2019/10/21
【チェックのラグでおしゃれ上級者インテリア】ギンガムチェックもタータンチェックも簡単に取り入れる方法を解説します
チェックのラグと聞くと、「可愛い子供部屋みたいになりそう…」「取り入れるの難しそう…」など、感じたことはありませんか?チェック柄は、ギンガムチェック・タータンチェック・ブロックチェック等様々なデザインが存在し、それぞれの特性を意識することもチェックのラグをおしゃれにインテリアに馴染ませ、一味違ったお部屋にするポイントです。
今回は、そんな疑問を解消すべく、チェックのラグをおしゃれに取り入れるポイントを交えつつ、厳選したスタイル別チェックのラグコーディネートをふんだんにご紹介します。
目次
チェックのラグをおしゃれに取り入れるポイント
チェック柄を使い分ける
インテリアに使われるチェック柄は、時代を越えて愛され続ける古典的なデザインの1つです。どんなデザインであっても格子模様になったものをチェック柄と呼びます。一般的に有名なギンガムチェック、タータンチェック、ブロックチェックはもちろん、アーガイルもチェック柄に入ります。チェック柄を使い分けるポイントを紹介していきます。
ギンガムチェックのラグを使う場合
ギンガムチェックは、主に地色が白などの薄い色に、格子色は一色で構成され、縦横とも同じ太さの縞模様でできたシンプルな定番デザインです。地色が薄い色なので抜け感が生まれ、取り入れやすいです。一方でシンプルなデザインが可愛いらしい雰囲気が出てしまうことも。
例えば、モノトーン基調にした部屋は、冷たい印象になりがちですが、ギンガムチェックのラグを取り入れると甘さが加わり、温かみがある雰囲気を加えることができます。アクセントとして使うと取り入れやすいです。
タータンチェックのラグを使う場合
タータンチェックは、多色の糸で綾織りにした格子柄の織物で、スコットランド、イギリスを代表するデザインです。。明るめと暗めのカラーを組み合わせることによって華やかにもなります。視覚的にヨーロッパのクラシックさを演出するのは得意です。
例えば、ナチュラルな北欧スタイルやブルックリンスタイルのお部屋に、グレーのタータンチェックのラグを取り入れています。グレーの色味とクラシックな雰囲気のタータンチェック柄が合わさることで落ち着き感を漂わせます。ラグ一枚でより上質な印象を与えてくれます。
ブロックチェックのラグを使う場合
ブロックチェックは、四角いタイルのような形を白×黒など濃淡2色の入れ替えで配列したデザインです。日本では「市松模様」と呼ばれることも。濃淡2色の組み合わせ次第で、温かみと落ち着きを演出することも、大人モダンなクールなインテリアを演出することもできます。
例えば、こちらのお部屋は、白×ブルーのブロックチェックラグを取り入れていますが、ブルーがくすんでいるのとレザーソファのヴィンテージ 感が優しい印象を演出。白×ブルーの涼し気な色の組み合わせなのに、どこかレトロで温もりを感じます。シンプルかつ個性的なブロックチェックは、色の組み合わせによってガラリと印象が変わってくるのが魅力です。
アーガイル柄のラグを使う場合
アーガイル柄は一般的には、「ダイヤ柄」と呼ばれるひし形の連続したチェック模様です。イギリスの代表的なニット柄として知られています。見た目の連想から、そろばん柄とも。トラッドの定番デザインです。その一方で、素材や色の組み合わせ次第で、ボヘミアンな雰囲気を漂わせることも。
例えば、こちらのお部屋のアーガイル柄は、白地をベースにしつつ、ダイヤ柄はビビットピンク×イエローの組み合わせです。素朴のテクスチャや人目を引くダイヤ柄でモダンなボヘミアンスタイルに仕上がっています。オレンジや赤といった暖色系の色ならアジアンスタイルにもコーディネートしやすいです。暖色系をカラフルに取り入れたい方におすすめです。
他のアイテムに合わせた配色にする
お部屋のカラーコーディネートは、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3つ分けられます。ベース:アソート:アクセント=7:2:1に配色することで、まとまりのあるおしゃれなお部屋に仕上げることができます。
チェックのラグをお部屋に取り入れる場合は、アソートカラーかアクセントカラーのどちらかに合わせた配色することがおすすめです。例えば、グレーのソファが目を惹く空間にアソートカラーとしてチェックのラグを置く場合は、グレー×ブルーといった配色のチェック柄にすることでグレーのソファがより綺麗に映え、まとまりのあるおしゃれな空間になります。
彩度が低い色が合わせやすい
彩度とは、色の鮮やかさの度合いのことです。「彩度が高い色」はビビットで鮮やかな色味で、「彩度が低い色」は落ち着いた色味、無彩色です。
チェックのラグをお部屋に取り入れる場合におすすめなのは、彩度が低い色のチェック柄です。チェック柄は、2色以上を組み合わせる規則的な色使いが特徴的なデザインです。なので彩度が高い色にしてしまうと、子どもっぽい空間になってしまうことがあります。
ただし、チェックのラグを合わせるお部屋のアイテムとのカラーバランスも重要です。お部屋で使っているカラーとラグの彩度を揃えることがインテリアコーディネートとして大切なポイントです。
人気のスタイル別チェックラグのコーディネートサンプル18選
チェックのラグは、カジュアルな印象を与えがちです。自分の思い描くスタイルに取り入れられるのでしょうか。それでは、人気のスタイル別にチェックラグのコーディネートサンプルを見ていきましょう。
モダンスタイルのチェックラグコーディネート 6選
モダンな雰囲気を残しつつ、温かみをプラス
ベースカラーを寒色系の色にした空間に、アイボリー×グレーのギンガムチェックのラグを組み合わせています。チェック柄にするだけで温かみのある雰囲気をプラスに。アイボリー×グレーのカラーリングなので、モダンな雰囲気も程よく残すことができます。
殺風景な空間に、アクセントラグとして
インテリアが少し殺風景だと感じる場合は、こちらのお部屋のように、モノトーンのギンガムチェックのラグをアクセントとして取り入れるのも良いですね。他のアイテムと調和しつつ、洗練された印象に仕上げてくれます。
さらにモノトーンは、全体的に狭い部屋には不向きな色合いですが、ギンガムチェックの柄にすると、圧迫感が抑えられ広々とした印象もプラスで演出できます。
ブラウン系のチェックラグでトラディショナルに仕上げる
黒のレザーソファに、タータンチェック柄のラグを敷いてトラディショナルに。ブラウン系のラグは、落ち着きがあって居心地の良さそうな雰囲気にしてくれます。さらに黒のレザーソファのスタイリッシュさを損なうことなく引き立たせるタータンチェックが織りなす色合いや渋さが全体のバランスを整えています。
無機質な面をカバーする
黒×ベージュでまとめられた重厚感あふれる格好良い空間に、タータンチェックのラグを組み合わせています。ラグの色合いをベージュ系にすることで、黒のレザーソファが放つ無機質な面をカバーしてくれます。観葉植物もナチュラル感を加えるアイテムとして効果的に働き、クールかつ上質なモダンな雰囲気に仕上がっています。
寒色でまとめた空間に合わせたチェックラグ
寒色でコーディネートされたダイニングに、色のトーンを揃えたブルー系ブロックチェックのラグを組み合わせています。黒っぽい色でまとめられたモダンスタイルは、ゆったりとくつろげる反面、寒さを感じやすいと言います。こちらのお部屋は、肌触りの良さそうなブロックチェックのラグを組み合わせることで温かみが生まれています。
玄関を彩るアイテムとして取り入れる
玄関をおしゃれに彩るアイテムとして、ブロックチェックのラグを取り入れてています。玄関マットのような小さめのサイズではなく、リビングなどに置くような大きさのが一段と華やかさを演出。ブラウンの床色に、モノトーンのチェックのラグを組み合わせると、黒の分量が抑えられるので、全体に明るさが広がる玄関に仕上がっています。
北欧・ナチュラルスタイルのチェックラグコーディネート 6選
温かみを出しつつ垢抜けた空間に
ブラウンのレザーソファにモノトーンのギンガムチェックのラグを組み合わせています。レザーソファは、格好良い反面、素材感が冷たい印象を与えてしまいがちです。このお部屋のように、温かみがある個性的なチェックのラグと組み合わせると、おしゃれで垢抜けた雰囲気を醸し出してくれます。
単色ラグの上にチェックのラグを敷く
ベージュのループラグの上に、モノトーンのギンガムチェックラグを敷いています。チェックラグの影響を受けてか、海外のお部屋のような雰囲気に仕上がっています。こちらのお部屋のように、単色ラグの上に柄ラグを敷くと、単色ばかりで面白味の無いインテリアにアクセントをプラスする役割も果たしています。
定番の北欧スタイルにタータンチェックのラグ
ナチュラルな風合いの床に、グレーソファは北欧スタイルの定番です。無難になりがちなコーディネートですが、こちらのお部屋のようにベージュのタータンチェックのラグを組み合わせると、抜け感を作ってくれて空間をスッキリと見せてくれます。ワンランク上のヨーロピアンなインテリアに仕上がっています。
アクセントとして空間を引き締める
白をベースにした空間にブルー系のタータンチェックのラグを取り入れています。ブルーの色がアクセントカラーとして爽やかな印象を与えつつ、チェックの柄がより北欧らしい雰囲気を出してくれます。白をベースにしたお部屋がぼやっとしないようにチェックのラグが引き締めてくれています。
くすみブルーの壁面に合わせた、チェックラグ
くすみブルーの壁面に合わせた、ブルー×白のブロックチェックのラグを取り入れています。黒・ブルー・グリーンと寒色でまとめているので冷たい印象になっていますが、チェックのラグを組み合わせることで、お部屋に柔らかさをプラスで演出しています。くすんだニュアンスカラーは、明るめの木目との相性が良いので、北欧スタイルに馴染みやすいです。
ヴィンテージのような風合いのブロックチェックラグ
ナチュラルな風合いのダイニングキッチンに、彩度の低いモノトーンのブロックチェックのラグを組み合わせています。ヴィンテージのような風合いのラグは、ダイニングキッチンに渋さをプラスしてくれます。同じチェック柄でも色や風合いで与える印象が全然違います。
西海岸・インダストリアルスタイルのチェックコーディネート 3選
黒をベースにしたチェックラグで魅せる
ソファやチェアはブラックかダークブラウンで、周りのアイテムをアイアンでまとめたインダストリアルな空間に、黒のチェックラグを取り入れています。チェックのラグは黒をはじめ無彩色のトーンになっているので、全体がぐっと落ち着いた雰囲気になります。黒をベースにしたチェックのラグはインダストリアルスタイルとも相性抜群です。
シャビーなチェックラグで味わい深い空間に
「金属」「コンクリート」など無機質な素材をベースにした空間に、チェックのラグを組み合わせています。お部屋のアイテムに合わせ、シャビー(使い込まれた)なチェックのラグにすることで、無骨でありながらどこか味わい深い空間に仕上がっています。
ブルーのチェックラグが目を引く
無機質で圧迫感を感じるインダストリアルな空間に、ブルーのチェックラグを組み合わせ抜け感を演出しています。インダストリアルスタイルは、全体的にお部屋のトーンが抑えめになりがちです。そこにブルーのチェックラグを敷くと、パッと目を引くアイテムとして役割を果たしてくれます。
アジアンスタイルのチェックラグコーディネート 3選
多色織りのタータンチェックで大人アジアンモダンに
ダークブラウンなどの深い色をベースに、馴染みやすいグリーンやイエローをアクセントカラーにしたアジアンスタイルの空間。そこに多色織りのタータンチェックのラグを組み合わせています。ラグ織りの色合いをベースやアクセントカラーと合わせることで、アジアンスタイル独特の自然の温かみを残しつつ、スッキリと洗練された雰囲気に仕上がっています。
アーガイルチェックラグで鮮やかな色合いを足す
オリエンタルアジアンを演出するなら、こちらのお部屋のように色鮮やかなアーガイルチェックのラグを取り入れるのがおすすめです。アジアンスタイルのベースとなるブラウン・ホワイトの空間に、チェックのラグでレッド、オレンジ、ターコイズブルーといった色合いを差し色としてプラスすることで、エスニックな雰囲気を出すことができます。
チェックのモロッカンラグで異国情緒を演出
チェックのモロッカンラグでエレガントで異国情緒を演出しています。ソファやプフもラグと同じ暖色系でまとめています。柔らかい温かい印象のアジアンスタイルに仕上がっています。こちらのお部屋のように、暖色系でまとめた場合は、観葉植物を組み合わせることで色彩を加え、アジアンスタイルを仕上げていきます。
まとめ
カジュアルな印象のあるチェック柄も、柄や色の選び方次第で、モダンなものからアジアンなものまで、自分の好きなイメージのお部屋に仕上げることができます。さらに、チェックラグはお部屋のポイントになり、上手く取り入れると垢抜けたおしゃれ上級者のインテリアにすることができますよ。
この記事を参考にたくさんのテイストを見て、自分好みのインテリアを作り上げてください。
▼色別のラグ特集(定番カラー)
▼色別のラグ特集(ぜひチャレンジしたいカラー)
▼柄別のラグ特集
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▼敷く場所別のラグ特集
▼インテリアテイスト別のラグ特集