2022/08/11
【プロが伝授】玄関は照明でおしゃれになる!わかりやすいスタイル別実例集
玄関は住人をあたたかく迎えてくれる場所であり、お客様が来たときには初めて目にふれる家の顔になる場所ですからおしゃれにこだわりたいですね。
玄関のデザインといえば、収納や素材の使い方などに目がいきがちですが、今回は照明に注目します。
家に帰ってホッとくつろげて、お客様の第一印象もよくなるステキな玄関に、照明でできることを考えてみましょう。
玄関の照明計画で知っておきたいことや、スタイル別に写真の実例をまじえておすすめのライティングをご紹介します。
この記事を参考に、ぜひ理想の玄関のイメージをみつけてください。
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目次
おしゃれな玄関照明を目指すのときに知っておきたいこと
①デザイン
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玄関照明は、シャンデリアやペンダントライトなどデザインを見せる照明と、間接照明やダウンライトなど光を見せる照明に大きく分けられます。
玄関にデザインを見せる照明器具を配置する場合は、デザインにこだわったお気に入りを選びましょう。
毎日目にする照明ですから、「これを選んでよかったな」と日々思えるような上質で飽きの来ないデザインがよいですね。
照明器具を選ぶ際には、照明メーカーのショールームやインテリアショップを巡って、実物を確認されることをおすすめします。
写真や数値だけではわかりにくい、実際の大きさと質感を確認して、「我が家の玄関にはこれがぴったり!」と思える照明器具をみつけてください。
②明るさ
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玄関で本を読んだり作業をしたりすることはまずありませんから、隅々まで明るく照らす必要はありません。
ほっとできる、めりはりのあるライティングを計画しましょう。
明るさよりも、照明で奥行きが感じられるように視線の先を明るくしたり、見せたい場所をステージのように照らしたりということを意識するとおしゃれな空間になります。
③設置位置
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玄関の明かりで注意する点は、靴を履くときに足元が自身の陰にならないようにすることです。
そのため、靴を脱いだり履いたりする場所と照明の位置確認が大切になります。
また、来客時にはお互いの顔に影ができにくいライティングも意識するとよいでしょう。
つまり、人の背後や真上から照らす照明にならないように、照明器具の配置を検討します。
たとえば、写真のように上がり框をはさんで両側のダウンライトと収納下部の間接照明があれば、快適に靴を履いたり、接客ができそうですね。
④高さ
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玄関には、天井から照らすもののほか、収納下の間接照明のように床面を照らすもの、壁に取り付けて壁を照らすもの、視線の先を照らすものなどさまざまな高さの照明があります。
どの高さを照らすかで、玄関のイメージが変わります。
たとえば、足元の間接照明は落ち着いたイメージになり、天井をキラキラと明るくするとゴージャスなイメージになります。
玄関に求めるイメージにあわせて、照明器具の高さを決めるとよいでしょう。
単調にならないように、高さをミックスする方法もおすすめです。
⑤吹き抜けの場合は?
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玄関に吹き抜けがあれば、印象的な吊り下げタイプの照明器具を選ぶと吹き抜けに目が向き、より高さが感じられます。
天井が高くなれば、特徴的なデザインの照明器具や多灯タイプなどから幅広く選択が可能になります。
デザインのポイントになるようなステキな器具をみつけたいですね。
吹き抜けのライティングプランでは器具のデザインだけでなく、メンテナンスのしやすさも確認しておきましょう。
天井が高くなると電球の取り替えが簡単にできないことが多くなるので、できるだけ寿命の長いLEDなどの光源を選ぶことも考えます。
また、電球の交換が必要なタイプであれば、交換方法を確認しておきたいですね。
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おしゃれな玄関照明コーディネートサンプル17選
ここからはおしゃれな玄関照明を、「シンプル」「北欧」「アンティーク」「和モダン」「吹き抜け」のスタイル別に写真とともにご紹介していきます。
シンプルなスタイル
ダウンライトメインのコーディネートですっきり
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シンプルスタイルには、照明もシンプルにダウンライトをメインに配置するのも一つの方法です。
埋込型のダウンライトは主張が少なくすっきりした天井になりますので、シンプル・モダンなインテリアにぴったりといえるでしょう。
ダウンライトの設置は、写真のようにある程度まとめるのがおすすめです。
2灯、3灯をならべたり、4灯を四角く配置したりするとより洗練されたイメージになります。
ほかに天井中央ではなく、壁に寄せて配置してもスタイリッシュに仕上がります。
ダウンライトと並べて人感センサーをつけておけば、外出先から戻った時にスイッチを探す必要がなく、人を感知して自動で点灯するので便利です。
間接照明で器具なしにすれば、究極のシンプルに
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天井面はすっきりなにも配置せずに、スリットからもれる間接照明のみでデザインするコーディネートもスマートです。
ホワイトの壁面にあわせて、オレンジになりすぎないクールな明かりを選択すると、よりすっきりシンプルなイメージにすることができます。
シンプルデザインのスポットライトで好きなものを演出
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ホワイトでミニマムなスポットライトを使用して、趣味の自転車をライトアップした例です。
シンプルな空間だからこそ、好きなものが際立ちますね。
スポットライトの明かりで、メンテナンスに必要な照度もしっかりとれています。
また、ダクト式のスポットライトなら、照らしたい位置を変更できて便利です。
自転車でなくても、印象的なアートを置いてスポットライトで照らす方法もおしゃれです。
北欧スタイル
北欧の照明器具を配置してトータルコーディネートで魅せる
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こちらは1874年創業のデンマークの照明メーカー「ルイス・ポールセン」の人気の照明を配した例です。
北欧には、ほかにも「レ・クリント」や「アルテック」などの有名照明メーカーがありますので、その中からお気に入りのペンダントライトを選ぶときれいにまとまります。
写真ではホワイトの照明器具をあわせていますが、色が入るとまた違った印象になりますね。
いろいろと想像を膨らませて楽しんで選択してみましょう。
ナチュラルな素材感を大切に
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シンプルでナチュラルな北欧スタイルなら、照明も素材感にこだわったものを選びたいですね。
ガラスや木材は、北欧インテリアにフィットしやすい材料です。
飽きがこなくて長く使える素材の美しいアイテムこそ、北欧スタイルと言えるのではないでしょうか。
また、天井があまり高くなくペンダントライトが邪魔になりそうな場合は、写真のように収納の上や通り道にならない玄関の隅に配置する方法がおすすめです。
カラー混在の北欧インテリアは、シンプルな照明でまとめる
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ブルーやグリーンなどのカラーを入れる北欧スタイルの玄関なら、照明器具のデザインは極力シンプルに、光源は暖かい色を選びましょう。
あかるすぎないシンプルな光源から発せられる優しい光は、北欧スタイルにフィットします。
アンティークスタイル
あこがれのクラシックシャンデリアで完成させる
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アンティークスタイルの玄関に憧れるのは、クラシックなシャンデリアですね。
ボリュームのあるタイプは、写真のような吹き抜けなど天井高が必要ですが、小ぶりなシャンデリアも多くありますからきっとお気に入りが見つけられます。
どうしても天井が低くて圧迫感が感じられる場合は、人が通らない玄関の隅などに印象的に低めに配置する方法もおすすめです。
ほかに、シャンデリアタイプの壁付け照明(ブラケットタイプ)を選択してもよいでしょう。
ヨーロピアンなアイアン照明でアンティークを表現
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アンティーク家具とあわせて、ヨーロピアンなアイアン飾りが印象的な照明器具を配した例をピックアップしました。
ホワイトの壁と明るめの建具や階段は軽さのあるインテリアですがですが、照明1つでグッとアンティークな雰囲気になっています。
また、扉にもさりげなくアイアン飾りを配して、ステンドガラスとたたきのタイルの色に統一感をもたせることで照明器具が溶け込むように考えられています。
インダストリアルデザインの照明器具でビンテージの雰囲気をつくる
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アメリカンビンテージやインダストリアル、ブルックリンスタイルの玄関には、金属シェードのビンテージランプがピッタリあいます。
中央をはずした配置も、整いすぎずおしゃれ感が出ていますね。
アンティークのテーブルランプで演出する
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コンソールテーブルなどにアンティークのテーブルランプをシンメトリーに置く、アンティークスタイルならではのコーディネートです。
写真では玄関ホールに横ラインで置いてありますが、玄関を入って正面の壁面に設置すると奥行きも感じられて玄関の顔になります。
テーブルランプとともに、アートやアンティーク小物を一緒にディスプレイしてコーナーをつくると、出入りだけの玄関ではなくギャラリーのように演出することができます。
和モダンスタイル
和デザインなら照明の色は電球色で
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光の色には、青白い光、太陽光に近い光、オレンジ色の光があります。
和モダンスタイルなら、明かりはオレンジよりの電球色があいます。
あたたかいオレンジ色の光は、優しく落ち着いた和の空間をつくってくれます。
手仕事を感じる器具を選ぶ
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和モダンスタイルにペンダントライトを配置するなら、日本の手仕事が感じられるシンプルな器具を選ぶとおしゃれです。
写真は真鍮鋳物のシェードですが、竹を編んだものや和紙のタイプでもよいでしょう。
ポイントは和の素材であっても、ラインがシャープなモダンデザインを選ぶことです。
伝統的すぎない、モダンな雰囲気にあうデザインの照明器具をぜひみつけてください。
ニッチを照らしてお客様をお迎えする
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壁の一部をへこませてつくる飾り棚「ニッチ」部分は、お客様を迎えるしつらえをつくるのに最適な場所です。
ニッチは暗くなってしまいがちなので、ショーウインドウのように照らす照明があると置いてあるものが引き立ちます。
また、エコカラットなどの表情のあるタイルは、上からのライトで表情豊かに見える効果があります。
吹き抜けを活かしたスタイル
巨大照明器具でインパクトのある玄関を演出
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吹き抜けがあれば大きな照明器具を配置しても圧迫感が少なく、インパクトのあるあか抜けた玄関にすることができます。
思い切って一回り大きな照明を選ぶと、空間がグレードアップ!ぜひトライしてください。
ブラケットで壁面に明かりのデザインを
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壁付のブラケットで、大きな壁面の光をデザインした例です。
シンプルなホワイトの壁も、ライトをつけると印象的な壁面へチェンジします。
ブラケットは、下方だけを照らす、天井面だけを照らす、上下に光のラインを出すなど、器具によって光の出方が異なります。
壁をどのように照らすかで、イメージが変わるのがライティングの面白い所です。
吹き抜けなら、光で壁面をデザインすることを考えてみましょう。
また凹凸のある壁面を、上部から照明で照らして影を際立たせる方法が人気です。
写真では、階段右側の天井に照射方向を指定できるダウンライトを設置して壁面を照らすことで、明るい時間とは違う雰囲気のある玄関をつくっています。
多灯使いで華やさをプラスする
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たくさんのペンダントライトを、高さを変えて吊り下げるととても華やかで、光も広くいきわたります。
吹き抜けの多灯照明は、ラグジュアリーなリゾートホテルのような高級感を演出したい場合におすすめです。
照明メーカーでは、抜き抜け用に複数灯がセットになった照明器具を用意しています。
サイズやデザインも豊富で、複数灯の場合はバランスも考えられていますので、セットになったものを選んでもよいでしょう。
あえて明るくせず落ち着いた雰囲気をつくる
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吹き抜けを明るく照らすだけでなく、あえて夜はぼんやりした必要最低限の照明で落ち着いた雰囲気をつくるという方法もあります。
写真の玄関は、家の顔になる作品を幻想的に照らしています。
また、安全のために必要な足元の明るさはしっかりありながら、吹き抜けの天井は暗く演出されていています。玄関の扉をあけた瞬間から、ホッとリラックスできそうなな玄関をライティングでつくっています。
まとめ
いかがでしたか?
照明がステキなおしゃれな玄関ばかりでしたね。
さまざまな玄関照明のイメージを、写真でつかんでいただけたのではないでしょうか。
暗くなってから帰ることも多い住宅の玄関ですから、ステキなライティングで毎日の生活を豊かなものにできるといいですね。
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