2019/11/27
一枚板のダイニングテーブルを買うならどこ?プロが選び方や手入れ方法、おすすめのショップを紹介
これからダイニングテーブルを購入予定の方の中には、一枚板のダイニングテーブルが気になっている方も多いのではないでしょうか?家族が毎日使う家具として納得のいくものを妥協せずに選びたいところです。
しかしたくさんある一枚板のダイニングテーブルをどうやって選んだらいいのか?長く使うにあたってメンテナンスはどうすればいいのか?など疑問も多いことでしょう。一枚板のダイニングテーブルを選ぶ際は、色調と脚選びに着目して選ぶことがおすすめです。インテリアスタイルに合う、あなただけの一枚板ダイニングテーブルを見つけることができます。
今回は、一枚板ダイニングテーブルの選び方や手入れ方法を交えつつ、厳選した上質な一枚板のダイニングテーブルを購入できるショップをご紹介します。
目次
長く使えるものを選びたい!一枚板のダイニングテーブル選びのコツ
木材ごとの色調や木目に注目する
一枚板のダイニングテーブルを選ぶ時に大切なのは、やはり表面から見える木材の色合いや木目です。木目の出方は1枚ごとに異なり、木の種類だけでなく、カットする方向や場所によっても変わります。同じ模様が存在しないというのが、一枚板という自然素材を使う醍醐味でもあり魅力です。
また、木材や仕上げ材の塗装によって色調も変化します。ご自身のお部屋に合う一枚板の色調や木目を吟味することが重要です。一部ですが、代表的な樹種を紹介します。
穏やかな色調で、木目がハッキリしている:欅
欅は、木目の美しさが特徴的な高級木材です。天然木らしい力強い存在感があるので、和スタイルの印象が強いです。一方で、木目のハッキリした風合いは、北欧やナチュラルスタイルにも馴染みやすく、シンプルなダイニングテーブルとして置きたい方におすすめです。
木目の美しさが際立つ:栃
栃は、特に高級な逸品と言われています。一枚板にした時の木目の美しさが抜群です。それ故に、上品かつ優しい印象を与えてくれます。なだらかな木目は自然の風合いを感じさせてくれます。モダンな丸みを帯びたダイニングチェアと組み合わせるとシックで洗練した印象に。
どんなスタイルにも馴染む:ウォールナット
世界三大銘木のひとつでもあるウォールナットは、一枚板のダイニングテーブルでも高い人気を誇ります。ブラウンにブラックのマーブル模様のような木目が贅沢な雰囲気に。深い色合いは、使っていくうちに色が薄く褪せてくるので、ウォールナットならではの経年変化を楽しむことができます。どんなインテリアスタイルにも相性が良いのが特徴です。
天板選びと同様に重要なのは脚選び
一枚板のダイニングテーブル選びは、メインの天板選びと同じくらい重要なのが脚選びです。この脚選びが、一枚板のダイニングテーブルをより洗練された家具とする為に、大切なポイントとなります。
脚選びは天板選びの後、ダイニングチェアとのコーディネートにも関わってきます。脚を変えるだけで、全く違う印象のダイニングテーブルになります。
木脚
一枚板の天板と同じ素材の木脚は、どっしりとした木材ならではの重厚感があります。無垢材のナチュラルな木の質感と素材感は、飽きの来ない洗練された高級感を醸し出します。
スチール脚
一枚板の天板とスチール脚の組み合わせで、スタイリッシュでどこか温かみを感じる印象に。スチールの脚が空間全体を引き締め、互いの素材を引き立ててくれます。すっきりとしたフォルムはどのダイニングチェアを合わせても調和が取れます。
ステンレス脚
一枚板の天板で柔らかさを出しつつ、ステンレス脚にすることで無骨さや渋さを足すことができます。ウォールナットなど濃い色の一枚板の天板と組み合わせると、メタリックな質感が引き立ちます。
空間とのバランスを考える
一枚板のダイニングテーブルだけ見るととても良くても、一方で一枚板ダイニングテーブルの色調や形とお部屋のバランスが取れてないと台無しになります。確かに一枚板のダイニングテーブルは、主役になってしまいますからダイニングテーブルを中心に考えるのもいいかと思われますが、周りの家具とのバランスや床色とのバランスも考慮するようにしてください。
例えばこちらのお部屋のように、白い床色に暖色のダイニングチェアと優しい色合いでまとめた空間に、濃い色調で木目が強い一枚板のダイニングテーブルを合わせるとダイニングテーブルが浮いてしまいます。なので桜や杉といった優しい風合いで、丸みを帯びた形にすると、統一感のある空間になります。
手入れが大変?一枚板のダイニングテーブルの手入れ方法
反り・割れ
天然木のダイニングテーブルはその周りの湿度やその他の環境によってごくわずかですが、伸び縮みしています。冬場は暖房器具等の利用でお部屋が乾燥しすぎると反りや割れの原因となる場合があります。特に温風や冷風が直接天板に当たらないようにして下さい。また加湿器で湿度を保つと効果的です。
シミ・汚れ・傷
一枚板のダイニングテーブルは、オイルでより自然な状態で仕上げているものが多いです。その為、熱いコップや冷たいコップ等水滴の付いたものを長時間放置されますとシミになることがあります。食事時は、コースター、ランチョンマットを使うことで予防することができます。
食事後のお手入れは、水を固く絞った布で拭いてください。拭いたあとに水分が一枚板の上に残っていないようにしてください。
オイル塗装
オイルで塗装仕上げしてある一枚板のダイニングテーブルは、使ううちにオイル分が抜けてきてしまうため、定期的なお手入れをする必要があります。なんとなく表面がカサついてきたなと感じたら、オリーブオイルなどの植物性オイルを布に含ませて全体を拭いてみてください。メンテナンスの目安は年2回です。
一枚板のダイニングテーブルを買うならここが安心。インテリアのプロがおすすめする5つのショップ
ATELIER MOKUB(アトリエモクバ)
ATELIER MOKUBは、一枚板専門のブランド。200種類を超える豊富な樹種を世界中から厳選し、一枚板を使ったダイニングテーブルを中心に唯一無二の家具を届けています。世界中の産地から丸太の状態で木を仕入れ、自社工場で加工。全国12か所に専門ギャラリーを展開し、顧客自らに一枚板と出会い選んでもらいながら、それぞれに合わせたオンリーワンなダイニングテーブルを製造します。
「一枚板の家具と言えば和家具」というクラシックなイメージからも脱却し、モダンなテイストに仕上げた実績も多数。自分たちだけのダイニングテーブルを探している方におすすめです。
WONDERWOOD
東京・世田谷区に拠点を置く一枚板テーブルブランド。国産の無垢材のみを使用し、一枚板のテーブルを製作。日本に2人しかいない木挽職人が、独自のルートで集めた豊富な木の中から依頼主のニーズやリクエスト、WONDERWOODのこだわりなどを総合的に判断し木材の選定を行っています。
ダイニングテーブルの素材には天然乾燥した国産材のみを使用し、時には敢えて割れや穴がある木を選択する事もあります。要望に応じて職人の手仕事がそのまま残る手斧やうずくり仕上げを施すこと、木が呼吸できるようにウレタン塗料は一切使用せず、天然のオイルで仕上げる事も木の生命の温度を直接感じる為のこだわりです。
WONDERWOODは、一枚板ダイニングテーブルは、「大自然の生命力をそのまま感じることができる」という一点を追求しています。
DK3
DK3は、2009年に設立されたデンマークのハイエンドインテリアブランド。デンマークブランドには珍しい、木の節を生かしたナチュラルでワイルドな素材感が特徴の一枚板のダイニングテーブルを数多く揃えています。家具デザイナーや建築家がデザインするテーブルは、脚部まで建築的なアプローチをし強烈な個性を主張しています。木目は一点一点大きく異なる一点物です。
木材の美しさを十分に活かす有機的なデザイン、そして金属との見事な組み合わせで、近年注目を集めているデンマーク発のブランドです。
THE LIVE EDGE
THE LIVE EDGEは、ウォールナット無垢材の家具ブランドMASTERWALが手掛ける一枚板を扱うオーダーメイド家具のブランドです。親しみを込めて一枚一枚名前が付けられた、個性的な一枚との出会いをTHE LIVE EDGEは提案します。
木が成長する過程でつくりあげた自然な造形を活かし、 ライブエッジのストックの中から一枚板を選び、ダイニングテーブルにオーダー対応します。MASTERWALが素材にこだわり、 ウォールナットへの追求をさらに昇華させたコレクションです。
M’s(エムズ)
M’sは、無垢一枚板のブランドです。M’sを運営する村上木材株式会社は、1894年に創業した木材の輸入販売、建材の加工販売を手がける木材専門商社。世界の銘木産地のアメリカやカナダ、北欧、ロシアなどから木材のプロフェッショナルが、長年の経験を生かし、価値ある無垢一枚板を厳選輸入しています。その為、希少な樹種、人気の樹種の一枚板を数多く取り揃えています。
厳選された木材は、M’sの職人たちの手によって、一枚板の持つ風合いを生かしながら個性をより魅力的に引き出します。時が経つほどに増す味わいと趣き、無垢一枚板でつくる世界で唯一のダイニングテーブルが、贅沢な空間に仕上げてくれます。
まとめ
一枚板のダイニングテーブルは、突板のものよりも高価ではありますが、色調や木目が織りなす天板の風合いは、長い間飽きずに使い続けることができます。長い目で見るととても価値のある家具ではないでしょうか。
ぜひ一枚板を使用したお気に入りのダイニングテーブルを見つけて、家族で楽しい食卓を囲んでください。
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