけで、室内を一段も二段もレベルアップさせてくれるので、リビングをもうワンランク上に格上げしたい人におすすめのアイテムです。

寝室編:ネルソンシンエッジベッドでミニマルでスッキリとした快適寝室

寝室はただでさえ大きなベッドを置いたり、サイドテーブルやなんだかんだとごちゃついた印象になりがちな部屋ですが、ジョージ・ネルソンがデザインした「シンエッジベッド」はスマートなフレームと、華奢な脚部によって、重い印象になりがちなベッドの存在感が、とてもスッキリとした印象になります。

写真の部屋は白い壁に、明るい色味のフローリングと天井によって、広がりがありややぼんやりとした空間ですが、ウォールナット素材を選択することで、空間を引き締め、部屋に落ち着きと高級感も出ています。

1954年にデザインされたアイテムですが、現代のミニマリズムインテリアに取り入れても違和感のない、シャープな印象のアイテムなので、シンプルコーデや、余計な要素を寝室に取り入れたくない方におすすめアイテムです。

書斎編:セイルチェアで作るオレンジの効いたコンテンポラリーな書斎

書斎に使うワークチェアは、長時間座ることや作業効率を考えて、高性能なハーマンミラーのワークチェアを取り入れたいと考える人は多いことでしょう。

ホワイトを基調とした空見に、効果的にオレンジのカラーを取り入れたこの空間には、セイルチェアの先進的なフォルムと、カラーリングが非常に良い存在感を示しています。ベースカラーにホワイト、シートがオレンジのタイプのセイルチェアは、そのデザインと相まって、コンテンポラリーな空間を作り出してくれます。

非常に高い機能性と、シンプルでシャープな近代的なセイルチェアは、ミニマルな空間やコンテンポラリー、アクティブな印象の空間にもマッチするので、大きめのお子様の勉強用や、女性の方にもおすすめのアイテムとなっています。

Herman Miller(ハーマンミラー)のリプロダクトも要チェック!品質の確かなおすすめ厳選3選

イームズ ラウンジチェア&オットマンセット:esq(エスク楽天)

正規品価格:708,400円〜
リプロダクト価格:184,800円〜

本場イタリア製の総本革を使用した商品で、皮の仕上げが3タイプあり、シートカラーも選べる本格派リプロダクト商品です。安価な合皮製のリプロダクト品とは違い、滑らかでしっとりと肌になじむ本革が特徴的。受注生産となっており、完成品で届くので、ガタ付きなどの心配などもありません。また、一年間の保証がついているなど、リプロダクト製品の中でもお高めのお値段ですが、安心して購入できます。

本物の値段と比べれば破格の値段となっており、またその他の安価なリプロダクト品と比べ、完成度が高く高級感もあるため、お値段を抑えながらイームズのラウンジチェアを手に入れたい方におすすめの商品となっています。

プラットホームベンチ:DOIMOI

正規品価格:201,300円〜
リプロダクト価格:42,575円〜

とても丁寧に作られた完成度の高いリプロダクト商品です。木のジョイント部分や、座面裏まで丁寧に作れており、ややお高めの値段でも納得のクオリティとなっています。サイズは、1220mmと1830mmの2サイズあり、別途で強化ガラス天板の販売も行っているので、ローテーブルとしてや、ディスプレイ用の陳列台としても使用可能です。

1220mmサイズでは、アッシュ材を用いたナチュラルカラーとブラウンカラー、本物同様メープル材を使ったナチュラルカラーから選択できます。脚はブラック塗装のバーチ材。脚のみ取り付けになりますが、簡単に取り付けできるようになっており、デザインを邪魔しないよう取り付け金具のボルトも脚と同じカラーになっているなど、細部まで丁寧に仕上がっています。

全体的に木の質感とぬくもりを持った心地よい印象のプラットホームベンチは、和風や北欧テイストに合わせやすいと人気のアイテムです。椅子としてはもちろん、テーブルとしてインテリアに気軽に取り入れてみたいと考えている方に、おすすめの商品となっています。

Eames DSW:Air Rhizome Interior

正規品価格:64,900円〜
リプロダクト価格:8,990円〜

人気のイームズのプラスチックシェルチェアシリーズから、木のテーブルなどと相性の良いダウェルベースのリプロダクト品です。

本物とは違いABS樹脂製のリプロダクト品となっていますが、日本できちんと検品組み立てを行った完成品の形で届くため、ガタ付きなどの不具合があまりない製品になります。細かい部分にまでこだわって作られており、椅子全体のバランスを見ても、他の安価なリプロダクト品に見られる脚部のズレなどは見えません。

脚はビーチ材のみとなっていますが、シートカラーは8色から選べるなど選択肢も多いので、ダイニングチェアとして複数個欲しいが予算は抑えたい方などにおすすめのアイテムになります。

まとめ

伝統的なデザインのベッドルーム家具の会社から始まり、ミッドセンチュリー黄金期の家庭用名作家具の数々を作り出し、そしてオフィス空間やワークチェアに革新的な影響を及ぼす存在となったハーマンミラー社。時代の流れに敏感に反応し、環境対策や、従業員の待遇などにも積極的に取り組む会社としても、評価が高いことで有名です。

オフィスでのワークスタイルから、個人でのワークスタイルへと時代は変化していき、今また人々のワークスタイルは大きな変化の時期に来ています。ゲーマーがプロの職業として認知され、動画配信者など個人でパソコンを使って長時間作業をする人なども増えました。また、大きな災禍により家で仕事をする人が増えるなど、ワークチェアの需要はますます高まって来ています。

確かな品質と高いデザイン性、そして時代の流れを読み・時代にあった製品を世に送り出し続けるハーマンミラー社が、この先どのような製品を発表するのか、皆さんのその目で確かめてみてください。

(HermanMiller日本公式サイト
https://www.hermanmiller.com/ja_jp/

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