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HAY の人気の秘密を探る!2000年代生まれの北欧モダンスタイルを牽引する人気ブランドに注目!

北欧モダンデザインの家具が隆盛を極めた40年代〜60年代、ハンス・J・ウェグナーや、アルネ・ヤコブセンなど多くのインテリア史に残る偉大なデザイナーと名作家具の数々が生まれました。
2000年代には日本にIKEAが上陸し、日本国内に北欧スタイルが流行しましたね。
そんな北欧モダンスタイルも今ではすっかり定着し、定番のインテリアスタイルとして今も人気となっています。

現代では、IKEAのような低価格帯から、カール・ハンセン&サンのような高価格帯まで、様々なブランドが台頭しています。
そんな中、「HAY」は中価格帯の程よい価格設定と、世界で活躍するデザイナーによるおしゃれな家具を扱う、ミドルマーケットをターゲットにしたブランドとして、感度の高いインテリアファンからも注目を集めています。

今回は、そんなHAYの魅力とアイテムについて、北欧デザインのニュースタイルと共に探っていきたいと思います。

HAY が何故支持されるのか?インテリアのプロがその人気の秘密を紐解く

HAYとは

HAYは、「良いデザインはあらゆる人の権利である」という理念のもと、2002年に設立されたデンマークの家具ブランドです。
創設者は、「ロルフ・ヘイ」と、共同設立者でロルフ氏のパートナー、HAYのクリエイティブディレクターを務める「メッテ・ヘイ」の二人。

家具やインテリアアクセサリーをはじめ、ステーショナリーやキッチンアイテムまで幅広いアイテムを扱っており、世界中のデザイナーとのコラボレーションを積極的に行っています。
豊富なアイテムラインナップは、ライフスタイル全体までコーディネートを楽しむことができ、北欧のブランド特有のシンプルで使いやすく鮮やかなカラーバリエーションは、日本のインテリアシーンにも取り入れやすくなっています。

デンマークをはじめ、ドイツやアメリカ、中国など多くの国へ出店しており、日本では東京渋谷に世界最大級の広さをもった店舗「HAY TOKYO」を構えています。
また、HAYのシンプルでミニマルなモダンデザインと、使い勝手の良い機能性を持ったアイテムは、多くの公共施設や商業施設、ホテルやレストランにも採用されています。
日本では横浜ランドマークタワーのスカイガーデンや、大学の食堂、その他ホテルや病院など様々な場所で、HAYのアイテムが使用されています。

HAYのスタイル

シンプルで実用的、曲線的で柔らかいデザインと鮮やかで優しいカラーリングなど、北欧家具らしい要素を持ちつつも、HAYのアイテムはどこか40年代〜60年代の北欧家具とは雰囲気が違います。
よりシャープで無駄がなく、しかし北欧家具らしさが感じられるデザイン。
私たちの現代の生活に馴染みの良いデザインです。

HAYのデザインインスピレーションの源は、「アート・建築・ファッション」の3つからきています。
「アートのオリジナリティ」「建築の実用性」「ファッションの時代性」の3つの要素を少しずつ取り入れることで、現代的で使いやすく、HAYらしいアイテムを生み出しています。
HAYのアイテムに、40年代〜60年代の北欧家具よりもミニマルで現代的なスッキリとしたデザインが特徴としてみられるのは、こういった現代の生活からインスピレーションを得ているからだと言えるでしょう。

HAY が好きな方におすすめブランド

Muuto(ムート)

Muuto(ムート)は、「ピーター・ ボーネン」と「クリスチャン・ビエ」の二人によって、2006年にデンマークで創立された家具ブランドです。
フィンランド語で「新たな視点」という意味を持ったブランド名の通り、これまでの北欧デザインに新たな視点を取り入れた、新しい北欧モダンデザインのアイテムを扱っています。

シンプルで柔らかなデザインでありながら、機能的で使い勝手の良いアイテムが多く、HAYのアイテムとテイストが近いので、組み合わせて楽しむこともできます。
価格帯はHAYよりもお高めなので、予算を見て取り入れていきたいですね。

Norman Copenhagen(ノーマン・コペンハーゲン)

「ポール・マドセン」と「ヤン・アンデルセン」の二人によって、1999年に誕生したデザインショップから始まったノーマン・コペンハーゲン。
2002年からオリジナルプロダクトを、2009年からは家具部門を開始し、現在では世界80カ国以上での販売や、80以上のデザイン賞を受賞するなど、若いブランドでありながらインテリア業界でその存在感を確立しています。

HAYやMuuto同様、現代的な北欧モダンスタイルのアイテムを扱っており、ソファなどの家具から掃除用ブラシなどの生活雑貨まで幅広く扱っています。
HAY・Muuto・ノーマン・コペンハーゲンの3ブランドは、比較的若いブランドでありながら、北欧の新しいモダンスタイルを作り出す存在として今後も注目していきたブランドです。
インテリアを彩る小物類を含め、シンプルでありながらこだわりを感じるアイテムが多く、40年代〜60年代の北欧の名作家具と組み合わせも楽しめますので、ぜひチェックしてみてください。

プロが選ぶ!HAY の代表的なおすすめアイテムを5選

HAY のおすすめソファ

快適で実用的なソファ:CAN

フランス・ブルターニュ出身のデザイナー「ロナン&エルワン・ブルレック」兄弟がデザインしたCANソファは、シンプルでありながらモダンな優雅さをもったソファです。
スチール製のフレームと、座り心地の良いクッションの組み合わせが、ミニマルで軽快なデザインです。
一見カジュアルなソファに感じますが、無駄のないシャープなデザインと、スッキリとしたフレームの表情が理知的な印象となっており、大人のモダン空間でも浮くことはありません。

CANソファの名前は、You can」「You can make it」からきており、「あなたにもできる(作れる)」というメッセージが込められています。
というのも、このソファは組み立て式のソファとなっており、届いた時にはフラットパックに収まっています。
ソファの名前に込められたメッセージの通り組み立てやすいので、慣れていない人でも容易に組み立てることができます。

フラットパックに収まっているので、搬入経路が多少狭くても普通のソファより簡単に運び入れられるのも魅力。
ひとり暮らしのお部屋や、スペースを活用した住宅、ライフスタイルの変化しやすい学生の方や、引っ越しの多いご家庭にもおすすめです。

HAY のおすすめテーブル

シンプルなインダストリアル系テーブル:PYRAMID TABLE

オランダのデザイナー「ウィム・リートフェルト」が、1950年代にAhrend社で働いていた時にデザインしたピラミッドテーブル。
AhrendHAYのコラボレーションによって復刻しました。

スチールのフレームとオーク材の天板によるシンプルな構造と、シャープで無駄のないデザインがすっきりとした印象のテーブルです。
50年代デザインの復刻アイテムですが、簡単に移動のできる軽量さや、現代のインテリアにも取り入れられるダッチデザインが魅力的です。
膝が当たりにくいので、ベンチタイプの座席とのコーディネートや、同時に復刻したRESULT CHAIRとの相性は抜群です。

脚のシルエットが特徴的なので、イームズチェアのエッフェルベースのような、斜めのラインの脚を持ったチェアとの相性も良いです。
インダストリアルインテリアやミニマルなシンプルモダンスタイル、ミッドセンチュリーインテリアアイテムとの組み合わせもおすすめです。

HAYを代表するサイドテーブル :DLMテーブル

デンマーク出身のデザイナー「トーマス・ベンゼン」がデザインしたDLMテーブル。
DLMとは「Don’t Leave Me(置いていかないで)」を縮めた名前で、その名前の通り運びやすい取手がついたサイドテーブルです。

スチール製のテーブルですが、約2.2kgととても軽量で、持ち運びが容易。
お盆状の天板でテーブルの上の物が落ちにくい構造となっているため、小さな物なら載せたまま移動も可能です。

スッキリとした3本足の安定性があるデザインで、インテリアシーンを選ばず、リビングや寝室などどこにでも連れて行けるサイドテーブルとなっています。
また、柔らかい色合いの豊富なカラーバリエーションも魅力の一つで、別の色を組み合わせてインテリアをより楽しく演出することもできます。

HAY のおすすめチェア

安心感のある座り心地のアームチェア:AAC 22

デンマークの家具デザイナー「ヒー・ウェリング」によってデザインされた、ABOUT A CHAIRシリーズのアームチェア。
HAYの人気アイテムの一つで、世界中で愛用されている、ロングセラーアイテムです。

人間工学に基づいたポリプロピレン製のシェルと、安定感のある木製の脚が特徴的。
包み込むようなコロンとしたフォルムと、木製の4本脚が、素朴で親しみのある印象です。
シンプルなデザインですが、豊富なカラーバリエーションのシェルによって、組み合わせが楽しめるアイテムです。

優しく柔らかな印象のデザインなので、人の集まる団らんの空間などにおすすめです。
北欧モダンスタイルやミニマルインテリア、カフェスタイルのインテリアなどに取り入れると、より雰囲気が優しく、寛いだ印象になるでしょう。

シンプルで機能的なチェア:SOFT EDGE 12

ウクライナ出身のデザイナー「アレクセイ・イスコス」と、ロシア出身のデザイナー「ボリス・ベルリン」のデザイナーユニット「イスコス・ベルリン」のデザインしたSOFT EDGEシリーズのチェアです。
成形合板技術を使った木製のこのチェアは、丈夫で軽く、座ったままの動きもスムーズな座り心地と、スタッキング可能な薄さが特徴的です。

SOFT EDGE 12は、成形合板の背座と、ソリッドウッドのフレームによって構成されており、一体感のあるデザインが調和的な椅子です。
一つのアイテムとしてまとまりが良く安定感のある存在感は、使わない時、壁際にスタッキングしておいても邪魔に感じくいです。

「木の椅子」と聞くと、素朴な印象を受けるかもしれませんが、薄い背座のシャープなラインはモダンでクール。
ウッド素材のアイテムでインテリアを揃えつつ、洗練されたモダンな印象のスタイルにしたい時は、特におすすめのアイテムです。
ダイニングルームや子供部屋やワークスペースなど、幅広いシーンに取り入れられます。

まとめ

デザイナーズ家具というと、おしゃれで高品質、高価格なアイテムが多い印象です。
北欧ブランドといえば、そのほとんどがヨーロッパに生産拠点を置いており、商品の在庫がなかった場合、日本に届くまでに数ヶ月要することがあります。

HAYは流通コストを抑える工夫や、中国にも工場を持つことで、アジア圏への商品供給スピードを上げることに成功するなど、アジア圏でのマーケティングにも力を入れています。
そのため中程度の価格帯でありながら、品質の良いアイテムが日本でも手に入れやすくなっています。

HAYで扱う新しい北欧モダンスタイルのアイテムは、多様なライフスタイルを送る現代の私たちの生活に取り入れやすい、シンプルで機能的なアイテムです。
ソファやテーブルなどの大きな家具から、ゴミ箱や歯ブラシなどの小さな生活雑貨まで取り扱っています。
細かなアイテムにまでデザイナーのこだわりが見え、目を楽しませる豊富なカラーバリエーションは、生活がたのしくなります。

シンプルであるということは、自身のコーディネート次第でどのようにでも見せることができます。
柔らかい北欧のデザインは、生活に寛ぎや癒しを与えてくれるでしょう。
そして機能的であることは、生活をより便利に豊かに送る手助けになります。

コーディネートを楽しみながら生活の質を向上させ、さらに予算を抑えつつインテリアを楽しめる。
そんなHAYのアイテムを、皆さんも取り入れて、コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。