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      2019/11/27

【レトロダイニングにおすすめのテーブル】スタイル別の取り入れ方を徹底解説!厳選おしゃれ商品もご紹介

河野ゆみこ
著者:河野ゆみこ (二級建築士/インテリアコーディネーター)

nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。 住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じさせる住空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗など約1200件の設計やインテリアコーディネートに携わるほか、セミナー講師、コラム執筆も行っている。

近年、レトロスタイルのインテリアの人気が広がってきています。どこか懐かしいけれど古くさくない、時間の経過でのみ生まれる素材や色の変化を楽しめるとあって、何となく安心感を覚え癒されるという人が増えているのです。

レトロスタイルのインテリアのよさをたっぷり味わえるのはやはり大型家具。特に質感や形、色合いなどのバリエーションが豊富なダイニングテーブルは、空間のインテリアの印象を決める中心的存在です。

そこでこの記事では、より深くレトロスタイルのインテリアを楽しめるよう、スタイル別のダイニングテーブルの取り入れ方とおしゃれな事例を紹介します。

目次

人気レトロスタイル別に見る、ダイニングテーブルのおしゃれな取り入れ方

レトロスタイルとには、多用する素材や色によっていくつかのスタイルに分かれます。それぞれのスタイル別に、ダイニングテーブルのおしゃれな取り入れ方を見ていきましょう。

昭和レトロ:丈夫でも重くなりすぎない、木製の円形テーブルがおすすめ

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昭和の時代は、和室に置いた木製のちゃぶ台を使って食事をするのが一般的でした。多くは円形でどの位置でも座ることができ、濃いブラウン色の落ち着いた印象があるのが特徴です。

現代はダイニングスペースが洋室であるケースがほとんどですから、高さこそ床から70㎝前後とちゃぶ台とは異なりますが、形状が円形のデザインの木製ダイニングテーブルを選ぶと昭和レトロの雰囲気が出せます。

ダイニングテーブルに合わせるチェアもテーブルと同じ木製で、肘置きがなく背もたれのあるデザインを合わせるのがおすすめです。

大正ロマン:6~8人掛けできる大きめサイズの長方形テーブルがおすすめ

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大正時代に流行したデザインの総称として使われる「大正ロマン」は、優雅でクラシカルな雰囲気を指します。洋風のライフスタイルへと急激に変わっていく時代で、ヨーロッパのモダンなインテリアへの憧れが家具のデザインにも投影されています。

幅150~180㎝の大きめサイズの長方形をした木製のダイニングテーブルを選ぶと、大正ロマンのイメージに近いです。この時代の華やかな雰囲気を反映して、ツヤがある素材を選ぶとより一層イメージに近くなります。

テーブルに合わせるチェアは、背もたれの上端が丸くカーブしたり台形にカットしてあるデザインで、座面がビロード張りになったタイプが合います。背もたれがないベンチタイプも相性がいいです。

アメリカンヴィンテージ:木と鉄という異素材を組み合わせたテーブルがおすすめ

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アメリカンヴィンテージの特徴は、木と鉄という異素材を組み合わせた家具が多いという点です。直線的なデザインで装飾が少なく、武骨で男っぽいイメージです。

美しく加工するのではなく、素材そのままのよさを生かすのがアメリカンヴィンテージの魅力ですから、木の曲がりや節などを残したダイニングテーブルを選びましょう。長方形や正方形の天板で、脚部が鉄製のタイプがおすすめです。

合わせるチェアも木と鉄を使ったタイプがしっくりきます。レザー張りのベンチタイプを合わせるとよりおしゃれです。

北欧ヴィンテージ:ソフトな色合いの無垢天板テーブルがおすすめ

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アメリカンヴィンテージと比べると全体の色合いがややソフトなスタイルが北欧ヴィンテージです。一般的な北欧スタイルのようにパステル系の色は使わず、黒や濃いグレー、深い赤などをアクセントカラーで使います。

北欧ヴィンテージのダイニングテーブルは、天板が木製で、脚部は天板と同じ素材の木製か鉄製という組み合わせが多いです。長方形かコーナー部分だけ丸みをつけた長方形を選ぶとフィットします。

テーブルと同じ木製か、座面がレザー張りでアクセントカラーを使ったチェアを組み合わせると素敵なコーディネートになります。北欧モダンスタイルで多用するファブリック張りのチェアはあまり使いません。

フレンチアンティーク:猫脚デザインの脚部を持つ長方形テーブルがおすすめ

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ホワイトやライトブラウンをベースカラーとし、シャンデリアや額縁を施したキャビネットなどを組み合わせるのがフレンチアンティークの特徴です。装飾性の高い家具が好まれ、金属の素材は使わず木やガラス、レース調のファブリックを多用します。

四角い天板に猫脚デザインの脚部で、ホワイトやライトブラウンのアンティーク塗装をしているダイニングテーブルが一般的です。シャービックと呼ばれる、長年使い込んでかすれたような質感だとイメージに近づけられます。

背もたれが高く、木製のフレームにファブリック張りの座面というチェアを組み合わせるとフレンチアンティークのスタイルに近づきます。チェアの脚も猫脚デザインでそろえるとまとまりが出て素敵なインテリアになります。

【どこか懐かしいレトロダイニングに】おすすめおしゃれテーブル8選の魅力を余すことなく紹介

素材の良さを生かし、長年使い込んだような深みのある質感がレトロスタイルのダイニングテーブルの大きな魅力です。

ここでは、ダイニングスペースをレトロスタイルのインテリアで品よく仕上げるためには欠かせない、おしゃれなダイニングテーブルを8点紹介します。これからレトロテイストのダイニングテーブルを探す際のヒントにしてみてくださいね。

渋みと重厚感が昭和レトロにぴったり:無垢クリ材円形ダイニングテーブル

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美しい円形の天板と十字型のがっしりした脚部がレトロな雰囲気たっぷりのダイニングテーブルです。渋みと重厚感のあるクリを使ったその姿は、どっしりとした昭和レトロなインテリアにぴったり。

ゆったりとしたスペースの中央に置くと存在感があり、落ち着いたイメージを作り出せるのが魅力ですね。

価格:154,000円(税込)
サイズ:幅105×奥行105×高さ65(㎝)

厚みのある天板はまさに大正ロマンテイスト:アンティーク調デザイナーズダイニングテーブル

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アメリカのデザイナーズブランド・アレクサンダー・ジュリアンのシリーズ家具として人気が高いダイニングテーブル。美しい象嵌が描かれた天板は厚みがあり、重厚感のあるフォルムはまさにダイニングスペースの主役です。

脚部にも凝った彫りがデザインされており、ヨーロピアンアンティークの雰囲気が強いですが、ビロード張りのチェアを合わせると大正ロマンのインテリアによくフィットします。

価格:205,800円(税込)
サイズ:幅137.5×奥行137.5×高さ77(㎝)

シンプルながら高級木材の質感が大正ロマンにフィット:天然木6~8人掛けダイニングテーブル

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家具に使う高級木材であるウォールナット・オーク・ブラックチェリーの3種類の無垢材から好みに合わせて選べるダイニングテーブル。レトロな雰囲気のシンプルな形なので、装飾性の高いチェアを合わせれば大正ロマンスタイルのダイニングが簡単に完成します。

来客がきてもゆったり座れる幅200㎝のビッグサイズですから、ホームパーティーをよくするなら余裕を持ったテーブルセッティングができるのも魅力ですね。

価格:210,223円(税込)
サイズ:幅200×奥行90×高さ72(㎝)

濃淡のある色合いがアメリカンヴィンテージにぴったり:ウォールナット無垢ヘリンボーンダイニングテーブル

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耐久性のよさと木目の美しさで家具材としてよく使われるウォールナットの無垢材を使ったダイニングテーブルです。おしゃれなヘリンボーン柄に素材を貼り合わせているので、色の濃淡が出て深みのある表情を感じますね。

天板がおしゃれな柄になっているのとは対照的に、すっきりしているブラックスチールの脚部がスタイリッシュです。

価格:184,800円(税込)~
サイズ:幅150・180×奥行80×高さ72(㎝)

レトロとモダンを兼ね備えたアメリカンヴィンテージテイストに:モルタル調セラミックダイニングテーブル

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10mm厚のガラスに3mm厚のスペインの高級セラミックを張りつけた天板が魅力のダイニングテーブル。汚れや傷に強く、抗菌作用もあるセラミックは汚れやすいダイニングテーブルにぴったりの素材ですので、いつまでも美しい状態で使い続けられます。

モルタルのようなグレー色はレトロとモダンを兼ね備えた雰囲気を作ることができます。ブラックスチールの重厚な脚部との組み合わせにより、アメリカンヴィンテージの雰囲気が広がるダイニングスペースを楽しめます。

価格:144,000円(税込)
サイズ:幅180×奥行80×高さ72(㎝)

やさしい雰囲気のフォルムが北欧ヴィンテージを演出:天然木伸長式ダイニングテーブル

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チーク材を使ったシンプルなデザインのダイニングテーブル。ややカーブを描いたやわらかい形の天板は、美しい木目と色合いで北欧ヴィンテージスタイルのインテリアによくマッチします。

来客がある日は天板を伸ばせるエクステンション式ですから、使う人数に合わせてサイズを変えればゆったりと食事を楽しめますね。

価格:128,000円(税込)
サイズ:幅124.8~219.8×奥行87.5×高さ74(㎝)

淡い色合いが北欧ヴィンテージテイストを演出:マーブルヘリンボーンダイニングテーブル

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高級木材のひとつでさるブラックウォールナットのダイニングテーブル。ヨーロッパでは古くから愛されている樹種で、淡い色合いながら深みがあります。ヘリンボーン仕上げなので広がりを感じさせ、落ち着いたレトロな雰囲気ながら洗練された印象も併せ持つ個性的なテーブルです。

木製仕上げやファブリック張りのチェアと合わせると北欧ヴィンテージスタイルにぴったりです。

価格:95,800円(税込)
サイズ:幅120×奥行80×高さ70(㎝)

美しい装飾のある脚部がフレンチアンティークにフィット:クラシックダイニングテーブル

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シャービック加工がレトロ感たっぷりなダイニングテーブルです。上質なオーク材をホワイト塗装し、おしゃれな把手の引き出しやデコラティブなデザインの脚部を組み合わせ、落ち着いたフレンチアンティークのスタイルを優雅に演出。

来客が多い方にとっては、なんどもキッチンにカトラリーを取りに行く心配がなくなるので、引き出し付きなのも嬉しいですね。ゆったりサイズですので、大勢でもくつろげるでしょう。

価格:198,000円(税込)
サイズ:幅180×奥行90×高さ80.5(㎝)

まとめ

素朴な味があり、ゆったりとした気持ちでいられる魅力を持つレトロスタイルのインテリアは、上質な素材ならではの心地よさがありますね。

食事や来客との交流など、リラックスした時間を過ごすダイニングスペースの主役となるダイニングテーブルは、自分のフィーリングにしっくりくるレトロスタイルのインテリアづくりのためにしっかりこだわって選びたいもの。

今回紹介したおすすめを参考に、これがいい!と思えるダイニングテーブルを探してみてください。

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