2021/05/15
【小上がり和室でインテリアはここまで変わる】プロが実例を使って徹底解説。リビングとの調和を目指そう
在宅勤務の増加によって家で過ごす時間が以前より長くなってきていることもあって、快適なおうち時間を過ごせる方法に関心を持つ人が増えてきていますね。
特に和室は「ゆっくりくつろげる」「畳の香りに癒される」などの理由で注目度が再び高まっています。
せっかく和室をつくるなら、床面よりも畳面を上げた小上がりタイプが使いやすさの点から考えておすすめです。
この記事では、リビングにおしゃれな小上がり和室をつくる方法とおしゃれな実例について紹介します。
小上がり和室の持つ魅力を知って心地よい空間をつくってみませんか。
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目次
小上がり和室でリビングに変化をつける!おしゃれな小上がり和室インテリアを実現する方法
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リビングの一角の床高を上げて畳を敷いて仕上げる小上がり和室は、一つの空間の中で視線の高低差をつけることで特別感のあるスペースとして使えるのに加えて、空間全体に立体感を加え個性的な雰囲気を出してくれる場所です。
ただし、単に床の高さを上げるだけではなく、おしゃれさや使いやすさをプラスするには工夫が必要です。
センスの良さを感じさせる小上がり和室をつくるために、次のようなポイントを押さえて計画していくといいでしょう。
内装:和風にこだわらず自由に組み合わせる
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和室や畳といったフレーズを耳にすると、従来の和室のイメージが浮かんでくるという人は多いのではないでしょうか。
床や壁、天井、建具などの仕上げ材は一般的な和室とほぼ同じですが、単独で存在しているのではなくリビングの一角に設けられるという点が大きく違います。
障子などの建具をつけずにリビングと一体になった空間として使うなら、内装インテリアがリビングと調和していることが重要です。
たとえばリビングがモダンテイストのインテリアなら、小上がり和室もブラックやブルー、グレーなどの色の畳を敷いたり、長方形の畳ではなく正方形の琉球風畳を敷き詰めたりするとかっこよさが増します。
照明器具をぼんぼり風のペンダントライトにせず、天井面にダウンライトを設けてすっきりとさせると、シンプルでスタイリッシュな雰囲気を出せますね。
和にこだわることなく、和洋のテイストを上手にミックスさせてインテリアを考えていくとおしゃれ度はアップできるでしょう。
間取りや造作:リビングとの広さのバランスや動線を考慮する
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小上がり和室をつくる上でよく検討したいのは、「どんな過ごし方や使い方をしたいのか」という点です。
畳にごろんと横になってくつろぎながらテレビを見たいのなら、テレビの位置との角度や距離を考慮する必要がありますし、家族団らんのスペースの一部としたいならリビングの奥よりもキッチンやダイニングに近い位置が理想的です。
来客をもてなす場所として使いたい場合は、庭やバルコニーに近い窓際にあると開放的な雰囲気になり話が弾むでしょう。
使う人が家族メインか来客メインかによってリビング全体の動線も異なりますから、スムーズに出入りできることも押さえておく必要がありますね。
さらに小上がり和室を単独スペースとして使うことも考えたいなら、視線や声をカットできるよう障子や引き戸を設けておくといいでしょう。
ワークスペースや来客用の寝室として活用できますよ。
広さ:リビング空間のアクセントなら3畳、長時間過ごす場所なら4.5~6畳
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小上がり和室の広さは3畳、4.5畳、6畳の3パターンが多く、リビング全体の広さとのバランスを見ながら決めていくとスムーズです。
小上がり和室はリビングの一角に設けるスペースですから、メインであるリビングにソファやテレビボードなどの家具がレイアウトできる広さをまず確保しておきたいですね。
たとえば10畳のリビングに4.5畳の小上がり和室を設けるとリビングスペースが手狭になってしまいますので、コンパクトなリビングの場合は注意が必要です。
逆に広いリビングなら小上がり和室の広さはある程度柔軟に調整できるので、小上がり和室の用途を考えながら決めていくといいでしょう。
段差と収納:低いと出入りしやすく高いと下部収納が設置できる
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小上がり和室の段差をどれくらいにするかというのは悩ましい部分ですね。
低い段差は出入りする際に足腰の負担がかからない、リビングとの一体感が強いというメリットがあります。
ただし下部収納はほぼ設置できませんから、押入れを活用するほかに小上がり和室内の壁面の一部に収納棚をつける、たんすなど既製の収納家具を置くといった方法で収納スペースを確保しましょう。
高い段差は視線が高くなり特別感が出る、段差部分に腰かけられるというメリットがあります。
畳の下には比較的大きな空間ができるので、引出しやハッチキャビネットを造作すれば収納スペースとして活用できて便利です。
低すぎても高すぎても小上がり和室は使いにくくなりますので、出入りが比較的しやすく下部収納も大きく確保できる30cm~35cmがおすすめです。
後悔したくない!小上がり和室を作る前に押さえておきたい気になる情報
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個性的なリビングへと変身させる魅力を持つ小上がり和室。
「うちにも!」と即決する前に、小上がり和室に関して事前に押さえておきたい情報を2つお伝えします。
小上がり和室を後付けする際のリフォーム費用
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小上がり和室はリフォーム工事で後付け設置が可能ですが、事前に工事費用の目安を把握しておくと予算を組みやすいですね。
小上がり和室の工事費用は3畳で15~25万円、4.5畳で20~35万円が相場でしょう。
リビングのフローリング上に小上がりの下地を組んで畳床を設け畳を敷く、スペース専用の照明配線を増やすといった工事内容での金額です。
障子を立てる、リビングとは違う内装に仕上げる、下部収納を設置する、堀座卓を新設するなど工事項目が追加になると費用もどんどん上がっていくので、予算とのバランスを考えながら計画していきましょう。
こんなケースに気を付けて!失敗しがちなパターン
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小上がり和室をリビングに設ける際に失敗しがちなのは、天井高と面積とのバランスです。
小上がり和室部分は段差の高さだけ天井高が低くなることを頭に入れておかないと、3畳程度の面積だと狭くて圧迫感の強いスペースになりかねません。
たとえば天井高250cmのリビングに段差30cmの小上がり和室を設けると、小上がり和室内の天井高は220cmです。
居室にしてはかなり天井高が低い空間なので、せっかくつくったのに手狭に感じてくつろげないという本末転倒な結果にならないよう注意しましょう。
畳の下に収納スペースを確保したいばかりに段差を高めにしてしまうと、なる可能性がありますので、計画時にしっかり確認しておきましょう。
畳の色も小上がり和室、そして隣接するリビングに影響する要素として慎重に選びたい部分です。
小上がり和室には正方形の琉球風畳を採用するケースが多く、最近の和室人気を受けてさまざまな色が発売されています。
グレーやベージュといった淡い色だとあまり狭さを感じさせませんが、ネイビーやブラックといった濃い色だとリビング全体の中で小上がり和室だけが浮いてしまう可能性も。
「好みの色だから」「かっこいいから」など小上がり和室だけの問題として選ぶのではなく、リビング全体でバランスが取れるようなカラーコーディネートをめざしましょう。
全体を見た時にリビングのフローリングや畳枠、小上がり和室内の壁・天井の仕上げ材などの色とバランスがとれているかが重要です。
おしゃれな小上がり和室インテリア実例10選
広めリビングの小上がり和室インテリア実例
実例1.カントリーテイストのリビングになじんだ明るい小上がり和室
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リビングの一角に設けたコンパクトな小上がり和室は、カウンターをつけてパソコン作業や読書などができる空間に。天井と壁をリビングと同じ色で仕上げて一体感を強めています。腰かけられる程度の床高にして使い勝手も抜群。
実例2.庭のウッドデッキと高さをそろえて広々とした印象の小上がり和室
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ダイニングスペースと低い腰壁でゆるく区切りつつ、建具のない開放的なスペースに。庭に設けたウッドデッキと畳の床高が同じなので、小上がり和室がより広くなった印象を受けます。深い色合いのブルー色の吊押入がほどよいアクセントになり、和モダンな雰囲気たっぷり。
実例3.キッチンとの距離感が近く会話が弾む小上がり和室
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淡いベージュ色の畳を市松模様に敷いた4.5畳の小上がり和室。対面キッチンに向いて腰かけられるよう脚が入るスペースを確保してあります。キッチンにいる家族と会話したり、腰壁につけたカウンターを使って食事やお茶を楽しんだりとさまざまな過ごし方ができそう。
実例4.純和風なインテリアで落ち着いた雰囲気を楽しむ小上がり和室
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板天井や格子引き戸、濃い色の畳枠など和の雰囲気を強く出した小上がり和室。琉球風畳のモダンさとのバランスが絶妙です。L型に引き戸を設けているので単独のスペースとして使うこともできます。
実例5.黒い建具枠が空間を引き締めるシャープな印象の小上がり和室
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ホワイトをベースにしたモダンなリビングの一角に設けた小上がり和室は、建具枠を黒色にしてシャープな雰囲気に。室内には同じく黒いニッチスペースを設けており、天井や壁とのコントラストがとても美しいです。
狭めリビングの小上がり和室インテリア実例
実例6.リビングとの距離が近く一体感が強い小上がり和室
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リビングのソファのすぐ背後にある小上がり和室は濃い色の畳でモダンな印象を演出しています。横長窓を多く設けることで視線を外に逃がし、コンパクトなリビングならではの距離の近さを緩和。室内も明るく、心地よい風に吹かれながらくつろげます。
実例7.リビングのニッチスペースを生かした2畳の小上がり和室
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階段下にあたるニッチスペースを小上がり和室にした例。広さはわずか2畳ですが、リビングと同じグレー系クロスで仕上げ、畳もグレー系にまとめたことで一体感のあるスペースになっています。ごろんと寝転んでくつろぐにはちょうどいい広さ。
実例8.リビングとスペースを兼用した開放的な小上がり和室
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ダイニングスペースと通路を挟んで設けられた小上がり和室は、リビングとスペースを兼用。高さを抑え、壁も低く設定するなどの工夫で開放感にあふれた雰囲気になっています。ソファに座った足元は畳、なんとも居心地がよさそうです。
実例9.隅切り仕上げで動線に配慮したコンパクトな小上がり和室
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3畳の小さな小上がり和室ですが、間仕切り壁を設けていないので狭さを感じません。角を隅切りしたことでリビング内の動線がスムーズになった実用性だけでなく、おしゃれな印象も強くなって魅力がさらにアップ。
実例10.カーブした壁面でハイセンスな空間に仕上がった小上がり和室
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狭めのリビングの一角に小さく設けた小上がり和室は、カーブを描く壁面で奥行を出し視覚的な広さを演出。ブラインドやダウンライト、個性的な柄の引き戸など和洋のテイストがいいバランスで共存しています。
まとめ
リビングの中で特別な場所という印象を演出できる小上がり和室は、リビング全体をセンスアップしてくれるだけでなく、リビング内での過ごし方にバリエーションを増やして心地よさを高めてくれるスペースです。
床高によっては収納家具を置かなくても大容量の収納スペースを確保できるので、使い勝手のよさも感じられるでしょう。
リビングに今までとは少し違う快適さを加えたいなら、リフォーム工事で小上がり和室を加えるプランをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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