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      2021/09/10

ブルースタジオの評判は?メリット・デメリットも解説

藤江薫
著者:藤江薫 (二級建築士/インテリアコーディネーター)

日本女子大学住居学科卒業。二級建築士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・2級FP技能士。電鉄会社の「住まいと暮らしのコンシェルジュ」として、7年間で1,000組以上の住まい相談を担当。不動産購入・売却・新築・建て替え・リフォーム・住みかえなど、相談者の住まいの問題解決のために、さまざまな選択肢を提案してきました。自宅は、ほぼセルフビルドで、築27年目にしていまだ一部未完成です。家族の歴史とともに住まいも成長することを実感しています。

「リノベーションといえば、あの有名なブルースタジオ。でも、いきなり相談に行くのは、ちょっと敷居が高い感じ…」

今回は、「リノベーション」という概念を広く世の中に浸透させた、ブルースタジオを取りあげて、同社のリノベーションのメリット・デメリットを整理します。

「質のよい既存住宅を選び、リノベーションすることによって住まいの価値を高め、次世代へ引き継いでいく。」という住宅再生手法は、ストック型社会の住まいの選択肢としても注目されています。

 

ブルースタジオのリノベーションとは?

https://www.pinterest.jp/pin/764134261779699598/

「リノベーション」という概念を世の中に広めた業界のパイオニア

株式会社ブルースタジオは、1998年、グラフィックデザインを主軸とするデザイン会社として創業しました。

2000年に空間プロデュースに関わる建築デザイン部門を立ち上げ、事業用建物・個人邸の新築・リノベーションを手掛け始めます。その後、建物老朽化によって空き家となったアパート・団地の再生プロジェクト(例:座間ホシノタニ団地再生)、さらには、まちづくり(例:黒川ネスティングパーク)、公共施設の再生、不動産流通、ブランディング、イベント企画等にまで事業領域を広げてきました。

その過程で、既存建物を従来のリフォームという言葉に納まらない豊かな空間として、ブルースタジオ流に再生するデザイン手腕が広く注目されるようになります。

「私たちは物件のバリューにとって大切なものは「物語」だと考えます。物・事・時間のデザインとそのシナジーが「物件」を「物語」に変えます」ブルースタジオでは、その言葉の通り、コンセプトワークを非常に大切にしています。リノベーションにおいてもまずは相談者の話を丁寧に聞くところから始まります。

コンセプトワークについてのこれまでの経験の蓄積が、他のリノベーション会社との大きな違いと言えるでしょう。

サービス名ブルースタジオ (blue studio)
URLhttp://www.bluestudio.jp/
運営会社名株式会社ブルースタジオ
本社所在地〒104-0045 東京都中央区築地4丁目5-9 築地安田第2ビル4F
問合せ電話 :03-3541-5878
メール:o_toi_awase@bluestudio.jp
設立1998年
代表取締役代表取締役社長 大地山 博
資本金
/ 資本準備金
6,001万円
主な株主
上場有無非上場
社員数42人
施工実績
セミナー・相談会オンラインセミナーを月2〜3回開催。詳しくは こちら
ショールームなし
OPEN HOUSEなし
試し住みなし
事例件数229件
受賞歴・マンションの受賞歴

2018年 「MANISH」RoY

・戸建ての受賞歴

2019年 グッドデザイン賞「山の根の平屋」
2018年 「HOWS Renovation 横浜荏田北の家」グッドデザイン賞、RoY

・集合住宅の受賞歴

2020年 第37回住まいのリフォームコンクール優秀賞「カスタネア栗平」
2020年 RoYニューノーマルライフスタイルデザイン賞「T-flat」
2019年 グッドデザイン賞「GREEN BASKET」
2019年 グッドデザイン賞「AGITO」
2017年 「QUANDO」グッドデザイン賞
2016年 「ホシノタニ団地」 グッドデザイン賞

・その他の受賞歴

2020年 グッドデザイン賞「ネスティングパーク黒川」
2020年 グッドデザイン賞「ユクサおおすみ海の学校」
2018年 「LIFE CORE」グッドデザイン賞
2018年 「まちのこども園 代々木公園」グッドデザイン賞
2018年 「喫茶ランドリー」グッドデザイン特別賞、RoY
2017年 「シーナと一平」グッドデザイン賞

※RoY = リノベーション・オブ・ザ・イヤー

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書籍なぜ僕らは今、リノベーションを考えるのか』(2019/08/10)

↓座間ホシノタニ団地再生

https://www.odakyu-fudosan.co.jp/sumai/mansion/hoshinotani/about.html

↓黒川ネスティングパーク(焚き火を囲める郊外型コワーキングスペース)

https://www.pinterest.jp/pin/679480662523831224/

 

ブルースタジオのメリット

①シンプル&広がりのある空間を実現するレイアウトプランの提案が可能

「ブルースタジオでリノベーションしたら、平米数は変わらないはずなのに、なぜか広々と暮らせる!」

ブルースタジオでは、お客様の要望を整理・編集したうえで、既存建物の持ち味を踏まえ、新しい空間を再構築していきます。

『細かく仕切られた間取りを、リビングダイニングは最大限確保して、寝室は必要最小限にまとめ、メリハリをつけた大胆なレイアウトプラン』や、『回遊性のある動線計画のプラン』などシンプルで広がりのある空間デザインが期待できます。

②デザイン提案の引き出しが多い

リノベーションにおいて最近ではよく登場する「室内窓」「現しの天井」「広々とした土間仕上げの玄関」。ブルースタジオでは、10年以上も前から他社に先駆け、使いやすく居心地のいい空間づくりに役立つこういった提案をしてきています。提案の引き出しの多さでは申し分ないでしょう。

各施工実例ページには、プロジェクトの担当者名が記載されていますので、気に入ったプランの担当者をチェックして、予約の際に希望してみるのも一案です。

↓単調になりがちな廊下に明るさと広がりをもたらす室内窓

https://www.pinterest.com/pin/845128686325854687/

↓玄関からLDKまで続く土間廊下

https://www.pinterest.com/pin/651262796102910103/

③オーダーメイド型リノベーションと定額制リノベーションから選べる

デザイン性の高さから人気を集めて来たブルースタジオですが、2012年から定額制リノベーションをスタート。ブルースタジオのノウハウを取り入れられコストも抑えられるため、定額制リノベーションを選択する方も増えてきており、近年では約半数が定額制を選んでいます。

オーダーメイド型と定額制の比較

リフォームタイプ引渡までの期間費用の目安
オーダーメイド型リフォーム平均約6ヶ月㎡単価15万円〜19万円
※最多価格帯900万~1,100万円
定額制リフォーム最短で10週間㎡単価9〜14万円

・細部まで自由につくりこめる「オーダーメイド型リノベーション」

プランはもちろん、ドアノブひとつ、水栓の蛇口ひとつまで自由につくりこめるのが「オーダーメイド型リノベーション」です。自由度が高いだけに、仕様やプランの決定までには念入りな打合せが必要で、そのために時間もかかります。

オーダーメイド型リノベーションの魅力は、どの部分にポイントをおいて作り込むのか、費用をかけるのかを自分で管理できること。プロの知恵とノウハウを参考にしながら、メリハリのある空間づくりを楽しめます。

オーダーメイド型リノベーションについて詳しくはこちら

・シンプルで明快な「定額制リノベーション」

「自分たちの要望をデザインしてもらい理想のプランがまとまったものの、いざ見積もりを見たら予算オーバーだった‥」という状況に陥らないように、2012年より定額制リノベーション「TOKYO*STANDARD」が始まりました。

施工会社の株式会社住環境ジャパンと、ブルースタジオの共同でサービスを提供しています。内装・設備の基本仕様は3種類のセレクトメニューのなかから選び、設計者との打ち合わせは原則3回でプランと仕様を決定するシンプルな仕組みのため、物件決定後最短で10週間で、工事が完成。設計料も不要。

細かい仕様にはあまりこだわりのないケースや、プランにはこだわりたいが、できるかぎり早く新居で暮らしたいケース、おおまかな費用の目安を把握しながら進めていきたい場合に活用できます。

TOKYO*STANDARDについて詳しくはこちら

④将来の住み替えや、ライフスタイルの変化にも対応できる

ブルースタジオは、ただ単に建物のリノベーションプランをデザインするだけでなく、家族の成長にともなうプランの変更、さらには将来の住み替え・売却の際のリセールバリューを視野にいれながらの空間デザインを提案します。

施工例紹介ページをみていると、家族の成長・変化に伴い2回めのリノベーションを行っているケース郊外のマンションから都心のマンションに住み替えて、ブルースタジオで2回めのリノベーションを体験しているケースもあります。設立年が最近でリセールの実績がないリノベーション会社よりも、実際にリセールに成功している方がいらっしゃるのは安心ですね。

 

ブルースタジオ のデメリット

①長時間の打合せが必要

コンセプトワークを大事にするブルースタジオ。オーダーメイド型リノベーションを選択すると、よりよいプランをまとめていくため、長時間の打合せが必要となります。細かいパーツにはあまりこだわりがない場合や、住まいに対して強いこだわりがない場合は、別のリノベーション会社を選択されるか、定額制リノベーション「TOKYO*STANDARD」で進めましょう。

②設計・監理費用が発生する

一般的に建築士事務所からスタートして自社で施工を行わないリノベーション会社は設計監理費用が必要、もともと工事施工会社だった場合は、見積書の中では設計監理費用不要とする場合が多い傾向にあります。ブルースタジオは設計監理費用が必要な会社にあたります。

設計事務所に依頼する場合の相場は、費用のおよそ7%~15%だと言われており、仮にリノベーション費用が1,000万円とすると、70〜150万円程度かかります。(ブルースタジオに問合せてみたところ、実際の設計料は案件ごとに見積もるので一概には言えないとのことでしたので、あくまでも目安として捉えてください。)

お客さまがことばで描いたイメージを具体的にイメージスケッチや図面や仕様書に落とし込んだり、「この部分をこうしてみたらどうか?」という提案をしたり、難解な見積もり書をチェックして、減額できるところ、できないところを判断する材料を提示してくれたり、何より大切な現場監理をおこなったり、建築士のはたす役割は大きいものです。

プランはもちろんのこと、細部のディテールやインテリアも視野にいれた豊かな空間づくりを実現するためには、設計料・デザイン費用を支払う価値はあると思います。

「設計料を払ってまでこだわるのはちょっと…」という場合はリノベーションコストがシンプルでわかりやすい設計費用不要の定額制リフォーム「TOKYO*STANDARD」がおすすめです。

③アフター保証は必要最低限

リノベーション住宅推進協議会の定めるR1住宅の基準に準拠したアフター保証を受けられるようです。こちらは消費者からは分かりづらい住宅のアフター保証の基準を業界全体として定め、消費者が安心してリノベーションをできるようにという意図で運用されています。

ただ、ブルースタジオのR1住宅の適合状況報告書発行実績を見ると今期1件のみとなっている、またブルースタジオのサイト上でもアフター保証について謳っていないことからアフター保証は必要最低限という印象を受けます。最長20年といった長期間に渡るリノベーション後の保証を提供している会社もありますので、心配性で保証を充実してほしいという方はそういった会社を探してみましょう。

リノベーション住宅推進協議会の基準について詳しくはこちら

 

ブルースタジオ の評判・口コミ

ブルースタジオで実際にリノベーションをしたお客様の率直な声を紹介します。

Instagram : @akiaki_mtleaf

4ヶ月に渡る自宅全面フルリノベがやっと終わりました😭✨

構想から約2年…リノベーションするなら絶対お願いしたいと思っていたBlue Studioさんに念願叶って設計していただき、他にはない間取りの素敵な空間が完成しました💓

ひとつひとつこだわって丁寧に打ち合わせしてくださったので、もう自宅が愛おしくてたまらない😍感謝しかないです♡

https://www.instagram.com/p/CSbPd2dnqAP/?utm_source=ig_web_copy_link

Instagram : @cai_ouchi

完成間近の新居を見てきました!
入った瞬間想像以上に素敵な出来栄えでリノベーションして本当によかったと思いました😭

今回、インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターについてもらったわけではなく私がほぼ自分で塗装の色などを決めたので(建築士さんに一応変じゃないか聞いただけ)実物を見るまで結構不安だったのもあり、イメージ通りの仕上がりにホッと一安心しました。

https://www.instagram.com/p/CQ3G0DYMNkS/?utm_source=ig_web_copy_link

Instagram : @nanachaco

ブルースタジオさんにフルリノベーションしていただき、もうすぐ2年。早いなあ。プロ撮影とinstagramトリミングマジックで超カッコよく紹介していただいたのでリポスト。この全面棚は設計シロウトな私が勝手な希望をillustratorで描いたものをほぼ忠実に実現していただいたもの。プロの仕事、尊敬です。

https://www.instagram.com/p/By497ZUlguo/?utm_source=ig_web_copy_link

ブルースタジオでのリノベーションの様子をインスタグラムで投稿されている方の様子を見ますと、設計担当者と一緒に家をつくるというスタンスの方の満足度は総じて高いように感じます。プロではないけれど、自分の家に自分の描くものを実現したい方にとってはすごく良いパートナーとなっているようです。

一方一部掲示板では、「設計料が高いわりにたいしたデザインじゃない」「デザインは見た目重視でその後の生活に配慮がない」といったネガティブな投稿も見られました。しっかりとコミュニケーションを取るというスタンスで施主が臨まないと失敗したと感じる結果になるのかもしれません。

ちなみに口コミでご紹介しました @cai_ouchi さんのインスタグラムでは、マンション購入から新居にくらしはじめるまでを投稿されており、これからブルースタジオでリノベーションを考えている人にとても役立つ内容ですので、ぜひ見てみましょう。

 

ブルースタジオの施工例

ブルースタジオの施工実例は、インテリアスタイルでの類型分けが難しいほど、一つ一つが個性豊かで魅力ある独自のスタイルをつくりあげています。それぞれの施工例には、キーワードとなるタイトルがついており、コンセプトを大切にするブルースタジオならではのリノべーションとなっています。

ブルースタジオのモロッコスタイルの実例

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031062/

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031063/

以前、ブルースタジオでリノベーションしたお客様が都心に住み替えを決意され、2回目のリノベーション。今回の住まいのテーマは「楽しい家」。キッチンは辛子のようなイエロー、リビングはエメラルドグリーン。ワクワクするような鮮やかな色づかいが印象的なお住まいです。

所在地東京都新宿区
築年数38年
広さ61.45㎡
リノベーション工事費1,200万
コンセプト名a la maison

ブルースタジオのナチュラルスタイルの実例

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031102/

就学前のこどものいる家族にとって、選択肢の一つとなるのが、生活時間帯や家族の状況など必要に応じて、室内を仕切ったりオープンにしたり調節できるワンルームスタイルです。

10年前の最初のリノベーションで実現した「ひとつなぎの空間」の気持ちよさを活かしながら、お子さまの成長にともない、2回目のリノベーションを行ったケースです。「子供部屋」+「家族それぞれが思い思いに過ごせる居場所」が欲しいというご要望からスタートしました。

最初のリノベーションで設けた「こあがり」はソファになる「えんがわ」をたして、昼間は家族のリビング、夜は夫婦の寝室に。今回設けた子供部屋は篭り感がありつつも、光と風が抜ける明るい空間に。
別々のことをしていても、家族の気配を感じられる住まいになりました。

所在地東京都大田区
築年数不明
広さ68.01 ㎡
リノベーション工事費不明
コンセプト名disch

ブルースタジオのフレンチシャビースタイルの実例

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031138/

奥様のご希望で、リノベーションでは珍しいフレンチシャビースタイルにリノベーション。

玄関脇の2方向から利用できるクローゼットを設けて、回遊性のあるプランにまとめました。間仕切りは必要最小限にして、明るく広くなったリビングルームにはアンティークのダイニングセットや照明が効果的にレイアウトされています。

所在地神奈川県川崎市
広さ56.88㎡
築年数42年
リノベーション工事費用不明(記載なし)
コンセプト名OPERA

ブルースタジオのCOZYスタイルの一例

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031155/

https://www.pinterest.com/pin/334955291044031156/

住まいの中心に中庭があり、木陰で読書したり、お堀でメダカを育て、畳でくつろいだり。
育てること、作ることが好きな奥様は、バルコニーで育てた野菜を、そのままキッチンでお料理。妻の幸せ、夫の幸せ、そして猫の幸せを再構成して創られた住まいです。

所在地東京都大田区
広さ58.55㎡
築年数不明
リノベーション工事費用不明(記載なし)
コンセプト名shan shui house

 

ブルースタジオのリノベーションはこんな人におススメ

ずばりオンリーワンのオリジナルな住まいを実現したい人にオススメです。新しい住まいについて、明確なコンセプト・実現したいイメージがあるなら、数多くの個性的なリノベーションをてがけてきたブルースタジオの相談会に参加してみましょう!

逆に下記のような方にはブルースタジオのリノベーションは合わないかと思います。

  • コンセプトやデザインに強いこだわりがない人
  • シンプルで機能性重視(バス・トイレ・キッチン等設備性能重視)のリノベーションをしたい方

 

まとめ

ブルースタジオは、施主の家族構成・希望・予算等の要素を編集・整理して、コンセプトの整理・物件探し・イメージスケッチ・基本設計・実施設計・現場監理までを一貫しておこなうリノベーション会社です。

そのため、まずはじめに、これからどう暮らしたいか、ふだんの暮らしでどんなことを大切にしているかなど施主の「じぶんさがし」につながるヒヤリングを大切にしています。

「自分たちらしい暮らし」を実現したい人にとって、ブルースタジオのリノベーションは、多くの可能性を秘めた住まいの選択肢といえるでしょう。

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