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      2019/07/13

キッチン照明はおしゃれと快適さの両立がカギ!選び方から参考コーデまで

おおたひろこ
著者:おおたひろこ (インテリアコーディネーター)

大学で建築を学び、建築・インテリア業界で10年以上勤務したのちライターに転身。インテリアコーディネーター資格保有。自宅はモダン+グリーン多め、子どもとペット共存のインテリアです。専門的な視点と生活者の目線で、皆さまのインテリアづくりをお手伝いします。

近年は、リビングやダイニングから続くおしゃれなオープンキッチンを選ぶ人が増えています。
オープンキッチンは広さが感じられるほか、家族と会話をしながら楽しくキッチンに立つことができる点でも人気です。
便利で楽しいオープンキッチンですが、ダイニング側から丸見えになるのでインテリアや照明にこだわりたいですね。

キッチンの照明は、ほかの部屋のようにデザインや雰囲気といった演出だけで選ぶと失敗することが多くなります。
なぜならキッチンは包丁や火を使う場所ですから、安全で作業がしやすい明かりを選ぶことも大切になるからです。

今回はキッチンの照明選びで知っておきたいポイントを解説しながら、おしゃれなキッチンの照明コーディネートを実例とともにたっぷりご紹介します。

おしゃれなキッチン照明を目指すときの選び方

デザインで気をつけたいポイント

キッチン 照明例

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キッチンでは好きなものに囲まれて、毎日楽しくお料理をしたいですよね。
そのためにも、お気に入りのデザインの照明器具を選ぶことはとても大切です。

デザインを決めるときに気をつけていただきたいことは、隣接するダイニングやリビングとあうコーディネートを意識することです。
インテリアのスタイルや素材をほかの部屋とあわせて、ライティングのコーディネートに統一感をもたせましょう。

また、デザインで器具を決定する前にサイズもよく確認してください。
作業効率はキッチンの使いやすさに大きく影響します。
照明器具が邪魔になることがないように、作業内容や動線を考えて、サイズや設置位置を決めることが重要です。

明るさで気をつけたいポイント

キッチン 照明例

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野菜を切ったり炒め物をしたりと、キッチンの作業には安全面でも明るさが求められますね。
つまり、キッチンの照明は手元に影をつくらないプランニングが大切になります。

具体的にはどうすればよいのでしょうか。

まず、キッチンのベースになる照明を決定します。
ベースになる照明は、天井につくシーリングライトやダウンライトなどでつくります。
こちらはキッチンの広さにもよりますが、ダウンライトなら2~3灯くらいが目安です。

次に、手元の明かりを決定します。
手元の明かりは、流しやカウンター、コンロの上を照らす明かりです。
作業する手元に影をつくらないように、必要な明るさを確保します。

手元灯は、カウンターやコンロの上の必要な場所に20~60W程度の器具を置くのが目安です。

最近は、カウンターキッチン上にデザインのよいペンダントライトをならべて、カウンターとシンクまわりを照らす方法も人気です。

おしゃれなキッチン照明は、このベース照明と手元灯の明かりをバランスよく配置することがポイントになります。

機能性で気をつけたいポイント

キッチン 照明例

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キッチンは、油はねや蒸気が頻繁に発生するため、照明器具も汚れることがほかの部屋より多くなりますね。
そのため、掃除がしやすい器具を選ぶことで家事ストレスが減らせます。

そのほか、個別に点灯することの多い手元灯は、手をかざすことでON/OFFできるスイッチがついている器具を選ぶと便利かもしれません。

また、リビングやダイニングとの大きな一部屋で考えたときに、調光や調色があるとシーンや時間帯にあわせて調整できトータルで心地よい空間をつくることができます。

壁面ライトや吊戸棚下ライトを取り付ける場合に気をつけたいポイント

キッチン 照明例

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キッチンの壁面にライトを設置する場合、戸棚との位置関係を必ず確認してください。

たとえば、壁に取り付けたプラケットライトの光を吊戸棚が遮ってしまい、カウンターの上に光が届かないことがあります。
ほかにも、ブラケットが邪魔で戸棚の扉が開けなかったなんて笑えない状況になることも。
吊戸棚の扉については、天井につけるシーリングライトやダウンライトでも注意が必要です。

吊戸棚下のライトについては、光源が目に入らないような配置が大切です。
なぜならキッチンでの作業中に、光源が見えてしまうとまぶしくて手元が見えにくくなるからです。

また長いカウンターの場合は、カウンター上を均一に照らせるように複数灯配置することを心掛けるよいでしょう。

キッチンの形状ごとの照明の選び方

I型(Ⅱ列型)キッチンの場合には?

キッチン 照明例

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I型キッチンは、壁沿いの1本のキッチンにシンクとコンロがおさまったおそらくもっとも馴染みのあるキッチンです。
Ⅱ列型は、キッチンが個室の場合に多いタイプで、壁にそって向かい合わせに2列のキッチンがならぶタイプです。

キッチンがダイニングと同室か、写真のように個室かでベース照明の考え方は変わりますが、どちらにも共通するのは手元を明るくすることです。
壁に向かって立つことになるI型(Ⅱ型)キッチンでは、作業台が暗くなりがちです。
必ず、カウンターの上を照らす手元灯を意識してください。

L型(U型)キッチンの場合には?

L型キッチン 照明例

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L型やU型キッチンは、キッチンの形状をローマ字で表しています。
このタイプのキッチンでは、キッチンが交わる角が暗くならないように気を付けることがポイントになります。

写真のように角を棚下灯で照らして、暗く沈んでしまうことがないようにしましょう。

オープンキッチン(カウンターキッチン)の場合には?

対面式キッチン 照明例

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オープンキッチンとは、写真のようにリビングなどの部屋にキッチンが開いているタイプです。
センターキッチンや対面式キッチン、カウンターキッチンなどの場合もあります。

このタイプのキッチンは、リビング側からよく見えるキッチンになりますので、前述のように照明もインテリアの統一感が必要になります。

カウンターキッチンにペンダントライトを吊り下げる場合はデザインが目立つので、ダイニングやリビングの照明とのデザインバランスを検討しましょう。
特に、隣のダイニングにペンダントライトを設置する場合はコーディネートが重要になります。

ほかに光の色もリビングやダイニングにあわせたり、調色できるタイプにすると全体がきれいにきまります。

ペニンシュラキッチンの場合は?

ペニンシュラキッチン 照明例

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ペニンシュラキッチンとは、写真のようにカウンターキッチンの片側を壁につけたキッチンです。
写真は、I型ペニンシュラですが、Ⅱ列型やL型もあります。
I型ペニンシュラは、ほとんどの場合で写真のように壁側にコンロとレンジフードを取り付けます。

このタイプでは、レンジフードの下が陰になってしまうことが多いので、コンロの上が暗くならないように照明を配置することが大切になります。

照明の種類別おしゃれなキッチン照明コーディネートサンプル16選

シーリングライト

埋込シーリングライトで天井をすっきり

キッチン シーリングライト例

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シーリングライトは、天井面をスッキリさせるために薄型か埋込タイプがおすすめです。
キッチンの通路部分は長くなるので、全体に光が回る長方形タイプを設置するのが一般的です。
以前は蛍光灯がメインでしたが、現在はLEDの器具がそろいます。

シーリングライトの設置には、吊戸棚の扉の開きがかからないことを必ず確認してください。

小ぶりのライトでデザインを楽しむ

キッチン 照明例

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目立たないシンプルなシーリングライトを選ぶ以外に、印象的なデザインの小ぶりなシーリングライトを複数灯置く方法もおしゃれです。

これは、デザインの気に入ったペンダントライトを吊るす天井高がない場合にも、器具のデザインが楽しめるおすすめの方法です。

ダウンライト

すっきり天井でまんべんなく明るく

キッチン ダウンライト例

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ベース照明としてすっきりした天井がつくれるので、キッチンにはダウンライトがよく使用されます。

シーリングライトと異なり、キッチンの長さにあわせて必要な個数を設置できて、端まで均一に照らせることからも選ばれることが多いライトです。

器具の主張も少ないので、リビングダイニングとのバランスもとりやすいでしょう。

キッチンカウンターの上に設置する方法も

キッチン ダウンライト照明例

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前述のコーディネートのようにキッチンの通路部分にダウンライトを設置する以外に、カウンター上に設置する方法もあります。
この方法は、カウンターの前に立った人の影ができにくく手元が明るくなる特徴があります。

ペンダントライト

デザインで選んでおしゃれなキッチンへ

キッチン ペンダントライト例

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ペンダントライトは、コードやチェーンなどで目線に近い位置に吊り下がるのでデザイン重視で選びたいライトです。

ステキなキッチンをつくるために、ペンダントライトのデザインと設置場所、灯数をよく検討してください。

写真のようにオープンキッチンに印象的なペンダントライトを片側に寄せて配置するのもステキです。
乳白色のボール型は清潔感も感じられます。

カウンターキッチンのペンダントライトは高さに注意

キッチン ペンダントライト例

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カウンターキッチンにペンダントライトを複数灯ならべる場合、器具の高さに注意します。

まず、位置が高すぎるとせっかくのおしゃれな雰囲気が台無しになってしまうことが多いので、できるだけ低めに設置するのがおすすめです。

一方、低すぎる位置では作業中に邪魔になったり、光源が目の前にあることからまぶしく感じたりすることがあります。
また、カウンターに座る人との間にライトがあると邪魔ですね。

そのため、ダイニングテーブルの上のペンダントライト同様、カウンターから600~800mm程度の位置に吊り下げることが多くなります。
さらに、立って作業しているときに邪魔に感じないように、目線より少し高い位置に設定するとよいでしょう。

シンクの上の補助照明として

キッチン 照明例

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写真のようにシンクをペンダントライトで照らす方法も、1灯でおしゃれなキッチンにすることができておすすめです。

こちらは、吊戸棚がなくてシンクを照らす方法がない場合にも使えるアイデアです。
また、気に入っているペンダントライトを使いたいけれど、天井高があまりなくて邪魔になるというときにも利用できますね。
この方法なら、クローズドタイプやI型キッチンにもペンダントライトを設置しやすくなります。

ダイニングのペンダントライトとコーディネート

ダイニングキッチン 照明例

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オープンキッチンなら、キッチンとダイニングの照明コーディネートをぜひ楽しみましょう。

写真のように、同じデザインのサイズ違いはまとめやすいコーディネートです。
同じデザインにこだわらなくても、素材でそろえたり、色でそろえたりしてまとめる方法があります。

高さやデザインをそろえないのもおしゃれ

キッチン ペンダントライト例

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カウンターキッチンのペンダントライトを同じデザインでそろえないコーディネートは、バランスをとることなどが難しいことからインテリア上級者のイメージになります。

取り入れやすいのは、同じデザインで形違いを下部のラインをそろえてならべる方法です。
成功するとぐんとおしゃれな空間になりますので、プロに相談しながらトライしてみてもいいですね。

ラインタイプでシンプルに

キッチン 照明例

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ラインタイプのペンダントライトは、シンプルなキッチンにおすすめのデザインです。
ただし、カウンターの長さにあうサイズを選ぶように心がけてください。

こちらのコーディネートでは、スチールの間仕切り枠にあわせてシャープさを出してまとまめています。

スポットライト

キッチンのライティングプランをシンプルにする

キッチン スポットライト例

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スポットライトは角度をつけてねらった場所を照らすことができるため、照明器具を減らしても必要な明かりを確保しやすくなります。

ポイントは、カウンターの上など必要な場所を照らしながら、全般照明の代わりになるように天井が壁を照らすライトも用意することです。
また、カウンターによせた配置にすると人の影ができにくくなります。

レストランのイメージで

キッチン 照明例

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こちらは商業施設のようなスマートな照明です。
埋め込み型のスポットライトで、天井はシンプルですが照射方向を決めることができるため手元をしっかり照らすことができます。

ダウンライトで照射方向を決められるタイプがありますので、そちらを配置する方法もあります。

ブラケットライト

吊戸棚なしのキッチンに

キッチン 照明例

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開放感のある吊戸棚を設置しないキッチンには、手元を照らすライトとしてブラケットを設置してもいいですね。
写真のようにカウンターのペンダントライトなどとのコーディネートも楽しめます。

キッチンに奥行きを演出

キッチン 照明例

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キッチンの視線の先にブラケットを設置すると、奥行きが感じられて広く感じる効果があります。

写真のようにレンガなどの壁を照らせば、素材の質感も強調できます。

間接照明

ラグジュアリーなキッチンに

キッチン 照明例

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おしゃれな空間に取り入れられることの多い間接照明は、キッチンでもラグジュアリーな雰囲気を作ってくれるライティングです。

キッチンの間接照明は、写真のように天井部分やキッチンの足元を照らすもののほか、キッチン上部を照らす、カウンターや棚を照らすもものが考えられます。

明るさをおさえるときにシックに利用する

キッチン 間接照明例

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オープンキッチンで、キッチンでの作業が終わりリビングでくつろぐというときに、必要のない照明を消したらキッチンが真っ暗なのも気になりますよね。
そうかといってキッチンが明るすぎるのも雰囲気を壊してしまいます。

調光機能のある照明で明るさをおさえる方法もありますが、そんなときに写真のような間接照明だけ残すの方法もシックな空間をつくることができておすすめです。

IKEAやニトリで選ぶなら!おすすめキッチン照明をピックアップ

IKEAでおしゃれなキッチン照明をえらぶならこれ

HEKTAR ヘクタル

IKEA ヘクタル

https://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/80296111/

シンプルで大きめのペンダントライトは、インダストリアルやブルックリンタイプのインテリアのキッチンに人気のライトです。

同じデザインでサイズ違いがありますので、お部屋にあわせたボリュームを選ぶことが可能です。

スペック

価格:5,555円(税抜き)
サイズ:H380・φ380 チェーン長1100mm
重量:-
ランプ:LED(ランプ別売)
LED(◯)、調光(✕)、リモコン(✕)
取付方法:引掛けシーリングタイプ

参考コーディネート

キッチン IKEA ペンダントライト例

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IKEAの商品ですから、写真のように北欧イメージのキッチンにももちろんフィットします。
キッチンツールや家電などにモノトーンの色があっても、このペンダントライトがあることでうまくまとまっています。

ニトリでおしゃれなキッチン照明を選ぶならこれ

ペンダントソケット ユノミ(DBR)

ニトリ ソケット

https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/Appliance/CeilingPendantLightPendant/8370751s?ptr=item

電球の形がそのままデザインになるソケットのみのタイプです。
素朴な和のイメージやインダストリアルなイメージにもあわせやすいでしょう。

スペック

価格:1,290円(税抜き)
サイズ:H74・φ62mm
重量:170g
ランプ:LED(ランプ別売)
LED(◯)、調光(✕)、リモコン(✕)
取付方法:引掛けシーリングタイプ

参考コーディネート

キッチン 照明例

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裸電球タイプは選ぶ電球の形によって全体のスタイルが変わりますので、明るさとあわせて形を吟味したい器具です。

写真のように、素朴な優しいイメージのインテリアにもあいますね。

まとめ

キッチンの照明コーディネートをたっぷりご紹介しましたが、イメージあうプランはみつかりましたか?

キッチンは、ベース照明のほかに手元の照明が大切です。
キッチンでの毎日の作業が楽しく安全になるようなライティングプランをぜひ実現してくださいね。