2022/08/14
【ラグの選び方大全】インテリアのプロが納得のラグの買い方を伝授!実例満載!
ラグはインテリアを完成させるうえでとても重要な役割を果たします。ラグには見た目以外にもさまざまな機能がありますし、用途に合わせたサイズや素材選びが大切になります。
今回はラグを選ぶときに知っておきたいポイントを徹底解説します。
こういうお部屋にしたい、こんな床だったら?、子どもがいるなら?というあなたの疑問がきっと解決されるでしょう。また、お部屋ごとに最適なラグサイズもご提案しますよ。
記事内にはラグを選ぶときのヒントが満載ですので、ラグを探されるのならぜひ一度目を通してくださいね!
Hello Interior 編集部が自信を持ってお薦めするラグメーカー
当社 インテリアコーディネートサービス では1,000件近いコーディネートを提供し、様々なラグを見ていますが、お客様のコスト・デザイン・機能性の要求に応えられる商品は限られます。
ラグはほとんどの商品を小売店または住宅会社を通して一般消費者に提供している業界構造上、一般に知られるメーカーは多くありません。本記事をご覧いただいた皆様だけにこっそりとお伝えします。
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1.スミノエ:伊勢神宮や皇居へも納品の総合ファブリックメーカー
2.プレーベル:高級ペルシャ絨毯等輸入絨毯を得意とする
3.アスワン:機能性ファブリックの開発を進める老舗
実際に商品を探す際にはぜひ一度目を通してみてくださいね!それでは、記事を引き続きお楽しみください。
目次
ラグを選ぶときに考えたいポイント
ラグを選ぶときは、どんな順番で考える?
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ラグを探すうえで、検討する順番は、
- 敷く場所
- 形状
- サイズ
- 素材
- カラー
です。
順番に確認していきましょう。
1.敷く場所
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まず最初に決めるべきは、ラグを敷く場所です。これが決まらないことには、素材もサイズもなにも決まりませんね。
一般的にラグを敷くことが多い場所は、
- リビング(ソファ前)
- ダイニングテーブル下
- 寝室(ベッドまわり)
- 玄関
- 子ども部屋
上記のような場所です。
場所によって、選ぶべきラグのサイズや素材が変わってきます。
敷く場所ごとに気を付けるべきポイントは、あとの章で説明いたします。
2.形状
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敷く場所が決まったら、形を考えましょう。
写真のような円形のダイニングテーブルの下に敷くなら、正方形か円形のラグを選ぶという具合です。
ラグの形状は、長方形、正方形、円形、楕円形が基本になります。
こちらも形状ごとの解説はのちの章で詳しくお伝えします。
3.サイズ
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敷く場所と形状が決まったら、次に考えるのはサイズです。
フルオーダーのラグでないのなら、既成サイズから必要なサイズに一番近いサイズを選びます。
四角のラグなら、1000*1400、1400*2000、2000*2000、2000*2400mmなどから選びます。
ラグメーカーによって既成サイズが異なることもありますので、おおよそのサイズ決めで大丈夫です。
たとえば写真のような寝室の場合、ベッドの横に敷くか写真のように足元に大きく敷くかでサイズが変わってきますので、敷く場所を決めるときにはどこまでラグでカバーしたいかも考えておくとよいでしょう。
4.素材
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次に、場所にあわせた素材を選びます。
ふわふわの肌触りを求めているのか、床の傷防止を求めているのか、自宅で洗濯をしたいのかなどラグに求める機能を考えて素材を選びます。
素材を決めるときにその場所に必要だと思う機能も考えておきましょう。ラグの機能はウォッシャブルのほかに、防ダニや遊び毛防止、床暖房対応などがあります。
素材ごとの特徴と選ぶときのポイントものちの章で詳しく説明します。
5.カラー
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最後に決めるのはカラーや柄です。
素材によってカラーに制限がある場合もありますので、カラーを選ぶのは最後にしてください。
インテリアをグレードアップするようなお部屋のイメージにあったラグのカラーを選びましょう。この時、床との相性も大切になりますので、床の色との組み合わせについてはのちの章で解説します。
ラグの価格帯と使用期間について
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ラグを探すとお気づきだと思いますが。価格はピンからキリまであります。
価格の違いを一言でいえば、品質と価格は比例します。
もちろん品質の良いラグは、肌触りがよかったり、上質な空間がつくれたりしますが、すべての場所に品質が良いものを!ということではなく、どんな生活環境かでラグのランクを選ぶ必要があると言えるでしょう。
たとえば、子どもやペットがいる場合、品質よりも滑らなくて洗えるラグが必要になることもあります。
また、長く使うよりも、汚れを考えて買い替えることを前提とすることもあるでしょう。その場合は、価格が低めのラグを選んで定期的に買い替えできるものをラグがよいということになります。
一般的なラグサイズの1400*2000mmを例に価格帯と使用期間について、下記に簡単にまとめてみます。
◇ 5万円以下のラグ
5万円以下の中でも2万円以下の低価格帯は、ざぶざぶ洗えるラグが多くなりますが、厚みがなく機能性・耐久性も低いものが多くなり、使用期間も半年から1年程度になります。
2~5万円くらいのラグは、必要な機能をある程度選べます。ただし、こちらも耐久性はあまりなく、素材も天然素材などは選ぶことができないことが多いでしょう。使用期間は2年程度となり、こちらも買い替えていくことが前提になります。
◇ 5万~15万円のラグ
5万円以上になると必要な機能や素材を選ぶことができるようになります。
織りもしっかりしますので厚みがあり高級感もあります。ただし、その分家庭での洗濯は難しくなってきて日々のメンテナンスのほかは、クリーニングという方法になります。
使用期間は使い方にもよりますが、10万円前後のラグなら大切に使えば10年ほど使用することができます。
◇ 15万円以上のラグ
この価格帯になってくると、天然素材をつかった有名ラグメーカーの高級ラグを購入することができます。
こちらもお手入れは、日々のメンテナンスとクリーニングになります。ただ天然素材が持つ汚れを吸着しにくい力や、糸のよりによって汚れにくいというような力が期待できます。
もちろん使い方によりますが10年以上使用することができます。海外では次の世代に受け継がれることもよくあることです。
ラグを敷く場所別、選ぶポイント
リビングのラグを選ぶポイント
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リビングはこだわりたい場所ですので、条件が許されるのなら上質でインテリアを格上げするようなラグを選んでいただきたいです。
特に肌触りのよい天然素材がおすすめです。さらにクッション性のある厚みのあるタイプや、毛足の長いシャギータイプなどを選ぶとラグジュアリー感が出ます。カラーや柄にももちろんこだわってリビングのインテリアにあうラグをコーディネートしてください。
ダイニングのラグを選ぶポイント
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ダイニングのラグは、食べこぼしなどが気になる方は洗えるラグを選ぶという選択肢もある場所です。
また、ダイニングチェアを出し入れする時に脚が引っ掛かることがないように毛足は短く目が詰まったものがおすすめです。これは食べかすなどが入り込まないという点でもおすすめです。
ダイニングのラグでもう一つとても大切なことは、サイズ選びです。ダイニングチェアを引いたときにラグから出てしまわないサイズにします。そうすることで段差に脚がかかることもなくなりストレスを感じることが少なくなります。
▼ダイニングのラグについて詳しく知りたい方はこちら
寝室のラグを選ぶポイント
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寝室のラグで最も重要視したいのは足触りです。つまり織りや素材を吟味しましょう。
ベッドから足をおろした時、冬は冷たさを感じないふんわり感、夏はサラッと感があるものがおすすめです。
また、ベッドから足をおろす場所にラグがあることが重要です。ラグを敷く位置やサイズをよく検討しましょう。
▼寝室のラグについて詳しく知りたい方はこちら
玄関のラグを選ぶポイント
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玄関のラグは安全面から裏に滑り止めがついているか、滑り止めのシートを下に敷くようにします。
また、靴を脱いで最初に足をのせる場所なので、洗濯できるタイプを選ばれる方も多い場所です。
玄関を入ったときの空間の印象を決める大きな役割を担いますので、見た目も妥協なくインテリアのテイストにあったラグを選ぶとよいですね。
▼玄関のラグについて詳しく知りたい方はこちら
和室のラグを選ぶポイント
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和室のラグは素材選びがポイントです。畳にあう自然素材のラグを選びましょう。ウールや麻、シルク、コットンなどです。
また、畳の呼吸を妨げないように、ラグの裏に接着剤がべったりと付いているようなものやラテックスが入ったタイプはおすすめしません。写真のようなキリムのような平織りなどの通気性ができるだけ高いラグがよいでしょう。
▼和室のラグについて詳しく知りたい方はこちら
場所別、ラグのサイズの選び方
リビング編
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リビングのソファの前に敷くラグは、上記の図のようなサイズバリエーションが考えられます。
左一番上:ソファの前にソファより両側10センチほど大きめのラグを敷く方法。
右一番上:ソファより両側20センチほど大きなラグを敷き、ソファの前脚をラグにのせる方法。
左真ん中:ソファ以外にアームチェアなどを置く場合に、ソファの前脚とアームチェアの前脚の両方が乗るサイズにする方法。
右真ん中:ソファ2台とアームチェアを置く場合に、すべての椅子の前脚をのせる方法。
左一番下:メインのソファの脚をすべてラグの上にのせる方法。
右一番下:すべての椅子の脚をソファにのせる方法。
イメージとしては、ラグが大きくなればなるほどリラックスした雰囲気になります。またソファの脚をのせるとラグが動いてしまうことをある程度防ぐことが可能です。
椅子のすべての脚をのせるサイズのラグは、ゾーニングの役割も果たし、ソファーコーナーとしてお部屋の中を区切ることができます。
これらを参考に、ソファやチェアを置いてみてサイズをはかってみるのが一番確実になります。
ダイニング編
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前述のようにダイニングテーブルの下のラグはサイズ選びが重要です。
テーブルから椅子を出し入れしたときに、ラグから椅子が出ないサイズが基本です。
ラグから椅子の脚が出てしまうと、出し入れするたびにラグの端に引っ掛かりストレスになりますし、ラグも傷んでしまいます。
一般的にテーブルから椅子を引くスペースとして75センチをプラスします。
上の画像を参考に、実際に置くテーブルと椅子で必要なラグのサイズを計ってみるのもおすすめです。
寝室編
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寝室のラグは足をおろす場所にラグを敷くのが基本です。そのため、ベッドサイドにラグがくるように配置します。
上の画像はクイーンサイズベッドの例ですが、シングルサイズでも基本は同じです。ただし、シングルサイズであればベッドの片側にのみにラグを敷いてもOKということになります。
また、画像はスクエアのラグですが、円形のラグでも同じようにコーディネートできます。
ベッドの足元側に座って着替えることが多い場合は、画像の左下のように足元にもラグがくるように配置するとよいでしょう。また、寝室全体に大きく敷きこむとよりラグジュアリーな印象になります。
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ラグのデザインの選び方
床の色別、ラグの色編
白い床におすすめのラグ
ホワイト・ベージュ:空間が広く感じる
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ホワイト系の床にホワイトやベージュの同系色のラグを敷くと、床とラグの境目がはっきりしないことから広がりが感じられます。ラグの存在を強くしたくない場合や、爽やかで明るいお部屋にしたい場合におすすめです。
また、ホワイト系の同系色ラグを敷く組み合わせは、ソファの色を自由に選ぶことができます。写真のようなグレーはもちろん、ホワイトにしてホワイトインテリアにすることも、印象的なビビッドなカラーのソファにしてもフィットします。
▼ベージュのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ブルー:海辺のリゾートをイメージ
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白い床に、家具やラグのカラーをホワイトとブルーでコーディネートすると海辺のコテージのようなリラックス空間をつくることができます。
ストライプはカジュアルな印象になるので、落ち着いた色合いの家具を置く場合は、ラグはブルーの無地やブルーをメインとしたペルシャ絨毯などをコーディネートするとよいでしょう。
▼ブルーのラグについて詳しく知りたい方はこちら
グレー:モノトーンインテリアに
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モノトーンインテリアで床が白い場合は、グレーのラグが空間を引き締めてくれるのでおすすめ。
写真のような円形ラグは、モノトーンインテリアをやわらげてくれる効果もあります。
▼グレーのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ナチュラルな床におすすめのラグ
ピンク:難しいピンクもナチュラルな床ならフィット
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ピンク系のラグは優しいインテリアが演出できますが、コーディネートが難しいカラーです。
ダークブラウンなどの床にピンクのラグを敷くと、明るさや鮮やかさが際立ちすぎてむずかしくなるため、ピンクのラグを選ぶならナチュラルカラーのフローリングがおすすめです。
▼ピンクのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ブラック:伝統柄でナチュラルによせて
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ブラック無地ではなく、写真のような民族柄を選ぶとナチュラルなフローリングにぴったりなラグになります。
無地のブラックは空間がしまりますが、狭く感じる可能性がありますので、明るいカラーの入ったブラック柄にするとあわせやすいでしょう。
▼ブラックのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ブラウンの床におすすめのラグ
グリーン:落ち着いたナチュラル空間に
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落ち着いた色合いのソファに、くすんだダークなグリーンのラグが新鮮なコーディネートです。
ナチュラルな空間をつくりたいときに明るいグリーンのラグをコーディネートすることが多いのですが、こんなカラーのインテリアもステキですね。写真のように観葉植物もぜひ置いてコーディネートしてください。
▼グリーンのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ブラウン:グラデーションコーディネート
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写真は、使い込んだの木の家具と磨かれた古い床にブラウンのラグを敷いて、全体をグラデーションコーディネートにした例です。落ち着きとナチュラルさが感じられるインテリアが演出できるおすすめのコーディネートです。
▼ブラウンのラグについて詳しく知りたい方はこちら
レッド:ミックスインテリアにフィット
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こちらの写真は、ブラウン床とカオスなインテリアにレッドキリムのコーディネートが絶妙です。
ブラウンの床とレッドのラグの組み合わせは、ミックスインテリアにおすすめ。特にボヘミアンテイストを目指されている方にトライしていただきたい組み合わせです。
▼レッドのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ダークブラウンの床におすすめのラグ
水色:お部屋を明るくする
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ダークブラウンの床はシックですが、お部屋が暗くなりがちです。そこで、水色などの明るい色のラグをコーディネートしてトーンアップする方法がおすすめです。
水色はカジュアルになりやすいカラーですが、ダークブラウンの床に敷くとエレガントになります。ラグはさまざまな色が入っていない水色1色の柄物にするのもポイントです。
▼水色のラグについて詳しく知りたい方はこちら
オレンジ:好相性カラーで楽しく
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ダークブラウンの床とオレンジのラグは好相性です。どんなオレンジでもお部屋を明るくして印象的なお部屋にすることができます。
写真のラグはオレンジに赤が入ったラグなのであたたかさを感じます。夏も使用するなら明るいオレンジにするか、ホワイトの薄いラグを重ねるなどと工夫をするとつかいやすいでしょう。写真のように同じカラーの小物をポイントでお部屋に配置するとカラーに統一感が出ますね。
▼オレンジのラグについて詳しく知りたい方はこちら
ラグの素材編
洋服と同じように、ラグの素材によって肌触りや表情に違いがあります。ラグの素材は1種類だけの場合もありますが、2種類以上の素材を組み合わせてそれぞれの長所をラグにもたせていることもあります。
この章では、一般的によく使われているラグの素材について解説します。
ウール:耐久性と肌触りがよい伝統的な素材
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ウールは昔からラグにつかわれてきた素材です。ウールはあたたかいイメージがあるかもしれませんが、ラグとしてオールシーズンつかうことができ、冬は暖かく夏はサラッとした使い心地になります。
写真のようなトレンドのモロッコラグもウールがつかわれてきました。現地でラグは大切に使われて織った女性が生涯つかい続けます。そしてそのまま次の世代が引き継いでいくこともあるように、耐久性もあります。
ウールが長く使用できる理由のひとつに汚れがつきにくいということがあります。羊の毛には脂分が含まれており水をはじく性質があることや、静電気が起きにくいので汚れがつきにくいのです。
また、空気中の湿度を調整する機能があり、天然素材ということで化学物質による空気汚染もなく安心して使用できます。
ヨーロッパの高級ラグメーカーもウールをメインでつくっていて、ラグとして認知の高い素材です。
新しいラグは遊び毛が出ることがありますが、つかい続けるうちになくなって独特な艶が生まれてきます。
また、ウールは染めがきれいにできるため色のバリエーションも豊富です。
▼ウールのラグについて詳しく知りたい方はこちら
麻:サラッとした使い心地
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麻のラグは、リネンとジュートの2種類があり、つかう場所で素材を選択します。
ジュートはざっくりしたラグで、水にも強く玄関などの土足部分につかわれることもあります。
ジュートは丈夫ですが、肌触りはままりよくありませんのでリラックスする場所にはあまり適しません。
一方リネンは、やわらかくサラッとしたさわり心地が楽しめます。糸の素材はは洋服のリネンと同じです。
ヨーロッパの高級ラグメーカーもリネンのラグを多くラインナップしています。
使い込むほどにやわらかくなりツヤが出るという変化も楽しめます。
天然素材ですので、静電気なども起こりにくく安心して使用できます。
▼麻のラグについて詳しく知りたい方はこちら
シルク:光沢が楽しめて保温性が高い
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シルクのラグは、独特な光沢のありしなやかな肌触りが特徴の高級ラグです。
さわるとひんやりするイメージがあるかもしれませんが保温性があり、夏は涼しい素材です。
高級ペルシャ絨毯もシルクが基本で、ラグとして使われてきた素材です。
アクリル:どんな色も発色よく
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静電気が起きにくく、きれいな色に染めることができるアクリルもラグでよく使用される素材です。
手触りはやわらかく見た目はウールに似ています。つかい始めに遊び毛が出ることがあります。
ナイロン:子ども部屋によくつかわれる
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ナイロンは耐久性の高い化学繊維です。また発色もよいため子ども部屋のカラフルなラグによく使用される素材です。ただし静電気が起きやすく、汚れはつきやすいので耐久性はありますが長くは使用できません。
ポリプロピレン:耐久性があり汚れにも強い
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ポリプロピレンは、耐久性・防汚性に優れた化学繊維です。また安価なラグに多いのもポリプロピレンです。
撥水性もあり水が浸み込みにくいので、ダイニングテーブルの下のラグとしてもよく使用されます。
ふんわり感はあまり望めず、サラッとした使い心地になります。
織りの種類と毛足
ラグの表情を決めるのは、素材だけでなく織りの種類の違いが影響します。
この章では、織りの種類と毛足の特徴について解説します。
ループ:密度が高くしっかり
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折り込んだ糸の表面がループ、つまり輪っか状になっているラグです。密度が高くしっかりしているので、大勢の人が出入りする場所などでもつかわれることの多いタイプです。
ダイニングテーブルの下などには、このループタイプがおすすめです。
シャギー:ラグジュアリーな空間をつくる
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ループタイプの輪の部分をカットしたカットタイプのラグの中でも、毛足の長さが25mm以上のものをシャギーと呼びます。毛先の方向がランダムになりラグに表情が出るのが特徴です。毛足が長くなるほどラグジュアリーな印象になります。
カットタイプのラグは、ループタイプよりやわらかい手触りになります。
▼シャギーのラグについて詳しく知りたい方はこちら
平織り:サラッとカジュアルに敷ける
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縦糸と横糸を交互に編む基本の織り方が平織りです。
表面が滑らかになりますが、厚みはありませんのでクッション性は望めません。
そのためサラッと敷きたい場合や、ラグの重ね敷きによく利用されます。
また、かさばらないことから洗濯できるタイプも多くなります。
クッション性がない分、家具跡もつきにくく家具の下にも敷きやすい織りです。
形状編
長方形:最もコーディネートしやすい
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長方形のラグは最も流通していて、コーディネートもしやすい形状です。
ソファコーナーに敷く場合も、長方形がほとんどの場合でフィットします。
ダイニングでも円形や正方形のテーブルでなければ長方形ラグがあいます(円形や正方形でも長方形のラグを敷いてもOKです)。
長方形のラグは必要な場所にぴったり既成サイズを選びやすく、初めてラグを敷く人にもおすすめの形状です。
正方形:敷きたいスペースが正方形の場所に
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正方形のラグを選ぶ場所は、敷くスペースが正方形になる場所が基本です。
たとえば正方形のダイニングテーブルの下に敷く場合や、ソファとアームチェアをL型に配置しているため敷きたい場所が正方形になる場合などです。
正方形は長方形のラグよりも大きくなりますので、大きなスペースが必要になります。
▼正方形のラグについて詳しく知りたい方はこちら
円形:インテリア上級者向け
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円形ラグのよい所は、ラグが動いていしまっても直線部分がないので、傾いていることが気にならないという利点があります。
円形ラグをつかうとよい場所は、円形ダイニングテーブルの下です。子ども部屋でもかわいらしさが演出できることからよく使われます。そのほかの場所では、ベッドのサイドも比較的コーディネートしやすいでしょう。
ただし、上記以外の場所の配置についてはインテリア上級者向けと言えます。特にソファの前は、足元をカバーするサイズとお部屋とのバランスが難しい場所です。ですがうまくコーディネートするとリズムが生まれ、おしゃれな印象が強くなります。
▼円形のラグについて詳しく知りたい方はこちら
楕円形:長方形と円形のよさをミックス
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楕円形のラグは、円形ラグよりはコーディネートしやすいラグです。長方形のラグより、カーブの部分があることでお部屋にリズムが生まれてカジュアルな印象になります。また、角がないので広がりが感じられるというメリットもあります。
ソファの前や長方形のダイニングにコーディネートしやすい形ですが、楕円形のラグは種類が少ないため希望のデザインが見つからないことも考えられます。
▼楕円形のラグについて詳しく知りたい方はこちら
まとめ
今回は、ラグを選ぶときのヒントになるようなポイントをたっぷりご紹介しました。
この記事でお部屋のインテリアをグレードアップする、敷きたい場所にぴったりのラグが選べるようになったのではないでしょうか。
ラグには埃などを吸着して舞い上がらせないようにしたり、音を階下に響かせないようにしたり、床に傷がつくのを防いだりという役割があります。プラスご紹介したように温かみを感じたり、リラックスできたりしますので、ぜひラグをインテリアに取り入れてお部屋をおしゃれに完成させてくださいね!
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